格安航空会社ピーチに初乗り&関西空港で神が降臨【大阪旅行その1:関空編】

片道2,140円だからこその過酷ツアー

2月中旬、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションで航空チケットを購入。期間限定で片道2,140円というキャンペーン価格だった。


チケットを取ったのは4月11日、水曜日。「休みを取るなら水曜が一番問題ない」という判断でその日に決めたのだけど、今となっては大いに後悔している。というのも、4月第2週は、月曜も火曜も、そして木曜も金曜も天気が良かったのに、旅行当日の水曜日(11日)だけが大雨だったのだ。

結果論ではあるけれど、どうしてこの日を選んでしまったのか。運が悪かった。基本的に晴れ男のはずなのだけど。

まあグダグダ言っても始まらないので、旅日記を書いていこう。

自宅を出発、福岡空港へ

午前5時半に起床。前日に旅の準備は済ませておいたので、再チェックしてからPCで天気予報を見てみる。大阪の天気はやっぱり雨。

今回のツアーで決めていたポイントは、

◆お金を節約。大阪市街地で利用する交通機関は地下鉄のみ。
◆ひたすら歩きまくる!(旅行目的の半分は「ウォーキング」)
◆一つでも多くの場所を巡って、写真を撮りまくる(質より量!)
◆えべっさんを始め、いろんな神社で商売繁盛を祈願してくる。

この4つ。これを実行するために、かなり綿密で詳細な「分刻みの旅行スケジュール」を組み、全てのデータを現地で確認できるようiPhoneの各アプリに保存。ぬかりなし。

しかし、よくよく考えてみると、分刻みのスケジュールはすべて「天候が良くて、ある程度の道順も分かっていて、体調も万全な場合に歩けるペース」を基に移動時間を計算していた。

つまり、雨天で、ほぼ未知の場所を歩くには元から無理のある計画だった。それは大阪を歩いてる途中でイヤというほど悟った。

午前6時30分。福岡空港行きの高速バス停に到着。大雨の中、屋根もないバス停で傘を差しながらバスを待ち続ける。私の他にも大勢の利用客が待っていて大行列。

空港行きのバスは定刻より20分遅れて到着。車内は満席。1つだけ席が空いていたので座る。

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▲ 午前7時50分。福岡空港に到着。

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▲ ピーチの出発ロビーは福岡空港第1ターミナル。このバス停で降りたのは10人くらい。つまり満席の乗客は大半がピーチじゃなかったということ。

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▲ 福岡空港の外は雨がドシャ降り。大阪の天候が気になる。

空港の自動チェックイン機を初体験

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▲ 第1ターミナルに入るとすぐ目の前にピーチの自動チェックイン機を発見。ATMのような機械を使って自分でチェックインをするのは初体験。操作が分からなければ近くに係員の女性がいるので質問すればいい。

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▲ Webでチケット予約すると発行されるバーコードを紙に印刷して持って行き、そのバーコードを自動チェックイン機のスキャナーに読み込ませることでチェックインが完了する、という仕組み。

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▲ モニター横にある黒い機具がチェックイン用のスキャナー。印刷しておいた用紙をバッグから取り出そうと思ったのだが、ここで一つ閃いた。

iPhoneに保存しておいたバーコードの画像をスキャナーに読み込ませたら、上手くいくんじゃないだろうか。

近くの女性係員に聞いてみた。

「ああー、たぶん、バーコードさえ読み取ることが出来ればチェックインは可能だとは思うのですが…」と女性。

やってみよう。

iPhoneアプリ「Evernote」に保存しておいたチェックイン用紙のPDFファイルを画面に表示させる。

iPhoneの画面に表示されたバーコードをスキャナーの光に当ててみると……

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▲ できた。大成功。チェックインが完了し、モニターの左にある印刷機から搭乗券がニョキニョキと出てきた。紙を印刷しなくてもバーコード画像だけ持って行けばチェックインできるということを学習。スマートフォン、やっぱり便利だ。

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▲ 搭乗券の一番下にはローマ字で「おおきに」と印刷されている。

