第88回(2016年)アカデミー賞、主要6部門のノミネート情報まとめ

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今年もアカデミー賞が動き始めました

第88回アカデミー賞のノミネーションが日本時間の1月14日(木)、22時30分から発表されました。日本ではWOWOWがノミネーション発表の模様を生中継しており、私もリアルタイムで見ました。

大半が日本での劇場公開を控えている作品ばかり。今年どういう作品が上映されるかも含めて楽しみなアカデミー賞ですが、今回は主要6部門のノミネーション内容を紹介します。

作品賞ノミネート

作品賞ノミネート

◆『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(The Big Short)
◆『ブリッジ・オブ・スパイ』(Bridge of Spies)
◆『ブルックリン』(Brooklyn)
◆『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(Mad Max: Fury Road)
◆『オデッセイ』(The Martian)
◆『レヴェナント:蘇えりし者』(The Revenant)
◆『ルーム』(Room)
◆『スポットライト 世紀のスクープ』(Spotlight)

※カッコ内は原題。

作品賞のノミネート本数は、2010年に規則が変更され、それまでの「5本」から「10本」に倍増しました。翌年2011年も同じく「10本」。

ところが、無理矢理10本をノミネートする方式に異議が上がり、2012年から「5〜10本」と固定しない方式に規則が再変更されました。

2012年から2014年まで3年連続で「9本」、2015年が「8本」に減り、今年2016年も8本が作品賞にノミネートされました。

2年前、『それでも夜は明ける』でプロデューサーとして悲願のオスカーを獲得したブラッド・ピット、今年は『マネー・ショート』で再びプロデューサーとしてノミネートされています(ブラピは出演もしています)。

前評判の高かった『マッドマックス』『レヴェナント』『オデッセイ』『ブリッジ・オブ・スパイ』などが順当にノミネート。

ちなみに前哨戦のゴールデングローブ賞は、ドラマ部門で『レヴェナント』、ミュージカル・コメディ部門で『オデッセイ』が、それぞれ作品賞を受賞しています。

監督賞ノミネート

監督賞ノミネート

◆アダム・マッケイ(マネー・ショート 華麗なる大逆転)
◆ジョージ・ミラー(マッドマックス 怒りのデス・ロード)
◆アレハンドロ・G・イニャリトゥ(レヴェナント:蘇えりし者)
◆レニー・アブラハムソン(ルーム)
◆トム・マッカーシー(スポットライト 世紀のスクープ)

昨年『バードマン』で監督賞を受賞したイニャリトゥ監督が今年もノミネートされてます。『レヴェナント』は作品賞で最有力と言われてるだけに、2年連続のオスカー獲得あるかも。

ただ、監督賞も時々サプライズあります。3年前(2013年)は最有力だった『アルゴ』のベン・アフレックがノミネートすらされないという波乱があり、スピルバーグ監督が『リンカーン』で獲るのではないかという前評判でした。

しかしアン・リー監督が『ライフ・オブ・パイ』でオスカー獲得という結果。あれは個人的に驚かされました。

ちなみに前哨戦のゴールデングローブ賞は『レヴェナント』のイニャリトゥ監督が受賞しています。

主演男優賞ノミネート

主演男優賞ノミネート

◆ブライアン・クランストン(Trumbo(原題))
◆マット・デイモン(オデッセイ)
◆レオナルド・ディカプリオ(レヴェナント:蘇えりし者)
◆マイケル・ファスベンダー(スティーブ・ジョブズ)
◆エディ・レッドメイン(リリーのすべて)

最大の注目は、過去4度ノミネートされたものの1回もオスカーを獲得していないディカプリオが悲願の初受賞なるかどうか。

しかしマット・デイモンも今年は評価が高いし、昨年最大のサプライズで主演男優賞を獲得して会場を沸かせたエディ・レッドメインが2年連続でノミネートされてます。

昨年の『博士と彼女のセオリー』では難病と闘った物理学者ホーキンス博士、今年の『リリーのすべて』では「世界で初めて性別適合手術を受けた既婚男性」といういずれも難しい役を見事に演じたエディ・レッドメイン、2年連続あるかなー?

