しつこいだけじゃないアラームアプリ・Dueの様々な設定方法まとめ
しつこさが売りですが、しつこくない設定もできます
自分が解除するまで何度も何度も鳴り続けやがるリマインダー&アラームアプリ、Due。
多くのブログやサイトで「しつこさが売り」と称され愛されてるアプリ。ただ、しつこいのキライ、って人もいるじゃないですか。私がそうだったんです。しつこいだけなら別にいらねえや、と最初は思ってて、長いこと購入しませんでした。
しかしDueは、しつこいだけじゃないんです。他にも便利機能がいろいろあるよと教えてもらい、そこに惹かれて買いました。
何はともあれ、まずは「しつこいのがキライな人」の設定方法。
↑リマインダーの変更したいものをタップすると、
↑アラーム設定変更メニュー、一番左にある「zzz」のアイコンをタップすると、初期値は「スヌーズ 毎分」となってますので、「スヌーズ オフ」をタップ。
↑「zzz」アイコンが青からグレーに変わり、オフになりました。これでアラームは1回しか鳴らず、しつこさは消えます。
しかし、1回だけ鳴らせばいいのなら、Dueじゃなくてもいいんですよ。iPhone標準のアラームアプリでもリマインダーでもいいし、タスク管理アプリやカレンダーアプリでもアラーム鳴らしてくれる機能は付いてますから。
だったらDueじゃなくても、ってアナタ。ゆっくりお茶でも飲みながら私の話を聞いてください。
アラームの先延ばし設定が簡単
しつこく鳴ると困る時間帯にカブることが多いものは、スヌーズをオフにして1回だけのアラームにしてる私。
しかし、もちろんですが「しつこく鳴らしてくれた方が助かる」場面もありますので、そういうものはスヌーズを毎分に設定してます。
ただ、設定時刻に鳴ったはいいけど「ちょっと待て!もう少し後でもう1回しつこく鳴ってくれんやろか!」ってことがあります。今は別のことやってて、でも後で忘れたくないのでもう一度思い出させてくれ、ってパターン。
Dueだと、そういう時の先延ばしが簡単にできます。
↑10、60、24と書かれた3つのアイコンが並んでます。左から順に
◆60分(=1時間)先延ばし
◆24時間(=1日)先延ばし
ができます。アラーム時刻を30分後にしたければ、10のアイコンを3回タップするだけ。時刻設定画面で数字を入力し直したり、ダイヤルをクルクル回して30分後に設定し直すよりも遙かにラクチン。
URLスキームを使った他アプリとの連携が素晴らしい
Due最大の魅力だと私は思ってるんですけど(=これがあったから買いました)、DueはURLスキームを設定して他アプリと連携させることができます。
要するに、あるアプリを指定時刻に起動させたいとか、毎日繰り返しで一定時刻に起動させたいという場合に、Dueに登録しておけば指定時刻に「起動しなさいよー」というアラームが鳴り、さらにはアラーム解除すると同時に別アプリが起動できちゃう。起動忘れがなくなります。
DueからURLスキームでSySightを起動すると、メモリ解放処理の途中でSySightが落ちちゃうこともあります。紹介エントリーにも書かれています。
状況としては、SySightの画面が表示された後に
②SySightの処理途中で落ち、ホーム画面になっちゃう→画面上に「SySight メモリを解放しました」という通知が表示される→通知をタップすると次のAutoEverが起動される
③SySightの処理途中で落ち、ホーム画面になったまま変化なし→通知センターを見ると「SySight メモリを解放しました」がある→タップすると次のAutoEverが起動される
上記3つのパターンのうちいずれかになります。①なら何の問題もなく全て処理できますが、②と③はタップ回数が1回増えます。それでも便利なことには変わりありません。
SySightが途中で落ちたら、通知センターを覗いてみてください。処理の続きに進むことができますので。
↑購入してから今日に至るまで、毎日必ず起動してるリマインダーの1つ。愛用してます。
Dueに設定した内容は、紹介エントリーのものをそのまま拝借。
これで一連の処理をやってくれます。
上でDueに設定したURLスキームの解説
上で紹介したDueの設定内容、
↑これを解説すると、
↑まずSySightのURLスキーム。「redirect=」の後に別アプリのURLスキームを指定することで、SySightの処理が終了すると続けて別アプリを起動し、処理をしてくれる流れになります。
↑これがAutoEverのURLスキーム。AutoEverのアプリ内で設定(=プリセット)している私独自のEvernote整理設定を処理しなさい、という命令つきのURLスキーム。これをSySightの後に指定し、連続起動させてます。
さらに、Dueに登録した内容の先頭で
↑という文字列を入れてます。これはDueのアラームを解除した際、URLスキームのみが表示されると「これ、何の処理だっけ?」と分からなくなったらいけないので、識別するための処理タイトルです。
処理タイトルとURLスキームの間には半角スペースを入れる必要があります。
↑Dueのアラームが鳴りタップで解除すると、今回鳴ったリマインダーの名前と、次に実行するURLスキームが表示されます。半角スペースより前の文字列は処理タイトル扱いなのでURLスキーム部分には表示されません。
URLスキーム部分をタップすると次のSySight処理が起動されます。一方、キャンセルをタップするとSySight以降は処理されず、そのまま終了。
ただし、Dueでのアラームは既に完了扱いですので、もし1日1回アラームを鳴らす繰り返し設定にしている場合、次にアラームが鳴るのは翌日です。キャンセルされるのはDueのアラームではなく、SySight以降の処理ですのでお間違いなく。
DueのリマインダーにURLスキームを登録する方法
★Sylfeedのバックグランド同期をDueで通知&実行する
RSSリーダーアプリ「Sylfeed」を1日1回バックグラウンド同期させて、RSS購読しているブログ記事を受信する、というリマインダーを登録してみます。
