ロビン・ウィリアムズ追悼、映画ファンに観てもらいたい名作3本

2014年8月13日

享年63歳

Catch20140813

名優ロビン・ウィリアムズが亡くなりました。享年63歳。

米カリフォルニア州マリン郡保安官事務所は、俳優でコメディアンのロビン・ウィリアムズさんが11日、同州の自宅で死亡しているのが見つかったと明らかにした。自殺とみられるという。63歳だった。

以下はウィリアムズさんの訃報に寄せられた、オバマ米大統領やハリウッドからの追悼コメント。

<バラク・オバマ米大統領>

ロビン・ウィリアムズは空軍兵、魔人、医師、大統領、教師、ピーター・パンなど様々な役を演じたが、彼は類いまれな人物だった。

<スティーブン・スピルバーグ監督>

ロビンは嵐のようなコメディーの天才で、そしてわれわれの笑いは彼を支えた雷だった。友人である彼がいなくなったなんて信じられない。

<ウィリアムズさんのコメディー番組「クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店」を製作した20世紀フォックス・テレビジョンの担当者>

ロビン・ウィリアムズはコメディーの巨匠だった。われわれが彼と関わったのは1シーズンだけだったが、彼は温かく、ユーモアにあふれ、真のプロフェッショナルだった。

<ミュージシャンのジョン・メイヤー>

大人になったらなりたかったのは、ロビン・ウィリアムズが演じたポパイだった。

<俳優のニール・パトリック・ハリス>

ロビン・ウィリアムズの訃報に衝撃を受けている。彼は非常に多くの人たちに大きな喜びをもたらした。

<妻のスーザン・シュナイダーさん>

私は夫、そして親友を失った。世界は愛されるアーティストであり最も素晴らしい人物の一人を失った。胸が張り裂ける思い。

<俳優でコメディアンのスティーブ・マーティン>

ロビン・ウィリアムズがいなくなったことほどの驚きはない。彼は非常に有能で、偽りのない人だった。

<俳優のベン・スティラー>

大ファンだった13歳の時に彼に会った。とても親切に接してくれたし、全てのファンに優しかった。そして他の俳優に対して寛大だった。秀でた才能を持つのは彼なのに、皆に自分が特別な存在だと感じさせてくれた。

<俳優のジョン・トラボルタ>

ロビンよりも優しく、頭が切れ、思いやりのある人物に出会ったことはない。人々を明るく幸せにしようとする、アーティストとしての彼の努力は誰とも比較できない。

<俳優のスティーブ・カレル>

ロビン・ウィリアムズは世界を少しより良い場所にしてくれた。

<コメディアンのエレン・デジェネレス>

ロビン・ウィリアムズの訃報を信じられない。彼は沢山の人に多くを与えた。

<俳優のケビン・スペイシー>

ロビン・ウィリアムズは世界を笑わせ、物事について考えさせた。このことを心に留め、敬意を払っていく。人として、またアーティスト、友人として偉大な人物だった。彼がいなくなって本当にさみしくなるだろう。

via:ロイター(2014年8月11日)

今年は大好きだったフィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなり、今度はロビン・ウィリアムズが亡くなり、名優がこの世を去るのはとても辛く哀しいことです。

今回は、ロビン・ウィリアムズが出演した映画作品の中でも個人的に好きなものを3本、挙げてみました。どれも名作揃い。彼の出演作品をあまりご存知ない方々にも是非鑑賞してもらいたいです。

ロビン・ウィリアムズが出演した名作3本

レナードの朝

出演:ロバート・デ・ニーロ, ロビン・ウィリアムズ, ルース・ネルソン, ペネロープ・アン・ミラー, 監督:Penny Marshall, プロデュース:Lawrence Lasker, Walter Parkes
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1990年の作品で、原題は『Awakenings』。

慢性神経病のため、動くことも会話することも出来なかった患者。彼に対し、赴任してきた医師が公式に認められていない新薬を投与した結果、患者が30年ぶりに回復。会話や歩行などの日常生活を取り戻すものの、副作用が徐々に現れ始め…という物語です。

ロバート・デ・ニーロが患者を、ロビン・ウィリアムズが医師を演じています。元々はロバート・デ・ニーロの演技が観たくて鑑賞したのですが、対峙するロビン・ウィリアムズの包み込むような演技にも圧倒されました。