一方でディカプリオにもそろそろ獲って欲しいところではありますが、ゴールデングローブ賞でレディ・ガガとトラブル起こして批判を浴びてるのがマイナス印象になってるかな? 関係ないかな?

ちなみに前哨戦のゴールデングローブ賞は、ドラマ部門を『レヴェナント』のレオナルド・ディカプリオ、ミュージカル・コメディ部門を『オデッセイ』のマット・デイモンが、それぞれ主演男優賞を受賞しています。

主演女優賞ノミネート

主演女優賞ノミネート

◆ケイト・ブランシェット(キャロル)
◆ブリー・ラーソン(ルーム)
◆ジェニファー・ローレンス(Joy(原題))
◆シャーロット・ランプリング(さざなみ)
◆シアーシャ・ローナン(ブルックリン)

実績としては、2年前に『ブルージャスミン』で主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェットと、3年前に史上2番目の若さで主演女優賞を獲った『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンス。この二人が軸となりそう。

ただ、ブリー・ラーソンとシアーシャ・ローナンも評価高いらしいです。この二人を私は今回初めて知りました。今年この部門もサプライズあるかもしれませんよ。

ちなみに前哨戦のゴールデングローブ賞は、ドラマ部門を『ルーム』のブリー・ラーソン、ミュージカル・コメディ部門を『Joy』のジェニファー・ローレンスが、それぞれ主演女優賞を受賞しています。

助演男優賞ノミネート

助演男優賞ノミネート

◆クリスチャン・ベイル(マネー・ショート 華麗なる大逆転)
◆トム・ハーディ(レヴェナント:蘇えりし者)
◆マーク・ラファロ(スポットライト 世紀のスクープ)
◆マーク・ライランス(ブリッジ・オブ・スパイ)
◆シルヴェスター・スタローン(クリード チャンプを継ぐ男)

今年のアカデミー賞で大注目の『マッドマックス』は、製作部門で予想通り大量にノミネートされましたが、俳優部門ではトム・ハーディもシャーリーズ・セロンもノミネートされていません。シャーリーズは役のために丸坊主にまでなったのにね。

そんなトム・ハーディですが、『レヴェナント』で助演男優賞のほうにノミネートされてます。彼個人はどういう心境なんだろう。

ノミネーション発表中、会場が最も「おおー!」と湧き上がったのは、助演男優賞のノミネート発表で最後にスタローンの名前が呼ばれたときでした。

スタローンは1977年に『ロッキー』で主演男優賞にノミネートされて以来、実に39年ぶりのノミネートだそうです。今回もロッキー役ですからね。素晴らしい。

ちなみに前哨戦のゴールデングローブ賞は、『クリード』のスタローンが受賞しています。これはスタローンのオスカー獲得あるかも?

助演女優賞ノミネート

助演女優賞ノミネート

◆ジェニファー・ジェイソン・リー(ヘイトフル・エイト)
◆ルーニー・マーラ(キャロル)
◆レイチェル・マクアダムス(スポットライト 世紀のスクープ)
◆アリシア・ヴィカンダー(リリーのすべて)
◆ケイト・ウィンスレット(スティーブ・ジョブズ)

ケイト・ウィンスレットがノミネートされました。大ファンです、はい。

『タイタニック』の時が22歳、初めてオスカーを獲得した『愛を読むひと』の時が33歳、そんなケイトも今作で40歳になりました。それでも好きです、はい。

でも『キャロル』のルーニー・マーラが獲っちゃいそうな気がします。この人もいろんな作品に出て、幅広いキャラクターを演じてるから上手いんでしょうねー。

『リリーのすべて』で妻を演じたアリシア・ヴィカンダーの演技も素晴らしかったと評判なので、この三人の争いになるのかな。

ちなみに前哨戦のゴールデングローブ賞は、『スティーブ・ジョブズ』のケイト・ウィンスレットが受賞してます。

日本関連の作品は?

