WordPressについて完全無知な私が最初に読んだ本【書評】WordPressスーパーカスタマイズ

スポンサーリンク

 

まずは「WordPressってナニ?」から学びたかった

2011年の春、「FC2ブログ」と「アメーバブログ」で2つのブログを開設させました。

2つのブログを開設した最大の理由は「情報発信」ではなく、実は「カスタマイズ技術の勉強と実験」でした。

2011年春の時点で既に、オリジナルブログを開設したいという目標を持っていました。前述した2つのブログを様々にカスタマイズすることで、どう修正すればデザインがどう変わるのか、それがアクセスにどう影響するのか、記事の書き方をどう工夫すればいいのか、どういう記事がGoogleなどの検索ツールでヒットしやすくなるのかなど、いろいろと実験を重ね、成功したり失敗したり、いろんな経験を得ることが出来ました。

(これを書いてる現在もまだまだ修行中の身なんですけどね)

オリジナルブログを開設すること自体は、2006年に「MovableType」というブログツールの利用により体験済みでした。

しかしここ数年、ブログ構築ツールとして常に聞くのは「WordPress」という言葉ばかり。あれほど主流だと言われていたMovableTypeと、2006年当時に聞いたことすらなかったWordPress、そのシェアが逆転しているという情報はずいぶん前から耳に入ってきていました。

WordPressって何なのか。MovableTypeと同じ感じなのか。それとも全くの別モノなのか。

WordPressの入門書としてオススメなのはどの書籍か。それを数日間ネットで調べ、複数のサイトで意見が一致していた数冊をピックアップ。

翌日、実際に書店へ行き、ピックアップした数冊を実際にパラパラとめくって中身を確認し、「よし、これなら大丈夫だな」と実際に自分の目で確認してから購入したのが、今回紹介する『WordPressスーパーカスタマイズ』です。

最新版に対応した本を買いましょう

この本を買ったのは、確か2011年の8月だったかな?

その当時、WordPressのバージョンは確か「3.1.X」くらいだったと思うんですよ。あんまり記憶にないのだけど。

(ちなみに「3.1.X」の「X」というのは、3.1.1だったり3.1.5だったり、「X」のところに何かしらの数値が入ります、という意味です。以後も同じ使い方をします)

当時、多くの書店ではバージョン3.0よりも前の「2.X対応」と書かれた本がまだ大量に売られており、バージョン3.0からWordPressが大きく変わったというのは聞いていたので、とにかく「3.X対応」を買わなきゃダメ!ってのが頭にあったのです。

なので私は「2.X対応版」ではなく、写真にある通り「3.0対応版」を買いました。

まさかその1ヶ月後に「3.2対応版」が出るなんて思わなかったんだもん(笑)

(ちなみに、2012年3月17日時点でWordPressの最新バージョンは「3.3.1」です)

Amazonでは現在も3.0対応版が販売されてますし、売れ残りの「2.X対応版」を現在も棚に置いてる書店があったりもします。

WordPressはバージョンが3.0になって様々な変更が入りましたし、その後もバージョンが上がる度に画面のイメージなどがコロコロ変わっています。

私が「3.0対応版」を買った当時、WordPressのバージョンは3.1に進んでいたので、本の説明と画面を見比べると、すでに画面イメージが若干違ってました。

現在発売されてる本の最新版が「3.2対応」で、実際のWordPressがバージョン3.3に進んでますから、やはり同じく画面と本の説明が若干違ってる可能性もあります。

いずれにせよ、このような類の「解説本」で、新しいバージョンが出版されているのに古い方を買うのはメリットがありません。素直に最新のを買いましょう。

「カスタマイズ本」でも「応用編」でもなく、これは「入門書」

実際に書店で「3.2対応版」をチラ読みしましたが、書いてる内容は「3.0対応版」とほぼ同じだなと感じました。厳密に1ページずつ細かく比較したわけじゃないので、全部が全部「変わってない」って断言してるわけじゃないですよ。

Amazonは、本によっては目次などの中身を少しだけ見せてくれるありがたい機能を提供されてます。この本も中身を少し見れたので目次を比較してみましたが、やっぱり内容はほぼ同じ。ただ「3.0対応版」にはなかった「スマートフォン向けのWebサイトを作ろう!」という章が「3.2対応版」に追加されていますね。

