八幡西区と八幡東区、4つの商店街エリアを巡る【黒崎ウォーク】
黒崎の街に人が群がる

今回のスタート地点、JR黒崎駅。ペデストリアンデッキ工事も終わり、駅前の再開発は一段落したようである。

どこかの店舗または施設の都合なのか、今回のウォーキング大会はいつもより1時間半遅い10時スタート。さらにスタート受付が大混雑で、黒崎駅に到着してからウォーキングのスタート受付を済ませるまで20分もかかった。
開催地によって効率良い時と悪い時の差があり過ぎるのが、この主催大会の悩ましいところ。
スタート時点で気温は既に26度。コース後半では28度まで上昇した。もっと早く涼しい時間帯に歩きたかった。

井筒屋黒崎店が撤退し、2020年4月に閉店したクロサキメイト。閉店後に店舗のロゴや店名などは全て消されたが、店舗ビルはそのまま残っていて、黒崎衰退の象徴的存在となっている。

黒崎駅を出発し、駅前から南に延びる商店街の1つ、「カムズ名店街」を南下する。
黒崎の商店街をこれほど多くの人が歩いている光景、何年ぶりに見ただろうか。

黒崎駅前から始まる商店街は、カムズ名店街ともう1つ「表参道新天街」がある。カムズ名店街は現在も頭上にアーケードがある。
表参道新天街にも以前はアーケードが設置されていたのだが、2015年に撤去された。

黒崎駅の周辺にあった大型商業施設はことごとく閉店した。上の写真にあるマンションの場所には以前、井筒屋が経営する大型書店「クエスト黒崎店」があった。
移転前の八幡西区役所が建っていた場所にも現在は大きなマンションが建った。黒崎は商業的な復活というよりも、小倉や福岡市へのベッドタウン的な存在になろうとしているのだろうか。
桃園の児童文化科学館、跡地の場所を忘れた

黒崎を離れ、通称「山手通り」を東へ進む。

進行方向の右手には北九州市の夜景名所、皿倉山が見える。
今回のスタート地点だったJR黒崎駅は、皿倉山から見て北西(=10時の方向)だったが、ゴール地点は北東(=2時の方向)となる。つまり皿倉山の左側をグルリと45度少々歩いて巡ることになる。そう考えると結構な距離だ。

八幡西区を抜け、八幡東区へ。区の境にある桃園公園に入る。
公園内の「桃園庭球場」はテニスコートがたくさんあり、高校テニス部の県大会予選がここで開催されていたりする。

桃園公園内の「桃園市民プール」は老朽化のため再建され、2020年6月にリニューアルオープンした。現在はネーミングライツにより名称が「グローバルマーケットアクアパーク桃園」となっている。
同じく桃園公園内にはかつて「北九州市立児童文化科学館」があったのだが、2021年12月末で閉館し、2022年4月からジ・アウトレット北九州の中にある「スペースLABO」へと移転した。
児童文化科学館の跡地を写真に撮っておこうと思ったのだが、どこだったかを忘れてしまい、しばらく公園内を徘徊。しかし思い出せず、結局断念した。
あとで調べたら、跡地は1つ上の写真「桃園庭球場」の通路を挟んで反対側(=写真の左側)だったらしい。うちの子供たちが小さかった頃、桃園公園には何度か遊びに連れてきたのだが、もう10年ほど前なので覚えていなかった。残念。
祇園町銀天街から、あおぞら祇園町商店街へ

桃園公園を離れ、さらに東へ。
途中にあった「桃園一丁目さくら公園」から見える皿倉山が実にキレイで、少し休憩しながら山を眺めていた。

「あおぞら祇園町商店街」に入る。
ここは昔、「祇園町銀天街」という名称で、頭上にはアーケードもあった。アーケードは2020年2月に老朽化のため撤去され、商店街の名称もアーケード撤去を機に現在のものへと変更されたという。
まだアーケードがあり旧名称「祇園町銀天街」だった2008年の夏には、綾瀬はるか主演でオール北九州ロケの映画『おっぱいバレー』のロケ地にもなっている。

九州国際大学の西側にある、通称「前田さくら通り」。毎年春には数多くの桜が咲き誇り、「前田さくら祭り」というフラワーイベントも開催されるのだが、残念ながら新型コロナウィルスの影響により、2020年から2022年まで3年連続でお祭りは中止となっている。

九州国際大学からJR八幡駅へと抜ける通称「国際通り」の途中にある環状交差点「尾倉ロータリー」。環状交差点は別名「ラウンドアバウト」とも呼ばれ、北九州市内ではここにしかない(2022年5月現在)。
尾倉ロータリーの中央には、太平洋戦争時の「八幡大空襲」で亡くなった方々を慰霊する「復興平和記念像」が建っている。

