トーナメント準決勝 ドイツvsフランス
▲ 開催国フランスは準々決勝アイスランド戦、相手チームの守備が崩壊したのもあり、5-2で快勝。
今日の試合は前節と全く同じ先発メンバー。前節は出場停止だった4番ラミと5番カンテは戻ってきたものの、今日は先発から外れました。
▲ ドイツは準々決勝でイタリアと大接戦のPK戦を制して勝ち上がってきました。
今日の試合はフンメルスが累積警告2枚により出場停止。ケディラが前節で負傷したため、これまで途中交代での起用メインだった7番シュヴァインシュタイガーが中盤で先発。
同じく前節で負傷してしまったマリオ・ゴメスに代わって今日の試合は11番ドラクスラーを先発起用。1トップに13番ミュラーを配置した。絶不調の19番ゲッツェはやはり先発起用してきませんでした。
欠場者や故障者が一人もいないフランス。対照的に欠場者や故障者だらけのドイツですが、それでもタレント揃いですから、さてどうなるか。
前半42分、ドイツ17番ボアテングのヘディングミスを逃さずボールを奪ったフランス9番ジルーが敵陣を独走。
ペナルティーエリア内に進入してシュートを放とうとしたところでギリギリ間に合ったドイツ4番ヘーヴェデスがスライディングしてブロック。ジルーでは足が遅かった。
▲ 前半46分、フランスのコーナーキック。ペナルティーエリア内でフランス3番エヴラと競り合っていたドイツ7番シュヴァインシュタイガーがハンドの判定。フランスは前半最後のプレーでPKを獲得。
▲ PKを蹴るのは7番グリーズマン。GKノイアーの読みとは逆方向に蹴り込み、フランス先制。
グリーズマンは今大会5得点目。EUROの1大会で5得点は史上7人目だそうです。PKを決めた直後、最近恒例の「ヘンな踊り」。余裕すら漂ってます。
PKが決まったところで前半終了。
ロッカールームへ引き上げる途中の主審にドイツのレーヴ監督や控え選手たちが詰め寄ってPKの判定に対して抗議。この際に8番エジルがイエローカードをもらった模様。何か暴言を吐いたのか。
▲ この写真を見る限りではクロースがめっちゃ怒ってるみたいだけど、彼はイエローもらわなかったところをみると、やっぱりエジルは持ってなかった。
前半は序盤こそフランスが大歓声に後押しされて優勢に進めていたものの、15分過ぎから完全にドイツが流れをつかみ、そこからはほぼ一方的な展開。
前半のボール支配率はドイツが64パーセントで、圧倒的にドイツ優勢の展開でした。フランスは自陣で全員が守るしかなく、ドイツからボールを奪ってカウンター攻撃という展開ばかり。
しかしボールを奪ってから敵陣までの距離が遠く、ドリブル突破を止められたり、パスを読まれてカットされたり、あるいはフランス自らパスミスでチャンスを潰すというシーンが頻発していました。
最後の最後でようやく得たワンチャンスのPKをフランスがモノにした形。ボール奪取技術に長けているフランス5番カンテがいないのもあり、中盤はほぼドイツが支配していただけに、最後の1分がドイツには悔やまれるところ。
後半14分、ドイツ17番ボアテングが足を負傷して交代。
正確で効果的な最終ラインからのロングフィードを何度も供給していたボアテングの離脱は攻撃面でも痛く、フンメルスに続いて守備の要であるボアテングも不在となってしまったドイツ守備陣はおかしくなり始めます。
後半21分、ドイツは14番エムレ・ジャンに代えて19番ゲッツェを投入。
何度目だろう、WOWOWで試合観戦してて「はあ?」と叫びましたわ。なぜシュールレじゃなくてゲッツェやねん。
私だけじゃなくて「なぜゲッツェ?」と首をかしげたサッカーファンがいたかもしれず、その不安は後ほど見事に的中します。これはもうレーヴの采配ミスですわ。
後半25分、今度はフランスが8番パイェに代えて5番カンテを投入。
