長女と北九州横断バスツアーに挑戦してきた(3)八幡編

北九州横断バスツアー八幡編 目次

閉館時間、そして体力との闘い

TOTO本社前からバスに乗り、向かうは八幡東区の東田エリア。

この東田エリアも、ここ10年くらいの間に急激に再開発された一大エリア。北九州を代表するテーマパークである『スペースワールド』が完成した当初は、まだ何もなくガラーンとしていた東田エリアも、博物館などの施設が次々と完成し、JRの駅も新設され、イオン、コジマ、JCOM、ベスト電器、ナフコなどのメジャーな商業施設も次々とオープンし、最近では都市高速の新しいインターチェンジも出来たみたいで、かなり集客力のあるエリアへと変貌を遂げてます。

東田エリアまでの直通バスが全然ない、ということは事前に分かっていたので、本数の多い路線に乗り東田エリアに最も近い「新日鉄記念病院東口」というバス停で下車しました。ここから徒歩での移動になります。

地図で確認すると、バス停から東田エリアまではそれほど遠くないはずでした。しかし、その間を走る国道3号線の戸畑バイパスは交通量が大変多く、バイパスという性質上、信号が少ない。そして最悪なことに、横断歩道すら全く存在しない

これは予想外でした。目的地はすぐ目の前に見えているのに、道路を渡ることができない。

延々と西へ歩き、最初の横断歩道を渡ってまた東へ戻る、という選択肢しかない。かなりの遠回り。

時刻を確認すると、閉館時間まであとわずか。気持ちは焦るけど、体力の余裕もない。気力だけで歩きました。

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東田エリア最初の目的地は、北九州イノベーションギャラリー。パッと見、野菜を栽培しているような外見ですがビニールハウスではありません。結局何をするところなのか不明なまま、時間の余裕もないのでスタンプを押してすぐ次に移動。

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次、環境ミュージアム。ここもスタンプのみ。

どの施設も閉館時間が迫っていたので、早く移動させようと私が慌てさせたせいもあるのですが、次の施設への移動中、これまで訪れた施設のスタンプを押してあるパスポート用紙を長女がどこかに落としてしまいました。

10分ほど必死で探しまわり、少し離れた道路に落ちていたのを発見。しかしこのトラブルで私の気力がプチッと切れてしまいました。

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夏休み、子供たちが遊びに行く場所として完全に定着した感のある、いのちのたび博物館。我々が入館したのは16時50分頃。閉館のわずか10分前でしたが館内は大勢のお客さんでごった返していました。

http://www.kmnh.jp/
北九州市立いのちのたび博物館
福岡県北九州市八幡東区東田2丁目4−1
093-681-1011

長女がスタンプを押しに行ってる間、私は休憩スペースのイスに座ってジュースを飲んでいたのですが、目まいと頭痛を感じ始めました。さっきのトラブルで気が抜け、疲れが一気に出てきたのか。

長女が戻ってきてからもしばらく立ち上がれず。館内は閉館を知らせる音楽が鳴り響いています。外に出るしかない。

残す目的地は、あと1つのみ。長女も頑張ってるんだから、私も気力を振り絞らないと。

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博物館のすぐ隣りはスペースワールド。夕方の5時を過ぎ、少しずつ陽が落ち始めていました。

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何度も言いますが、ビニールハウスではない北九州イノベーションギャラリーの横を通り、さっき遠回りして国道3号線を渡った横断歩道に戻り、そこからバス停までしばらく徒歩で移動。

小倉北区で猛暑の中を、小倉城周辺からTOTOまで歩いた時は、長女がギブアップしそうになるほど体力的にキツかったですが、ここ東田エリアでの徒歩移動も負けず劣らず、バス停までが遠かったことや時間に追われていたこともあって本当にキツかった。

バスに乗り、終点の黒崎まで移動。八幡西区に突入です。

最後に行ったのは、JR黒崎駅に隣接する「元・商業施設」のコムシティ。ここの7階にある子どもの館。以前に何度か来て子供たちを遊ばせたことがあります。

もうすぐ夜だというのに、親子連れが沢山いました。長女はさすがに疲れ切っていて、楽しそうなアトラクションの数々に冷めた視線。遊ぶ気力すらないのも仕方ない。

私は私で、体力も気力もヘトヘトになっていて、写真を撮ることも忘れてました。長女がスタンプを押し、トイレに行ってる間、ずっと休憩スペースのテーブルに突っ伏して寝てました。

http://www.kodomo-how.com/
北九州市立 子どもの館
福岡県北九州市八幡西区黒崎3丁目15-3 COMCITY 7階
093-642-5555

