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正月三社参り・初詣客の多い北九州市内の有名神社を紹介

2016年12月9日

福岡県ではお正月の初詣として3つの神社を巡る「三社参り」という風習があります。

私は鳥取県の出身で、福岡に来るまでは三社参りという風習を知りませんでした。北九州市に移住して30年以上が過ぎた現在は、毎年決まった神社3つに家族全員でお参りするのが恒例となっています。

今回は北九州市内の中でも特に初詣客で賑わう有名な神社を紹介します。

和布刈神社(門司区)

和布刈神社

九州最北端に位置する和布刈めかり神社

神社のすぐ前には関門海峡が広がり、視線を移すと関門橋、そして海の向こうには本州・山口県下関市が見えるという風光明媚な場所にあります。

和布刈神社・関門海峡

写真正面に見えるのは、山口県下関市の「火の山」。ロープウェーで頂上まで登ると展望台があり、関門橋や門司港の綺麗な景色を堪能できます。

門司側には「めかり公園」があり、展望台のすぐ下に関門橋や門司港を見ることができます。

車で来た場合、神社から北に少し進んだ先にある「市立和布刈塩水プール」が臨時駐車場となっているようです。徒歩だと5分少々なのでそれほど遠くはありません。

名称和布刈神社
住所北九州市門司区大字門司3492

八坂神社(小倉北区)

八坂神社の境内

八坂神社は小倉城の敷地内にあり、北九州市内で最も初詣参拝客が多い神社だと発表されています。

八坂神社の境内

関ヶ原の戦いで勝利した東軍に参加し、豊前小倉藩39万9千石を与えられた細川忠興が、江戸時代の元和3年(1617年)に八坂神社を創建しています。

八坂神社

隣接する商業施設「リバーウォーク北九州」の向かい側には威厳あるたたずまいの「東楼門」があり、ここから境内に入ることが出来ます。

八坂神社の鳥居と小倉城

小倉城天守閣が見える側にも鳥居が立っており、こちらからも八坂神社に入れます。

車で来る場合の駐車場は、隣接するリバーウォーク北九州の駐車場か、同じく隣接する北九州市役所の地下にも駐車場があります(どちらも有料)。

名称八坂神社
住所北九州市小倉北区城内2-2

到津八幡神社(小倉北区)

到津八幡神社

到津八幡神社いとうづはちまんじんじゃは、板櫃川いたびつがわの近くにある神社です。

元和元年(1615年)に細川忠興が再興し、小笠原忠眞も寛永9年(1632年)に神殿と拝殿を造営しました。

現在の建物は明治29年(1896年)に建て替えられたものです。

到津八幡神社

板櫃川に架かる橋を渡ると鳥居が見えます。それをくぐって直進すると、

到津八幡神社

かなり傾斜のキツい階段が待ち構えています。ものすごく長いわけではないですが、普段歩いていない方は息が切れるかもしれません。

到津八幡神社

最初の長い階段を上り終えた先に、境内までもう少しだけ階段があります。がんばって歩いた先には御利益があると考えましょう。

名称到津八幡神社
住所北九州市小倉北区上到津1丁目8−1

篠崎八幡神社(小倉北区)

篠崎八幡神社

篠崎八幡神社は、北九州都市高速道路・紫川ジャンクションのすぐ近くに位置します。

車の往来が大変多い道路沿いにあり、専用駐車場もないようです。神社には徒歩で行くしかなく、近隣に住む方々でないとあまり行く機会がないかもしれません。

篠崎八幡神社

篠崎八幡神社の長い階段。下から眺めると傾斜もあいまってハードな道のりのように見えます。

篠崎八幡神社

階段を上り終えて境内に到着。立派な正門がそびえ、入口前には大きな石碑もあります。

篠崎八幡神社

天平2年(730年)に宇佐八幡宮から分祠して建てられた篠崎八幡神社は、天正6年(1578年)に合戦で社殿を焼失してしまいました。

元和元年(1615年)に細川忠興が本殿を再建し、寛永9年(1632年)には小笠原忠眞も神殿と拝殿を修造営しています。

名称篠崎八幡神社
住所北九州市小倉北区篠崎1丁目7-1

蒲生八幡神社(小倉南区)

