
2026年2月にイタリアのミラノとコルティナダンペッツォで開催される冬季五輪「ミラノ・コルティナ冬季オリンピック」。
この記事では、日本時間の2026年2月18日夜〜2月19日早朝におこなわれた競技の結果と、2月19日夜〜2月20日早朝におこなわれる競技の放送予定を紹介します。
ミラノ・コルティナ五輪 2月18日夜〜19日早朝の競技結果
ミラノ・コルティナ五輪で2月18日夜から2月19日早朝にかけておこなわれた競技の結果についてまとめました。
スノーボード:女子スロープスタイル決勝の結果


(画像引用:Olympics.com)
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 深田茉莉 | 1位 金メダル |
| 村瀬心椛 | 3位 銅メダル |
| 岩渕麗楽 | 8位 |
女子スロープスタイルは深田茉莉選手が金メダル、村瀬心椛選手が銅メダルを獲得しました。
村瀬選手はビッグエアの金メダルに続き、今大会2個目となるメダル獲得です。
深田選手の19歳48日での金メダル獲得は、冬のオリンピックにおける日本女子選手の最年少記録となりました。
少し脱線すると、男女関係なく全選手での金メダリスト最年少記録は、1998年長野五輪・ショートトラック男子で西谷岳文選手が金メダルを獲得した19歳35日です。深田選手より13日だけ早い。
金・銀・銅の色に関係ない「冬のオリンピックの最年少記録」になると、
- 男子:平野歩夢選手の15歳74日(2014年ソチ五輪、スノーボード:ハーフパイプで銀メダル)
- 女子:村瀬心椛選手の17歳100日(2022年北京五輪、スノーボード:ビッグエアで銅メダル)
となります。夏の五輪でのスケートボードも同じですが、ボード系の競技って若い選手がメインだから、最年少記録が続出しますね。
ちなみに、女子の村瀬選手が最年少記録を樹立する前の記録保持者は、2010年バンクーバー五輪のフィギュアスケート:女子シングルで銀メダルを獲得した浅田真央選手の19歳153日でした。
話を戻します。

(画像引用:読売新聞)
最後の3回目について「採点がおかしい」という意見が各所で噴出しています。
アメリカのレジェンド的存在である元スノーボード選手によれば「村瀬選手とゾイ選手の採点は低すぎる」「史上最悪の採点ミス」「謝罪が必要だ」と激オコ状態です。
確かに、ぶっちゃけますが、村瀬選手が3回目の最後のエアでものすごい大技を決め、見事に着地成功した時は「これはスゴい、間違いなく2つめの金メダルだ!」と確信しました。
だけど得点は深田選手より低かった。得点が出た瞬間、村瀬選手はぼう然としてしばらく動けなかったほど。(少し経過してから深田選手を称えてハグしてましたが)。

(画像引用:THE DIGEST)
予選を1位で通過し、最後に出走したゾイ選手(ニュージーランド)も、ジャンプは3回とも完璧でした。「うわー、これは日本勢、負けたわ」と正直思った。
でも得点は、村瀬選手を抜いたものの、深田選手は抜けず2位。ビッグエアに続いて2個目の銀メダルとなりました。
ビッグエアの時は自分の試技を終えた直後、負けて悔しいだろうに金メダルの村瀬選手をすぐ称えていたゾイ選手。
だけど今回ゾイ選手は村瀬選手と同様に、得点が出た直後は固まってしばらく動けず、ぼう然としていた。日本選手2人を称えるのに少し間があくほど。
もちろん、深田選手の得点がおかしいと言うつもりは毛頭ありませんよ。私は深田選手の試技を3回とも見ました。納得の金メダルです。
ただ、スロープスタイルという競技の特性が関係してくるんですよ。印象の問題というか。

ビッグエアは、ジャンプ1回だけの種目です。グルグル回って着地を決める。まさに1発勝負。
一方、スロープスタイルはジャンプ3回、さらに前半はレール・セクションというものがあります。障害物の上を滑っていくやつ。
今回のスロープスタイルで、村瀬選手もゾイ選手も、ジャンプはスゴかったです。しかし2人とも前半のレールで小さな失敗があり、減点された。
なので総合得点が深田選手を上回れなかった。それほどまでに前半のレールも得点に占める割合は大きいんです。
村瀬選手は、3回目のジャンプで大技を決めて見事に着地し、本人もガッツポーズしながら金を獲ったと確信したそうです。
本人がそう確信したくらいだから、テレビで見ててそう思った人は多いはずなんですよ。私もそうだったし。でも点数は低くて村瀬選手はぼう然とした。
これだから採点競技って難しいんですよね。ジャンプは派手だから、どうしても観客はそっちにばかり目が行く。だけど地味なレールで減点されてる。
下手したら死ぬかもしれない危険なジャンプを命がけで飛び、決めて渾身のガッツポーズを決める。なのにレールで減点されてたら選手も確かにガックリするとは思います。
ただ、アメリカの元レジェンド選手のように、村瀬選手やゾイ選手の得点はもっと上だろ!と怒る一方で、深田選手のジャンプは(村瀬選手やゾイ選手よりも)レベルが低い、みたいな「勝者を下げる」言い方をするのは違うと思うし、キライです。
この元レジェンド選手は男子ビッグエアの時もマイク音声を切り忘れ、金メダル・銀メダルを獲得した日本人選手2人について「退屈だった」と発言し、批判されて謝罪に追い込まれてましたからね。
今回もさらに批判されて大炎上すればいいのに、と思います(←こういう言い方は良くないので止めましょう、って意味ですよ)
まあしかし、他にもネットでいろいろ結果について怒りや批判の声が出てますし、ルールについては見直しが入るかもしれませんね。
このままだと毎回誰かが不満で怒るような気がする。SNSの話をどこまで真に受けるかという話ではあるんですけど。