私がこの本を買った目的は、WordPressに関して何も知識がなかったので、

「WordPressってどんなものなのよ!」
「WordPressでブログを作るにはどうすればいいのよ!」

っていう完全に初歩的なところから、まず知りたかったのです。つまり、

「WordPressはブログ作成ツールとしてだけでなく、CMSツールとしても優れている」
「カスタム投稿タイプやタクソノミーを駆使して更に機能の幅を持たせる」
「オリジナルテーマやオリジナルテンプレートはこうして作ろう」

そういった「入門編をクリアした人が次に行くステップ」といった応用編的な知識については、この本に関しては全く求めていませんでした。まずはWordPressに入門したかったし、CMSツールとかは後で学べば良い、まずはブログを作る方法だけを知りたかった

もちろん、2011年春の時点から一貫して持っていた私自身の最終的な目標は、WordPressで自分だけのオリジナルテーマを作って、オリジナルブログを構築して、開設させること

なので、カスタマイズに関する知識も当然欲しいのですが、この本を買った時点では、さすがにイキナリ応用編まで進んだら絶対に混乱するだろうと思ったのです。カスタマイズなどの応用編は、基礎が固まって自信を少しつけた段階に進んでから、次の本を買えばいい。そう割り切っていました。

この本は「完全な初心者向け」であり、「入門編」であり、「応用的な知識にはそれほど詳しく触れられていない」内容になってます。だから、完全に超初心者でWordPressのド素人だった私は、この本にとても助けられました。

ですが、現在発売されている3.2対応版の、Amazonでの★評価がものすごく低くて、マジメに驚いちゃった。3.0対応版の時は評価良かったんですよ。3.2になってそんなに内容ヒドくなったの? どうしたの?

各レビューを読んでみて納得。評価を極端に低くしている人に共通した感想は、

「スーパーカスタマイズってタイトルなのに、カスタマイズに関する記述が全然ない

という点。

確かに、タイトルで誤解しちゃう人はいるでしょうね。「スーパーカスタマイズ」だからカスタマイズに特化した内容なのかと。

ただ、先述したようにAmazonの中身を見る機能で目次を読むだけでも、この本が「カスタマイズに特化した内容ではない」ってこと、想像できると思うんだけどなあ。

私はとにかく本を買いまくってしまうクセがあるので、本に関する評判はどうしても敏感になりますから、「本のテーマとしては自分にピッタリなはずだけど、これだけ評価が悪いと不安だな」って時は、本のタイトルをネットで検索して、実際に購入した諸先輩方の有益な書評やレビューを参考にさせてもらってから買うようにいつも心掛けています。「石橋を破壊するほど叩いてから渡る」タイプ。AmazonやiPhoneアプリのレビューはとにかく荒れる傾向があるので、少しでも多くの情報を「他の場所で」入手するのが無難です。

くり返しになりますが、この本は「カスタマイズ本」ではありません。完全な「入門本」です。なので、ある程度WordPressに関する知識を持っていて、次のステップに進みたい方には物足りない内容ですが、まずWordPressを基本から勉強してみたい人の「とっかかり」の1冊としてはウソ偽りなくオススメできる本です。

現在も我々と共に成長を続けるWordPress

「WordPressはどうしてそんなにシェアを伸ばしたのか」
「MovableTypeとの違いは何だろう」

本を買う前に上記のような疑問を私は持っていたのですが、本書の最初にその答えがイキナリ書かれています。3.0対応版では3ページ目に書かれていて、たぶん最新の3.2対応版にも同様のことが書かれていると思うのですが、引用しますね。

WordPressは、ブログツールというジャンルにおいて、Movable Typeをはじめとした強力なライバルとのシェア争いを繰り広げながら、ブログ時代の担い手として大きな役割を果たしてきました。

その中で、WordPressがブログツールとして世界No.1のシェアを獲得することになったのは(中略)、オープンソースの開発と、その結果としての無料配布の継続によります。(WordPressが、先行していたライバルのMovable Typeのシェアに追い付いたのは、Movable Typeが一部のライセンスを有料化したことがきっかけでした)