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▲ 2階の出発ロビーに上がる。

福岡空港の中で暇潰し

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▲ 早い時間帯なのもあり、2階ロビーはガランとしている。

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▲ ヒマなので3階の展望ロビーに行ってみた。誰もいないかと思ってたけど先客が2名いた。

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▲ 天気が悪いのもあり、あんまり楽しくない。降りる。

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▲ 他に何もすることがない。搭乗待合室で座っておくことにした。手荷物検査を済ませて中に入る。

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▲ ピーチのゲート前に座って待機。まだまだ出発までかなりの時間がある。大阪では一切余裕のないスケジュールなので、最初だけでもノンビリしておこう。

待合室でいろんな航空会社から出発便に関するお知らせのアナウンスが響いている。

この日はどの地方も天候が悪かったらしく、

「着陸できないと判断された場合は福岡空港まで引き返す」
「着陸できない場合は伊丹空港に着陸する」

といった「条件付き運航」のお知らせもあれば、

「現在天候調査中のため搭乗開始が遅れる」

といったアナウンスもあった。現地上空まで行って福岡に戻されるなんて泣くに泣けない。

で、ピーチの関空行きはどうなのかというと、条件付き運航も、天候調査中も、何のアナウンスもない。どんだけ天候悪くても根性で関空に降りてやるぜ、ってことなのか。

ピーチは2012年4月現在、航空機を3台しか保有していないらしい。

なので、仮に天候が悪いなどのせいで着陸不能となり福岡空港に戻ってしまったら、代わりに使用できる機体が存在しないので、同じ機体を使った関空発の次の便が欠航になってしまう。だから意地でも着陸しないといけないのだろう。

いよいよピーチ機に初搭乗

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▲ 搭乗開始が遅くなる航空会社もある中、ピーチは予定通りに搭乗開始。

機内が混雑するからとの理由で、まず窓際席の人、次に真ん中、最後に通路側と、搭乗する優先順位を設けて受付をしていた。こういう配慮はありがたい。私は窓際の席だったので最初にゲートを通過した。

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▲ ピーチは飛行機のある場所までバスで移動し、バスを降りてタラップを上り機内に入る、と聞いていたのだが、福岡空港に関してはタラップではなくボーディングブリッジ(屋外に出ることなく機内入口まで直結している通路のこと)が設置されていた。

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▲ ボーディングブリッジを進む。大雨の中を濡れながら移動するのはイヤだったから、ボーディングブリッジで良かった。

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▲ いよいよピーチの機内に初潜入。ウワサに聞いてた座席の狭さはどのくらいのものなのか。

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▲ 一人でも多くの乗客を乗せて利益を上げるため、座席数は通常よりも多く、間隔も狭い。

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▲ 自分の座席を発見。先月、テレビ番組でピーチの特集番組を放送した時に出演していた女性CAがいた。(写真に写ってる女性ではない)

さて、今回もっとも危惧していた「座席の狭さ」について。

私のスペックは身長183センチ、股下は93センチ。この体格の男性が座るとどうなるか。

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▲ こんな感じ。ヒザが前の座席の後ろ側にピタッと接触してしまった。お尻を座席の背もたれにピタッと完全にくっつけて、姿勢を良くして、それでもこの状態。

確かに狭い。狭いが、耐えられないこともない。座席の間隔があと5センチ狭いか、あるいは私の脚があと5センチ長かったら、おそらく足が痛くなってウンザリしたと思う。でも実際に座った感じは許容範囲だった。福岡から関空まで1時間弱なので十分耐えられる。

ただ、この状態で4時間座れと言われたら、お金を貰っても断る。ヒザが悪いのでおそらく耐えられない。

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▲ 隣りの席、真ん中と通路側。

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▲ 機内食のメニュー。LCCは食事やドリンクなどの機内サービスが全て有料となっている。節約旅行なので私はパス。

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▲ 乗客がほぼ全員、座席についた。ダランと座ると狭くて足が入らないので、めちゃくちゃ姿勢良くピシッと背筋を伸ばして座るしかなく、私だけポンと頭一つ上に出てるみたい。妙に恥ずかしい。

