北九州市八幡西区にある吉祥寺は、広大な藤棚が訪問者を楽しませてくれる藤の名所です。
毎年ゴールデンウィークの時期には「吉祥寺藤まつり」が開催されます。
2024年の「吉祥寺藤まつり」は、4月27日から4月29日までの期間で開催されました。
吉祥寺には西鉄バスを利用して最寄りのバス停から歩くか、車で行くなら少し離れた場所にある香月中央公園の駐車場に駐車するのがオススメです。
今回の記事では、香月中央公園からの行き方と、最寄りバス停からの行き方、2つのコースを写真付きで解説します。
上の地図で、赤い線が「香月中央公園からのコース」、青い線が「最寄りバス停からのコース」です。
- 香月中央公園から吉祥寺まで:約1.3km、徒歩で約15分
- 最寄りバス停(明治町団地)から吉祥寺まで:約0.5km、徒歩で約5分
車で行くなら香月中央公園駐車場の1択
「吉祥寺藤まつり」の期間中、吉祥寺の周辺にある駐車場はすべて駐車禁止となります。車両は進入することすら出来ません。
今回吉祥寺を訪問した時も、駐車禁止であることを知らずに(あるいは知っていながら)吉祥寺に接近しようとする車をたくさん目撃しました。
車で接近しようとした人は警備員に制止され、香月中央公園に車を駐車するよう言われます。
どうしても車で吉祥寺まで行きたいのであれば「香月中央公園に駐車する」の1択だとお考えください。吉祥寺に直接行っても追い返されるので時間の無駄です。
それでも無法に駐車しようとするドライバーはいます。警備員や近隣住民と口論する姿を見たことも複数回あります。
お祭りの存続にもかかわりますので、マナーは是非とも守っていただきたいと思います。
香月中央公園から吉祥寺までの散策コース
香月中央公園の駐車場はかなり広いです。満車で駐車できない、なんてことにはならないと思います。
香月中央公園から吉祥寺までは約1.3km。ちょっと散歩するには最適な距離です。遠くはないですので、ここに車を停めて現地に向かいましょう。
それでは香月中央公園から吉祥寺までの散策コースを紹介します。記事冒頭に載せた地図を見てもらえば一目瞭然なのですが、こちらでは写真と文章で解説します。
香月中央公園の駐車場を出て、右方向に進みます。道路の反対側にあるのは西鉄バスの香月営業所。
コンビニがある交差点までまっすぐ進みます。
交通量の多い道路です。横断歩道のない場所で道路を横断しないようにしましょう。
「香月交番横」交差点を渡り、左に進みます。
次の信号が「香月西二丁目」交差点。ここを右に曲がります。
Googleマップで検索すると、ひとつ手前の道路を案内されるかもしれません。そちらの道路はかなり狭く、歩道もなく、曲がる場所が複雑なのでオススメしません。
「香月西二丁目」交差点から右折した道路は広いですし、歩道もあります。
しばらく直進です。
点滅信号のある交差点。横断歩道を渡ってさらに直進です。
交通量の多い交差点です。横断歩道を渡る際はご注意ください。
佐々木病院の前を通過。
佐々木病院を通過して数十メートルほどで、右側に老人ホームの建っている地点に着きます。
老人ホームがある地点の正面には「ふじみ通り」の案内板と、歩道右側には石碑が立っています。
ここを左折し、ふじみ通りを進めば吉祥寺です。
吉祥寺の看板が見えてくると、もう目の前が吉祥寺です。
「吉祥寺藤まつり」の期間中は、ふじみ通りにたくさんの露店が並びます。
今回も地元の子供たちが大勢来ていました。いろんなものを食べている姿が微笑ましかったです。
藤棚は階段を上った先の境内にあります。
私が吉祥寺に初めて来たのは1990年代の前半。東京の会社に就職するため北九州を去った最初の年でした。
遠距離恋愛となった交際相手(=今の妻)に会うためゴールデンウィークに北九州へ戻った際に「一緒に行きたいところがある」と言われ、連れてきてもらったのが吉祥寺の藤まつりでした。
当時は花に対して何の興味もなかったのですが、それでも吉祥寺の藤棚には感嘆しました。
転職して北九州に戻ってきて以降、吉祥寺の藤は何度も見に来ています。子供たちも何度か連れてきました。
子供たちは藤などそっちのけで屋台のお菓子ばかり食べてましたけどね。
最寄りバス停(明治町団地)からの行き方
吉祥寺に公共交通機関で行く場合、JRの駅は近くにありません。
鉄道で行くなら「筑豊電鉄」というローカル路線があり、最寄り駅は「筑豊香月」駅です。
しかし筑豊香月駅は香月中央公園よりもさらに遠い場所にあります。
よっぽど電車にこだわりがある人でもない限り、電車はオススメしません。
オススメはバスです。吉祥寺のすぐ近くにバス停があり、バス停から吉祥寺までは徒歩5分。駅から歩くよりも圧倒的に近いです。
吉祥寺にもっとも近いバス停は「明治町団地」です。
JR黒崎駅にある西鉄黒崎バスセンターから「香月営業所」行きのバス(行き先番号は75番)に乗れば、明治町団地バス停に着きます。
黒崎駅からの運賃は540円、所要時間は35分ほど。(注:2024年4月時点の情報です)
明治町団地バス停で下車したら、バスの進行方向とは逆向きに少しだけ進むと、右側を流れる小さい川に橋が架かっています。この橋を渡りましょう。
橋を渡ると市営団地のエリア内に入ります。ここを道なりに進みます。
道なりに進んでいくと、進行方向の左前方に「佐々木病院」の裏手が見えてきます。
佐々木病院の裏手にある細い路地で左に曲がり、まっすぐ進めば吉祥寺に着きます。佐々木病院の正面玄関側に回り込む必要はありません。
佐々木病院の敷地に車を無断駐車しようとする人は毎年います。最近は警備員が配備され、警察が取り締まっているのを目撃したこともあります。
吉祥寺にバスで来た場合、帰りのバス停は道路の反対側にあります(当たり前ですけどね)。近くにファミレスの「ジョイフル」があります。
横断歩道が少し離れた場所にしかないため、面倒臭がってバス停の前を横断する人をたまに見かけます。交通量がとても多い道路ですので、横断歩道以外での横断は危険です。
まとめ
吉祥寺藤まつりは、2020年から2023年まで4年連続で開催が中止され、2024年は久々の開催となりました。
しかし残念ながら2024年は、藤まつりの開催時期にはすでに大半の藤の花が枯れていました。上の写真はほんの一部、かろうじて花が残っていた藤棚の区画です。
2015年に藤まつりを訪問した際にも記事を書いています。たくさんのキレイな花を撮影していますので、そちらも読んでいただければ幸いです。
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藤まつりが始まる1週間前が見頃だと聞くのですが、今年はまさにそうでした。
フラワーイベントって難しいですよね。開花時期とイベント時期が常にピッタリとは限らないですから。
露店が並ぶ「ふじみ通り」にある吉祥寺2号公園では、キレイなツツジの花がたくさん咲いていました。これだけでも目の保養になりました。