数多くのユーザーが利用することで、数多くの開発者を呼び込み、開発者たちが作り上げたテーマやプラグインがさらに多くのユーザーを呼び込む。その波がフリーミアム的な経済圏を構築していったのです。

また、こんな記述もありました。

2010年11月1日時点で、WordPressのダウンロード数は2,000万回を超えています。これは、サーバーにインストールして利用するアプリケーションとしては驚異的な数字です。今、この瞬間にもWordPressが新規にダウンロードされ続けているのです。

そして本には「21,771,461」というダウンロードカウンターのキャプチャー画像が掲載されています。

じゃあ今は幾つくらいになったんだろう。見に行ってみましょう。

http://wordpress.org/download/counter/

download counter

半減してるやないかw

どのくらい増えてるのかワクワクしながら見に行って損した気分になってますが(笑)、バージョン3.3になって以降のダウンロードは約1,100万回だということらしいです(2012年3月17日現在)。1,100万回でもスゲーことには変わらないんですけどね。

豊富なテーマやプラグインがWordPressの魅力

WordPressの魅力は、引用文でも書きましたが、とにかく豊富なテーマやプラグインの数々

「テーマ」というのはブログの外見をデザインするための道具。これを変えることによってブログの外見を簡単に変更することが出来ます。もちろん、自分のオリジナルテーマだって作れます。

「プラグイン」というのは、WordPressをより便利に簡単に利用できるためのツールと考えてください。複雑なプログラミングの知識など全く持ってない人でも、世界中の誰かが作ってくれた便利ツールのプラグインをインストールするだけで、すごい機能を簡単に自分のブログに実装させることができちゃうのです。

・記事を更新したらTwitterに自動で更新通知をツイートしてくれるプラグイン
・同じく記事更新でFacebookにも通知してくれるプラグイン
・Facebookの「いいね!」ボタンなどを簡単に設置できるプラグイン
・スマホや携帯からでもブログを読めるよう自動的に変換してくれるプラグイン
・関連する記事を自動で選び表示してくれるプラグイン

などなど、ありとあらゆる便利なプラグインが提供されています。もちろん、プログラムが少し分かる人であれば、プラグインに頼らず自分で機能を自作することも出来ます。これがオープンソースの強みですよね。

私も幾つかオリジナルを作りましたよ。いくら探してもプラグインが見つからなかった機能もあったし、有名なプラグインがどうしても正常に動かないので仕方なく勉強して作ったのもあるし、こんなの私くらいしか利用しないだろって機能もありました。まだまだ私は勉強中の身ですが、いろいろ作るとさらにWordPressが便利で楽しくなります。

今回紹介している『WordPressスーパーカスタマイズ』にも、最低限必要なプラグインや、大半の人がインストールしている有名なプラグインなどについて解説されていますし、インストール方法やインストール後の設定方法も丁寧に書かれています。

ただ、中には「プラグインBを入れたことで、以前にインストールして今まで正常に動いてたプラグインAが急に動かなくなっちゃった」ってことがWordPressでは時々あります。何でもかんでもインストールすればいいってものでもないのですが、それは今回の記事と直接関係ないので割愛。

あと、初心者にとてもありがたいのが、WordPressのインストール方法と、管理画面の全項目に関する解説。

インストール方法は、おそらくどの書籍にも説明があると思いますが、『WordPressスーパーカスタマイズ』は画像もたくさん使用していて、カラーで見やすいし、説明も初心者に分かりやすい表現で書かれてますので、私はこの本の通りに実行して、ローカルとネットの両方に設置させることができました。

管理画面の解説は、とにかく初心者には必須です。メニュー画面の各項目に関して「これはこういう機能です」「ここではこんな設定が出来ます」というのを一つ一つ解説してくれていますので、まずここを読めばWordPressの使い方に関しては大半を把握できるはずです。

ただ上で書いたように、バージョンが進むことで本の内容と実際の画面で多少の違いが生じている可能性は十分にあります。バージョンがアップしていくソフトウェアの解説本という性質上、この問題はすべての本にあてはまりますので仕方がありません。

