非豚骨で勝負する小倉の名店による期間限定メニュー
以前友人に「ここの塩は美味いよ!」と聞いていたラーメン志士。福岡や北九州は豚骨ラーメンが基本だけど、こちらの店は醤油や塩などの「非豚骨ラーメン」主体のメニューとのこと。
そんなラーメン志士が先日、ニュースに出てました。以下引用します。
豚骨ラーメン店がひしめき合う北九州市にあって「非豚骨」ラーメン店として人気を博す、小倉・中井のラーメン店「志士」(北九州市小倉北区中井2)で1月4日、新メニュー「かつお菜塩ラーメン」の提供が始まった。提携農家の収穫が終わる3月ごろまでの期間限定。(中略)
「博多かつお菜」は「高菜」の仲間で、この時期鍋料理や「博多雑煮」の具材として知られる福岡県特産の伝統野菜。「カルシウムやカロテノイド、ビタミンC が多く含まれ、かつおだしが要らないほど豊かな風味が特徴」(後略)
via:小倉経済新聞(2013年1月4日)
期間限定のことなので、早速行ってきました。
入口の外観。商業テナントが入ってる建物群の一番端にあります。
建物のちょうど裏手に「ラーメン志士」用として2台分の駐車スペースがあります。店のすぐ横にあるのはコインパーキングで、そちらは店舗と関係ありません(=有料です)ので注意。
店内はカウンター席が7つのみ。テーブル席はありません。座席数が少ないので、昼食時は行列になるのかな。集団で食べに行くのには向いてないですね。
私が行ったのは開店して少し経った午前11時20分頃。店内にはお客さんが2名だけでした。
厨房ではニュース記事に写真が載ってた店長さんと、女性店員さんの2名で営業されてました。お二人ともすごく温和でニコニコ笑顔。気持ちの良い接客でした。
「ニュースで見たのですが、期間限定の…」と伝えると、「こちらのメニューですね」と店長さんが壁に貼ってあったラーメン写真を指差してくれました。
1日に20杯しか提供していない限定ラーメン。しかも販売は今年の3月までとのこと。食べるなら今しかないですよ!
通常量で700円。私は大盛り(100円増し)を注文しました。こちらでは替え玉が出来ないため、お腹イッパイ食べたいなら大盛りをオススメします。
事前に聞いていた通り、醤油ラーメンと塩ラーメン主体のメニュー構成ですが、ピリ辛ラーメンというのもありますね。これは興味をそそられる。
「かつお菜塩ラーメン」の具は、スライスされたゴボウとパプリカ、刻み青ネギ、そしてドーンと広がるメインのかつお菜。焼き豚などの肉は入っておらず、野菜のみ。
野菜ソムリエの方とのコラボレーションで作られた一品だけあって、カロリー計算にも気を配られ、とてもヘルシーなラーメンになってます。
麺の太さは普通より少し細いくらい。福岡の豚骨ラーメンは基本的に麺が細いですが、あれよりも少し太いくらいの感じ。食べやすいです。
かつお菜は油などで炒めてる感じはせず、ただ湯でゆがいただけという感じ。スープ自体も塩味がすごくサッパリしている上に具材も炒めた感じがしないので、全く油っぽい味ではありません。強烈なサッパリ味とでも言うか。後味もすごくイイ。
柚子ごしょうが欲しい人は、別途注文すると持ってきてくれます(無料)。私は柚子ごしょうが大好きなのでお願いしてみました。
柚子ごしょうを入れスープを軽くかき混ぜて飲むと、それまでのサッパリ味とは全然違う、独特の柚子の風味に加えてパンチの効いたコショウの辛さがそれまでの「ホンワカ」した舌の味覚に強烈な一撃を与えてくれます。これもイイ。
というわけで今回もスープまで完食。痩せなきゃいけないのでスープは控えめにすべきなのだけど、ヘルシーだし、私にしては珍しい塩ラーメンだし、ついつい美味しくて飲み干しちゃいました。
この限定メニュー「かつお菜塩ラーメン」は3月までですが、他にも醤油ラーメンやピリ辛ラーメンが楽しみ。また来ます。ごちそうさまでした。
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