「紫川十橋」について
北九州市小倉北区の中心部を流れる二級河川「紫川(むらさきがわ)」。
1990年に「紫川マイタウン・マイリバー整備事業」というプロジェクトが開始され、個性的な10個の橋が架かりました。これらを総称して「紫川十橋」と呼びます。
今回、この10個の橋をすべて散策してきました。
端から端まで歩くと片道約2kmほど。橋を渡るなどして寄り道しても、3kmほど歩けばすべて踏破できます。
橋中央の大きなモニュメントが特徴

「風の橋」と名付けられた中島橋は、紫川十橋の中では南から2番目に位置し、平成4年(1992年)7月に完成しました。

車道は片道2車線あり、歩道も広め。両端の高欄が低いため、川や周囲を眺めた時に開放感があります。

近くに北九州都市高速のインターチェンジがあるため、車の往来は比較的多い橋です。
公称・高さ35メートルという「銀河の舟」

「風の力で動く高さ35メートルのモニュメント『銀河の舟』が設置されている」と案内板にあります。

中島橋の北側、ちょうど橋の中央あたりに、その「銀河の舟」というモニュメントがあります。
パッと見た感じ、高さ35メートルってことはないかな。水面からの高さなのかな?

歩道と接続している「銀河の舟」は、周囲が円形の展望台のようになっています。
案内板には「風の力で動く」と書かれていましたが、ピクリとも動いていませんでした。よく見ると柱に「点検中」という貼り紙。

「銀河の舟」からの眺めは素晴らしいです。風力でどう動くのかを見てみたかった。
中島橋周辺の風景

中島橋の東側は、右手にTOTO本社工場が道に沿って並んでいます。ひたすら工場が並んでいるだけで、TOTO敷地内への入口はこちら側にはありません。
TOTO本社工場を過ぎるとゴルフの打ちっぱなし施設。さらにその横にはTOTOの競合企業・LIXIL(リクシル)の小倉ショールームがあったりします。どういう意図でここに建てたのか興味があります。

中島橋の西側は、直進するとすぐの場所に北九州都市高速の勝山インターチェンジがあります。
勝山インターから都市高速に進入した場合、行けるのは小倉駅方面か若戸大橋方面だけです。門司・山口方面や八幡・福岡市方面には行けませんのでご注意を。
福岡都市高速とは違い、北九州都市高速は市内を循環するコースにはなっていません。
都市高速には乗らずに道を直進すると、北九州ソレイユホール(旧名称は「九州厚生年金会館」)があります。
結婚式場探しで九州厚生年金会館を訪れた際、メジャーで売れ始めたばかりの「LUNA SEA」のコンサートとかち合ってしまい、建物内のトイレで某メンバーと偶然遭遇しただけでなく、追っかけファンだと早トチリしたスタッフとケンカした思い出があります。
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LUNA SEAの某メンバーとトイレで遭遇、スタッフと喧嘩した思い出
2011年10月1日(土)。北九州市小倉北区を歩いてきました。独身時代は生活の中心だった小倉の街も、まだまだ知らない場所が沢山ありました。

中島橋の北側は、中央に「鉄の橋・紫川橋」が見えています。
リバーウォーク北九州の端(=NHK北九州放送局)が橋の左手ずいぶん遠くにチラッとだけ見えています。市役所や小倉城はもう見えません。

中島橋の南側は、中央に「音の橋・豊後橋」が見えています。紫川十橋の中で最も南側に位置するのが豊後橋です。
川の左手にはTOTO本社工場、右手には北九州都市高速が見えています。