
2026年2月にイタリアのミラノとコルティナダンペッツォで開催される冬季五輪「ミラノ・コルティナ冬季オリンピック」。
この記事では、日本時間の2026年2月13日夜〜2月14日早朝におこなわれた競技の結果と、2月14日夜〜2月15日早朝におこなわれる競技の放送予定を紹介します。
\ミラノ・コルティナ五輪の名場面を楽しもう/
ミラノ・コルティナ五輪 2月13日夜〜14日早朝の競技結果
ミラノ・コルティナ五輪で2月13日夜から2月14日早朝にかけておこなわれた競技の結果についてまとめました。
スノーボード:男子ハーフパイプ決勝の結果

男子ハーフパイプ 決勝1回目
| 選手名 (敬称略) | 1回目 得点 | 最高 得点 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 山田琉聖 | 92.00 | 92.00 | 1位 |
| 戸塚優斗 | 91.00 | 91.00 | 2位 |
| 平野流佳 | 90.00 | 90.00 | 3位 |
| 平野歩夢 | 27.50 (転倒) | 27.50 | 9位 |
| S・ジェームズ (オーストラリア) | 48.75 (転倒) | 48.75 | 6位 |
予選1回目は、山田琉聖選手が大技をキレイに決めて1位発進。
戸塚優斗選手と平野流佳選手も高得点を出し、日本人選手が1位から3位までを独占しました。
骨折の影響が心配された平野歩夢選手は、1回目の序盤で着地に失敗。
平昌で銅メダル、北京で銀メダルと、2大会続けて平野歩夢選手に一歩及ばなかったジェームズ選手(オーストラリア)は今回予選1位。しかし決勝1回目は終盤に転倒して6位。
男子ハーフパイプ 決勝2回目
| 選手名 (敬称略) | 2回目 得点 | 最高 得点 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 戸塚優斗 | 95.00 | 95.00 | 1位 |
| 山田琉聖 | DNI (転倒) | 92.00 | 3位 |
| 平野流佳 | 90.00 (小失敗) | 90.00 | 4位 |
| 平野歩夢 | 86.50 | 86.50 | 5位 |
| S・ジェームズ (オーストラリア) | 93.50 | 93.50 | 2位 |
戸塚選手が2回目で大技を成功させ、観客は大熱狂。決勝2回目で1位に躍り出ました。解説者さんは感動で泣いていました。
決勝1回目で1位だった山田選手は2回目で転倒。平野流佳選手は技を少し失敗したものの完走し、1回目と同じ得点。「失敗したのに90点」と解説者さんは感心。
ジェームズ選手が2回目で93.50点を取り、2位に浮上。これにより山田選手と平野流佳選手がそれぞれ順位を1つずつ落としました。
平野歩夢選手は2回目ですべて技を決め、完走。しかし得点は思ったほど伸びず、この時点で5位です。
男子ハーフパイプ 決勝3回目&最終結果
平野歩夢選手は3回目で転倒。得点を伸ばせず、メダルを逃したことが確定してしまいました。それでも大きな失敗や怪我なく終われて良かった。
平野流佳選手の3回目は大技を成功させてガッツポーズ。しかし得点は91点止まりで、メダル圏内に届きませんでした。
山田選手は3回目で勝負をかけ、完走。しかし得点は1回目と同じ。この時点で山田選手の銅メダルが確定しました。
戸塚選手は3回目でさらなる得点アップを狙ったものの転倒。メダルは確定させました。あとはメダルの色だけ。
逆転金メダルを狙ったジェームズ選手は惜しくも転倒。この瞬間、戸塚選手の金メダルが決まりました。
| 最終 順位 | 選手名 (敬称略) | 3回目 得点 | 最高 得点 |
|---|---|---|---|
| 1位 金メダル | 戸塚優斗 | DNI (転倒) | 95.00 |
| 2位 銀メダル | S・ジェームズ (オーストラリア) | DNI (転倒) | 93.50 |
| 3位 銅メダル | 山田琉聖 | 92.00 | 92.00 |
| 4位 | 平野流佳 | 91.00 | 91.00 |
| 7位 | 平野歩夢 | DNI (転倒) | 86.50 |

