目次
- 全体の2割ほどある「前回と違うコース」が楽しみ
- 「知り過ぎた街」にもまだまだ未知の場所がある
- 「あの事件」直後だったので皆が神経質になってた
- 今回は間違わずに読めた
- チューリップフェア会場に入る
- 「約束の地」で予想しなかった言葉を聞く
- 多賀神社にも寄り道してきた
全体の2割ほどある「前回と違うコース」が楽しみ
今回のスタート&ゴール地点となる、JR直方駅。
昨年11月の直方編で歩いて以来、ウォーキング大会で直方市内を歩くのは半年ぶり。
前回は正午頃から所要があり、早めに帰宅する必要があるにもかかわらず、途中から完全に「ノンキなお散歩モード」となり、時間がなくなって最後は大慌て、というメチャクチャなペース配分だった。
今回は、実家の鳥取県から両親が福岡にやってくるため正午前には迎えに行く必要があった。そういう意味では前回同様にあまり時間の余裕がない。
事前にコースマップを見ると、前回歩いたコースと8割ほどカブっている。つまり大半は前回と同じ場所を歩くということ。前回は立ち寄ったが今回はスルーする場所が多いかもしれず、それで少しは時間を短縮できるか。
取り壊された旧駅舎があった場所。前回はまだ白い壁で隠されてる状態だったが、その壁が消え失せ、臨時のタクシー乗り場みたいになってる? ただの客待ち場所?
今回も前回同様に、直方駅まではJRではなく自分の車で来た。駅前のロータリー部分は現在も工事中。来る度に形状や車道のルートが変化している。
直方駅を出発。駅前の直線道路を遠賀川に向かって歩く。
「日ノ出橋西」交差点に到達。遠賀川を渡る。
今回は、毎年4月に直方市役所前の遠賀川河川敷で開催されるイベント「のおがたチューリップフェア2012」とタイアップしたウォーキング大会。遠賀川と彦山川に囲まれた中洲部分に大量のチューリップが植えられて見応えがある。
今年の咲き具合はどうでしょね。
河川敷のグラウンドでは少年野球チームが練習をしていた。
「知り過ぎた街」にもまだまだ未知の場所がある
「頓野」交差点の歩道橋を渡る。ここまでは前回と同じ。
前回は歩道橋を渡った直後に右折し、田川バイパスを田川方面へと歩くコースだった。今回は国道200号線を直進し北九州市方面へと歩く。
うちの会社に遠方から出張で来る提携企業の担当者がよく宿泊で利用している「プラザホテル直方」。
うちの会社で北九州に住む社員は私だけなので、帰宅の際に担当者を私の車に乗せ、このホテルまで送ったことが何度かある。
「西尾」交差点。国道200号線は左へ直進するが、今回のコースは右に分岐する県道を進む。
「スーパー丸和」直方店。私のウォーキング記事に登場する頻度がとても高いスーパー。それだけ「丸和」は福岡の各地にたくさん店舗展開しているということなのだろう。
「中央橋」交差点を右折し、直進すると直方バイパスの高架に到達する。ここを右折。
ここからしばらく、私の知らないエリアを歩くことになる。どんな風景が広がっているのかワクワク感が増す。
期待に満ち満ちた未知の道。キミは早口で3回言えるかな?
直方バイパスのすぐ脇にある農産物直売所、「アグリー福智の郷」。
さらに進むと係員が右へと誘導している。「汽車倶楽部」という看板。ここは知らなかった。
とてもキレイな状態で蒸気機関車が保存展示されている。運営されている方の愛着が感じられる。
ここを通過した数分後、ピューっという大きな警笛音が鳴り響いていた。おそらくここの蒸気機関車からだったのだろう。
「ケアハウスめぐみ」付近で右折し、しばらく直進してから直方バイパスの高架をくぐる。
県営住宅が立ち並ぶエリアの横を進み、保育園がある角で左折すると三叉路に出る。ここは地元の人たちが抜け道として活用しており、交通量が多い。
ここを左折すると直方バイパスの入口。右折すると田川バイパスに合流できる。今回のウォーキングコースは右折。
「あの事件」直後だったので皆が神経質になってた
田川バイパスの「羽高」交差点に到達。ここから先は前回の直方編と同じコース。
交差点の角にはマクドナルドやベスト電器・直方店がある。
上の写真で、黒い服を着た男性が横断歩道のない場所を歩いている。車道に近い場所なので危ないのだけど、これには仕方のない「ある事情」があった。
ここ「羽高」交差点の、マクドナルド側からベスト電器側に向かう信号が青になった。写真に写る黒服の彼や私たちよりも前に、先頭を切って別のウォーキング参加者が横断歩道を渡り始めた。年齢50代くらいの男性。
そこへ、田川方面(写真で言うと左側)から我々の横断歩道側に右折してきた1台の車が、横断歩道を渡ってる男性に気付かず突っ込んできた。
おそらく、対向車のことばかり気にしていて、車の流れが途切れたから右折することしか考えてなかったのだろう。猛スピードで横断歩道に突っ込んでくる車を見て、私は「危ない!」と叫んでしまった。私はまだ横断歩道の手前(上の写真を撮影した場所)にいた。
先頭を歩いていた男性も車の接近に気付き、驚いて後ろに一歩だけ後退したが、正直言って私は覚悟した。あの男性は車にひかれた、と。
