[Я]マキコミの技術:継続とマキコミのチカラが世界を繋ぎ広げる【書評】

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セミナーで教えてもらった本

今回紹介するのは、コグレマサトさん(@kogure)、いしたにまさきさん(@masakiishitani)による共著、『マキコミの技術』。

コグレさんは「ネタフル」というブログを、いしたにさんは「みたいもん」というブログをそれぞれ主宰されている有名な方々です。

2012年1月に当ブログ「りくまろぐ」を開設。その直後に参加したセミナーで講師を務めた方が「絶対に読むべきオススメ本」として紹介されたうちの1冊が『マキコミの技術』でした。セミナー翌日には購入してた私。

マキコミの技術

当ブログを開設する前年の2011年に別のブログを既に開設していて、地味ではありましたが活動は継続させていました。

しかし2011年と2012年で、私を取り巻く環境や私自身の意識はガラリと変わった。そのキッカケとなった理由の一つに、間違いなく『マキコミの技術』を読んだ事が挙げられます。

セミナーを機に意識のスイッチが切り替わった

South Downs Way by idleformat

South Downs Way by idleformat

2010年までの数年間はmixiのみで活動してた私ですが、2011年から当ブログではない別のブログを開設し、久々に自分の意志を「外に向けて」発信し始めました。

とはいうものの、2011年時点での私はmixiをやってた頃とそれほど意識的に変化はなかった。PVのことは全然意識せず、少数の仲が良かった人たちに読んでもらえればいいな、くらいの気持ちで記事を更新してました。

mixiの頃から仲が良かった方々に加え、ブログを通じても数名の仲良しさんが新たに出来ましたが、あくまで交流はネットの中のみ。実際に会いたいなどとは全く考えてもいなかった。

2012年から当ブログを開始しましたが、特に考え方を変えたから新たに始めた訳ではなかった。その意識が変わったのは、1月に参加したセミナー、そしてそのセミナーで薦められた本書を含む数冊の本を読んだから。

日記レベルで「自分の備忘録」という観点の文章を中心に書く意識から、「自分の書く文章が誰か一人でもいいので役立ててもらえれば嬉しいな」「同じように困ったり悩んだりしてる人の参考にしてもらえるような記事を書けないだろうか」という意識にスイッチが切り替わりました。

ブログとTwitterについて、「ストックとフロー」という関係性の話をよく聞きます。本書でもストック&フローについて解説されています。

Twitterでのツイート(呟き)はリアルタイム性に優れていて、例えば「今日誰か一緒に飲まない?」と呟くと飲み友達が見つかるというような即時性がある一方で、タイムラインはフォロワーのツイートで刻々と動いていきますから、読んで欲しい対象者がタイミングを逸した場合、そのツイート(=発信した情報)は流されていってしまいます。これがフロー型。

一方でストック型のブログ記事は、ブログを閉鎖したり記事を削除しない限りずっとそのブログ内に残り続け、記事が増えれば増えるほど情報は流されることなく蓄積(=ストック)されます。

当ブログで最もアクセスを稼いでいる「大腸ポリープのエントリー」は、記事をアップしてから約4ヶ月ほど、ほとんどアクセスはありませんでした。そういう意味では即時性ゼロでしたが、ストック型であるブログメディアの恩恵もあって徐々に検索上位となり、少しずつアクセスを増やしていった結果、現在は他の記事を圧倒するアクセス数となりました。

継続のカギ「PDCAサイクル」

Jogging by Rodolphe Breard

Jogging by Rodolphe Breard

第2章では、ネットメディアを「継続していく」ことの重要性が分かりやすく解説されています。続けていくことで情報が蓄積し、拡散され、それが自分自身の評価へとフィードバックされることが本書内で述べられています。日々コツコツと情報を発信し蓄積することで情報の信頼度も向上し、そして発信者への評判も蓄積されていく。

著者であるコグレさんといしたにさんの「継続の歴史」も本書内にて紹介されています。

コグレさんは1997年にメルマガを始め、2003年7月からブログ「ネタフル」での活動を開始。Twitterでの情報発信も2007年から開始されているのだそうです。いしたにさんも2001年にメーリングリストを開始し、2004年にブログ「みたいもん」を開始。お二人とも10年以上、情報発信を続けてらっしゃるんですね。スゴイなあ。

継続と言っても漠然と続けるのではなく、ある程度の計画性を保ちながら意識して継続させる。そのためにもブログなどで情報発信する際に「PDCAサイクル」を組み込むのが大切なんですって。