登録する内容は以下の通り。処理タイトルとURLスキームの間には半角スペースを入れてます。
↑リマインダー画面の右上にある+アイコンをタップで新規登録。一番上の欄に処理タイトルとURLスキームを入力します。
次はアラーム時刻と繰り返しの設定。
↑時間が表示されてる欄の右端にある「i」の部分をタップすると、開始する日や時刻、繰り返し間隔の設定画面に移動。「1日」と設定すれば毎日指定した時刻にアラームが鳴ります。繰り返したくないならリピートオフにすれば、1回アラームが鳴って終わり。
↑繰り返しを「1週」にすると、曜日指定もできるようになります。土日を外して月から金までの平日だけ毎週アラーム鳴らすといった柔軟な設定も可能。
↑月から金までに設定を変更すると、設定日の表示が「平日」に変わります。あたまイイ。左上の「戻る」をタップして最初の設定画面に戻ります。
↑右上の「追加」で登録完了。新しいリマインダーが新規追加されました。
↑Dueの通知にあるURLスキーム部分をタップすると、Sylfeedが起動され同期も正常に完了しました。
★Evernoteの特定ノートをDueから開く
年間目標や月間目標をEvernoteにノートとして登録している場合、その目標を日々チェックして頭に叩き込み、忘れないようにするって重要ですよね。私はできてないけど。
忘れないように、しつこく通知させるならDueの出番。
↑Dueから開きたいノートをiPhoneのEvernoteで開き、右下のアイコンをタップ→メニューの中から「共有」をタップ。
↑Evernote側で「リンクをコピー」をタップし、コピーしたURLをDueのリマインダー新規登録画面で貼り付けます。
さらに、貼り付けしたURLをちょいとばかし変更。
↑URLの赤い文字列部分を削除してから、
↑上記のように赤い文字列を追加して、EvernoteのノートURLを差し替えます。
↑左が変更前(=コピーしたリンク)、右が変更後(=URLスキーム)。青いアンダーライン部分を差し替えたらDueにリマインダーを追加登録します。
↑登録したDueのリマインダーが通知されたら、URLスキーム部分をタップするとEvernoteが起動され、指定したノートが正常に開いたのが確認できました。
★OmniFocusをDueから起動する
最後に、OmniFocusをDueから起動させてみるテスト。
OmniFocusのURLスキームは「omnifocus:」。今まで通りのルールに従えば、
となるんですけど、これでは正常に動作しません。
↑リマインダー登録したものをタップすると、通常であればOmniFocusを起動させるURLスキームが表示されるはずなんですけど、単にリマインダーを1つ消化しただけで何事もなく終了してしまいました。(繰り返し設定してる場合は消えずに残ります)
URLスキームが正しくセットされてないため認識されず、OmniFocusは起動できないままDueだけが仕事を完了した状態。
URLスキームがスラッシュで終わった状態だとDueは正しく認識しないらしいので、適当な文字列を追加しないといけないそうです。
【参考】リマインダーDueから瞬時にアプリを起動するようにする方法 | Cross Mode Life
ということで、
ってな感じに、「a」という1文字を最後尾に追加してみます。aじゃなくてbでもpでもBANでもNASAでも何でもいいです。知らんけど。
↑URLスキームの最後に文字列「a」を追加し、リマインダーを修正して再テスト。
↑今度は成功しました。OmniFocusが起動し、同期も完了。毎日1回は同期させておいた方がいいと思うので、これをDueに繰り返し設定で登録しておくと良さげです。
↑ちなみに「a」じゃなくて「NASA」でも同じく正常に動きました。冗談でも書いた手前、テストしとかないといけないので。「BAN」は怖いからテストしとらん。
【参考】Evernoteの振り返りを強制的に行う仕組みを作ってみる | Cross Mode Life
URLスキームの調べ方
↑URLスキームがたくさん掲載されてます。が、全部を網羅してるわけではありません。今回、自分のiPhoneに入れてるアプリを多数調べてみましたが、URLスキームがあるのに上記サイトに掲載されてないものが3割近くありました。
※ちなみに、アプリ全てがURLスキームを持ってるわけではなく、URLスキームのないアプリもあります。
↑MacでURLスキームを調べたい場合は、上記エントリー内にあるリンクからアプリをインストールし、実行することで情報を取得できます。
他の紹介エントリーで「結構時間かかった」と解説されてるところもありましたが、アプリの数やMacの性能でも変わるかもしれません。
私の場合、MacBook Air(13インチ Mid 2013)で、iPhoneに入れてるアプリ数は約180でしたが、全アプリのURLスキーム取得にかかった時間は約5秒でした。速すぎてビックリした。
Windowsでの調べ方は上記エントリーを以前に書きました。まだMacを持ってなかった頃、Windowsで実際に調べた方法を載せてます。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
タスク管理や日々の予定など、忘れたらマズイぞって時はiPhoneでアラーム設定して、音で気付けるように努めてます。
しかし音が1回鳴っただけでは、その時何かの作業に集中してたりすると、結局忘れてしまっちゃうこともあります。やっぱりそんな時はスヌーズ機能で何度かアラーム通知させるのが有効ですね。
いろいろ忘れっぽい人や、絶対に忘れてはならない用事を徹底的に通知して欲しい時などは、今回紹介したDueがやはり最適だと思います。他アプリとの連携もできるし、入れておいて損のないアプリ。上手に活用してド忘れ防止に努めましょう。
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