しかし、車は直前で急ブレーキ。キキッ!という大きな音を立てて車は停まり、男性は無事。
危うくひかれかけた男性は激高し、車の正面に立って進路をふさぎ、運転手に向かって猛烈に怒鳴り始めた。
運転していたのは50代くらいの女性。頭を下げるような謝罪の挙動はなく、無表情で男性を見てるだけ。被害に遭いかけた男性だけでなく、私もその様子を見て頭にきた。
突っ込んできた車は男性に妨害されていることもあり、横断歩道の真ん中に停止したまま。他の車も交差点を曲がることが出来ない。
横断歩道の手前で誘導していた係員が男性をなだめに行く。
反対車線で信号待ちをしている別の車も横断歩道に車の一部を突き出して停止しており(こちらも完全な交通マナー違反)、横断歩道が完全にふさがれてしまっていた。
なので仕方なく横断歩道のない場所を歩くしか方法がなかった、というわけ。
ちなみに、当該の危険運転をした女性の車両は写真に写っていない。写っているすべての車両は今回の件と全く関係がないので誤解なきように。
わずか2日前、京都で悲惨な事件があったばかりだったこともあり、やはり横断歩道などで神経質になっているウォーキング参加者が今回は多かったように見受けられた。
私自身、過去に横断歩道でひかれかけた経験が何度もあるので、横断歩道の信号が青になろうとも、赤側の車の動きは常に気を配るようにしている。「赤なんだから当然停まるよね」などとは考えない。「どこで誰が突っ込んでくるか分からない」と考える。
哀しい話だが、福岡の道路事情はそういうレベルだ。危険で自己中心的な運転をするドライバーが腐るほど走っている。だから飲酒運転全国ワーストという汚名が毎年「恥の上塗り」として記録されていく。
事故を起こさない限り、あるいは警察に見つからない限りは、犯罪でもなければ飲酒運転でもない。そういう危険な思考のドライバーを減らすにはどうすればいいのだろう。
今回は間違わずに読めた
今回もやって来た、もち吉の直方販売所。
今回も前回に続き、おいしいお水をいただいた。
カタカナの「カド」じゃなくて、漢字の「力水(ちからみず)」だからね! 読み間違えるのは私くらいだと思うが。
もち吉の本社工場前にもチューリップ園がある。
とても整備されていてキレイ。社員専用駐車場を、期間中は臨時駐車場として開放しているのかな? チューリップ園駐車場という看板が見える。
前回も紹介したゲオ直方店。前回は開店前だったが、今回は私のスタートが遅かったこともあり、開店直後で駐車場が埋まり始めている。
ゲオが旧作100円の価格競争を仕掛け、最初はそれに乗った一方の大手TSUTAYAも、やがて100円戦争から一時は撤退していたのだが、今月から再び旧作100円に討って出るという報道があったばかり。
※4月13日時点で対象店舗は関東1都6県、新潟、長野・宮城各県。福岡は対象外。
TSUTAYAが再び挑んできたことを受けて、ゲオがどう動くのかも注目している。というか福岡も旧作100円にしてくださいよ。
ゲオ以外にも前回、この道路沿いの店舗をいろいろ紹介したので、今回は前回紹介してない店舗を。北九州の各地に店舗展開している大型スーパーの「ハローデイ」。
英語表記を見れば分かる通り、最後が「Day」なので発音は「ハローデイ」のはずなのだが、うちの嫁も、職場の女性たちも、知人の大半は「ハローディー」と呼んでいる。小さい「ィ」じゃなくて大きい「イ」なんだけど。
前回(2011年11月)も撮影した出光のスタンド。前回が134円で、今回(2012年4月)が154円。この半年近くでリッター20円も値上がりしたことが分かる。
チューリップフェア会場に入る
彦山川を渡る。半年前とは全然違う風景。菜の花がキレイ。
前回、車両が通行止めになり、不穏な空気に包まれていた「勘六橋東」交差点。今回は何事もなかった。
坂を下って河川敷の遊歩道に進む。
チューリップフェア開催中、河川敷の駐車場は有料になる。
それは知ってたし有料は仕方ないと思うけど、「社会実験」って何さ。普通に「期間限定で有料」で良くないか? なんかイラッとくる。
時期が合えば桜とチューリップの見事なコンボが楽しめるのだけど、今年はもう桜が散ってしまってるもんなー。どうだろう。
ああー、やっぱり散っちゃってる。ここも先週末がベストだったんだろうな。
で、今回のメイン、肝心のチューリップは、あれ? なんか微妙。品種による差なのだと思うけど、咲いてる所と咲いてない所の違いがクッキリ。
この辺は比較的キレイに咲いてた。
メインの花壇はさすがの迫力。
露店もたくさん出ていた。人力車もあったけど、どこまで運んでくれるサービスなんだろう。フェアの会場、そんなに広いわけではないんだけど。
気のせいかもしれないけど、チューリップの開花具合がイマイチだったように思う。来週になるとどんな感じになるのかな。
メイン会場の横で、白ヤギが草を食べている。
黒ヤギも食べている。草に夢中だ。
キミは少し運動した方がいいね。ウォーキングしてみる? 楽しいよ?
