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次女と北九州横断バスツアー決行! 最後に聞いた次女の予想外な言葉

2015年8月13日

あれから4年

長男が小学5年だった時、私と二人でバスを乗り継いで北九州市内の様々な施設を巡る横断ツアーをしてきた。

その数年後、今度は長女が小学5年になった夏休み、私と二人で北九州横断バスツアーを決行。炎天下の中を熱中症寸前でフラフラになりながらも、長女はなんとかゴール地点までたどり着くことができた。

長女がバスツアーを終えて帰宅し、撮影した写真を家族全員で眺めていたとき、当時小学1年生の次女に「お前も5年生になったらバスツアー行くか?」と尋ねた。

「うん、行く!」と次女は笑顔。その笑顔がとても嬉しかったのを今も覚えている。

あれから4年。いまや家族恒例行事となった父と子のバスツアー。小学5年生に成長した次女と私の二人旅。2015年の夏も暑かった。

「こども文化パスポート」と「1日フリー乗車券」

長男や長女の時と同じく、今回のバスツアーも北九州市教育委員会が毎年企画・実施している「こども文化パスポート事業」を活用している。

こども文化パスポート

↑ 北九州市・下関市・長門市の小中学校では夏休み前にパスポートが配布される。このパスポートを持参して3つの市内にある対象施設に行くと、入場料が無料になったりプレゼントをもらえたりという特典がある。

こども文化パスポート事業の詳細や対象施設の一覧などは、北九州市のサイトに掲載されている。

さすがに下関市や長門市は遠いから行けないのだけど、北九州市内だけでも対象施設は多数ある。2015年の対象施設数は45個。とても1日では巡れない数。

スタンプラリーとしての楽しみ方もあり、全施設に設置されてる専用のスタンプを押していくうちに複数の絵柄が判明する。スタンプが多ければ多いほど正解が分かりやすくなる。

回答をパスポートに書いて郵送すれば抽選で賞品が当たるという仕組み。今年の1等賞はスペースワールドの年間パスポート。次女、めっちゃ欲しいんだって。

西鉄バス1日フリー乗車券

↑ 西鉄バスでは北九州市内を1日限定で何度でも乗車できる「1日フリー乗車券」を発売している。大人が720円で子供が360円。この出費だけで北九州の至るところを巡ることが出来るし、片道だけでも元が取れる。

※ちなみに福岡市内の1日フリー乗車券もある。価格は大人が2,060円で子供が1,030円。北九州市よりも高いが、バスだけでなく福岡市内の電車(西鉄天神大牟田線など)も利用できるのが大きなメリット。

さらに対象エリアが福岡市だけでなく久留米市や太宰府市、筑豊エリアの田川市・飯塚市・直方市も含まれており、かなり広範囲。旅行計画や訪問地次第ではフリー乗車券を利用するとかなりコスパ高い。

1日フリー乗車券

↑ フリー乗車券を利用する該当月と該当日の箇所をコインなどで削り、バスを降りる際に運転手に提示するだけでOK。以前はビンゴカードのように該当月や日の部分を指で押して穴を開ける形式だった。

1日フリー乗車券

↑ フリー乗車券で行ける範囲は福岡市ほど広くないが、北九州市内全域の他に芦屋町や中間市、苅田町や行橋市も含まれている。北九州市八幡東区と中間市の世界遺産を両方とも見に行けるし、北九州空港も対象エリアに含まれているので、かなりオトクである。