これでスタンプラリーは終了。コムシティの1階が現在はバスセンターになっているので、ここからバスに乗って自宅まで帰りました。

自宅を出発したのが朝の7時。帰り着いたのが夜の7時。所要12時間、長丁場の北九州横断バスツアーでした。

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余談1:今回のツアーで長女が気に入った場所ベスト3

ツアー翌日、今回行ったところの中でどこが好きだったかを長女に聞いてみました。

まず第3位は、「リバーウォーク北九州」(小倉北区)。
理由は単純明快でした。「ラーメンがおいしかったから」

続いて第2位。「門司港レトロ・ハイマート」(門司区)。
これまた単純明快というか予想通りでした。「景色がすごくキレイだった」

で、第1位。これは現地でも言ってました。「わたせせいぞうギャラリー」(門司区)。
すごく絵が気に入ったんですって。

某保険会社の2011年カレンダーが、わたせせいぞうのイラストを使用してたんですよ(非売品です)。うちの会社にそのカレンダーが貼ってあったのですが、あまりに長女がイラストを気に入ったと言うので、保険会社に掛け合ってみたら、「もう在庫がない」と言われました。そりゃそうですよ。だってもう7月末なんだもん。

でもその後、ご厚意により1部送っていただきました。もう長女は飛び上がって喜んでました。

他にも、ブルーウィングもじが予想以上に良かったとか、かき氷をまた食べたいとか、門司港エリアが突出して高評価。門司港にまた行きたいと言ってました。

門司港レトロという企画は、明治時代の街並みを再現しようというコンセプトのせいもあって、言葉の悪い人に言わせると「回顧主義では観光客を呼べない」とか「高齢者しかターゲットにしていない」とか、最初の頃はあんまり評判が良くなかったんです。私もそういうメディアの報道を見て、確かにあんまり面白くなさそうだな、と思ってましたから。

しかし本文中でも触れた通り、現在の門司港レトロ地区はとてもキレイに整備され、見どころもたくさんあります。今回紹介したところ以外にも、源平合戦最後の舞台となった壇ノ浦もあるし、宮本武蔵と佐々木小次郎が運命の対決を果たした巌流島もあります。海をはさんだ反対側には、幕末に長州軍が外国船を砲撃した時の大砲も見ることができますし(この事件のせいで長州藩は一時、幕府から干されちゃったんですよね)、歴史が大好きな私には、もう楽しくてたまらないエリアなのです。

長州砲

山口県の下関市もすぐ目の前ですから、高速道路を使って関門橋を渡るもよし、一般道の関門トンネルで本州に渡るもよし(トンネルは有料です)、歩行者専用の関門トンネルまであったりしますので、少し足を延ばせば下関の観光も存分に楽しめます。下関と門司のいわゆる「関門エリア」は、その気になれば一日では周れないほど充実した観光スポットの集まるエリアという風に評価が高まってきています。

「高齢者向け」どころか、小学生の長女をも魅了したのですから、門司港エリアの楽しさはホンモノですよ。

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余談2:旅行の強い味方・iPhoneを更に強力にした秘密兵器

極論ですが、事前に旅行計画を立てていなくても、現地でiPhoneがあればどうにかなります。そのくらいiPhoneは旅行に最適なツール。

目的地が分からなければ、iPhoneに最初から入っているGoogle地図アプリを使えば解決します。少々精度が低いけど現在地も表示されるし、目的地をセットすれば簡易ナビにもなるので、どの交差点で曲がるかを教えてくれたりもします。

写真を撮影するアプリも充実してますし、その写真をすぐTwitterやFacebookに投稿するアプリも数多くあります。Flickrに保存しておけば、あとでブログを作成する時にとてもラクチン。
PictShare」というアプリがあれば超カンタンにFlickrへとアップロードできます。様々なブログで絶賛されていますが、確かにこれ最強です。このアプリをインストールし、Flickrの有料アカウントを取得したおかげで、写真に関する容量の心配は完全に消えました。

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カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 写真/ビデオ
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バスツアーでは使いませんでしたが、電車で移動する場合は「乗換案内」や「駅すぱあと」がとっても便利。「駅すぱあと」は福岡県内の各路線にも対応していますので、ウォーキング大会に参戦した時にはめちゃくちゃ重宝しています。時刻表はもちろん、路線の名前、乗り継ぎ回数、乗ってる時間、運賃も表示されますよ。