遠賀川に架かる木製の橋を渡る。前回は前日まで2日連続で大雨だったので水かさが増していたのだが、今回はいたって普通。
直方市役所や直方警察署の方面に向かう。ここの草原地帯が前回は雨水を含んでビショビショだったため、クツの中が水浸しになって歩きにくくなり、それがキッカケで少し心が折れて「お散歩モード」にシフトしてしまった。
今回も前日に少し雨が降ったので心配だったのだが、少し濡れていただけでクツの中に影響はなかった。
「約束の地」で予想しなかった言葉を聞く
直方警察署横の交差点を通過。
直方谷尾美術館。前回立ち寄ったので今回は通過。
新町北公園。ここも先週末は桜がキレイだったんだろうなあ。
ようやくこの地を再び訪れる時がやってきた。
直方歳時館。
前回ここを訪れ、写真を数枚撮った後に腕時計を見て、午後の用事に遅れそうなことにようやく気付き、慌てて立ち去ろうとした時に歳時館の美人女性に呼び止められた。
中を案内して頂けるとのことだったのだけど、時間がかなりヤバイ状況だったので、申し訳なかったけど丁重にお断りして、ブログで紹介させて頂く旨と「次回必ずお邪魔します」と約束を交わして立ち去ったのだ。
歳時館の美人女性はきっと忘れてらっしゃると思うんだけど、私はその約束をずーっと引きずっていて、今回その約束を果たす、というのがメインテーマだった。
ちなみに前回の直方編の記事は、以前に別ブログで書いたものを編集し、こちらのブログに転載したのだけど、別ブログでの記事タイトルは「美人との約束は必ず守ります」だった。
私の本気度はお分かり頂けただろうか。単にスケベなだけです、はい。
あの女性、今日も迎えてくれるかな~、と期待しながら階段を上り正面玄関へ。
こんにちは~。
………いない。
女性ではなく、男性が2名座っている。関係者の方なのか、それともお客さんなのか。
男性の一人が私に気付く。「……誰?」という表情。中に入ってもよろしいですか?
「ああ、どうぞどうぞ」と男性。
入口すぐの一角には盆栽が展示されていた。
歳時館の中を初探索。
渡り廊下や縁側も和の趣き。若い時は全然そんなこと思わなかったけど、歳を取るとこういう風景にとても心が癒される。
庭園も素晴らしい。こういった落ち着いた環境に日々身を置けば、この汚れきった心も少しは浄化されるのだろうか。
館内には様々な部屋がある。この建物、もともとは炭鉱事業で財を成した堀三太郎という人の邸宅だったのだが、現在は「折り紙」「お琴」「茶道」「将棋」などの各教室が開催されたり、絵画や書道作品が展示されたりと、市民に開放された施設となっている。
つまり資料館とかではなくて「現役の」施設。各部屋がとても綺麗に清掃されており、床もピカピカに輝いている。
ところで。
ほぼ全ての部屋を見て回ったのだが、もっとも肝心な「あの女性」がいない。というよりも、最初に玄関へ行った際におられた男性2名以外に誰も見当たらない。
あんまり時間の余裕もないので、もうそろそろ行かねばならないのだが、このまま去るのもなんだか寂しいような。
と、そこへ奥の部屋から何やら物音が。人の気配。
すかさず柱の陰に身を隠す私。いやいやそれは不審者だろ。
奥から女性が1名、出てこられた。前回とは違う女性。「いらっしゃいませ~」と笑顔。私も会釈。
その女性に前回の顛末を説明。昨年の秋に訪問したこと。時間がなくて早々に立ち去ったこと。次に来た時は中にお邪魔しますと約束したこと。ブログで紹介させてくださいとお願いしたこと。
あの時の女性、いらっしゃらないようなのですが。
「毎日数名が交代で来てますので、今日は休みかもしれないですね」と女性。
ああ、そうなんですね。あの女性が一人でこちらを管理されてるのかと思ってて。
約束通り来ましたよー!とあの女性に言って「ありがとー!嬉しいわー!!」と言ってもらって、二人で抱き締め合おうと思ってたんだけど。いやいやそれは妄想を超えた犯罪だろ。
すると、女性から意外な、というか予想してなかった一言。
「ブログ、ここの職員は全員見ましたよー」
え? 私のブログをですか?
