県天然記念物「はまゆう」の群生地がある
今回は福岡県遠賀郡芦屋町にある「夏井ヶ浜はまゆう公園」に行ってきました。
芦屋町の北東部、北九州市若松区との境近くにある公園で、2012年(平成24年)4月にオープンしています。
先日、福岡県のローカルテレビ局・KBC九州朝日放送が朝の時間帯に放送している情報番組「アサデス。」の中で紹介され、出演している若い女性たちが公園内でキャッキャウフフしているのを見て、
「これは一度行っておかねば」
と思い立ち、今回が初訪問となりました。
駐車場にある公園の全体図。公園内には複数の展望台が設置されています。
また公園の東端には、夏に咲くという花「はまゆう」の群生地もあります。はまゆうは福岡県の天然記念物に指定されており、自生群としては九州最北端の場所となるそうです。
駐車場は約30台が駐車可能。この日は土曜で、到着した時には駐車場がほぼ埋まっている盛況ぶりでした。
場所は国道495号線から北に外れた「はまゆう観光道路」という細い道の脇にあります。少し分かりにくいかもしれず、カーナビや地図を見てから向かったほうがいいと思います。
駐車場から見える景色。響灘(日本海)の迫力ある風景がドーンと視界に飛び込んできて、この時点でもう最高です。
駐車場の入口近くに販売機が設置されており、「愛鍵」という名称の南京錠が販売されていました。
最初、コン●ームを販売しているのかと思って狼狽したのですが、ただの見間違い&勘違いでした。失礼しました。
「愛鍵」についての解説は後ほど。
展望台で隠しアイテム「ハート形の敷石」を発見できるか
駐車場のすぐ横にある入口から北に進むと、途中で遊歩道が幾つかの方向に分岐しています。
左方向と直進方向には、それぞれ展望台があります。右方向には冒頭で説明した「はまゆう群生地」があります。
遊歩道に挟まれた区画は芝生広場になっていて、連れてきた子供たちをここで遊ばせるのも良いかもしれません。
公園の左側の展望台から眺めた風景。海の向こうに見えるのは、宗像市の「地島(じのしま)」かな?
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こちらがメインとなる公園中央の展望台。「アサデス。」の中継が撮影されたのもここでした。
2箇所ある展望台の敷石にはそれぞれ1箇所だけ「ハート形の敷石」があり、2つとも発見できたカップルは幸せになれるのだそうですよ。
愛し合ってる皆さん、頑張って探してみてください。
「恋人の聖地」に認定された公園
中央展望台には「恋人の聖地」に認定されたことを証明するパネルがあります。
「恋人の聖地」は、NPO地域活性化支援センターという団体が主催する「恋人の聖地プロジェクト」により選定された「ロマンチックな観光名所」であり、日本各地で風光明媚な多数の観光名所が認定されています。
福岡県内では全部で6箇所の観光名所および施設が「恋人の聖地」に認定されています。
- 福岡タワー(福岡市早良区)
- 門司港レトロ・ブルーウィングもじ(北九州市門司区)
- 夏井ヶ浜はまゆう公園(遠賀郡芦屋町)
- 七夕神社・たなばた伝説の里(小郡市)
- オテル グレージュ(宗像市)
- 皿倉山山頂(北九州市八幡東区)
なお、桂由美さんは「恋人の聖地プロジェクト」の選定委員なのだそうです。
駐車場にあった自動販売機で購入できる「愛鍵」をロックして掛けるモニュメントが中央展望台にあります。
自動販売機で購入できる「愛鍵」は、ハート型の南京錠とペンのセットになっています。付属のペンで愛し合う2人の名前を愛鍵に記し、展望台のモニュメントにロックすることで「決して離れることのない固い絆」を体現できる。良い試みですね。
ただ、他の恋人達のためにも空きを作らなければならないので、一定個数が溜まれば撤去されると思います。夢も希望もない話ですが、ここで永遠に飾られる訳ではないはずなので、再訪した際に「私たちの愛鍵がない!」と怒らないであげてください。
展望台の中央には「響愛の鐘」(読みは「ひびきあいのかね」)も設置されています。愛する2人は共に手を取り合って、海に向かって鐘を鳴らしてみてください。良いことがありますよ。
今回、妻も一緒に来たのですが、なんか知らんけど誘われて一緒に鐘を鳴らすことになりました。結婚25周年を過ぎましたが大きな問題もなく平穏に日々過ごしております。
とにかく景色が素晴らしい!
中央展望台「響愛の鐘」の横には、海岸に下りて行ける階段が設置されています。
階段を進むと海岸下まで行けるようです。千畳敷のようなゴツゴツした岩場がありました。
砂浜に下りて行けるのもいいですね。満潮になると砂浜は消えちゃうのかな?
この日は快晴だったこともあり、公園の様々な場所から眺める海が実にキレイで感動的でした。
若いカップルもいましたが、我々のような熟年夫婦を始め、小さなお子さんを連れた家族連れ、複数人の学生たちなど、いろんな人々が公園内で遊んだり、景色を楽しんだりしていました。
風景好きにとっては絶好の場所ですね。オススメします。
夏井ヶ浜はまゆう公園を始め、響灘沿いや遠賀川沿いなどには、かなり長距離となるサイクリングロードが整備されており、自転車を持っていない人のためにはレンタルサイクルのサービスもあります。
この距離を歩いたり走ったりして移動するのは大変ですが、自転車だと結構遠方まで行けてしまうかもしれません。一度サイクリングしてみたいと思っています。
夏井ヶ浜に来たのは初めてではなかった
最後にひとつ余談を。
今回、夏井ヶ浜はまゆう公園に来たのは初めてだったのですが、実は「夏井ヶ浜」に来るのは2回目でした。
公園に向かう際、「あれ? この道路は前に車で来たことあるぞ」という記憶が蘇り始め、すぐに思い出しました。
上の画像は当ブログ「りくまろぐ」Facebookページのスクリーンショット。使用している写真は、2013年にFacebookページを開設した当初からずっとこれです。
2013年の夏に「MacBook Air」を購入し、初めてのMacだったので嬉しくてたまらず、テンション上がり過ぎたせいで「ノマドツアー」と題し、外出した先々でMacBook Airの写真を撮りまくったのです。
ブログ記事のネタにしようと思って「ノマドツアー」を敢行したのですが、その際に「どこか砂浜がないかな」といろんな海岸を徘徊し、最終的に「ここがいいな」と決定したのが、ここ夏井ヶ浜だったというわけ。
この写真を撮った時(=2013年7月)、「夏井ヶ浜はまゆう公園」は前年に完成・オープンしていた(=2012年4月)ので存在したはずなのですが、写真撮影が出来る海岸を探すのに必死で、当時は公園の存在に全く気付きませんでした。
少し西へ行けば「芦屋海浜公園」や「芦屋海水浴場」があるのでそっち行けばいいじゃないか、という話もあるのですが、ノマドツアー当日は海水浴シーズンで、芦屋町の海水浴場は人だらけ。
そんな中で砂浜にMacBookを置いてニヤニヤしながら写真を撮ってるオジサン見たら、皆さん引くでしょ? そういうことです。
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MacBook Airを持ってマジカル・ノマド・ツアーに行ってきた
軽量で持ち運びもラクチンなMacBookAir。自宅以外の場所で作業する際のネット環境をチェックするため、Macを抱えて各地を放浪してきました。
今回はテレビ番組を視聴したおかげで、素敵な公園に辿り着くことが出来ました。景色が最高に美しい場所ですので、芦屋町にお立ち寄りの際は「夏井ヶ浜はまゆう公園」にも足を運んでみてはいかがでしょうか。