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文科省発表の全国体力テスト都道府県順位を眺めながら妄想してみた

中学2年生と小学5年生の体力テスト結果

Science Playground
Science Playground / edenpictures

少し前のニュースになるのですが、11月30日の読売新聞朝刊1面に、なかなか興味深い記事が載ってました。子供の体力テストに関する内容です。

 文部科学省は11月29日、小学5年生と中学2年生を対象に4~7月に実施した2014年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)」の結果を公表した。(中略)

 調査は2008年度に始まり、今回は全国の国公私立小中学校の約214万人が参加。50メートル走、握力など8種目の数値を点数化した各児童・生徒の体力合計点(80点満点)を算出する。

 合計点の全国平均は、過去5回とほぼ同じ。種目別では、小学生は男子が上体起こしや反復横とびなど4種目、女子は5種目で過去最高だった。一方、小5男子のボール投げは前年度より0・3メートル短くなって22・9メートルと過去最低だった。

via:読売新聞(2014年11月30日)

引用にもありますが、2008年から実施されてるようで、文部科学省のサイトで過去の調査結果を参照することもできます。2014年の調査結果は12月5日現在でまだ反映されてないようです

都道府県別1位と2位が圧巻

新聞には47都道府県別・体力合計点の順位が掲載されてました(注:公立学校のみ集計対象のようです)。

Skitched 20141204 150012

47都道府県で、中学2年生の男女(表の左側)、小学5年生の男女(表の右側)の体力合計点から算出された順位になります。

特筆すべきは、やっぱりココでしょ。

【福井県】
(中2)男1位、女1位 (小5)男1位、女1位

全てのカテゴリーで福井県が1位になってます。まさに完全制覇。福井県には子供の体力を育む強力な養成機関でもあるんでしょうか。

そんな福井県の出身有名人を調べてみました。体力テスト完全制覇してる県から誰が輩出されているのか。

・五木ひろし
・高橋愛(元モー娘)
・ケンドーコバヤシ
・村本大輔(ウーマンラッシュアワー)

芸能人枠では特に何も語れそうにないので、アスリート枠も見てみましょうか。

・天龍源一郎(プロレスラー)
・紅夜叉(元女子レスラー)
・三屋裕子(元バレー選手)
・荻野正二(元バレー選手)
・中垣内祐一(元バレー選手)
・清水邦広(バレー選手)

そっか、天龍は確かに福井出身でした。天龍がSWSというプロレス団体を旗揚げした時、真っ先に福井で興行を組んでたのを思い出しましたが、これ読んでる人の9割は意味判らないだろうな。

バレーボール関係は福井出身で有名選手が何人もいますね。一方で野球やサッカー、大相撲も出身者を眺めてみたんですけど、あんまりメジャーな人はいませんでした。

うん、あんまり実りのない調査結果でした。そうなるような予感はしてたが。

福井県に次ぐ都道府県を見てみると、

【茨城県】
(中2)男2位、女2位 (小5)男3位、女2位

4つのうち3つで全国2位。完全に福井県と茨城県でツートップ状態になってます。何か悪いことして走って逃亡しようと思っても、福井県か茨城県の人が近くにいたら逃げられねえ、諦めろ、ということです。

雪国の不思議

1位2位は上の通りですが、逆に成績の悪かった都道府県を見てみると、最下位がこれまたダントツでした。

【北海道】
(中2)男47位、女47位 (小5)男44位、女46位

北海道が中2部門は男女とも最下位。小5部門も下から数えた方が早い順位。

北海道って大自然がたくさんあって、子供たちが開放的に外で走り回ってるイメージがあったんですけど、そんなに体力低いとは意外を通り越してビックリでした。

もしかして冬場は雪が多くて外では遊べないとか、そういうのが関係してるのかな。私自身、子供の頃は雪国(鳥取県)で育って、雪の中を徒歩や自転車で通学したり、休日に雪かきの手伝いをする大変さは身に染みてます。大変だけど、体力は付いたはずなんだけどなぁ。

あと、ほら、北海道と言えば、松山くんがいるじゃないですか。キャプテン翼の。

IMG 6027

松山くん、めっちゃ足腰強いからイーグルショット打てたわけでしょ。あんな地を這う豪快シュートなんて、松山くんかロベルトカルロスくらいしか打てねえぞ。(ロベルトカルロスは雪国じゃなくてサンバの国ですけど)

