iPhoneで写真を削除しても空き容量が増えない場合の解決策とフォトライブラリの謎

iPhoneの空き容量が足りないとiOSアップデートできない

私のiPhoneは容量が16GB。iPhoneで音楽を聴かないこともあり、それほどストレージ容量を圧迫させることもなく使用してきました。

ただ、それでもアプリをたくさんインストールしたり写真をたくさん保存していると、空き容量がどんどん減っていきます。このことにより困るのが iOSアップデートの時

アップデート通知が表示されたのでアップデートを実行していると、「空き容量が足りないのでアップデートできない」と再表示されて強制的に中止されたことが過去に何度もありました。

アップデートするには、iPhoneのストレージにある何かを減らさないといけないわけです。

写真を全削除したのにストレージの空き容量が増えない

前述の通り私のiPhoneは16GBなので、iPhoneで撮影した写真を放置しておくとすぐに容量がいっぱいになってしまいます。一定以上の写真がiPhoneに溜まってきたら、Macと接続して写真をバックアップし、それからiPhone側の写真を削除するようにしています。

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▲ iPhoneから写真を全て削除した状態。「写真とビデオがありません」と表示されています。

※撮影したスクリーンショットは全て「iOS 8.0.2」時のものです。

ところが、写真を全削除したにもかかわらず

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▲ 空き容量が2GBしかありません。ちなみに少し前、インストールしているアプリを大量に削除したりして空き容量を6GBまで増やすことに成功したばかり。それ以降は新しいアプリをインストールすらしていないし、増えた要因と言えば写真を撮影したことくらい。

ちなみに上のスクリーンショットは1回「空き容量を増やす作業」をした後で撮影したもの。その作業をする前だと空き容量は1GBしかありませんでした。

使用済みのストレージを増やしてしまった要因である写真を全削除したにもかかわらず、空き容量が増えない。

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▲ 「設定」アプリの「一般」→「使用状況」→「ストレージを管理」をタップして詳細を見てみます。

※新しい iOSでは「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」→「ストレージを管理」で下に掲載しているスクショ画面と同様のものが表示されます。

iOSはバージョンアップで表記が変化していますので、ストレージ管理のところを探してみてください。

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▲ 各アプリがどれだけストレージを使用しているかが一覧表示されます。ここに表示されているストレージ使用量を減らさないと空き容量は増えないということ。

一番上、「写真とカメラ」を見ると972MB。約1GBものデータがまだiPhoneに残っているという表示になっています。

もう1回書きますよ。写真は全削除してるんです。なのに写真が約1GBもあると表示されてる。おかしいと思いませんか? 私は最初、サッパリ意味が分からなかった。

もしかして、写真じゃなくてカメラアプリが悪いのか? と意味も分からぬまま未使用のカメラアプリを幾つか削除しました。でも「写真」の972MBという表示に変化はなし。そりゃそうです。写真が残ってるという意味ですからね。アプリは関係ない。

謎の正体は「最近削除された項目」

写真を全削除したのに、どうして写真の空き容量が減らないのか。その謎のカギは「最近削除された項目」にあります。

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▲ iPhoneの「写真」アプリで「アルバム」を見ると「最近削除した項目」という欄があります。「iOS 8」から導入された新機能なのです。

考えようによってはとても便利な機能なんですよ。間違えて写真を削除してしまった時、この「最近削除した項目」に削除した写真が残ってます。

要するに「仮削除」みたいなものなんです。うっかり間違えて削除してしまった大切な写真でも完全削除されずに残っているので、「最近削除した項目」の中でその写真を見つけたら「復元」してあげれば元に戻ります。

「最近削除した項目」に入っている写真の下には日数が表示されています。この日数は毎日カウントダウンされていき、「0日」になったら自動削除されます。つまり最長で30日間は残り、30日を過ぎたら完全に削除される仕組み。

もうお分かりでしょうか。

要するに、「最近削除した項目」を特に何もせず放置している限り(良くも悪くも)削除したつもりの写真が30日間ずっとiPhoneに残り続けているということなんです。

パソコンでファイルを削除したらゴミ箱に入り、「ゴミ箱を完全に空にする」という処理をしない限りパソコンから完全には消えないし、ハードディスクの空き容量も増えませんよね。あれと同じです。

