[Я]仰げば尊し:長女は6年間で身長が42センチも伸びた

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義母に晴れ姿を見せてあげられて良かった

Kamitaira Jr. High Graduation, March 14, 2007
Kamitaira Jr. High Graduation, March 14, 2007 / Daa Nell

我が家では3人目の子供となる次女が生まれた時、

「この子が小学校に入学する年、長女は5年生か。ってことは2年間いっしょに登校できるな」

と、6年も先のことを想像していた。

なぜそんなことを生まれた矢先に想像したのかは今も分からない。ただ、末っ子が2年間だけでも姉と一緒に登校できることに気付いて安心したのは憶えている。

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↑2007年3月、長女が保育園を卒園。園長先生、担任の先生と一緒に記念撮影。6年前は、ずいぶんと小さく表情も幼い。

義父が亡くなって3年後、同じ病気で入院していた義母は、外出許可を貰ってでも卒園式に出たいと言っていたのだが、前日に熱が出たため外出許可が下りず、残念ながら出席できなかった。

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↑2007年4月、小学校に入学。絶対に着たいと言っていたピンクのスーツで上機嫌の笑顔。

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↑保育園時代から仲の良かったお友達と記念撮影。入学式の看板と比べると半分くらいの背丈しかない。

入学式を終えてから、義母の待つ病院に直行した。

卒園式の頃は、まだベッドに座って普通に会話が出来ていた義母も、小学校入学式の頃には病状が悪化し、寝たきり状態になっていた。会話も出来なくなり、目は開いているものの、天井の一点を見つめたまま視線が動かず、意識があるのかないのかさえも分からない。

義母の病室に入り、「おばあちゃん、入学式が終わったよー」と耳元で長女が報告。でも義母は反応しない。

「おばあちゃんも見たいと言ってたピンクのスーツ、すごく似合ってるよー、見えるかなー」と嫁が声を掛けるけれど、やっぱり反応しない。顔を動かすこともなく、視線は宙の一点から動かない。

私が長女を抱きかかえ、「おばあちゃん見えるかなー」と、ベッドに寝ている義母の上方に長女を持ち上げてみた。

それまで動かなかった義母の視線が、少しだけ下に移った。「あ! おばあちゃん見てる見てる!」と嬉しそうに長男が叫ぶ。

「おばあちゃん見えてる? 可愛いピンクの服でしょー」と嫁が声を掛けると、それまで反応のなかった義母がパチパチパチと連続して目を「まばたき」させた。

義父が亡くなる前夜に奇跡を見せてくれたことは以前にブログで書いたのだが、義母も長女の入学式に奇跡を見せてくれたのだと私は思っている。病室にいる全員がその反応を見て喜び、長女の晴れ姿を見て貰えて良かったと安堵した。

義母は2週間後に亡くなった。3年前、義父の葬儀では人の死がまだ理解できず走り回って大騒ぎしていた長女は、義母の棺に花を置きながら大粒の涙を流した。

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↑登校初日。身体と比較してもまだ大きなランドセルを初めて背負った長女。隣りで2歳の次女がお見送り。

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↑4年後の2011年、次女が小学校に入学。長女が入学式に着て、義母に見せてあげられたピンクのスーツを次女が着ている。4年前の姉と同じ背丈に次女も成長した。

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↑次女の登校初日。次女が生まれた日に想像した「長女5年生、次女1年生」が初めて現実になった日。背丈がグングン伸びてた長女の背中では、ランドセルがずいぶん小さく見える。

我々の天気運をバカにしてはいけない

長女の小学校卒業式。当日の朝はバケツをひっくり返したかのような豪雨だった。

子供たちの卒園式や入学式などの、いわゆる「晴れの舞台」で雨が降った記憶はほとんどない。雨なんて珍しい。しかも豪雨。

「せっかくの卒業式なのに悔しいね」と、小学校へ向かう道中で嫁が恨めしそうに呟く。

式が開始されるまで体育館で待機している間も、外はゴゴゴゴーっと、まるで滝に打たれているかのような激しい雨音。「記念撮影できないかもしれないね」と、嫁だけではなく周囲の保護者も心配そうにささやいている。

仲の良いママ友さんにご挨拶。「雨、ひどいですねー」と嘆くママ友さんに対して、私はニヤリ。「大丈夫ですよ、止みますから」

ええ~、もしかしてスゴイ晴れ男ですか? 持ってる男ですか? と訊いてくるママ友さん。

いや、私が何か持ってるというよりは、そうなるようになってるんですよ。全く何の根拠もないんですけどね。自信はあるんです。

そして3時間後。卒業式が終了。

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↑小学校の上空だけ、雨が止んでいた。少し離れた空は雨雲で真っ黒になっているけれど、卒業生の頭上に広がってた雲はどんどん薄くなっていく。「奇跡だ!」と保護者はみんな感動していた。

確かに奇跡。でもね、そうなるようになってるんだよ

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↑右端が長女。仲の良いお友達がたくさん出来たね。大半が同じ中学に進学する。友達は人生の財産だから、大切にするんだよ。

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↑担任の先生にも、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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↑右が長女。入学式の時、身長が118センチだった長女は、現在160センチまで伸びた。6年間で42センチ。

6年ぶりに保育園の園長先生と再会

卒業式を終えてから、長女が通っていた保育園に行った。長女が年長組だった時に担任をしてくれた先生がまだ勤めてらっしゃると聞いたので。次女も行きたがったので連れていった。

しかし残念ながら担任の先生は本日お休み。また日を改めて挨拶に行く。

【追記】翌日、担任だった先生とお会いできました。まだ先生の方が長身だった!
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もう一人、当時の園長先生にもお礼を言いたかった。私自身、あんなに素晴らしい先生はいない、というくらいに園長先生が好きで、尊敬していた。どうしてもお礼が言いたかったし、6年経った長女の成長を見て頂きたかった。

現在勤務されている保育園に行き、名前を告げると園長先生が玄関まで来てくれた。長女の顔を見るなり、園長先生は長女の名前を呼び、ものすごく驚いた表示をされていた。

更には、長女が年中組だった時、園内で転倒し唇を縫う怪我を負った際のことも覚えて下さっていて、その話を始めたものだから、今度は私がビックリ仰天。7年も前のことだし、しかも園児はうちの長女だけじゃなく山のようにいたのに、憶えて下さってたんだ。

「お父さんと一緒に手術してる間も心配して待ってたのを覚えてますよ、でも本当に大きくなったね~!」と涙目の園長先生。私まで感動して泣きそうになっちゃった。

あまりにも巨大化した長女の成長も驚いたようで、園長先生は何度も何度も長女をハグしてくれた。ついでに私もハグされた。

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↑園長先生よりも身長高くなっちゃったんだなぁ。

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↑私は今のところまだ抜かれてない。抜かれないように明日から牛乳いっぱい飲む。

来月から中学生。新しい生活、新しい校舎、新しい友情、新しい部活動、いろんなことがお前を待ってる。お前の青春は始まったばっかり。これからも健やかに、友達と仲良くして、もっともっと楽しい人生にしていこう。そのための協力は惜しまない。全力でお前を護るよ。

卒業おめでとう。

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