北九州市小倉北区の中心部を流れる紫川(むらさきがわ)には、合計10個の個性的な橋が架かっており、それら10個の橋を総称して「紫川十橋」と呼びます。
今回は紫川十橋のひとつ、中島橋(愛称は「風の橋」)について写真と共に詳しく解説します。
なお、紫川十橋のすべてをまとめたページも作成しています。紫川十橋が誕生した由来や各橋の解説などを掲載していますので、よろしければそちらもご覧ください。
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紫川十橋:北九州市小倉北区、紫川に架かる10個の個性的な橋
北九州市小倉北区の中央を流れる紫川には10個の個性的な橋が架けられており「紫川十橋」と呼ばれています。10個すべての橋を徒歩で巡り撮影してきた写真と共に、各橋の周辺にある観光スポット情報も交えて紹介します。
橋中央の大きなモニュメントが特徴
「風の橋」の愛称を持つ中島橋は、紫川十橋の中では南から2番目に位置し、1992年(平成4年)7月に完成しました。
車道は片道2車線あり、歩道も広いです。
橋の両脇に設置された高欄が低いため、川や周囲を眺めた時に開放感があります。
近くに北九州都市高速のインターチェンジがあるため、車の往来は比較的多い橋です。
公称・高さ35メートルという「銀河の舟」
『風の力で動く高さ35メートルのモニュメント「銀河の舟」を設置しており』と案内板に書かれています。
中島橋の北側、橋の中央あたりにその「銀河の舟」というモニュメントがあります。
少し離れてモニュメントの頂点を眺めてみると、高さ35メートルには全然足りません。
展望台の下にある柱もモニュメントの高さに含まれているのであれば、川の底から頂点までが35メートルということなのかもしれません。
にしても、紫川ってそんなに深いの?
「銀河の舟」のモニュメントがあるエリアは橋の歩道と連結されており、円形の展望台のようになっています。
案内板には「風の力で動く」と書かれていましたが、ピクリとも動いていませんでした。
よく見ると、柱に「点検中」という貼り紙。
「銀河の舟」がある展望台からの眺めは素晴らしいです。欲を言えば、風力でどう動くのかを見てみたかった。
中島橋、周辺の風景
中島橋・東側の風景
中島橋の東側は、右手にTOTO本社工場が道に沿って並んでいます。ひたすら工場が並んでいるだけで、TOTO敷地内への入口はこちら側にはありません。
TOTO本社工場の向こうには「十條スポーツセンター」のゴルフ打ちっぱなし施設。
さらにその奥にはTOTOの競合企業・LIXIL(リクシル)の小倉ショールームがあったりします。実に興味深い。
中島橋・西側の風景
中島橋の西側は、すぐ近くに北九州都市高速・勝山インターチェンジがあります。
勝山インターから都市高速に進入した場合、行けるのは「小倉駅方面」「若戸大橋方面」のみです。門司・山口方面、八幡・福岡市方面には行けませんのでご注意を。
福岡市の「福岡都市高速」とは違い、北九州都市高速は2023年現在、市内を循環するコースにはなっていません。(将来的に循環させる計画はあるようです)
中島橋・北側の風景
中島橋の北側は、中央に紫川十橋のひとつ、「紫川橋(鉄の橋)」が見えています。
北九州市役所や小倉城は、中島橋からはもう見えません。ずいぶん離れてしまいました。
中島橋・南側の風景
中島橋の南側は、中央に紫川十橋のひとつ、「豊後橋(音の橋)」が見えています。紫川十橋の中で最も南側に位置するのが豊後橋です。
写真左手にはTOTO本社工場、右手には北九州都市高速が見えています。