鹿部山公園の展望台を独占
スタート＆ゴール地点、JR古賀駅。今回も妻を拉致して、夫婦でウォーキング大会に参戦した。
古賀駅を出発。いつもなら駅前をまっすぐ東に進むルートだけど、今回は鹿児島本線の線路に沿って南に進む。
早速、鹿児島本線の電車が来た。本数の多い路線なので、ひっきりなしに電車が来る。
古賀編は何度か参戦して道もいろいろ覚えたが、今回歩いたコースは大半が初めて設定されたルートだったので新鮮。ここの住宅街も初めて歩いた。
鹿部山公園（古賀市花鶴丘3丁目）。「ししぶやま」と読む。以前の古賀編で1回だけ来たが、その時は「荒波神社」横の階段を延々と上るコース設定だった。今回は住宅街を歩くことで階段を回避したということをこの地点で気付く。
誘導員が、ここから1段高いところでＵターンしてください、と言っている。もっと上に海の見える展望台があるのだけど、今回そこはコースに含めていないらしい。
せっかくだから、コースを外れて単独で展望台まで上った。妻はＵターン地点で待機させている（序盤で棄権されても困るので）。
海側の古賀市街地。団地群の向こうで森のようになってるのはゴルフコースらしい。その向こうには新宮浜。そして日本海。ウォーキング参加者が誰もいない展望台でユルリと見物。
ひとくち食べれば忘られぬ
国道3号線「鹿部」交差点。ここから工業団地に入る。
コースマップに「左衛門工場」と書いてある。「左衛門って聞いたことあるけど何やったっけ？」と妻に確認。妻は「お菓子でしょ」と即答。さすが福岡生まれ福岡育ち。そして甘い物好き、太り気味。
左衛門は福岡の有名なお菓子「博多ぶらぶら」の会社。そういえば以前、九州自動車道の古賀サービスエリアに博多ぶらぶらの人形が飾られていたけど、古賀で作られてるということだったのか。
左衛門工場直売所（古賀市鹿部）。試食は無かった。
この車に乗りたい。
左衛門の他にも、この一帯は食品関係の工場が多数建ち並んでいた。ピエトロの工場もある。少し離れた所には山崎パンの大きな工場もあり、妻は小学生の頃に工場見学で来た、と懐かしんでいた。
ムーミンの里
五所八幡宮（古賀市青柳）。
境内が結構奥のほうにある。階段もそこそこ長いので、妻にどうするか確認したところ、参拝したいとのことなので進む。
階段の手前に立て札。いろんな木々に名前が付けられていて、その中に「ムーミンの木」ってのもある。興味が湧いた。
階段スタート。ムーミンの木はどこだ。
これらしい。二つの太い幹が合体する箇所に、ムーミンが横に寝てるような形の膨らみ。うーん…。
近くでは誘導員なのか地元の人なのか、「ここはムーミンの里でーす」と叫んでいる。言いたい気持ちは分からなくもないけど、うーん…。
境内は更に階段を上ったところにある。ウォーキング大会はいろんな神社で参拝できるからいいね、と妻。まさにその通りで、私もウォーキングを趣味にするまで神社で参拝なんてしたこともなかった。
ウォーキング初心者は残り距離を意識してはいけない
グリーンパーク古賀（古賀市青柳）。「コスモス館」という産地直売所が中にあり、様々な野菜が売られていて、地元の人で賑わっていた。こういうところで野菜を買うと安いのよね。
駐車場の隣りにはコスモス畑。
道を挟んで反対側の公園では木々が紅くなっている。紅葉の季節だ。
青柳川に沿った道を歩く。古賀市のウォーキング大会と言えば、大根川に沿って歩き、弘法大師の像を見るというのが鉄板だったのだけど、今回は弘法大師の方面には行かなかった。青柳川という名前も初めて聞いた。
青柳村役場の跡地。
「旧青柳町宿構口跡」と彫られた石碑。この辺りは唐津街道の青柳宿だったらしい。前から疑問だった「構口（かまえぐち）」って何だろうと調べてみたら、昔の宿場町の入口にあたる場所らしく、宿場に入る旅人の検査をする場所でもあったんだとか。
新しい住宅に混じって古い石碑があちこちにある。
ちなみにこの辺りでコースマップには「残り5km」と書かれてた。今回トータル10kmだから半分歩いたと分かるのだけど、すでに足を引きずり始めていた妻が「まだ半分…」と嘆いてた。
ウォーキングを始めたばかりの頃は、ずいぶん歩いて足も痛くなって疲労度も増してるのに、まだ半分も残ってると分かるとそれだけでガックリ来てしまう。「あと5km」なんて数字は初心者にとって達成感にもならないし励みにもならない。意識しないに限る。
再び国道3号線に戻ってきた。「今在家」交差点。
古賀市役所。まつり会場に向かう人で混雑し始める。
「まつり古賀」会場。特設ステージで誰かが歌ってた。
古賀のゆるキャラ？ 「愛ちゃん」だって。
会場内は大賑わい。人混み嫌いがますます加速してるので、早足にて会場を去る。
古賀駅に到着。
歩行時間は2時間26分。歩行距離は11.56km。
妻は古賀市を歩くのが初めて。私は今回が通算5回目の古賀市散策だけど今回のコースは初めて。二人とも景色が新鮮でとても楽しめた。ワンパターンなコース設定ではなく、毎回工夫を凝らしてルートを変えてもらえると大変ありがたいし、また来ようと思う。