ということで、今年も「こども文化パスポート」と「1日フリー乗車券」を利用して行ってきた北九州横断バスツアーを写真で紹介する。

まずは九州の最東端、門司港へ

黒崎駅

↑ スタート地点は八幡西区のJR黒崎駅。近くの駐車場に車を停め、バスセンターまで徒歩移動。

天気予報では「曇り」だったはずが、結局は朝から夕方まで快晴。とても暑い1日だったが、まだ朝は気温が低い。黒崎駅前もそれほど人はいない。

コムシティ

↑ 廃墟から一転、八幡西区役所などの公共施設が入ったことで復活したコムシティ。ここの1階が黒崎バスセンター。

黒崎バスセンター

↑ AM08:30、最初の目的地、門司港エリアに向かって黒崎バスセンターを出発。

西鉄バス車内

↑ 西鉄バスの車内。今回は全てのバスで座席に座ることができた。

清滝一丁目バス停

↑ AM10:30、清滝一丁目バス停に到着。長男や長女の時と同じく、今年もここがバスツアー最初の目的地。

JR門司港駅周辺

↑ バスを降りるとJR門司港駅の線路群が眼下に広がる。遠く右側には門司港レトロ地区、左側には本州と九州を結ぶ関門橋の姿も。

九州鉄道記念館

九州鉄道記念館。次女はパスポートを持っているので入場無料。付き添いの私はパスポート対象外なので、大半の施設には入らず外で待機するのだけど、鉄道記念館は最初なのでいつも同伴する。今回も大人料金300円を払って中へ。

九州鉄道記念館

↑ 夏休みの自由研究課題を作らせるため、次女にデジカメを持たせて好きなように撮影させた。私は次女の背後からiPhone 6でブログ用に写真を撮る。

九州鉄道記念館

↑ 既に廃車となった昔の特急電車が幾つか展示されている。兄や姉と同じく次女もここで最初のテンションUP。嬉しそうに車両を撮影してた。

九州鉄道記念館

↑ 蒸気機関車も展示されている。

JR門司港駅

JR門司港駅。2013年9月から改装工事が始まり、11月に見学しに来て以来の門司港駅だったが、まだ工事は終わってなかった。

旧門司三井倶楽部

↑ 「旧門司三井倶楽部」。

旧大阪商船ビル

↑ 旧大阪商船ビル。北九州出身のイラストレーター、わたせせいぞう氏の常設ギャラリーがある。

関門海峡と関門橋

↑ 源平合戦最後の地となった壇ノ浦、そして関門橋。

ブルーウィングもじ

↑ 歩行者専用の跳ね橋、ブルーウィングもじ

門司港レトロハイマート

門司港レトロハイマート

かき氷

↑ 「ブルーウィングもじ」を渡ったところに、4年前は「ちゃんらー亭」というお店があった。そこのかき氷に長女がハマりまくったのだけど、現在は違う店舗になっている。

しかし4年前に姉が狂喜乱舞したかき氷が羨ましくてたまらなかった次女、その時に「バスツアー行ったら門司港でかき氷食べようね」と約束していた。4年越しの約束を果たし、違う店だったけどかき氷を食べる。

ブルーウィングもじ

↑ かき氷に夢中になってて、ブルーウィングが開閉するタイミングを逸する。店を出た時は橋がほぼ閉じていた。

門司港レトロタワー

↑ 門司港レトロハイマートに上る。次女はパスポートがあるので無料。私だけ入場料300円を払う。

門司港レトロタワー展望室

↑ 高速エレベーターでアッという間に31階の展望室に到着。

展望室からの関門橋

↑ 高さ103メートルの展望室から見下ろす門司港の絶景。

関門海峡と下関市

↑ 海の向こうは山口県の下関市。水族館の海響館や海峡ゆめタワーが見える。海上には下関と門司を往来する連絡船。

ブルーウィングもじ

↑ すぐ真下にブルーウィングもじ。高所恐怖症には少しツライ眺め。

巌流島

↑ 写真真ん中より少し上に巌流島が見える。2年前の10月に念願叶って初上陸した。次女に解説したけど、宮本武蔵も佐々木小次郎も知らないと言われて父ションボリ。

門司電気通信レトロ館

↑ 長男や長女とバスツアーをした時にはパスポート対象施設ではなかった「門司電気通信レトロ館」。私自身も知らなかった場所。

旧式の電話機

↑ 中には昔の固定電話機や携帯電話機がズラリと展示されている。我々の世代は当然知ってるダイヤル式の電話機も、小学5年の次女にとっては生まれて初めて見る謎の機械。ダイヤルをどうすればいいのか全く分からない。

