1つ不明な点を発見
先日、iPhone6とiPhone6 Plus(以降「iPhone6」で表記を統一します)に関して以下のエントリーを書きました。
ホワイトプランRって何? ソフトバンクでiPhoneを機種変更する前に知っておきたいこと
リリースされるのは4.7インチと5.5インチ、2種類のサイズ。
サイズの問題よりもむしろ「機種変更することで余計な出費が発生しないか」が気になってたので、不要な出費を避けるためには「どのタイミングで機種変更すればいいのか」というのを先日のエントリーでは考えてみました。
エントリーの公開を終えた後も「My Softbank」でいろいろ調べていたところ、1つ不明な点に気付きました。
ホワイトプランRって何だ?
ソフトバンクでiPhoneを購入する場合に一般的なのが、2年縛りのホワイトプランに加入して、「月月割」という割引プランを適用してもらい、iPhone端末代金を割り引いてもらう方法。16GBなら幾ら、32GBなら幾らというふうに、各容量に応じて割引料金も変化します。
私個人の話をすると、2年前にiPhone5を機種変更で購入し、昨年のiPhone5sや5cをスルーして2年間使ってきました。月々割の支払い残回数はあと2回。
▲ その後に分かったのですが、合計24回の支払中、23回目(=最後から2回目)の支払い分は最近確定したばかりなので、私の残債はあと1回分だけ。
私と同じく2012年の9月頃、つまりiPhone5が発売されてすぐの時期に購入し、月末締めになってるユーザーは残回数が1回になっているかもしれません。残回数はMy Softbankの「料金案内」→「割賦契約内容の確認」→「月月割内容」で確認することができます。
ということで、残債が残り1〜2回なので、10月か11月にはiPhone6に機種変更しよう、ってのが「前回エントリーのあらすじ」でした。
他にもいろいろとMy Softbankをチェックしていて、妙なものを発見。
PCブラウザの場合、My Softbankのトップに「ご契約内容の確認」というリンクがあるのでクリックすると、
▲ 現在加入している料金プランや割引サービスが一覧で表示されます。ここで、
◆更新月2016年01月01日から1ヶ月間
という内容に初めて気付きました。なんだこれは。
「ホワイトプラン」には確かに加入したけど、いつ「ホワイトプランR」になった?
それよりも、更新月が2016年1月1日って、これは一体何だ?
本来なら私が加入したホワイトプランの更新月は2014年9月だったはずなんです。それが「ホワイトプランR」というものに勝手に変えられ、更新月も2016年1月に勝手に変えられてる。
どういうことだ? と頭の中がクエスチョンマークだらけ。まだiPhone 6に機種変更できないということなのか? と落胆したり怒りが込み上げたり。
ホワイトプランには3種類あるらしい
まず「ホワイトプランR」ってのが何なのか、その疑問から解決しないといけない。そう考えて調べたところ、ホワイトプランは現在、3種類あるらしいです。
1. ホワイトプラン
2010年4月26日までにホワイトプランで新規契約し、その後に機種変更などの手続きをしていない人。このケースは通常の「ホワイトプラン」に該当するそうです。
2. ホワイトプランN
2010年4月27日から2012年9月21日までにホワイトプランで新規契約し、その後に機種変更などの手続きをしてない人は、「ホワイトプランN」になってるそうです。
ちなみに、嫁の(=私のお古の)iPhone4Sが「ホワイトプランN」に変わってました。
3. ホワイトプランR
2012年9月21日以降、4G対応スマホに新規契約するか機種変更した人、または2012年11月1日以降に新規契約した人が「ホワイトプランR」に変更されてるようです。
私のiPhone5は割賦契約日が2012年9月21日になってました。iPhone5に機種変更したことで「ホワイトプランR」に切り替わったということなんでしょう。そんな説明、全然されなかったぞ。
カスタマーセンターに電話で聞いてみた
ホワイトプランRの正体は分かりました。では、このホワイトプランRの更新月である2016年1月までに機種変更しちゃったら、何かしら余計な出費が増えてしまうのか。カスタマーセンターに電話で確認しました。
iPhoneで「157」に電話し、対応してくれたオペレーターに対して私が投げた質問と、オペレーターの回答をまとめてみました。
★ホワイトプランRの2年契約中に機種変更したら?