北海道の子供たちは足腰かなり強いんだろうな、というのがキャプテン翼で刷り込まれてたのもあったので、今回の体力テストで北海道が最下位っていうのは衝撃的でした。

雪国になると寒くて外に出る機会も減るし、なかなか体力つかないのかな、と思ったら

【岩手県】
(中2)男8位、女9位 (小5)男16位、女9位

【秋田県】
(中2)男6位、女11位 (小5)男5位、女4位

秋田や岩手も雪国のはずなんだけど、大健闘してるんですよ。秋田県なんて小5部門は男女ともトップ5に入ってます。

さらに、

【新潟県】
(中2)男3位、女5位 (小5)男2位、女3位

新潟県って確か冬は豪雪地帯のはずでしょ。でも全カテゴリーでトップ5入り。小5の男の子は全国2位です。新潟すげえ。

【石川県】
(中2)男7位、女7位 (小5)男4位、女6位

石川県も雪の多いイメージですが、こちらも順位は高いです。

同じ雪国でも何かが違うんでしょうね。うーん、雪国よく分からん。

都会の子供は仕方ないか

他にワーストを眺めていくと、北海道に次いで順位が低かったのは

【神奈川県】
(中2)男44位、女46位 (小5)男46位、女47位

神奈川がワースト2でした。小5部門は北海道よりも神奈川のほうが低い。

【東京都】
(中2)男46位、女45位 (小5)男18位、女23位

東京都は、小5部門はそれほど順位低いわけではなく真ん中あたりなのに、中学生になった途端に順位が急降下。東京の思春期ってそんなに大変なのか。

関東地方は両極端な結果になっていて、神奈川や東京が体力低いという一方で、茨城が2位になってるし、

【埼玉県】
(中2)男4位、女3位 (小5)男6位、女5位

【千葉県】
(中2)男5位、女4位 (小5)男8位、女8位

埼玉と千葉は全カテゴリーでベスト10内に入ってます。東京と神奈川は体力ないけど、茨城・埼玉・千葉は体力がある。ふむふむ、あんまり分析すると怒られそうなので触れずにおこう。

他に大都会といえば大阪ですけど、

【大阪府】
(中2)男44位、女43位 (小5)男45位、女45位

大阪はワースト3です。これも仕方ないのかな。大阪って全国学力テストでも順位低い…いや何でもない。

その他、自分に縁のある場所など

私自身に関係のあるエリアを見てみると、まずは福岡県。ここも比較的「都会」な部類に入ると思われますが、

【福岡県】
(中2)男40位、女44位 (小5)男24位、女38位

小5の時はそんなに特別悪くないのに、中2になって落ちてますね。特に女の子の順位が悪い。我が家は娘が2人、今回の調査と同じ年齢層なんですけど、まさに順位通りの感じです。運動してねえもんなぁ。

【鳥取県】
(中2)男12位、女10位 (小5)男17位、女21位

生まれ故郷の鳥取県は、特に中2部門の順位が素晴らしい。私も鳥取に帰ったら体力ついて痩せられるのかな。そういう事じゃないか。

【和歌山県】
(中2)男33位、女29位 (小5)男15位、女16位

子供の頃に長年住んでた和歌山県は、小5は悪くないけど中2でズドーン。ビタミンCはたくさん摂ってるはずなのになあ。体力とは関係ないのなああ。

【宮崎県】
(中2)男9位、女12位 (小5)男11位、女11位

【沖縄県】
(中2)男31位、女40位 (小5)男42位、女44位

九州全体を見てみると、宮崎県の順位が最も高かったです。一方で沖縄県は全国的にも順位が低め。沖縄の子供たちも海で泳ぎまくって遊びまくってるイメージなんだけど、違うのかなぁ。

【岡山県】
(中2)男11位、女13位 (小5)男12位、女18位

【広島県】
(中2)男10位、女8位 (小5)男6位、女7位

西日本は鳥取県もそれほど悪い順位ではなかったし、岡山県や広島県も上位に入ってます。広島は全カテゴリーでトップ10は素晴らしい。だから広島出身のPerfumeはダンスが上手なのでしょう。たぶん関係ない。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

東京・神奈川・大阪など人口が密集している大都会は、物理的に遊ぶ場所が他県と比べて少ないだろうし、体力テストの結果が悪くなるのは致し方ないかなという気はしてます。

一方で「体力あるんだろうなぁ」と予想してた北海道や沖縄が全国的にかなり下の順位だったことは驚きました。雪国でも順位の良い所・悪い所で真っ二つになってるので、雪と子供の体力との因果関係は簡単に解析できない複雑な話なんでしょうね。

あくまで今回の順位は部分抽出による統計結果ですから、これをもって例えば「北海道の人は(大人も子供も)みんな体力がない」などと短絡的な総論で語る事は意味が無く不毛だし、またそういう意図で今回まとめた訳でもありません。あくまでネタとして書いてます。ご了承ください。

我が家の近所に公園があって、放課後の時間帯や休日は結構な人数の子供たちであふれてるんですけど、その遊び方は見事に二分されてるんです。

◆滑り台やジャングルジムなどの遊具やボールなどの道具を使って動いたり走ったりして遊ぶ子

◆ベンチに座って独りまたは集団で携帯ゲームして遊ぶ子

これは最近顕著になったわけではなく、10年前の時点で既にそういう傾向でした。公園があれば誰も彼もが走り回って遊ぶわけではなく、屋外で友達が集まっても会話せず黙々と対戦ゲームして遊んでる子供たちも少なからずいます。

うちの子供たちもよく公園で遊んでますが、「鬼ごっこや缶蹴りが大好きな友達」もいれば「妖怪ウォッチのゲームが大好きな友達」もいて、同じ公園に行っても遊ぶ相手によって遊ぶ内容が変わってます。

昔は「ゲームで遊ぶなら家の中でええやん、公園ならカラダ動かして遊びなよー」と思ってたし、実際に子供たちにそう告げてましたが、最近はもう何も言いません。友達と仲良く遊んでくれてればそれでいい(笑)

ただ、幼少時からどんな遊び方をしてるかで、小学校高学年や中学生になった時に子供たちの体力や運動神経における差は明確に出てます。実際に運動会や部活動を見学してると良く分かる。

幼稚園の頃から自転車をビュンビュン乗り回してたり公園で鉄棒使って遊びまくってた子供は部活動でしっかりレギュラーになってるし、ゲームばっかりやってた子供はみんな補欠。何事もそうですが、やっぱり経験値って大切なんだなということです。

-雑記
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