私のiPhoneの空き容量が残り1GBという切迫した状況の時、「最近削除した項目」には削除したつもりになってた写真や動画が200個以上残ってました。

iOSをアップデートしたいなどの理由で今すぐにでも空き容量を減らしたい場合はどうするか。ここの「最近削除した項目」にある写真を手動で削除してあげれば良いのです。

「最近削除した項目」から写真を手動で削除する方法

空き容量に余裕のあるiPhoneユーザーであれば「最近削除した項目」について神経質にチェックする必要はありません。放置しておいても30日後には自動で削除してくれますからね。

しかし空き容量が足りなくて支障が出てる人には緊急を要する大問題。「最近削除した項目」の写真を手動で削除してしまいましょう。

「最近削除した項目」の写真は、たとえ何百枚と大量にあっても一括指定でまとめて削除することができます。ただし、今度こそ本当に写真がiPhoneから完全削除されますからね。「うわー! あの写真必要だった〜!」と言っても手遅れですので、そこは自己責任でお願いします。

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▲ まず「最近削除した項目」の右上にある「選択」をタップ。

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▲ 画面下に全削除か全復元かの選択項目が表示されます。左下の「すべて削除」をタップ。

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▲ 本当に削除してもいいのか、念押しの確認メッセージが表示されます。覚悟を決めて「〜枚の写真を削除」をタップ。

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▲ 今度こそiPhoneから写真が完全削除されました。

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▲ 一覧の「最近削除した項目」が0件になっていれば間違いなく完全削除されています。(注:iOS 9以降では上のスクリーンショットと異なる画面表示ですが、チェックすべき事は同じです)

では再び、設定アプリの「ストレージ管理」で写真の使用容量がどのくらい減ったかをチェックしてみてください。「一般」→「使用状況」→「ストレージを管理」です(iOSのバージョンが新しい場合は「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」→「ストレージを管理」)。

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▲ 今まで「最近削除した項目」をノータッチだったり存在すら知らなかった方々は、今回の完全削除の方法で写真の使用容量が減っている(=ストレージの空き容量が増えている)はずです。

ちなみに私の場合、今回の作業が通算2回目だったので、元々972MBだった写真の容量が上のスクリーンショットでは963MBとなっており、たったの9MBしか減ってません。

一応補足しておくと、1回目の作業では写真の容量が「2.8GB」あり、写真を完全削除したことでマイナス1.9GBの「0,9GB」まで減らすことに成功しています。その1回目の時のスクリーンショットを撮り忘れました。

これでiOSのアップデートに支障がないサイズの空き容量が出来た方々は解決です。ただ、写真を今度こそ本当に完全削除したはずなのに、それでもまだ963MBが写真として残ってるのは不思議じゃないですか?

私はとても不思議だったので、更に調べてみました。

なぜ写真を完全削除したのにまだ約1GB残ったのか

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▲ 「最近削除した項目」からも全削除して、iPhoneから写真は全て消えたはず。にもかかわらず、まだ963MBのデータがiPhoneに残っています。これはなぜか。

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▲ 設定アプリの「写真とカメラ」を更にタップして詳細を見ると、「フォトライブラリ」というものが丸々963MBを占めてることが分かりました。

では、フォトライブラリをどうやれば完全削除できるのか。

調べてみたところ、WindowsやMacのiTunesに接続して、写真の同期を解除することでフォトライブラリを削除できる、という解説を発見。iPhone単独ではフォトライブラリを削除することは出来ないようです。

ただ、その解説に従ってMacのiTunesに接続して同期→同期解除など幾つかの方法を試したのですが、フォトライブラリの963MBは減りませんでした。

解説記事の方法では失敗したため次にやってみた方法としては、作業時のiOSバージョンが「8.0.2」だったので、当時最新だった「iOS 8.1」にアップデート。

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▲ iOS 8.1にアップデート後、MacのiTunesに接続したままの状態でiPhone側「設定」アプリの「写真とカメラ」を見ると、「iCloudフォトライブラリ(Beta)」という項目がオフになっていました

