[Я]千代の富士、貴乃花、押しくらマンジュウ…大相撲の思い出アレコレ

スポンサーリンク

初めて見た九州場所の雰囲気

毎月、福岡市内の病院に通院しています。北九州から通ってるので交通費がバカにならないし、待ち時間も長いし、検査結果が悪いとヘコんだり、病院自体はちっとも楽しくないけれど、病院が終わってから美味しいものを食べに行ったり、市内を散策したりするのはとても楽しい。

昨日も病院が終わり、外に出ると快晴。夏の期間中は昼間にウォーキングなんてとても出来ないので自粛してましたが、季節はもう秋。

久々にサンパレスやベイサイドプレイスなど、海の方に歩いてみよう。ってことでブラブラしていると、

IMG 3019

↑おもわず「おおおー!」と叫んじゃう光景。大相撲の「のぼり」がズラーっと並んでました。地方巡業先などで見たことはあるけど、本場所の開催地で見たのってそう言えば初めてだわ。

IMG 3020

↑毎年11月に大相撲・九州場所が開催される福岡国際センター。

相撲のニュースを最近追ってなかったので、多くの人で賑わってる様子を見て「あ、もう始まってたんか!」と驚いたけれど、よく見ると「11月10日から」と書いてるので、まだ開幕前でした(写真を撮ったのは11月7日)。

まだ大相撲が開幕してないのに、なぜ多くの人で賑わってたのかは結局分からなかったのですが、こういうのを見ると「お祭り前の高揚感」みたいにワクワクしてきます。お祭り全然行かないけど…(人混みがダメなので)。

九州場所はここ数年、観客動員で苦戦してるという報道を目にするし、地元福岡(直方市)出身の元大関・魁皇が引退してからは更に不安が増してるらしいですが、今年はお客さんいっぱい入って欲しいなぁ。私も一度はナマで見てみたいんですけど、なかなか実現できない。

初めてナマで見た有名力士は千代の富士だった

その昔は「巨人・大鵬・卵焼き」と言われるほど相撲も大人気だったんですよね。残念ながら私はその世代ではないんですけど。

大相撲は「大ファン」ってほどではないんですけど、少し前まではよくテレビで見てました。社会人になってからはリアルタイムで見れないから、深夜に放送される「大相撲ダイジェスト」を毎日見てた。

そんな私が初めて、テレビではなくナマで力士を見たのは、高校生の頃でした。

当時私は新聞配達のバイトをしていて、朝刊を配り終えて自転車で帰宅するところ。途中、体育館の駐車場を横断するコースなのですが、その駐車場に早朝から多くの人が集ってる。

見ると、男の人ばっかり。みんな太ってる。しかも大半が裸。

大相撲の地方巡業だったんですけど、巡業があるなんてことを全然知らない私は、裸の集団を見て最初はビビった。でもすぐ「あ、お相撲さんか」と気付き、自転車で近付いていきました。

大勢の力士が作る輪の中心、ただ一人だけ駐車場にドカッと座ってたのが、横綱・千代の富士でした。若い力士数名が千代の富士の汗を拭いたりしてたのかな。もう忘れちゃいましたが、何か身の回りの世話をしてた記憶があります。

目が合ったわけでもなく、握手してもらったり言葉を交わしたりもせず、っていうか近寄りがたい雰囲気があったので、高校生の私は少し離れたところから千代の富士をジーッと眺めてるだけだったんですけど、周囲がせわしなく動いてる中で一人だけドッシリ座って微動だにしない横綱は威厳も迫力もあったし、さすが横綱やなぁ、カッコええなぁ、と妙に興奮しました。

貴乃花引退の時、私は国技館の真ん前にいた

「ウルフ」と形容された通り、私は千代の富士の気迫が好きでした。決して大きい身体ではなかったのに、巨漢力士を次々と倒していく姿にはいつも感情移入させられたものです。

その千代の富士は1991年に引退。この時、千代の富士との初対戦で勝利し、横綱に引導を渡したなどとセンセーショナルに報じられたのが、当時18歳だった貴乃花(当時は貴花田)でした。

千代の富士が「子供の頃に憧れたヒーロー」だとすれば、貴乃花は「俺たちの時代を代表する力士」だといつも思ってました。私と同世代なのも親近感があったし、千代の富士と同じく決して巨漢ではないけれど、その努力で横綱まで駆け上がった。

貴乃花の全盛期がそのまま相撲ファンとしての私のピークでした。私より上の世代の相撲ファンが、「俺たちの世代の代表」として、大鵬、北の湖、千代の富士、いろんな横綱に感情移入したと思いますが、私の場合は貴乃花だった。

貴乃花は2003年に現役引退。貴乃花が引退を発表した日、私は仕事の出張でたまたま東京にいて、しかも宿泊先が両国国技館のすぐ目の前。

引退報道を初めて耳にした直後、私はホテルを出て国技館の正門前まで歩き、いろんな思いに浸ってました。

かつて貴乃花が千代の富士に勝ち、直後に千代の富士が引退したことで「世代交代」と称されました。それと同じように、今度は貴乃花の引退に際して、当時まだ横綱ではなかった朝青龍への世代交代だと報じられてました。

結果的にはその後、朝青龍も横綱になり、貴乃花の記録を塗り替えていったりするので、そういう意味では世代交代と言えたんでしょうけど、国技館の前で引退報道を聞いたあの日、「朝青龍が次の時代を…」みたいな報道がイヤでイヤで、「あいつに時代なんか託せるかよ」と辟易したのを覚えてます。ファンではなかった、ってだけ。

貴乃花が引退したことが直接の引き金ではないと思うんですけど、それ以降なんとな〜く相撲観戦からのフェードアウトが始まり、相撲を見なくなって今に至ります。「今の大関の名前言える?」って聞かれたら、一人も出てこないかもしれない。名前を聞けば分かると思うけど。

