北九州市内における藤の名所として有名な吉祥寺(北九州市八幡西区吉祥寺町)。読みは東京にある地名とは違って「きっしょうじ」。
吉祥寺の境内には約1,000平方メートルの巨大な藤棚が設置されており、毎年ゴールデンウィークの頃になると境内一面が藤の花で覆われ、圧巻の美しさとなります。
毎年4月末には「吉祥寺藤まつり」が開催されます。この期間中はお寺の前に多くの露店が並ぶほか、夜間は藤棚をライトアップして訪問者を魅了してくれます(夜の10時まで)。
車やバスを利用して吉祥寺を訪問する場合の行き方は以下の別記事で紹介しています。そちらも合わせて読んでいただければ幸いです。
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吉祥寺藤まつり会場への徒歩での行き方:最寄りバス停も紹介
北九州市八幡西区にある吉祥寺では4月後半から美しい藤の花が咲き、毎年ゴールデンウィークには「吉祥寺藤まつり」が開催されます。最寄りバス停からと近くの公園駐車場から、2つの行き方を写真つきで解説しています。
連休中は多くの観光客が訪れる藤の名所
藤まつりの開催中、参道には多くの露店が出ます。
今回訪れたのは平日の朝9時頃だったので、まだ露店も準備中。観光客もほとんどいません。連休中の午後にもなれば多くの人たちで賑わいます。
お寺の入口。境内までは階段を上ります。順路は上りが左側、下りは右側の階段です。
混雑時に逆行すると迷惑にもなるし危険なのでお間違えなく。
吉祥寺を開いたとされる鎮西上人の像。藤まつりは鎮西上人をしのぶ「開山忌」に合わせて開催されているのだそうです。
仁王像が左右に並ぶ階段を上っていくと境内の入口に着きます。
門をくぐれば辺り一面が藤の世界に変わります。
藤の名所と呼ぶにふさわしい光景
境内の大半に設置されている藤棚。紫色の藤が頭上を覆い尽くし、空は見えません。
私は身長183センチなのですが、直立すると頭のすぐ上に藤棚の支柱がきてしまいます。
藤の花は丈が長いため、長身の人はかなり腰を折り曲げないと歩けないほど。
白い花の藤棚もあります。こちらはそれほど丈が長くないので、私でも背筋をシャキッと伸ばして撮影できます。
紫色の花の下ではヒザを曲げてしゃがまないと無理。
高台から撮影した藤棚。境内が完全に森と化してます。
お祭り初日もTVメディアが多数取材に来ており、各局がニュースで取り上げていました。
境内から更に階段を上ると、近隣の住宅街や、北九州市のお隣り・中間市の風景も見えます。
朝早く訪問したので人も少なく、人混みが苦手な私も心穏やかに藤棚を堪能できました。階段を下りて露店の並ぶ地上へ。
吉祥寺へのアクセス
吉祥寺からは少し離れてるのですが、香月小学校に隣接した「香月中央公園(北九州市八幡西区香月西4丁目)」が藤まつりのために駐車場を開放しています。
駐車スペースが広いので、極端に遅い時間帯でない限りはここに駐車して吉祥寺まで歩くのが最も無難です。
香月中央公園から吉祥寺まで、距離は約1.3km。ゆっくりペースで歩いても20分くらいで到着できます。
6月頃に開催される「黒川ほたる祭り」は、ここ香月中央公園の真横を流れる黒川で開催されます。
吉祥寺の北東に隣接している「吉祥寺公園」に駐車場はありますが、一般の観光客は駐車できないとお考えください。
吉祥寺公園下の駐車場は、藤まつり開催期間中に関しては「お年寄りや身体の不自由な方々優先の駐車場」という扱いになります。一般の来訪者は駐車できませんのでご注意ください。
2024年現在、藤まつり開催期間中の吉祥寺周辺エリアは全面的に駐車禁止となりました。車で訪れる場合は香月中央公園に駐車しましょう。
香月中央公園から吉祥寺までの行き方は以下の別記事に地図と写真付きで解説しています。
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吉祥寺藤まつり会場への徒歩での行き方:最寄りバス停も紹介
北九州市八幡西区にある吉祥寺では4月後半から美しい藤の花が咲き、毎年ゴールデンウィークには「吉祥寺藤まつり」が開催されます。最寄りバス停からと近くの公園駐車場から、2つの行き方を写真つきで解説しています。
まとめ
今回は平日の早い時間帯に訪れたので、全く混雑もしておらず快適に観光できました。
賑わってるほうが好きな人や、露店でいろいろ食べるのが好きな人は、ちょっと遅めに行ったほうが楽しいでしょうね。夜のライトアップされた藤棚も大変キレイなのでオススメです。
お祭り期間の終了以降も藤棚はしばらく見頃ですので、ゴールデンウィーク中は毎年かなり混雑します。特に車で来訪される方々は近辺の渋滞が激しいですので、事故などにはくれぐれもお気を付けください。