風邪気味な長女を病院に連れていったら初めて採血されて半泣き

2012年8月12日

最近の小学校って注射しないのか


syringe / Diavolaki

採血されてる時は自分の血をジッと見るタイプ。りく(@Rikuma_)です。

先月末からずっと風邪気味だった長女。治りそうな時に友達とプールで泳いだ後に熱が出て、ようやく治りかけの時にまたプールで悪化。いよいよ治るかと思った時に家族でサンシャインプールに行ったらまた悪化。

市販の薬では全然治らないので、病院に連れて行きました。

待合室で待っている間、「注射、されるかな…」と不安そうな長女。

注射、ないんじゃないの? どう見ても普通の風邪だし、よっぽど熱が高いとか症状悪そうなら点滴あるかもしれんけど、お前そんなにヒドそうじゃないし。

「ほんと? 注射ない?」と更に私に確認する長女。よっぽど怖いらしい。

診察室で医者に症状を説明する長女。心音とノドの調子を見た後、

「じゃあ採血して、胸のレントゲン撮りましょうか」と医者。

「さいけつ?」と長女。

「腕から血を取ってね、バイキンとかないかを見るのよ」と医者。

「血? 注射するんですか?」「そうだよ」「えええーーー!

もうすでに風邪治ったんじゃねえかってくらい元気に叫ぶ長女。

私は待合室に戻され、長女は処置室へ。数分後、腕を押さえて戻ってきた長女は半泣き。

「生まれて初めて血を取られた」と哀しそうな長女。蚊に刺されたことくらいあるだろうが。

「注射も滅多に打ったことないのに…」と言う長女。

ん? 学校で定期的に注射打ったりしないの?

「学校では注射なんて打ったことないよ」

予防接種とかは?

「学校ではないよ、いつも病院でやってるし」

え? 今の小学校ってそうなん? クラスの友達が体育館や保健室で並んで順番に注射打ってもらうとか、したことないの?

「ないない」

ひえ~。今ってそんな時代なのか。知らんかった。

注射になると常に先陣を切らされてた私

我々が子供の頃って、毎年なにかしらの注射を学校で打ってませんでした? 今って違うんですね。

私、特に病弱ってわけじゃなかったのですが、小学生の時に諸事情あって2ヶ月ほど入院したことがあります。一つ間違うと死んでしまってたかも、という状態でした。

その2ヶ月の入院期間中、もうあきれるほど注射や点滴を打たれまくった。まだ子供ですから、最初は注射の時に毎回怖くて泣いてました。

でも、やがて注射を打たれることに慣れてしまった。怖くなくなり、痛くはあるけど気にならなくなった。

退院後、最初に学校でクラス全員が注射を打つ際、全員が注射の痛みで泣いたのですが、私だけはケロッとしていた。慣れちゃってたから。

「え? りく、注射痛くなかったんか?」と級友たちが不思議そうな表情で聞いてくる。

うん、痛くなかった、と私。そんなのより遙かに太くて痛いのを入院中に打たれてたんだもん。

次の注射タイム。級友たちが「りく、最初に行って!」と私を先頭に回す。

担任教師も別にいいと言うので、みんなが見守る中、私が先頭で注射を打たれた。

私が注射を終えると、クラスの全員が聞いてくる。「りく!今日のは痛かった? 大丈夫やった?」

慣れちゃってるので「全然痛くなかったよ」と答えると、全員が安堵の表情。「そっか~、今日は大丈夫やな~、良かった~」

でも、やっぱりみんな注射打つと泣いてしまう。で、怒りの矛先が私に向かう。「りく!痛かったやんか!ウソツキ!

お前らが痛いか聞くから正直に痛くないと言うただけやんけ。ウソツキ呼ばわりかい。

腹立ったので、それ以降は級友たちに「今日のは痛かった!?」と聞かれると、

「ん~、いつもは大丈夫なんやけどな~、今日のはちょっと痛いわ~、ガマンできんかもしれんで~」

とウソつくことにしました。

級友たち、当然ながらビビリまくります。「りくでも痛かったって言うんならオレは無理や~うわ~ん!」と注射の前から泣く子までいる。

私が「痛い」と言おうが「痛くない」と言おうがお前ら最終的な結果は同じやん。

で、級友たちはやっぱり注射打って大泣き。「ホンマや~今日のは過去最高に痛いわ~!」と号泣する子が続出。


Sad George / CJ Sorg

とりあえず注射のとき、私が「ウソツキ!」と罵倒されることは以後一度もなかった。その代わり注射嫌いが増えたかもしれないけど。

そのことを、採血されてベソかいてる長女に話すと、「パパ、頭イイんやね」と言って笑ってました。

だろー?

「でも、性格悪いよね」

まあな~。セールスポイントだからな~。


World Class Athlete Program – WCAP – Best Of – United States Army – FMWRC / familymwr

診察室のテレビでは、オリンピックのレスリング競技で金メダルを獲った伊調と小原が映ってました。

この二人にはそれぞれお姉ちゃんや妹がいて、姉妹で子供のころからずっとレスリングをしてたんよ。姉妹で世界大会に出たり、メダルを獲ったりしたんよ。スゴイ姉妹やろ?

私の説明を聞きつつ、テレビ画面に見入っていた長女。

「子供の頃に、たとえばケーキが1個しかなくてケンカになったら、どんなケンカしてたんやろ?

ん~、それはまあ、バックの取り合いじゃねえの?

「アンクルホールドをかけ合ったりとか?」

長女は私と一緒にレスリングを始め多くの競技をテレビ観戦してるので、最近いろんな競技のルールに詳しくなってます。

たかがケーキのために部屋の中でタックルの攻防に燃える姉妹も怖いよな~、とヘンなことを想像して私と長女は大笑い。

半ベソかいてた長女は、注射の痛みなどすっかり忘れてしまったようでした。
 

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