館内のお姉さんに教わりながらテスト機を使ってダイヤルをジーコジーコと回す。少し離れた別の電話機に発信成功して大喜び。初めてのダイヤル式電話体験、すごく喜んでた。

門司港レトロ

↑ 門司港レトロは広いので、端から端まで歩くとかなり距離がある。今回は門司港エリアだけで6km以上歩いている。

海峡花火大会の準備中

↑ 幾つかの箇所で露店の準備をしている。2日後に「関門海峡花火大会」があるため、その準備だと思われる。ものすごく豪華絢爛で華麗な花火大会とは聞くが、私は1度も来たことがない(人混みキライだから)。

海峡ドラマシップ

海峡ドラマシップに到着。ダイヤル電話で遊んだ「門司電気通信レトロ館」からここまで、かなり遠い。

海峡ドラマシップ

↑ 海峡ドラマシップ内にある「こども広場」。最初にここを訪れたとき、こども広場の遊具にテンション上がりまくった小学5年の長男は1時間近く遊びまくった。私はソファーでボーっと1時間待機。それも今となっては懐かしい。長男はもう高校生である。

門司港エリアから門司エリアに移動

門司区役所バス停

↑ PM12:30。門司区役所前のバス停からバスに乗車。次の門司エリアに移動。

JR門司駅

↑ PM01:00。JR門司駅に到着。駅舎内の連絡路を渡り、線路の反対側へ。

JR門司駅住宅街

↑ 4年前、長女と来た時にはガランとした空き地だったのに、マンションや住宅がビッシリと建ち並んでいてビックリしちゃった。あまりに景色が異なっていたので道を間違えかけた。

2011年のJR門司駅周辺風景

↑ ちなみに4年前(2011年)のほぼ同じ場所。ご覧のとおり何も建ってなかった。次の目的地「門司麦酒煉瓦館」の裏側が駅のすぐ横から見えていたのだ。今は空き地が住宅街となったので隠れてしまっている。

門司麦酒煉瓦館

↑ 「門司麦酒煉瓦館」。門司エリアの対象施設はここだけ。門司駅に戻って再びバスに乗車。

小倉城エリアに突入

リバーウォーク北九州

↑ PM02:00。小倉北区の大型商業施設「リバーウォーク北九州」に到着。ここで遅めの昼食。

北九州市立美術館分館

↑ リバーウォーク内にも対象施設が2つ。1つは5階にある「北九州市立美術館分館」。8月30日までナショナル・ジオグラフィック展を開催中。

ゼンリン地図の資料館

↑ もう1つは15階にある「ゼンリン地図の資料館」。ここに来るためにはリバーウォークから一旦出て、朝日新聞社の入口から再入館しなければならない。4年前もそれで道に迷ったはずなのに、すっかり忘れてて今回も道に迷った。

小倉城

↑ リバーウォークから外に出て小倉城に向かう。

小倉城

↑ 石垣に囲まれた坂道を上る。そろそろ次女の足も疲労のピーク。歩くスピードが遅くなり始める。

暑さ対策として熱中症だけは怖かったので、水分補給はものすごく気を遣った。4年前に長女が熱中症になりかけた反省は活かされたと思う。

小倉城

↑ お城大好きな長男がバスツアーで来た時は、小倉城天守閣の一番上までダッシュで駆け上がり、一番上から私に手を振ってくれたのを覚えてる。長女と次女は城に興味ないのですぐ出てきた。