あと最近すごくハマってるのが、いわゆる「ライフログ」のツール。幾つかインストールしているのですが、その中でも最近人気の「foursquare」はイイですね。訪れたショップや飲食店、観光名所などを簡単にその場で「チェック」するのが単純ですが楽しい! 他の人のTIPSを読んで耳寄り情報をゲットできることもたまにあるし、Evernoteと同期させてログを残すこともできるし、iPhoneカレンダーと同期させると簡単なスケジュール履歴を自動で作れてしまいます。旅先ですぐ役立つというよりは、後で旅を振り返る時に重宝しますね。ブログを書いてる人にも便利です。

Foursquare Foursquare
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カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 旅行
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他にも旅先で使ってるアプリはたくさんあるのですが、キリがないですね。また別の機会に。

2年前、長男と北九州横断バスツアーをした時は、iPhoneとアプリが大活躍。
あまりに活躍しすぎて、旅の途中で電池がなくなっちゃった(笑)
そのせいで旅の後半、自宅と連絡が取れなくなって、ちょっと困りました。

今回はその失敗をくり返さないよう、iPhoneの使用は控えめにしようと思っていたのですが、ツアーの数日前にイオンで偶然、掘り出し物を発見しました。

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エネループでございますよ。

半額以下の特価で売られてました。見ると残りあと1個だったので「わー!買います買います!」と慌てて買っちゃった。これずっと欲しかったんです。

これがあるおかげでiPhoneの電池がなくなっても、外出先で充電できます。今回のツアーではリバーウォークで冷やしラーメンを食べている間に充電完了。電池切れの心配もまったくなくツアーを終えることが出来ました。

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余談3:辞めた職場を再び訪問する日が来るなんて

10年以上勤めていた会社を数年前に辞めたのですが、今回のツアーで久々に「自分が働いていた場所」を再訪問することになりました。

「前の会社を」再訪問したのではなくて、「働いていた場所」なんです。

システムエンジニアをしていた当時、あるプロジェクトのリーダーをしておりまして、我々が作るシステムを使うことになるお客様(個人じゃなくて企業です)のところに出向して仕事をすることになりました。

その際、建物の一角にあるスペースが空いていて誰も使ってないのだけどプロジェクトメンバーの皆さんで使いますか? というありがたいお話をいただきました。
某事業の展示場として使われていたけれど、展示場が別の場所に移転となり、他に使う用途もなくて今は放置されてます。でも電源やネットワークは完備されていて問題なく使えますよ、と。

願ってもない話なので使わせていただくことになったのですが、「一角にあるスペース」という説明だったので、フロアの奥にある狭い場所なんだろうな、と想像していました。

ところが現地に行ってビックリ。「狭い場所」どころか、フロア全部を提供してくれたのです。そのフロアがまた広い広い。広すぎる。

我々プロジェクトメンバーは総勢10名ほどでしたが、そのフロアは100人くらい余裕で入れる広さ。

あまりに広すぎてエアコンの効きが悪い以外はとても快適な環境でした。すごく静かで作業に集中できますし、広いからみんなでドッヂボールも出来る。しなかったけど。

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私の社会人生活であれほど快適な作業空間は後にも先にもないですね。結局、そのプロジェクトは1年間続き、お客様にも満足いただける成果を残して解散。プロジェクトが終了したことで、そのスペースは再び住人のいない空き家状態となり、その後どうなったかは全然知りませんでした。

今回のツアーで巡った施設の中で幾つか「これはどこにあるんだろう」と思った場所があったのですが、行ってみて大爆笑。

まさに私が1年間仕事をした、その快適空間が再利用されていたのです。

住所からなんとなく想像はしてたのですが、まさかマサカの展開でした。

我々が使う以前に展示場として使われていたと前述しましたが、その展示内容とも全然違うし、我々のプロジェクト内容とも全然関係ないし、まったく違う用途での再利用でした。あれだけ広いスペースですから、何も使わず寝かせておくのはモッタイナイですもんねー。

「この辺りにパパの机があったんよ」と教えてあげたら、長女は興味深そうに眺めていました。

She's Only That Tall

その日は若い男性社員が一人で受付に立っていました。目の前に立ってるオッサンが昔々にそのフロアーの責任者だったなんて、彼は想像もしなかっただろうな。

ちなみに、その施設は今回ブログにアップした写真の中にもちろん含まれています。どれなのかは伏せますけどね。

長文を読んでいただき、ありがとうございます。

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