「はい、キレイな写真で紹介して下さってましたよね。皆で話してましたよ」
いや、写真がキレイかどうかは…(安いコンデジだし下手だし)。
それはともかく、ええー? 見て下さってたんですか。うわービックリ。ありがとうございます。
「宣伝して下さってありがとうございました」
いえいえ。今回も紹介させてもらっていいですか?
「うわー嬉しいですー」
こちらの女性って皆さん素敵に微笑むんですよ。やっぱり女性って笑顔が一番ですね。ホントそう思うわ。
だから、また来ます。いろいろ趣旨が錯綜してきてる気もするけど。なんかイベントあれば取材させてもらってブログで紹介とか、してみたいなあ。
ただ、一つ気になったこと。
帰宅して、「歳時館」で検索してみたんだけど、私のブログがヒットしないんですよ(笑)
もしかして、別の人のブログを見てらっしゃる? いやいや信じます。信じますとも。でも違ってたら泣くぞw
多賀神社にも寄り道してきた
歳時館を出てウォーキング再開。
こちらも前回、時間の余裕がなくて全く立ち寄ることが出来なかった、「ギャラリーのぐち」。
犬め。今日はイスの上か。オマエが置き物じゃなくてホンモノだってことは前回学んだから、もう驚かないぞ。
店員さんの許可を得て、店内を撮影させてもらった。ステンドランプやガラス製品がたくさん並んでいて、とーっても煌びやかな店内。
記念品もいただいた。ありがとうございました。
前回、時間の余裕がないくせに、つい様々な誘惑に負けて寄り道してしまった原因の一つ、看板と陸橋。今回はウォーキングコースの中に組み込まれていた。
前回は陸橋の上で、電車が来るのを待ち続けたのに全く来なかったのだが、今回は階段を上ってる途中で電車の走る音が聞こえたので、嬉しくて階段を駆け上った。
なんと、福北ゆたか線よりもさらにレアな平成筑豊鉄道じゃないか。とてもツイてる気分になった。
線路の向こう、右側に見えるのは多賀神社。
もともと名前だけは知っていた近隣でも有名な神社なのだが、前回のウォーキングで初めて場所を知り、末っ子の七五三や、今年正月の初詣、それに1月の大腸ポリープ検査が問題なかった時にもお礼に来たり、いろいろとお世話になっている。今や私にとって大切な神社の一つ。
今回ウォーキングコースに含まれていたのは、多賀神社ではなくてコチラ。石炭記念館。
今回は中に入っていないので、外の写真のみ。
せっかくここまで来たから、多賀神社に寄り道していくことに決定。石炭記念館の敷地をまっすぐ進み、階段を上って境内に移動。
多賀神社も「春祭り」という催しが行われていた。何の花だろう。相変わらず花に疎い。
祭りの名前の中に「桃」があるということは、さっきのは桃の花ということか?
お参りを終えて、さっき来たのとは別の階段に向かう。
おおー、また電車が来た。前回は待てども待てども全く来なかったのに、今日は私のタイミングに合わせてくれるかのようにドンピシャで来てくれた。上の写真は福北ゆたか線の電車。
今年は多賀神社に何度も来ている。ウォーキングを始めてから神社に縁がある。
多賀神社の鳥居から左折し、そのまま直進すればゴールの直方駅。私もそのつもりで直進しようとしたのだが、コースマップを見ると、どうやら寄り道をするらしい。前回は通らなかった「ふるまち通り」という商店街に入る。
この商店街、以前に一度だけ来たことがある。けっこう長いアーケード。
商店街の途中で左折。今度は「明治はいから通り」という商店街を歩く。
商店街を抜けると、直方駅前のロータリーに出る。
駅舎の2階でゴール受付を済ませ、ウォーキング終了。
今回のウォーキングをiPhoneアプリ「Walkmeter GPS」で計測した結果は上の通り。
歩行時間は1時間59分。歩行距離は11.4km(四捨五入)。
平均歩行ペースは1kmあたり10.26分。
今回もいろいろ寄り道した割には10分台前半で歩けているので、速いペースが戻ってきている。雨や上り坂はどうしてもペースが落ちるので、ここ最近は快適なウォーキング環境の中を歩けているのが大変ありがたい。
ウォーキングで使用したiPhoneアプリ
今回のコースマップ
より大きな地図で ウォーキング直方編(2012) を表示