これをオンにしてみると、いきなりiPhoneとiTunesとの同期が開始され、iPhone側で「写真20枚」と表示されました。MacのiTunesを見てみると、こちらも「フォトライブラリの写真枚数」が20枚と表示され、枚数が一致。

MacのiTunesとiPhoneの同期が完了したら、再び「iCloudフォトライブラリ(Beta)」をオフに戻し、iPhoneで少し処理が走るので待ち、再び空き容量を確認。

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▲ それまで「2.0GB」だった使用可能欄が「4.5GB」に増えていました。成功です。

※これも補足ですが、上に書いた「iCloudフォトライブラリのオン→オフ」以外にもアプリを削除するなど空き容量を増やす作業を少しやっていたので、2.0GBから4.5GBへと空き容量が増えた理由は「iCloudフォトライブラリのオン→オフ」だけ、というわけではありません。が、「iCloudフォトライブラリのオン→オフ」でドーンと空き容量が増えたのも事実です。

では、iPhoneで写真を完全削除したにもかかわらず表示されていた謎の「963MB」はどうなったのか。設定アプリ「ストレージを管理」で再度チェックしてみます。

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▲ ストレージの詳細を確認してみると、ストレージ容量が「963MB」から「32.4MB」へ、10分の1以下に激減してくれました。ゼロにはならないんですね。

ということで、iCloudフォトライブラリをオフ→オンすることでも空き容量を増やせるという話でした。iPhoneから写真を完全削除して問題ない場合は試してみるといいかもしれません。ただ、実際にiCloudフォトライブラリを便利に活用しているユーザーは安易にオフ→オンしてしまうと大切な写真が消えちゃう可能性がありますので、試してみる前にバックアップするなど対策してくださいね。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

過去にも「iPhoneの空き容量を増やす」というエントリーを幾つか書いています。いずれも iOSのバージョンが古い頃に書いているのでスクリーンショット画像も当時の古いiOSのものになっていますが、基本的な内容は今実行しても大丈夫だと思います。



また、iPhoneから写真は削除したとしても、大切な写真はどこかに保存しておきたいのは当然ですよね。

私自身は少し前までMacの外付けハードディスクに保存すると共に、クラウドサービスの「flickr」にも保存して二重のバックアップ態勢にしていました。現在はflickrではなく、デジタルガジェットの「おもいでばこ」とMacの外付けハードディスク、この二重態勢にしています。

flickrだけでなく他にもGoogleやAmazonが写真保存用のクラウドサービスを提供しています。外付けハードディスクよりも更に大容量のスペースを利用できるので、こちらをバックアップ先として活用してる方々も多いようです。

「おもいでばこ」はiPhoneなどの携帯電話やデジカメなどで撮影した写真を全てまとめてバックアップすることができますし、iPhone、Android、Windows、Macに専用アプリがありますので簡単に写真の保存・閲覧・取り出しができます。1TBタイプと2TBタイプがあります。

自分一人だけでなく家族で共用もできるし、撮影した写真や動画をテレビの大画面で簡単に視聴できます。デジタルフォトアルバムの強みを活かして昔の映像を簡単に探すこともできますし、なにより家族や友達同士、大勢の人が一緒に直近の写真や懐かしい写真をテレビで閲覧できる。これが最大の魅力。

私は撮影した写真枚数が莫大だったので2TBタイプを購入しましたが、めちゃくちゃ容量が余りまくっています。プロの写真家でもない限り、一般家庭のユーザーさんであれば1TBタイプで十分だと思います。

「おもいでばこ」についても使用レビューや魅力などをまとめていますので、興味のある方はお読み頂ければ幸いです。iPhoneで撮影した写真を「撮ってバックアップして終わり」ではなく「みんなで楽しく見る」ためのツールとして大変有益ですよ。


最新のWi-Fi「11ac」に対応した新しい「おもいでばこ」についても記事を書いています。


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