明らかな守備固めだなと私は思ったのですが、実はカンテが後方の守備を広くカバーすることによって、それまで守備に追われていたポグバを一段高い位置に持っていくことが出来るという別のメリットもあったらしいです。
それが実際、次のプレーに繋がりました。サッカーって深いわ。
カンテ投入直後の後半26分、ドイツは自陣ペナルティーエリア内でのパス交換中に21番キミッヒが痛恨のトラップ失敗。
ボールを拾ったフランス15番ポグバが個人技でかわして中央にクロス。これはGKノイアーが手で弾く好セーブ。
▲ しかし、こぼれ球に反応して詰めた7番グリーズマンが蹴り込む。
ボールはGKノイアーの股の下を抜けてゴール。フランス、とても大きな追加点。
▲ グリーズマン、今日2点目。そして今日2回目のヘンな踊り。大会6点目は元フランスのプラティニ(1大会9点)に次ぐ記録だそうです。プラティニってスゴかったんやな。
後半47分、フリーキックから久々にドイツのチャンス。敵陣ペナルティーエリア内で21番キミッヒのヘディングシュートはGKロリスが手で弾くスーパーセーブ。
こぼれ球からのクロスを19番ゲッツェが見事なヘディングシュート失敗。
やっとテレビに映ったと思ったらそれかよ…。
そして試合終了。フランスが2-0で勝利し、決勝戦進出を果たしました。
2年前のワールドカップでも、今大会これまでの試合でも、ピンチになったとしてもバタバタ慌てるところなどほとんど見せなかったのがドイツ。
しかし今日の後半、ドイツの選手たちは明らかにバタバタ慌て過ぎてミスを連発していました。今日の2失点はいずれも自分たちの痛すぎるミスが発端。
ワールドカップではあんなに輝いていたのに、ミュラーは今大会で1得点も決めることができず。どうしちゃったんだろ。
フンメルスは出場停止、ケディラは負傷、マリオ・ゴメスも負傷、ボアテングは怪我で交代、さすがのドイツもこれだけ主力選手が欠けたらどうにもならないってことです。
出てきたゲッツェはほとんどボールに触れず、やっとテレビに映ったと思ったらミスする有り様。ゲッツェはもう代表に招集されない可能性もあるし、所属するバイエルンもクビになりそうだし、彼のキャリアは終わったのかもしれず…。
しかし、あの王者ドイツでさえもあれほどバタバタするんですねー。これもまたサッカーなのでしょう。
▲ 準決勝が終了し、決勝に進出したのはポルトガルとフランス。
「決勝戦 フランスvsポルトガル」って予想した人、世界に何人いるんだろう。私は全く予想してませんでしたよ。
得点王(7月7日現在)
本日現在の得点王争いは以下の通りです。
◆3得点 … クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
◆3得点 … ナニ(ポルトガル)
◆3得点 … パイェ(フランス)
◆3得点 … ジルー(フランス)
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グリーズマンが今日の試合で2得点を決めて単独トップのまま。2位との差が3点に広がりました。得点王はほぼ手中に収めたといっていいでしょう。
7月10日の試合予定
準決勝が終了し、大会は2日間のお休み。大会23日目、決勝戦は7月10日(日)の深夜に行われます。
7月10日に予定されている試合は以下の通り。
1ヶ月にわたる長い闘いを勝ち抜き、決勝戦に進んだフランスとポルトガル。クリスティアーノ・ロナウドの悲願達成なるか、フランスが自国開催で意地の優勝を成し遂げるか。EURO2016最後を飾る好試合となることを期待します。
泣いても笑ってもEUROは残りあと1試合です。寂しくなるなあ。こんなに毎日ブログ更新したのは久々だったので大変でしたが、楽しくもあった1ヶ月でした。次のワールドカップで全試合レビューはもう体力ないし無理だな(笑)
ではでは、大会22日目のEUROレビューでした。