(画像引用:日刊スポーツ)
最後に、今回決勝に進んだ日本人選手のなかで唯一メダルを逃した岩渕麗楽選手ですが、私は岩渕選手をいちばん応援していました。前回北京五輪での感動があったから、岩渕選手には思い入れがあります。
岩渕選手は1回目の試技、いちばん最初のレールでいきなり失敗して転倒。開始数秒の終了で私は見ていて腰砕けました。
2回目は調子が良くて「これはいける!」と思ったものの、最後のジャンプで大技の着地に失敗して尻もち。これが惜しかったなあ。
岩渕選手、次のオリンピックも出て欲しいな。また応援します。
スノーボード:男子スロープスタイル決勝の結果


(画像引用:時事通信)
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 長谷川帝勝 | 2位 銀メダル |
| 木俣椋真 | 11位 |
女子より先におこなわれた男子スロープスタイル決勝で、長谷川帝勝選手が銀メダルを獲得しました。
とは言うものの、私は3回目の試技しか見られなかったんです。銀メダルを決めた1回目の高得点はハイライトでしか見てません。
前日に悪天候(大雪)で延期となったことで、NHKをはじめとする日本のテレビ局は放送時刻がグチャグチャになってました。
たぶんそのせいで五輪関連の番組表が大きく狂い、録画がうまく出来ていませんでした。
なので録画を再生したらいきなり「いよいよ長谷川選手の3回目」って実況アナが言い始めたので、はあ?ってなりました。1回目と2回目がまったく録画できてなかった。
それはともかく、長谷川選手はビッグエアでは11位でしたから、スロープスタイルでの銀メダル獲得は嬉しかったことでしょう。
反対に、ビッグエアでは銀メダルを獲得したものの、今回のスロープスタイルでは11位に終わってしまった木俣椋真選手。
最後の3回目、ラストまでめちゃくちゃ好調で、これは逆転でメダル圏内あるぞ!と思ったものの残念ながら着地に失敗して転倒。
インタビューでその時のことを振り返り、「難しいとこでコケるのは分かるけど、一番自信のあるところで失敗した」「しばらく悔しい気持ちが残る」と顔をしかめていました。
本当にあとちょっとだった。でも、あなたもビッグエア銀メダリストですから。
今回はスノーボード勢がみんな素晴らしかった。おめでとうございます。
カーリング:女子予選の結果

イギリスは前回北京五輪の金メダルチームですから、強いのは分かっていました。メンバーは当時と少し変わっているけども。
ただ、これほどまで差のある負け方を日本が喫してしまうとは。
第8エンドでコンシード(ギブアップ)ですからね。点差もですけど、内容が今大会で最悪でした。
ここまで散々、このブログでも「日本(フォルティウス)はミスが多い」と書いてきましたが、今回はニュース記事で実際のショット率が掲載されていました。
イギリスのフォース(4人目)はショット成功率が「88%」だったそうです。
一方で、フォルティウスのフォース・吉村選手のショット成功率は「58%」。一目瞭然です。
両チームに差があり過ぎるのもだけど、投げた全部のうち4割が失敗してるんですから、そりゃ勝てません。
ただ、吉村選手だけじゃなく、フォルティウスの選手は全員がちょいちょい投げミスしてます。意思の疎通や共通認識に問題があるのかも。(イコール「仲が悪い」って話をしてるわけじゃないですからね)

