田川後藤寺駅から田川伊田駅までを「逆に歩く」コース
過去11年間、ウォーキング大会で「田川伊田駅 → 田川後藤寺駅」のコースを歩いたことは何度もあるのだが、その逆、「田川後藤寺駅 → 田川伊田駅」を歩くのは今回が初めて。
逆回りで馴染みのコースを歩くと風景がどう変化するのか、とても興味津々だった。
「馴染み」と書いたが、ウォーキング目的で田川市を訪れたのは2017年11月以来、5年ぶりとなる。
JR田川後藤寺駅を出発し、すぐ近くにある田川ごとうじ銀天街を南に進む。
「田川ごとうじ銀天街」には、2つのトリックアートが展示されている。
田川市は現在「たがわトリックアール」という、街中にトリックアートを展示するというイベントが開催されており、今回のウォーキングコース中にもいくつかトリックアートが展示されているのを発見できた。
市内で合計9点あるトリックアート、そのすべてを撮影し、場所を解説する写真も撮ったが、この記事内で紹介すると長すぎるため、別記事にてまとめている。
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田川市内で開催中「たがわトリックアール」トリックアートの展示場所まとめ
福岡県田川市で開催されている「たがわトリックアール」。市内各地で展示されているトリックアートの写真及び展示場所をまとめました。
商店街を抜けて南に進むと、県立西田川高校の前に出た。
ここは過去に何度も歩いているはずなのだが、高校があるなんて全く気付いてなかった。逆回りだから気付かなかったのだろうか。
最近できた高校なのかな、と思って調べたら「創立100周年」と書かれていた。
丸山公園の壁面アートが素晴らしかった
旧秋月街道を南へ進み、「十二祖神社」の入口に到着。
鳥居を眺め「ここは前にも来たことあるな」とおぼろげながら記憶が蘇る。
階段を上り始めてから再び記憶が蘇る。「ここ、予想以上に階段が長くて前回も後悔したっけな」
途中で止める訳にもいかないので最後まで上る。ウォーキング序盤にして階段上りのため大幅に体力を奪われる、このパターンも久しぶりな気がする。
体力を奪われて疲れ果ててしまったせいで、境内の写真を撮り忘れた。しかし高台から見下ろす田川後藤寺の市街地がとてもキレイだった。こちらは忘れずに写真を撮った。
十二祖神社の階段を下る途中で右に曲がり、しばらく進むと「丸山公園」という公園に着いた。
この公園の記憶はない。いつもは逆回りだから、こちらから見た景色に見覚えがないだけなのかもしれないが。
丸山公園を横断して東に進むと野外ステージがあった。ステージ横の壁には桜の木々が美しく描かれている。
絵がとにかく美しくて、先を急ぐため早めていた足をピタッと止めて、しばし見とれてしまった。
田川市が整備を進めている同市丸山町の丸山公園で、野外ステージの壁面アートの制作が進んでいる。4月1日からお披露目される。取り組んでいるのは、ペイントアーティスト「よかPAINT」の小栗スチュワート健太さん(35)と妻の浩子さん。
(中略)昨年1月に来日。2人で福岡市を拠点に活動している。田川市でも伊田商店街の空き店舗のシャッターアートを手がけた。
今回は、丸山公園内に新設されたステージの壁(高さ約3メートル、長さ約27メートル)がキャンバス。中央に一本桜、その両横に枝に止まるメジロ、青い空などを描いている。使うスプレー缶は45色前後、重ね塗りを工夫して花びらや光の微妙な濃淡を表現している。
田川市の桜の名所として知られる同公園は、毎年「花まつり」が開かれていたが、新型コロナウイルスの影響で今年は中止になった。花見は自由で、壁面アートは公園の新しい魅力になりそう。
引用:桜の名所に壁面アート 田川市の丸山公園、4月1日からお披露目 | 西日本新聞(2020年3月15日)
田川は道路のアップダウンが多い街
丸山公園を過ぎ、進路を北へ。
しばらく上り坂が続く。この辺り、春には桜並木がとてもキレイだった記憶がある。
田川市のウォーキング大会はいつもアップダウンの多いコースばかりで、ウォーキングを始めたばかりの頃は坂道の連続に疲弊してしまいヘロヘロになっていた。なので田川市のウォーキング大会は敬遠する傾向にあった。
ここ最近は、以前よりもベースとなる体力は衰えているし当然疲れはするのだけど、ウォーキングに慣れたことで「やり過ごす方法」もいろいろ身に付けたから、それほど苦にはならない。たとえばキレイな風景を眺めて気を紛らわすとか。
坂道が少しだけ平らになる区間。遠くにNTTの赤い塔が見える。田川市役所もあの辺り。
田川文化センターも久しぶり。娘が小学生の頃、毎年ここで開催されていたイベントに参加していたので、付き添いで毎回来ていた。
秋の三井寺は「風鈴」ではなく「風車」で賑わっている
田川市民球場の外周に沿って東へ。
球場のレフト側ポールのすぐ近くに「三井寺」の入口がある。
まだそれほど紅葉は進んでいない。福岡県は紅葉が遅いので仕方がない。
夏になると大量の風鈴が飾られている境内なのだが、現在は風車が飾られている。
秋シーズンの風車、2022年は11月5日(土)から12月11日(日)まで飾られているとのこと。
ちなみに風鈴は毎年5月から9月までの期間に見ることが出来る。
インスタ映えする撮影スポットが多数用意されている。
三井寺は通称らしく、正式名称は「真言宗御室派平等寺」というらしい。
5年前のウォーキング大会で初めて訪れ、ものすごい数の風鈴に癒やされた。
それから5年の間に福岡ローカル番組で何度か紹介されたのをテレビで見ている。おそらく知名度も5年前より格段に上昇したことだろう。
知名度が向上し、車での来訪者が多くなったからだろうか、三井寺周辺の道路には「三井寺駐車場は駐車禁止」という案内板が多数設置されていた。確かに三井寺の駐車場は狭く、さらに現在は工事をしているようで封鎖されている。
三井寺に車で訪れる場合は、三井寺に直接行くのではなく、隣接する田川市民球場の駐車場に停めて良いそうなので、是非そちらを利用していただきたい。
幾つかの案内板の内容から察するに、おそらく違法駐車のせいで近隣住民の方々が多大な迷惑をこうむっているように思われる。球場の駐車場は広いので、風鈴や風車を見たい方々はそちらへ。
⇒ 田川後藤寺→田川伊田ウォーキング、後編へ続く
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石炭記念公園・二本煙突裏の高台から田川伊田の風景を心地良く見下ろす
2022年11月、福岡県田川市を歩いてきました。今回は田川後藤寺駅から田川伊田駅までをウォーキングした後編、石炭記念公園や伊田商店街などの風景を紹介します。