現在、本は「3.2」時点での解説ですし、WordPress自体は「3.3」になってますので、同じ機能でも「呼び方」が異なっていたり、ボタンの場所が違っていることなども考えられますが、根本的にガラッと変わっちゃった!ってことにはなってないはずですので、冷静に読み進めば対応できるはずです。

3.0から導入されたマルチサイト機能も解説されてます

WordPressはバージョン3.0から「マルチサイト機能」に対応し、これが3.0の目玉機能だと言われていました。

当然ながら3.0より前のバージョンには存在しない機能ですので、「2.X対応」と書かれている本にはマルチサイト機能に関する解説も存在しません。そういう意味でも解説本は最新版を買うべき、ってことですね。

マルチサイト機能ってのは、図で書けば簡単に説明できるのですが、図を書くツールを私は持ってないので文章で説明しますね。分かりにくかったらゴメンナサイ。(本には図で丁寧に説明されてますのでご安心を)

3.0よりも前のバージョンでは、WordPressをインストールして、ブログを1個作ってた人が、「WordPressで別のブログをもう1個追加したい!」と思ったら、別の場所に新たにWordPressをインストールし、そこで1つ目と同じような手順を踏んで、2つめのブログを新設しないといけなかったのです。

なので、ブログやサイトをWordPressで5つ持ってる人は、WordPressを5個インストールして、5つのブログを別々に管理する必要があったのです。いかにも面倒クサそうでしょ。

何が面倒かというと、たとえばWordPress自体のバージョンや、便利なプラグインのバージョンが上がってアップデートをしないといけなくなった時、5つのサイトを運営している人は、それぞれ別々の場所で5回、アップデート作業をやらないといけなかったのです。大変ですよね。

これが3.0になって、マルチサイト機能が実装されたことにより、1つのWordPressで複数のサイトやブログを管理できるようになったのです。だから5つのブログを1つのWordPressだけで管理できるようになりました。ありがたや!

上の例で言うと、WordPressのバージョンが上がったら、本体のWordPressを1回アップデートするだけで5つのブログ全部がバージョンアップされるという、とてもラクチンな仕様になったということです。全てのブログで同じプラグインを使ってるのであれば、1回アップデートすれば5つのブログすべて最新になっちゃう。

このマルチサイト機能についても本書では多くのページを割いて解説されています。ただ、あまり深いところまで解説されておらず、さらにバージョンが進むことで画面と本の内容が違う場合がありますので、ちょっと混乱するかもしれません。

私がこの本を買って勉強を始めた時点で、「3.0」と「3.1」のマルチサイト管理画面の内容が変わってしまっていたため、本に書かれてる事とパソコンの画面が一致せず、何度も何度も失敗したり、どう進めばいいか分からなくなったりしてマジ泣きしそうになりました。

そういう時、ネットで検索すれば「解決策」の記事を書いて下さってる諸先輩方が必ずいます。心が折れそうになってもクジけずにネットで探したことで私も解決策(というか本と画面の違い)が判り、マルチサイトに対しても理解を深めることが出来ました。ありがたや!!

3.2対応版でも現在の画面と多少の差異があるかもしれませんが、基本的な機能の解説に差異はないはずですし、冷静に読めば理解は深まりますので、ネット検索も駆使しながら、WordPress中級者へのステップを着実に踏んでいけるのではないかと思ってます。

まず一回通して読んでみて、実際にブログを開設した後で再び読んでみたら、意外に新たな発見というか、最初は理解できなかったけど今なら分かるぜ!ってことがありますよ。

事実私も、今回この書評を書くにあたり読み直してみたのですが、2つほど機能をつけ忘れてることに気付いてあわてましたw 早速対応しましたけどね。読み直して良かったわ~。

使えば使うほどに味わい深くなり、その便利さが愛おしくなるWordPress。その入門編として本書を活用してみてはいかがでしょうか。

 

スポンサーリンク
この記事がお気に召したら
「いいね!」をお願いします!
「りくまろぐ」の最新情報を
Facebookにお届けします
(最終更新:2012年3月30日)コメントComments Off
CATEGORY :
TAG :