◆P(Plan:計画)
 情報収集、記事のネタ出し
◆D(Do:実行)
 記事を書く、公開する
◆C(Check:評価)
 アクセスログや評判の確認、振り返り
◆A(Act:改善)
 記事のテーマや書き方の見直し

このサイクルを日々積み重ねることで情報発信における自分なりのリズムを掴むのが大切なんだなと感じました。

巻き込むチカラ、巻き込まれるチカラ

Curls by Steve Snodgrass

Curls by Steve Snodgrass

本書では、企業が顧客を巻き込み、時には巻き込まれ、相乗効果を生みながらネットマーケティングを成功させた例として「日産自動車」と「サントリー」の関係者にインタビュー。その内容が掲載されています。

2004年に発表された新型車「ティーダ」の専用ブログを開設したことが契機となった日産の情報発信手法。2008年のイベントで話題となったウイスキーの「ハイボール」を早期からブログ展開したことで検索上位となり「ハイボールといえばサントリー」というイメージ定着に成功したサントリー。

単独の部署におけるネット戦略が他の部署を巻き込み、そして顧客やブログ読者をも巻き込み、一種のムーブメントとも言うべき流れを生む。この2社へのインタビュー記事はとても興味深く読ませて頂きました。

他にもブロガーの間で「聖地」として定着し、福岡在住の私ですら名前を知ってる東京・六本木「豚組しゃぶ庵」のソーシャルメディアを活用した取り組みについても紹介されています。

私自身もブログ活動をする上で「巻き込むチカラ」と「巻き込まれるチカラ」はとても大切だなと最近実感してます。

2012年になり決定的に私が変わった点は、まず自分自身がもっと楽しくなりたいと感じるようになったこと。そのためには「楽しそうな場」を発見し、そこに飛び込み、いろんな人と会ってリアルな交流を楽しみ、人脈や繋がりを構築していくことが大切なんだと気付けたこと。

ネット上では楽しそうな企画エントリーが時々ハッシュタグ付きでアップされてますので、参加できるものであれば積極的に参加し、自分も記事を書いてみる。それが縁でこれまで交流がなかった多くのブロガーさんに名前を知ってもらえたし、Twitterやブログで交流が始まったり、情報共有が出来るようにもなりました。

基本的に人見知りではないので、いったん交流の輪を構築する楽しさを知れば、あとは怒涛の展開。それまで会いたいという意識すらなかったmixiでのお友達や旧ブログで知り合った方々とも次々とお会いする機会に恵まれ、今ではハングアウトというビデオチャットツールで全国の方々と積極的に交流したいと思い始めてます。

今まで全然参加しなかったオフ会にも2012年から積極的に参加。楽しい場が開催されるのをただ待つのではなく「開催されないなら自分で開催しちゃえばいいじゃないの」ということで私自身がオフ会の幹事をする機会も生まれました。

1年前には全く予想してなかった展開です。これも心地よく巻き込まれ、そして私自身が他の方々を楽しい輪に巻き込んでみたいと感じるようになったから。

本書でもコグレさんが「自分でオフ会を開催してみましょう」と第3章で詳しく書かれています。企画、日時や会場の決定、告知、当日に気を配るコツ、そして幹事をすることで得られるメリットなどなど、私も大変参考にさせて頂きました。

受け身で待つだけではなく、思い立ったら動いてみる。参加するにしても開催するにしても、自分一人のチカラだけではなく、仲間を巻き込み、どんどん楽しい輪を膨らませていこう。そう考えられるよう意識が転換出来たのは本書のおかげなんです。

最後に、継続することの大切さについての説明で、私がとても感銘を受けた箇所について引用させて頂きます。

毎日おもしろい記事を書けるか不安だ、と考える人もいるかもしれません。しかし、こう考えてみましょう。あのイチローでも打率は三割そこそこです。われわれは、とりあえず一割ぐらいを目指すだけでも十分ではないでしょうか。

ただし、単に一割おもしろい記事が書ければよいということではありません。イチローも毎回打席に立って全力でバットを振り、その結果が三割です。われわれも、自分としてはおもしろいと思える記事を毎回書きましょう。しかし、その中で読者におもしろいと感じてもらえ、評判になるのは一割ぐらいだな!と思っておけば、気が楽でしょう。

※書籍版よりも安いKindleの電子書籍版もあります。

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