「人が生きる」とは何なのか。この不変のテーマについて、難病と向き合う患者と医師、双方の立場から台詞を通し、人生観が伝えられています。

人生を取り戻した主人公を温かく見守り友情を育む姿。患者の体調が悪化し始め、新薬投与という判断を下した自分を責める姿。医師としての喜びと苦悩をロビン・ウィリアムズは熱演しています。

第63回アカデミー賞では3部門(作品賞、主演男優賞、脚色賞)にノミネートされました。

グッドモーニング、ベトナム

出演:ロビン・ウィリアムズ, フォレスト・ウィテカー, ドゥング・タン・トラン, チンタラ・スカバタナ, Writer:ミッチ・マーコヴィッツ, 監督:バリー・レビンソン
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1987年の作品で、原題は同じく『Good Morning, Vietnam』。

ベトナム戦争が次第に激しくなっていった1965年、米軍兵士の士気高揚のためサイゴン(現在のホーチミン)に呼ばれた人気DJが、軍上層部との対立やベトナムの人々との交流を通して戦争と向き合っていく物語。

ロビン・ウィリアムズは主人公であるラジオDJ、エイドリアン・クロンナウアを演じ、マシンガントークやロックンロールの選曲、きわどいジョークや皮肉などで兵士達からの熱狂的な支持を集めていきます。

ちなみに、エイドリアン・クロンナウアは実在の人物で、作品全体が実話というわけではないのですが、エイドリアン・クロンナウア自身がサイゴンで体験した出来事の多くが映画の中で描かれています。

第60回アカデミー賞にて、ロビン・ウィリアムズはこの作品で主演男優賞にノミネートされました。受賞はなりませんでしたが、前哨戦ともいえるゴールデングローブ賞では主演男優賞を獲得しました。

グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち

出演:マット・デイモン, ロビン・ウィリアムズ, ベン・アフレック, ケイシー・アフレック, ミニー・ドライヴァー, Writer:ベン・アフレック, マット・デイモン, 監督:ガス・ヴァン・サント
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1997年の作品で、原題は『Good Will Hunting』。

天才的な頭脳を持ちながら精神的な問題を抱え暴力事件を起こした若者と、彼をカウンセリングすることになる心理学者の交流を描いた物語。

ロビン・ウィリアムズが演じたのは、学生時代の友人でもある数学教授からカウンセリングを依頼される心理学者。その彼がカウンセリングすることになる若者を、当時まだ無名だったマット・デイモンが演じています。

若者を更生させるため、時に厳しく突き放すように、時に優しく包み込むように、若者の心を動かそうとする心理学者。しかし、その彼自身も最愛の妻を失い、心に深い傷を負っていた。その揺れ動く心模様も含めてロビン・ウィリアムズの人間味あふれる演技に魅了されます。

主演を務めたマット・デイモンは、まだ大学生だった22歳の時にこの脚本のベースとなる物語を執筆。同じく当時まだ無名だった親友のベン・アフレックと共に映画の脚本を仕上げました。

ひとくちメモ


ベン・アフレック自身もこの作品に「主人公の親友」役で出演しています。彼の実弟であるケイシー・アフレックも出演しました。

映画は大ヒットし、第70回アカデミー賞ではなんと9部門にノミネート。マット・デイモンとベン・アフレックのコンビは脚本賞を受賞し、マット自身は主演男優賞にもノミネートされ、「映画界のアメリカンドリームだ」と大絶賛されました。

ロビン・ウィリアムズもこの作品で助演男優賞を受賞しています。

まとめ

今回はロビン・ウィリアムズの出演作品の中で、比較的シリアスでヒューマンドラマ系のものを3本、紹介しました。

ロビン・ウィリアムズはコメディアンとしてキャリアをスタートさせており、コメディー作品にも多く出演しています。

愛する子供達に会うため、女装して家政婦となり元妻に近付く『ミセス・ダウト』や、ディズニーアニメ『アラジン』での魔人ジーニー、厳密なコメディーではないですが、外見は中年ながら心は少年という難役を演じた『ジュマンジ』など、面白い作品もたくさんあります。

ロビン・ウィリアムズの数々の作品に敬意を表しつつ、ご冥福をお祈りいたします。

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