(画像引用:読売新聞)
いちばん気になる、というか心配なのは、フォルティウスというよりも「カーリングという競技そのものに対する日本国民の関心が薄れてきていないか」という点です。
私には「スポーツ観戦仲間」と呼べる人たちが、実生活とネット上で繋がってる仲良しさんを含めて10人ほどいます。
野球やサッカー、オリンピック関連、もちろんカーリングも、いろんな競技についてワイワイと語り合える仲間たちです。
そのスポーツ観戦仲間たちは現在、私を除いて誰一人として五輪のカーリングを見ていません。
私は全試合を見てます。長野五輪からずーっと見続けてるし、カーリングという競技が好きですから。このブログで記事を書いてる関係もあるし。
でも、他の仲間たちはもう見なくなったそうです。ひどい罵詈雑言こそ吐きませんが、だいたいみんな「見てて悲しい」という感情を抱いています。
日本には「ロコ・ソラーレ」がいます。平昌・北京と続けてメダルを獲得し、日本のファンは熱狂したし、ずっと夢を見せてもらってきました。
だから今回のフォルティウスはどうしてもロコ・ソラーレと比較されてしまうし、フォルティウスに大して辛辣になるのも分からなくはない。
頑張って欲しいんですけど、負け方がよくない。特に今回のイギリス戦はよくなかった。
私の仲間と同じように、もうカーリングの中継を見ていないという人は多いのかもしれません。放送が日本時間の深夜だというのもマイナス要因でしたね。
かつてサッカー女子ワールドカップで「なでしこジャパン」が優勝し、日本に女子サッカーブームが到来したものの急速にしぼんでしまったのは、JFAの怠慢と、W杯後の成績低迷があると私は感じています。
同様に、今回のフォルティウス予選敗退が日本国内のカーリング人気にどういう影響を及ぼすのか、けっこう気になっています。
カーリング協会はJFAの失敗を繰り返さず、カーリング競技に携わる人たちを悲しい目に遭わせないようフォローして欲しいと思います。
| 順位 | 国名 | 試合数 | 勝 | 負 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | スウェーデン | 9 | 7 | 2 |
| 2位 | スイス | 8 | 6 | 2 |
| 3位 | カナダ | 8 | 5 | 3 |
| 3位 | 韓国 | 8 | 5 | 3 |
| 3位 | アメリカ | 8 | 5 | 3 |
| 6位 | イギリス | 8 | 4 | 4 |
| 7位 | デンマーク | 9 | 4 | 5 |
| 8位 | 中国 | 8 | 2 | 6 |
| 8位 | イタリア | 8 | 2 | 6 |
| 10位 | 日本 | 8 | 1 | 7 |
スウェーデンとスイスは予選突破を決めています。
前半不振だったカナダと韓国は、息を吹き返して上位に来ていますね。さすがです。
ショートトラック:男子500mの結果

| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 吉永一貴 | 準々決勝4位 準決勝に進めず |
ショートトラック:女子3000mリレー順位決定戦の結果

| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 日本 中島未莉 金井莉佳 渡辺碧 長森遥南 | 順位決定戦2着 全体6位 |
フリースタイルスキー:女子エアリアル予選の結果

| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 五十嵐瑠奈 | 24位 予選敗退 |
アルペンスキー:女子回転の結果
| 選手名 (敬称略) | 順位 |
|---|---|
| 安藤麻 | 途中棄権 |
ミラノ・コルティナ五輪 2月18日夜〜19日朝の放送予定
| 日時 | 種目 |
|---|---|
| 2月19日(木) 17:55 | 【ノルディック複合】 団体ジャンプ |
| 2月19日(木) 18:40 | 【フリースタイルスキー】 男子ハーフパイプ予選 |
| 2月19日(木) 18:55 | 【フリースタイルスキー】 男子エアリアル |
| 2月19日(木) 21:40 | 【カーリング】 女子予選 日本vs中国 |
| 2月19日(木) 21:50 | 【ノルディック複合】 団体クロスカントリー |
| 2月20日(金) 00:25 | 【スピードスケート】 男子1500m |
| 2月20日(金) 03:00 | 【フィギュアスケート】 女子個人フリー |
ノルディック複合は最終種目の団体がおこなわれます。
数々の感動を生んだフィギュアスケートも今夜の女子フリーが最終種目。複数のメダルを獲得して欲しいですね。
以上、今日のミラノ・コルティナ五輪ハイライトでした。
ミラノ・コルティナ五輪 デイリーハイライト
- ハイライト14日目:スノーボード強い!スロープスタイルで金銀銅
- ハイライト13日目:17歳の中井亜美選手がSPを1位で好発進
- ハイライト12日目:りくりゅうペア歴代最高得点で涙の大逆転金メダル
- ハイライト11日目:堀島行真選手はアクシデント連続でも銀メダル
- ハイライト10日目:二階堂蓮選手は悔しさと涙の銀メダル
- ハイライト9日目:男子ハーフパイプと男子フィギュアでメダル4個
- ハイライト8日目:女子ハーフパイプと男子モーグルでメダル獲得
- ハイライト7日目:ハーフパイプは男女全員が予選突破
- ハイライト6日目:ジャンプ混合団体で悲願のメダル獲得
- ハイライト5日目:女子ビッグエアで村瀬心椛選手が金メダル
- ハイライト4日目:フィギュア団体が2大会連続の銀メダル
- ハイライト3日目:木村葵来選手が今大会初の金メダル
- ハイライト2日目:フィギュア団体SPは2位の好発進
- ハイライト1日目:男子ビッグエアは全員が予選通過