2018年に移転してきた「北九州市立八幡病院」。昨年11月のウォーキング大会でここに来るまで移転したことを知らなかった。
旧電車通りから八幡中央区商店街へ

県道50号線を東へ進む。この道路は昔、路面電車が走っており、「旧電車通り」と呼ばれている。江戸時代には小倉と長崎を結ぶ「長崎街道」でもあった道。

北九州都市高速の5号線。スペースワールド開業により都市高速が東田・枝光方面に延伸するため建設された立体道路。
大学時代、この近くに友人が住んでいて、何度か遊びに来たことがあった。まさか30年後、頭上高くに道路が建設されているなんて大学生の頃には夢にも思わなかった。

旧電車通りから一瞬逸れて、「八幡中央区商店街」に入る。

この商店街にもたぶん何度か来たはずなのだが、まったく記憶にない。

ウォーキングのコースとしてこの商店街を通る設定が過去何度あったのかは知らないが、ウォーキング参加者がゾロゾロと歩く光景が珍しかったのか、いろんなお店の店員さんが表に出てきて、ジロジロ見られた。
大蔵商店街とは、ここだったのか

再び旧電車通りに戻り、さらに東へ進む。上の写真にある「中央町」交差点を左に進めば、数100メートルでゴール地点に着くはずなのだが、今回のウォーキングコースはまだまだ東へ行けと言う。厳しい。

前方に何やら見覚えのある建造物。あれは今年の春に初訪問した「高炉台公園」の高炉を模した展望台じゃないか。

高炉台公園の高台に直接行けるらしき階段もある。階段前の歩道は何度もウォーキングで歩いているはずなのに、この階段に今まで全く気付かなかった。

大蔵の一帯は道路の幅がやけに広い。北九州市内で片道4車線ある数少ない場所。(もしかしてここだけ?)

「大蔵」交差点で右折。大蔵商店街と書かれたところに入る。入った直後は、この場所に全く見覚えがなかった。

上の写真にある店舗を見て、「あれ? 見覚えあるぞ?」

ここが大蔵商店街と呼ばれるところだったのか。
結婚して八幡西区に移住した直後、小倉北区の会社までここ「大倉橋」を通るルートで車通勤していた時期があった。もう25年くらい前になるのか。懐かしい。
ちなみに、上の写真にある道路を直進すると、藤の花で世界的に有名となった「河内藤園」に行ける。
休日の「ジ・アウトレット北九州」、おそるべし

大蔵商店街から進路を反転、今度は旧電車通りを西へ進む。
道路左手に見える小さな丘の住宅街、その向こうに皿倉山がチラリと顔を出している。

「上本町」交差点で右折し、高炉台公園の徒歩入口から公園へと登るコース設定だったが、時間がなかったのでスルーした。高炉台公園は先日行ったし。

目の前に「ジ・アウトレット北九州」の敷地が見えてきた。

歩行者専用入口から「ジ・アウトレット北九州」の中に入る。

スペースワールド時代には絶叫マシーン「タイタン」があったエリア。現在は広い広い東側駐車場となっているのだが、この混雑っぷりを見よ。
タイタンに乗ってるわけでもないのに心の中で「うわああああ!」と絶叫してしまった。なんという混雑だ。こんなに広い駐車場なのに、休日はここまで混雑するのか。覚えておこう。
ジ・アウトレット北九州の中を経由し、ゴール地点へと向かう。
ちょうど1週間前にジ・アウトレット北九州を初訪問し、隅から隅まで中を散策しまくったから、どこをどう歩けば良いのか自分は把握していた。
しかし、初めてジ・アウトレット北九州を訪問した人は、どこに向かって歩けばいいのか全然分からないんじゃなかろうかと思った。
しかもウォーキング大会の誘導員、全然見つからないし。コースマップにも案内がないし。こういうところも配慮が足りないんじゃないかな。

桃園の児童文化科学館が移転してきた「スペースLABO」の前を通過。

スペースLABO横のエスカレーターを上り、歩道橋を渡る。視界の先には皿倉山。今回はいろんな角度から皿倉山を眺めた。快晴で良かった。

ゴール地点のJRスペースワールド駅に到着。黒崎駅からスペースワールド駅まで、4つの商店街を経由して合計約10kmのウォーキングがこれにて終了。
10kmを歩くのは何年ぶりかだったこともあり、とても疲れたが達成感も十二分にあった。ちょうど1週間後にもう1度、約10kmを歩くウォーキング大会が控えており、大丈夫だろうかと不安だったが、なんとかなるだろう。
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