(画像引用:朝日新聞)
最後の3回目で失敗したジェームズ選手は、よっぽど悔しかったのでしょう、競技を終えた後はメダル獲得を祝い合っていた戸塚&山田選手とハグするでもなく、視線すら合わせませんでした。
ジェームズ選手の2回目の得点に関して「低すぎる!」「日本に盗まれた!」とオーストラリアのファンやメディアは怒っているそうです。
一方で日本のファンたちも「平野流佳選手の3回目は点数が低すぎる!」と怒ってます。だから採点競技って難しいんですよ。
表彰式では温和な表情に戻ったジェームズ選手は、山田選手と戸塚選手を祝福してくれました。
かと思ったら最初の記念撮影を終えてすぐ人形を客席に放り投げ、遠く離れた客席近くで観客とハイタッチ。
スタッフに呼び戻されて3人での記念撮影に戻ったものの、途中で再びジェームズ選手は消えてしまい、戸塚選手と山田選手の2人だけでメダリスト撮影がおこなわれました(それが上に載せた写真)。
よっぽどジェームズ選手は機嫌が悪かったのかと思いきや、この時ジェームズ選手は悔しさのあまり号泣して座り込んでいた4位の平野流佳選手のもとに近付き、ずっと慰めていたのだそうです。
前回北京の金メダリスト、平野歩夢選手は7位でフィニッシュ。やはり骨折の影響は大きすぎた。
競技終了後のインタビューで平野歩夢選手は穏やかな笑顔を浮かべながら「生きてて良かったな」とつぶやきました。しかも2回。
フィギュアスケート:男子シングル・フリーの結果

男子シングルのフリーは波乱の展開でした。
女子シングルの日本代表、坂本花織選手は男子フリーを観戦し、あまりの波乱っぷりに
「団体の時はみんなの演技を見て、今回の五輪に魔物はいないなと思っていたけど」
「けっこうビビってます」
「ちょっとこれ自分に置き換えたらメンタル持たんな」
と嘆いてしまうくらい大荒れでした。

(画像引用:時事通信)
全24人中、16番目に登場した佐藤駿選手は88.70点で、この時点での1位。あと8人の演技を待ちます。
最後から5番目に登場したシャイドロフ選手(カザフスタン)が自己ベストの198.64点を出し、一気に1位浮上。佐藤選手は2位に下がります。

(画像引用:毎日新聞)
日本のエース・鍵山優真選手は最後から2番目に登場し、ジャンプを2回失敗。うち1回は手をついただけでなく、尻もちもついてしまう大失敗。
鍵山選手の得点は伸びず、176.99点。合計で280.06と、1位のシャイドロフ選手に届かず、この時点でメダルは確定したものの金メダルは逃しました。
キス・アンド・クライで得点が出た後の鍵山選手は笑顔なし。ぼう然として表情が固まっていました。
残すは最後、ダントツの優勝候補であるマリニン選手。
「鍵山選手がコケたことで金メダルは確実だな」
「佐藤選手は4位か、惜しかったな」
と思っていたのですが…。
最初のジャンプは成功させたマリニン選手。しかし2回目と3回目のジャンプで4回転を跳べず2回転に。
連続の失敗で動揺したか、その後のジャンプを連続して転倒。会場内は悲鳴が続き、演技の終盤はシーンとしてしまいました。
結果、マリニン選手のフリーは156.33点。順位はSPでの1位から8位に転落。キス・アンド・クライでのマリニン選手は顔面蒼白でした。
この結果、鍵山優真選手の2大会連続銀メダルと、佐藤駿選手の初めての銅メダルが決まりました。
あまり晴れやかな表情ではなかった鍵山選手ですが、事態を飲み込めていない佐藤選手に銅メダル獲得を伝えると、佐藤選手は大号泣。
ようやく満面の笑顔で明るく佐藤選手を祝福する鍵山選手の様子が国際映像で世界中に配信されました。他人のためになら笑顔になれるって、すごく素晴らしいことですよね。
| 順位 | 選手名 (敬称略) | SP 得点 | フリー 得点 | 合計 得点 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 金メダル | M・シャイドロフ (カザフスタン) | 92.94 (5位) | 198.64 (1位) | 291.58 |
| 2位 銀メダル | 鍵山優真 | 103.07 (2位) | 176.99 (6位) | 280.06 |
| 3位 銅メダル | 佐藤駿 | 88.70 (9位) | 186.20 (3位) | 274.90 |
| 8位 | I・マリニン (アメリカ) | 108.16 (1位) | 156.33 (15位) | 264.49 |
| 13位 | 三浦佳生 | 76.77 (22位) | 170.11 (10位) | 246.88 |

