今年2回目も快晴の鯰田編

↑ 今回のスタート地点、JR鯰田(なまずた)駅。
今年2月、2014年ウォーキング大会の開幕戦がここ鯰田編だった。前回に続き今回も快晴。

↑ 前回同様、鯰田編といえばスタート直後の河川敷。駅のすぐ前に河川敷へと下りる階段がある。

↑ 遠賀川に沿った河川敷遊歩道を歩く。朝の早い時間帯、空気が澄んでいて、天気も良いから気分爽快。

↑ 川島橋を渡って遠賀川の反対岸へ。

↑ 反対側の河川敷に船着場があった。どこまで行くのかを聞くと飯塚市街地の方向を指差して地名を教えてもらったが、地元の人間ではないので分からない。たぶんそれほど長距離を運航している感じではなさそう。

↑ 船着場のすぐ横に柳原白蓮の歌碑があった。

↑ 「おもひきや 月も流転の かげぞかし わがこしかたに 何をなげかむ」
今回は立ち寄らない訳にはいくまい

↑ 旧伊藤伝右衛門邸(飯塚市幸袋)に到着。
通常は9時30分開館らしいのだが、この日は9時ちょうどの開館だと聞いた。それに合わせて普段よりゆっくりペースで歩いてきたのだが、それでも9時前に着いてしまった。ウォーキング参加者が行列を作って開館を待っている。

↑ 今年2月の鯰田編でも旧伊藤邸に来たが、その時はスルーした。2012年3月に旧伊藤邸をゆっくり見学してたから、もういいだろうと思って。
しかし今回は私も行列に並ぶ。なぜかって、そりゃ決まってるでしょ。「花子とアン」で一躍有名になった旧伊藤邸だから。
NHKの朝ドラ「花子とアン」で仲間由紀恵が演じた葉山蓮子のモデルは柳原白蓮。その夫・伝助のモデルは伊藤伝右衛門。つまりここの邸宅の主。
朝ドラ放送以前から旧伊藤邸は観光名所としてそれなりの知名度と集客力を誇ってたのだけど、朝ドラで旧伊藤邸が紹介されて以降、来場者数がとんでもなく増えたんだとか。
ちなみに2012年3月に書いた旧伊藤邸のエントリーも朝ドラ効果で一時期ものすごくアクセスが増えた。朝ドラを見てなかった私は最初、何が何やらサッパリ意味が分からなかった。

↑ 9時になり、旧伊藤邸の門が開く。いよいよ開館。ウォーキング大会参加者は団体客扱いだったので入場料が割引されてた。

↑ 門に飾られている「旧伊藤伝右衛門邸」の看板は、元総理大臣である麻生太郎氏の直筆。麻生さんは飯塚市が地元。

↑ 門をくぐると、いきなり「花子とアン」。朝ドラ見てないから俳優さんたちを見ても全くピンと来ない。

↑ 門のすぐ左側にある売店「白蓮」。中には入らなかったが、今なら花子とアン関連のお土産品も多数扱ってるんじゃないかな。

↑ 通算2回目。旧伊藤邸の中に入る。
伝右衛門と白蓮の暮らしを想う

↑ 正面玄関入ってすぐ左側にある応接間。

↑ これは何だろう。朝ドラ見てた人なら分かるのかな。

↑ 大広間。窓際には縁側も広がっている。

↑ 縁側から広大な庭園を眺める。子供だったら「かくれんぼ」やり放題だな。

↑ 長い長い直線の廊下。

↑ トイレ。伝右衛門は新婦・白蓮のために九州で初めての水洗トイレをここに設置した。現在その水洗便器はここになく、新飯塚駅近くの博物館に展示されている。

↑ 狭い階段を上って2階へ。白蓮のために伝右衛門が増改築した白蓮専用の部屋。

↑ 白蓮の部屋から見下ろす庭園。朝ドラを見てた人なら、ここで白蓮がどんな想いだったのかを察することが出来るだろう。

↑ 浴室。明治期なのにシャワーがついてる。

↑ 洋風の食堂。

↑ 台所があったスペースは現在誰かの絵画が飾られている。

↑ 花子とアンに関連してる絵画展だと思う。何度も書くが、朝ドラ見てないので分からない。

↑ 邸宅を出て庭園に向かう。

↑ 白蓮館。中は撮影禁止なので写真は撮れないが、白蓮が伝右衛門に絶縁状を叩き付けた時の新聞報道の切り抜きや、白蓮が家族に宛てた手紙など、貴重な資料が多数展示されている。

↑ 庭園の中に入っていく。ここは2回目だが、壮大な光景に「おおー」と唸ってしまう。

↑ とにかくいろいろ工夫されていて、豪華絢爛。

↑ 朝ドラの前から人気があった旧伊藤邸。その魅力の一つは、やっぱりこの美しい日本庭園にあるんじゃないかな。とにかく圧倒されてしまう。一見の価値あり。
今日も長崎街道を往く

↑ 旧伊藤邸を出発し、ウォーキング再開。国道200号線を南へ進む。

↑ 納祖八幡宮(飯塚市宮町)。2年前、ここの階段でコケた。

↑ 旧長崎街道・飯塚宿の跡地を示す史跡碑。ローソンの真ん前にある。

↑ しかしローソンが潰れていた。おやおや。

↑ 本町商店街に入る。

↑ 商店街の中でもお祭りのイベントがあるらしく、特設ステージでマイクチェックをしていた。

↑ いったん商店街を出る。名菓チロリアンで有名な千鳥屋本店(飯塚市本町)。

↑ 東町商店街にも特設ステージが出来てた。この商店街自体も旧長崎街道の一部になっている。
コスモスを見て秋を実感する

↑ 穂波川の手前に、また白蓮の歌碑があった。

↑ 「師の君の 来ますむかふと 八木山の 峠の若葉 さみどりのして」

↑ 木製の小さな橋を渡る。

↑ 橋の上から北側(芳雄橋の方角)を写す。

↑ 穂波川沿いの河川敷遊歩道を進む。この周辺は何度もウォーキング大会で歩いてるからエリア自体はすっかり把握してるのだけど、それでも初めての道を歩くと新鮮で気分が良い。

↑ 左の穂波川と、右の遠賀川に挟まれた中洲。コスモスの花が綺麗に咲いていて秋を実感する。

↑ 後ろを振り返ると筑豊のシンボル、ボタ山が見える。好きな景色。

↑ 河川敷の遊歩道を終え、芳雄橋に上がる。ここからは通常の歩道。

↑ ゴール地点、JR新飯塚駅の西口。

↑ 歩行時間は1時間26分。歩行距離は8.11km。
今回の旧伊藤邸再訪問は、開館直後に行ったこともあり、来場者がウォーキング参加者しかいなくて比較的少なく、ゆっくりジックリ見物することが出来て良かった。
朝ドラ効果で現在も特に土日などの休日は相当な来場者になってるらしいので、行くなら午前の早い時間帯がオススメ。朝ドラを見てなかった人も、旧伊藤邸は一度見ておいて損はしないと思う。