蒲生八幡神社がもうはちまんじんじゃは「小倉で最古の歴史を有する神社」と呼ばれています。

平安時代末期、壇ノ浦の戦いで平氏が敗れ、安徳天皇が入水した際に三種の神器も海底へと落ちてしまいました。

これを嘆いた源頼朝が地元の漁師に探索を命じ、蒲生八幡神社で安全祈願をした後に探索し、鏡と勾玉を発見したという逸話が残っています。

室町時代末期に戦乱で火災に遭い、神社は焼失。現在の小倉井筒屋があるあたりに場所を移して再建されたそうです。

慶弔5年(1600年)、豊前国小倉藩の初代藩主だった細川忠興が小倉城を築城するのに伴い、蒲生八幡神社は再び現在の地に戻ってきています。

県道63号線の「蒲生八幡宮前」交差点から北側(=紫川とは反対側)に曲がると、すぐ赤い鳥居が見えてきます。

最初に白い鳥居、続いて赤い鳥居があります。

この参道は車道を兼ねているため、前後から車が接近してくる可能性があります。歩いて参拝する方々は注意が必要です。

赤い鳥居の先には門があり、門の先には駐車場があります。

通路は一方通行になっており、門をくぐるのは行くときのみ。帰るときは門の脇にある道路を通ることになります。駐車場を出る際は門を通らないよう注意しましょう。

赤い門をくぐった先、左手に駐車場があります。めちゃくちゃ広いというほどではないですが、一定数の車が駐車できます。

駐車場の右手には本殿への階段があります。

階段を上れば本殿です。

高台にある境内からは小倉南区を一望でき、少し離れた場所にある小倉競馬場や北九州市立大学が見えます。

小倉南区だけでなく小倉全体を守ってくれている、歴史のある神社です。初詣だけでなく、さまざまな御利益があると思いますよ。

名称蒲生八幡神社
住所北九州市小倉南区蒲生5丁目6-10

飛幡八幡宮(戸畑区)

飛幡八幡宮

飛幡八幡宮とびはたはちまんぐうは、戸畑区役所のすぐ近くにあります。

江戸時代には藩主である黒田家の祈願所とされ、現在の場所に移ったのは大正9年(1920年)だそうです。

飛幡八幡宮

神社のすぐ前に有料駐車場があります。

飛幡八幡宮

駐車場に入る入口の上り坂には「飛幡宮」という白い看板。その左横には撮影当時「ユネスコ無形文化遺産登録候補」という横断幕が飾られていました。

撮影当時は「候補」でしたが、2016年12月1日、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」全33件のうちの1つとして「戸畑祇園大山笠」が正式に登録されました。

夏祭りである戸畑祇園大山笠は、飛幡八幡宮のすぐ前にある広場が会場となります。

名称飛幡八幡宮
住所北九州市戸畑区浅生2丁目2-2

若松恵比須神社(若松区)

若松恵比須神社

戸畑区と若松区を結ぶ、海の上に架かる赤い橋「若戸大橋」、そのすぐ下に位置する神社が「若松恵比須神社わかまつえびすじんじゃ」です。

若松恵比須神社

名前からも分かる通り「えびす様」を祀る神社であり、商売繁盛を祈願するため毎年1月9日から11日までの3日間「十日ゑびす祭」が開催されています。

神社の境内から若戸大橋を眺めるのも良いです。写真映えもしますよ。

名称若松恵比須神社
住所北九州市若松区浜町1丁目2-37

高見神社(八幡東区)

高見神社

21世紀に入ってから急速に住宅地として再開発され、道路幅もスゴく広くなった高見エリア。その西端に高見神社はあります。

高見神社

敷地内には無料駐車場がありますが、それほど広くはありません。駐車場から階段を上って境内に行くことになります。

高見神社

階段は2段構えとなっています。こちらは最初の階段。

高見神社

階段を上り終えても、再び階段があります。

高見神社

天正14年(1586年)、豊臣秀吉が九州を平定した際に、小早川隆景が高見神社に来訪して武運を祈願したと言われています。

明治29年(1896年)には官営八幡製鐵所の建設により神社周辺が用地となったため、高見神社は「豊山八幡神社(北九州市八幡東区春の町)」があった場所に移されました。(現在も高見エリアには新日鐵住金の社宅があります)

その後、昭和8年(1933年)には上皇陛下(注:令和5年時点)の御誕生と日本製鐵の創立を慶機とし、高見神社は現在の場所に建立されたそうです。比較的新しい神社なのですね。

名称高見神社
住所北九州市八幡東区高見1丁目1-1

春日神社(八幡西区)

春日神社

八幡西区にある「春日神社」は、2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で主人公となった黒田官兵衛、黒田長政、後藤又兵衛をはじめとする黒田二十四騎が祀られており、「黒田神社」とも呼ばれます。

春日神社

春日神社はJR黒崎駅から東に徒歩10分くらいの距離。市街地の中にあります。

江戸時代に小倉(現在の北九州市小倉北区)から長崎県までを結んだ「長崎街道」が通っていたエリアであり、現在の八幡西区黒崎は「黒崎宿」という宿場町でした。

春日神社

「國祖黒田大明神」と書かれています。

春日神社

春日神社には市指定有形文化財「黒田二十四騎画像」が奉納されています。

名称春日神社(黒田神社)
住所北九州市八幡西区藤田1丁目10-44

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