(画像引用:読売新聞)
佐藤選手と同じく、いやそれ以上にメダルが確定した直後はボーゼンとしていた、金メダリストのシャイドロフ選手。敗れたマリニン選手から祝福を受けていました。マリニン選手も立派でした。
シャイドロフ選手は、カザフスタンの冬季オリンピック全競技をとおして史上初の金メダリストとなりました。国民的英雄ですよ!
フィギュアスケート競技に絞れば、カザフスタン選手のメダル獲得は2014年ソチ五輪でのデニス・テンさん以来、史上2人目。
シャイドロフ選手は、先輩であるデニス・テンさんに憧れてフィギュアスケートを始めたのだそうです。解説者さんも「デニス以来ですね」と語っていました。
デニス・テンさんは2018年、カザフスタン国内で暴漢に刺され、25歳の若さでこの世を去っています。
そのことを知っているフィギュアスケートファンが「天国でテンさんが喜んでる」と、2人を祝福する投稿がいくつも見られました。
一方、メダリストとなった鍵山選手と佐藤選手は同学年の22歳。まだまだ若い。次のオリンピックも期待しています。
というか、鍵山選手ってミスがなければ金メダルを取れてたってことですよね。惜しかった!まさかマリニン選手がミス連発するなんて思わないもん。
日本人選手のフィギュア男子における複数メダル獲得は、2018年平昌(羽生結弦&宇野昌磨)、2022年北京(鍵山優真&宇野昌磨)に続き、3大会連続となりました。
スノーボード:女子スノーボードクロス予選の結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 吉田蓮生 | トーナメント1回戦 グループ3組 4位 敗退 |
クロスカントリースキー:男子10キロフリーの結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 山崎大翔 | 30位 |
| 広瀬崚 | 33位 |
| 馬場直人 | 35位 |
スケルトン:男子スプリントの結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 高橋弘篤 | 23位 |
ミラノ・コルティナ五輪 2月14日夜〜15日朝の放送予定
| 日時 | 種目 |
|---|---|
| 2月14日(土) 17:00 | 【カーリング】 女子予選 日本vsスイス |
| 2月14日(土) 18:00 | 【フリースタイルスキー】 女子デュアルモーグル決勝 |
| 2月14日(土) 23:55 | 【スピードスケート】 女子チームパシュート 男子500m |
| 2月15日(日) 02:35 | 【カーリング】 女子予選 日本vsアメリカ |
| 2月15日(日) 02:40 | 【スキージャンプ】 男子ラージヒル |
| 2月15日(日) 04:35 | 【フリースタイルスキー】 女子スキービッグエア予選 |
スキージャンプは男子ラージヒル。二階堂連選手は今大会3つめのメダル獲得を目指します。
スピードスケートは女子チームパシュートの準々決勝。日本は平昌で金メダル、北京で銀メダルを獲得しており、得意な種目です。
以上、今日のミラノ・コルティナ五輪ハイライトでした。
ミラノ・コルティナ五輪 デイリーハイライト
- ハイライト17日目:佐藤綾乃選手は五輪最後の種目で決勝を戦う
- ハイライト16日目:高木美帆選手、本命1500mでメダル獲得ならず
- ハイライト15日目:坂本花織選手と中井亜美選手が銀・銅メダル
- ハイライト14日目:スノーボード強い!スロープスタイルで金銀銅
- ハイライト13日目:17歳の中井亜美選手がSPを1位で好発進
- ハイライト12日目:りくりゅうペア歴代最高得点で涙の大逆転金メダル
- ハイライト11日目:堀島行真選手はアクシデント連続でも銀メダル
- ハイライト10日目:二階堂蓮選手は悔しさと涙の銀メダル
- ハイライト9日目:男子ハーフパイプと男子フィギュアでメダル4個
- ハイライト8日目:女子ハーフパイプと男子モーグルでメダル獲得
- ハイライト7日目:ハーフパイプは男女全員が予選突破
- ハイライト6日目:ジャンプ混合団体で悲願のメダル獲得
- ハイライト5日目:女子ビッグエアで村瀬心椛選手が金メダル
- ハイライト4日目:フィギュア団体が2大会連続の銀メダル
- ハイライト3日目:木村葵来選手が今大会初の金メダル
- ハイライト2日目:フィギュア団体SPは2位の好発進
- ハイライト1日目:男子ビッグエアは全員が予選通過