座席は窓側だったが、窓の位置が低くて外の景色はほとんど見ることが出来なかった。背筋をピンと伸ばした姿勢じゃないと座れない奥行だったので、私の身長では背中を丸めても外が見えない。

関西空港に到着、そして奇跡が…

ピーチの飛行機が福岡空港を離陸。定刻通りだった。優秀である。

途中、上昇中に少しと、広島辺りの上空で少しガタガタと揺れた以外は特に問題もなく快適な空旅。私は機内でずっと本を読んでいて、ふと気付くと関空に着陸。これまた定刻通りの到着だった。優秀である。

いろんな運航トラブルが先月に発生したのをニュースで見聞きしていたので心配だったが、私の中では高評価。ちなみにこの評価は帰りの便で大きく覆されることになる

機体が停止し、入口のドアも開いて、乗客が順番に降りていく。私は窓際の席だったこともあり、待ち行列が解消されるのを待っていた。

すると、待ち行列の後方にいた乗客が「後ろの出口からも出れるみたいやで」と言いながら機体の後方に向かい始めた。その言葉を聞いた行列後方の乗客たちが次々と続く。

これだけ待ってて、最後の最後に後方の出口も開けたのか? そんなわけないよな?

出口が前だけじゃなく後ろもあるのなら、なぜそのことをアナウンスしてくれないのだろうか。特に機体後方の乗客はアナウンスさえあればもっと効率良く機内から降りることが出来たのに。

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▲ 私も後方の出口から外に出た。福岡空港はボーディングブリッジだったが、関空は事前に聞いていた通りタラップを使って地上に降り、バスに乗ってターミナルまで移動。

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▲ ピーチは全日空が出資していることもあり、タラップも全日空のものを使用している。

この写真を撮った直後、ふと気付いた。

雨が止んでる!!!

福岡では大雨だったし、大阪でも予報では大雨とのことだったが、我々が関空に降り立った時、雨は止んでいた。

これはスゴイ。奇跡だ。やっぱり私は「持っている」。テンション急上昇。

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▲ 後方出口から最後の乗客が降りてきた。

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▲ バスが動き始めた。タラップの反対側に回る。

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▲ そしてまたタラップの側に戻る。なぜ一周した? 時間の余裕がない私はここで少しイラッ。空港のルールか何か?

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▲ 先日のテレビ番組で見たピーチ特集では、現在LCC航空会社の機体が関西空港を利用する際の利便性を高めるため、LCC専用の到着ターミナルを建設中だと言っていた。これがそうなのかどうかは分からないけど、ひとまず撮影。

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▲ 空港の中なのか外なのか、いろんなルートをグネグネと走る。早く着いてくれ。

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▲ ようやくバスがターミナルに到着。事前に幾つかのブログで情報収集したところ、関空に着陸してからバスでターミナルに到着するまでは約30分という意見が多かった。私の計測では約20分。

手荷物を預けてないので、バスを降りて大急ぎで移動開始。

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▲ 時間の余裕がない。JRの駅はどこだ。案内板を探しながら歩く。

幸いなことに雨は降っていない。このまま奇跡よ続いてくれ! そう願った。

けれど奇跡はここまでだった。

余談・気付いたこと・感じたこと

◆福岡空港行きの高速バスは事前に座席を予約することが出来る。それをスッカリ忘れてた。予約しとけばよかった。

◆待合室のアナウンスで、JALなど他社の女性はとても流ちょうに喋っていたが、ピーチの女性はまだ慣れてないのか緊張してるのか、数回噛んでた。

◆「がっちりマンデー」に出演してたピーチのCAさんと機内で記念写真を撮りたかったのだけど、本文で書いた通り後方の出口から出たため不発(彼女は前方出口で見送っていた)。

◆関空着陸後、CAの女性が機内アナウンスの最後で「おおきに」と言ったら、乗客の数名(いずれも年配の男性)が「今おおきに言いよったな!」と関西弁で噴いてたのがストレート過ぎて、むしろそのリアクションに噴いた。

大阪旅行その2:長居編に続く

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