日本関連の作品では、長編アニメ映画賞で『思い出のマーニー』がノミネートされました。2014年の『風立ちぬ』、2015年の『かぐや姫の物語』に次いでジブリ作品が3年連続でノミネートされています。

また、今回最多ノミネートとなった『レヴェナント』は音楽を坂本龍一が担当しているのですが、ノミネートはされませんでした。

ノミネートの前、対象選考の段階で坂本龍一は選から漏れ、その理由が「複数人が音楽を担当しており、誰がどの役割かが不明」みたいな内容だったため、イニャリトゥ監督が抗議し再検討を要請したらしいのですが、今回ダメだったところを見ると受け入れられなかったようです。

ノミネート数は?

今年の各作品のノミネート総数を多い順に紹介すると、

◆12部門 … 『レヴェナント:蘇えりし者』
◆10部門 … 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
◆7部門 … 『オデッセイ』
◆6部門 … 『ブリッジ・オブ・スパイ』、『スポットライト 世紀のスクープ』、『キャロル』
◆5部門 … 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
◆4部門 … 『リリーのすべて』、『ルーム』
◆3部門 … 『ブルックリン』、『ヘイトフル・エイト』、『ボーダーライン』
◆2部門 … 『スティーブ・ジョブズ』

となりました。1部門ノミネートの作品はキリがないので除外してます。

最多は『レヴェナント』の12部門。『マッドマックス』が10部門で続いております。

ノミネートされただけでも大変な栄誉ですから、これはこれで素晴らしいんですけど、必ずしも多くノミネートされた作品が多くのオスカーを獲得するとは限りません。

むしろ最近はノミネートの多い作品がオスカーを獲れない現象が続いてます。『アバター』しかり、『ソーシャル・ネットワーク』しかり、2年前は『アメリカン・ハッスル』が最多10部門にノミネートされたけど1つもオスカーを獲れず無冠に終わったりとか。

今までの傾向でいくと『レヴェナント』と『マッドマックス』、どっちかが躍進で、どっちかがコケるんですけどね。両方とも仲良く同じくらい獲れたら平和なのだろうけど、不思議とそうならないのがアカデミー賞なので。

あの人がいない…

今回ノミネート発表を見て、常連さんの何名かが名前を呼ばれてないことに気付きました。上のノミネート一覧を見て「あ〜」と気付いた人はアカデミー賞大好きな人ですね。

毎年何らかの部門でノミネートされてたメリル・ストリープが今年はどこにもノミネートされてません。これはちょいとビックリしました。

最多ノミネート回数の記録を持つメリルさん、2015年は映画撮ってないんかな? と思って調べたら1本だけ出演してるみたいですね。公開時期が遅かったのか、それとも興行成績が悪かったのか。

あと、これまた最近常連だったエイミー・アダムスもノミネートされていません。彼女は2015年に出演作品が見当たりませんね。休んでたのかな。2016年は注目作品への出演が決定してますので、来年のアカデミー賞には出てくる気がします。

一方で、人ではなく作品ですが、昨年の年末に全世界で劇場公開され、空前の大ヒットとなってる『スター・ウォーズ』の最新作は、公開から1ヶ月ほどしか経ってないにもかかわらず、5部門にノミネートされました(いずれも俳優部門ではなく製作部門ですけどね)。

視聴率稼ぎのために入れたんじゃねえの? などと一部で批判されてる『スター・ウォーズ』のノミネート入りですが、頭の硬いアカデミー会員の皆さんがどう評価するか注目です。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

第88回アカデミー賞の授賞式は、日本時間で2月29日(月)午前9時よりWOWOWで生中継されます。

昨年、アカデミー賞授賞式がどうしても見たくてWOWOWに加入した私。あれからちょうど1年、またこの季節が来ました。映画ファンとして楽しみにしています。

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