松本清張記念館

↑ 北九州出身の文豪、松本清張の記念館。

北九州市役所周辺の風景

↑ 勝山公園を経由して紫川の反対側に回る。ここの景色は大好き。次女も「カッコイイ」と言いながら写真を何枚も撮ってた。

小倉井筒屋新館と別館

↑ 小倉井筒屋の本館と新館。小倉の街で野球やってるトヨタCMの最初(左打ちの女性がかっ飛ばす)と最後(大飛球をキャッチした車が着地して走り去る)のシーンはここで撮影されている。

JR小倉駅

↑ トヨタCMと言えば、グラビアアイドル・稲村亜美さんの神スイングで有名になった撮影地がここ、JR小倉駅南口。写真中央付近で彼女は神スイングを披露した。

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↑ これね。それから、

skitched-20150331-055.jpg

↑ こうなったわけだが。

小倉コレット

↑ 次女にも神スイングさせようとしたのだけど、疲れが限界に達していた次女にそんな気力と余裕はなかった。

この時点でPM04:20。次は八幡東区の東田エリア(スペースワールド周辺)に行く予定だったのだけど、パスポート対象施設の大半が現地到着時には営業時間を終えて閉館していると判明。これも4年前にやらかしたミスなんだけど今回また忘れてた。

仕方がないので東田エリアは立ち寄らず、小倉駅から黒崎駅へ行くバスに約1時間揺られる。疲れ切った次女、バスの中で遂に爆睡。

こどもの館

↑ PM05:45。今回最後の対象施設、コムシティ7階にある「子どもの館」。コムシティ1階の黒崎バスセンターでバスを降りたらすぐエレベーター。7階まで上れば「子どもの館」なので、ほとんど歩かなくて済む。

最後のスタンプを押して今回のバスツアーは終了。駐車場まで歩き、私が運転する車に乗って次女は帰宅。お風呂に入って両脚に湿布を貼って、ご飯を食べてすぐに寝た。

次女の歩行記録

↑ 今回、バスでもかなりの距離を移動したが、歩いた距離はトータルで14.54km。普段からウォーキングしてる私でもふくらはぎが筋肉痛になるほどの疲労だったから、次女もかなり疲れたはず。

今回巡ってきた施設の数は17。予定ではあと4つ巡るはずだったが営業時間が終了していたため断念。それでも17個は立派なもの。よく頑張った。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

これで長男・長女・次女、3人の子供たちとのバスツアーを終えた。家族の恒例行事だったが、唯一参加してない嫁が「本当にステキな企画。子供たちにも良い思い出となったね」と喜んでくれた。ところでお前は歩かないのか

朝から夕方まで、夏の暑い屋外をバスで巡り徒歩で歩きまくるバスツアー。過酷ではあったけど、子供と二人だけで旅行するなんてことは滅多にないから、私自身はとても楽しかった。

今でも長男や長女とバスツアーのときの思い出話をすることがある。次女とも思い出がたくさん出来た。

しかし、いざ3人の子供とのバスツアーを終えてしまうと、やっぱり寂しいんだよね

今回は特に、時間配分をミスしてスペースワールド周辺に全く行けなかったという心残りもあったし。もう少し上手く出来なかったかなあ、という悔いが少しある。3人ともほぼ同じルートで同じ施設を巡ったので、あまり変わり映えがしなかったという思いもある(これは私個人だけの話だが)。

バスツアーの翌日、「来年もう1回バスツアーしよう、って言ったらどうする?」と、試しに次女に尋ねてみた。

長男と長女は「さすがにもう1回は無理だなあ」と過去に断ったバスツアー。しかし次女、

来年賞品が良かったら行ってもいいかな

と言ったぞ。本気か? 本気なら父はとても嬉しい。

もしかしたら次女が一番根性あるのかもしれない。来年またバスツアーをやるのなら、今度こそ嫁を拉致して連れていこう。たぶん筋肉痛で一番ギャーギャーうるさいことになるだろうけど、それはそれで面白い。

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