アイルトン・セナが亡くなって以降、なんとな〜くF1のTV観戦からフェードアウトしたのと同じかもしれない。セナの猛烈なファンだった訳じゃないんですけどね。ただセナもやっぱり「我々の世代を象徴する人」だったから。

忘れられない「お相撲さん押しくらマンジュウ事件」

最後に、生涯忘れることの出来ないエピソードを紹介します。

私が最初に就職したのは東京の会社で、最初に住んだ会社寮は千葉県の市川市ってところでした。

JR総武線で最寄り駅から秋葉原まで行き、山手線か京浜東北線に乗り換える、というのが私の朝の通勤コース。乗り換え駅だったこともあり、秋葉原の街には週に何度も行ってたなぁ。今はずいぶん変貌したと聞きますが。

で、秋葉原へと向かう朝の通勤電車。車内は満員で席も空いてない。駅に着く度にどんどん乗客が増える。私はドア近くに立ち、吊革を持って電車に揺られてた。

そこへ、どの駅からだったかは忘れたけど、いきなり大量の力士が乗り込んできたんです。20人くらいはいたのかな。ドドドーっと押し寄せてきて、私はドア近くから中央付近まで押し込まれた。ただでさえ満員なのに、そこにデッカイ人たちが乗り込んできた。

まったく想像もしてなかった状況なんですよ。まず、「なんでお相撲さんが大量に電車乗ってきた?」って意味が分からなかった。テレビのドッキリ番組か何かで、隠し撮りで撮影されてるのか? と最初本気で思った。

そもそも、力士が集団でJRに乗り込んでくる意図も分からなかった。関東在住の方なら既に理由が分かってるかもしれません。その時の私は東京に来てまだ1ヶ月ほどしか経ってない頃

力士はみんな若く、見たことある有名な人は一人もいない感じ。私は身長183センチですが、私より背の低い力士もたくさんいる。

力士って、頭髪に「鬢(びん)付け油」ってのを付けるんですが、分かる人は分かると思いますけど、独特の匂いがするんですよね。その油の強烈な匂いが身長の低い力士たちから漂って、私の鼻よりも下の位置に集中してるんです。これは臭覚テロ

さらに、若い力士って、まだまだ本格的な「力士の身体」になってない人も多いのか、太り方が中途半端というのか、身体の肉が柔らかいんですよ。男性のゴツい感じじゃなく、まさに女性の肉体的な柔らかさに近い感じ?

そんな力士たちがドワワーっと満員電車に乗り込んできて、私の四方を幾重にも囲ってきたんです。右も左も前も後ろもその周りもみんな力士

想像してみてください。自分の身体にブヨンブヨンの豊満な肉体が迫り来て、電車の揺れに合わせて前へ後ろへと押されまくるサマを。

これがキレイなお姉さんたちならパラダイスでしょうけど、男ですから。若い野郎たちですから。

しかも、ほら、太ってる人って呼吸が荒いことが多いでしょ

前後左右から力士の押しくらマンジュウ状態になって、しかもその力士たちが、車内の暑さのせいなのか、稽古の疲労のせいなのか、共存により興奮がたかまったのか、何かは知らんけど

「ふぅー、ふぅーっ」
「はあっ、はあっ、はあっ」
「おぉーう、いぇーい」

最後のはウソですけど、誰も彼もが息づかい荒いんです。私の耳元でオトコたちの息づかいが悩ましく荒々しくなっていくのを想像してみてください。

東京は怖いとこやー!!」って発狂して叫びそうになりましたから。アタマおかしくなりますよホントに。冗談やネタじゃなく。

その力士たちは全員、両国駅で降りました。それも最初、意味が分からなかったんです。「なんでみんなここで降りる?」って。

その日、会社で同僚に押しくらマンジュウ事件の話をして、「なんで両国でみんな降りたんやろか」と言ったら、その同僚は呆れて私に言いました。

「だって、両国でしょ、いま大相撲やってるからでしょ」

そこで初めて、「総武線の両国駅=両国国技館の最寄り駅」だと気付きました。アホでしょ。両国って名前を聞いても、東京のことを何も分かってなかったので国技館と繋がってなかった。電車の窓からも国技館は見えるんですけど、当時は窓の外をあんまり見てなかった。

っていうか、本場所の時って若い力士は電車で国技館に移動するんですね。車やバスなどで各部屋から移動するのかと想像してたから、力士軍団が電車に乗ってくる図は本当に驚きました。今も電車移動なのかな。

ちなみに、力士の押しくらマンジュウ事件に遭ったのは、この1回だけでした。次に両国で本場所が開催された時、私は千葉から埼玉の会社寮に引っ越していて、総武線は使わなくなってたので。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

昨年のちょうど今頃、ウォーキングで歩いたところに相撲の「のぼり」が立っていて、九州場所の際に某部屋が宿泊先として利用しているのだと聞きました。

福岡市からけっこう離れた場所だったのですが、とても静かで人も少なく、相撲に集中できてイイ環境だなーと感じ、冒頭で書いた「地方巡業での千代の富士」のこともその時に思い出していました。

なんと言っても相撲は国技。貴乃花が引退して以降、日本人の横綱は一人も誕生していないそうです。「日本人力士が台頭しないことで相撲人気に陰りが」みたいな論調もありますけど、私自身は見る側として、あんまり気にしてないですけどね。白鵬は好きだし。

2013年の最後を締めくくる九州場所。お客さんがたくさん入って、熱戦が繰り広げられるといいな。

スポンサーリンク
この記事がお気に召したら
「いいね!」をお願いします!
「りくまろぐ」の最新情報を
Facebookにお届けします
コメントComments Off
CATEGORY :