A:いいえ、ソフトバンク間での機種変更であれば他の出費は発生しません。
2年契約期間中の契約解除料は、それまで契約していたiPhoneなどソフトバンクの携帯端末を解約したり、他社にMNPで移動したりして、ホワイトプランを辞める場合に発生するものなので、機種変更で契約解除料などの「余計な出費」が発生することはないそうです。
言い方を変えると、ソフトバンクから他社にMNPで移動する人の場合、いくら端末代の24回払い(=残債)が完了していたとしても、ホワイトプランRの契約期間中であれば(つまり、更新月ではないのなら)、契約解除料が発生します。
▲ 更新月の期間中、つまり私の上の例だと「2016年1月1日から1ヶ月間」の期間中にMNPすれば契約解除料も発生しない、というカラクリ。
ずーっとソフトバンクで継続するなら何も気にしなくていい話です。しかし、auやドコモなど他社にMNPを検討していた人は、2012年9月にiPhone5を買ったのであれば、端末代の24回払いは2014年10月や11月で終了する人が大半のはずです。
しかし私と同じパターンで、iPhone5の購入時点でホワイトプランからホワイトプランRにプラン変更されてしまっており、残債終わった〜と安堵して機種変更しようとすると「ホワイトプランRの契約期間中なので」契約解除料が発生します。
ホワイトプランRというものに変わりますよ、変わることでこういうメリット・デメリットが発生しますよ、という内容をユーザーに周知徹底してくれていたなら、まだ諦めもつくし、違約金を覚悟の上でMNPもできます。
しかし今回のホワイトプランR変更は私の意志など関係なく勝手に変更されたものであり、私は何も知りませんでした。ソフトバンクからのメールなどでユーザーに知らされていたのなら私が完全に悪いのですが、仮にそうだとしても、なぜ月月割の支払い完了日と更新月を全然違う時期に設定する必要があるのか。
いつMNPしても違約金が発生する仕組みにしてるということであり、他社に移りたいならソフトバンクに余計な金を払ってから出ていけということです。言葉は悪いですが、このホワイトプランR変更を見てると、そうとしか考えられない。
★パケット定額サービスは継続できる?
A:いいえ、既に「パケットし放題フラット for 4G LTE」をご利用であれば、機種変更後も引き続きご利用できます。「スマ放題」に強制変更ということはありません。
▲ SNSなどで「スマ放題に強制変更されるんじゃねえか」という意見が散見されていたので気になって質問してみたのですが、公式リリースに書かれていた「契約内容を変更しない限り、今後も継続してご利用いただけます」という内容で間違いないそうです。
★5の支払いが完了してないのに6へと機種変更したら?
A:月月割の適用が終了することになるので、「割引金額×残り回数」の金額が発生します。
私の例で説明すると、
▲ iPhone5の16GBは、月月割が税込みで2,140円。2年契約してる場合は毎月この2,140円が割引されていることになります。
▲ 私の場合、iPhone5の残り支払い回数はあと1回。この1回を払う前にiPhone6へと機種変更してしまうと「iPhone5の月月割が終了してしまう」ので、割り引いてもらえるはずだった2,140円の1回分を放棄してしまう形となります。
なので、2,140円が「余計な出費」として発生することになります。この2,140円を余計に払うのを承知の上で発売日当日に買うか、それともあと1回の月月割支払いを待って、完済してからiPhone6に行くか。どちらにするかは各自の判断となります。
残りの支払い回数があと3回ある人だと、2,140円の3回分なので6,420円。もし発売日にiPhone6へと機種変更するのであれば、残回数3回の人は6,420円を別に支払う必要がある、ということです。
★4Sから6に機種変更する場合、パケット定額には入れない?
A:11月末までであれば「パケットし放題フラット for 4G LTE」に加入できます。
▲ 4Sを使っている嫁のアカウントでMy Softbankを確認すると、割引サービスが「パケットし放題フラット」になってます。iPhone4Sは4G LTEに対応してないので、「パケットし放題フラット for 4G LTE」は適用外なのです。
iPhone 6に機種変更したら4G LTE対応になります。公式リリースに書かれていましたが、2014年11月30日の受付終了日までであれば、「パケットし放題フラット for 4G LTE」などのパケット定額サービスに加入することが出来そうなので、スマ放題がイヤな人は11月末までの機種変更が吉です。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
今回我が家はソフトバンク間での機種変更なので、結果的には特に余計な出費も発生しないようです。安堵はしましたが、他社へのMNPを検討してた方々は怒り心頭なんじゃないですかね。
ソフトバンクは「いつの間にか」「コッソリと」ルールを変更することが過去にもありましたし、今回カスタマーセンターに確認した内容も「現時点では」という注釈付きでしたので、急転直下でルールがひっくり返される可能性もゼロではありません。そういうことしてたらユーザーがどんどん去っていくとは考えてないのかな。今が安いからそれでいいや〜では今後通用しませんよ。
もうすぐ予約開始日ですので、是が非でも発売日当日に欲しい人は料金プラン発表を待ってられないかもしれません。一方で「そんなに慌てなくてもいいや」って人は、まず発表される料金プランを冷静に吟味し、必要なら他社の料金プランとも比較して、ある程度納得した形で機種変更したほうがいいでしょう。
iPhone5から2年間待った我々にしてみれば、今回のiPhone6は待望のニューアイテムですので、損をせず、満足しながら笑顔で新しいiPhoneを手に入れたい。そう強く望んでいます。
iPhone6および6 Plusの料金プランが発表されました。ソフトバンクの料金プランを以下エントリーにまとめています。
iPhone6/6 Plusの予約が本日9月12日より開始されました。さらに、ソフトバンクとauがiPhone6の料金プランを発表。ソフトバンクは「タダで機種変更キャンペーン」という割引プランも併せて発表しました。 ソフトバンクでiPhone6/6 Plusを機種変更する際に条件付きで月月割の金額を割引してくれる「タダで機種変更キャンペーン」。発表翌日に早くも割引額が増額されていましたが、本日またまた増額が発表されています。ソフトバンクのiPhone6料金プランとキャンペーンがなかなかイイ感じ
ソフトバンク「タダで機種変更キャンペーン」がまたまた割引額アップ!