旧直方駅舎車寄に初めて気付く
スタート地点、JR直方駅。
このブログで数多く登場している直方駅だが、前回登場したのは2021年11月なので、2年ぶりの直方散策となる。
プライベートでは2021年11月以降も何度となく訪れています。
直方市が生んだ大相撲の英雄、元大関・魁皇(現在は浅香山親方)の銅像が直方駅に建っている。
この銅像の除幕式当日も直方市内を散策していたのを思い出す。
直方駅前に見慣れないものが建っていた。いつの間にこんなものが出来たのだろう。
案内板には「旧直方駅舎車寄」と書かれていた。
直方駅の旧駅舎は2011年(平成23年)に解体されたが、車寄せの部材は保存されており、2020年(令和2年)に復元された、と解説されていた。
ちなみに、旧駅舎時代の直方駅には1回だけ来たことがある。今から14年ほど前だから2009年頃に来た。
白っぽい駅舎だったのを覚えている。その後に解体されると知っていたら写真を撮ったのに。
近年、直方駅や須崎町公園そして商店街などでは、夜間になるとイルミネーションが点灯され、とても幻想的でキレイな空間を演出してくれている。
今回ウォーキングで直方駅を訪れた際にも、イルミネーションの装置が各所でセッティングされていた。
ちょうどこの日の夜からイルミネーションが始まったらしい。
2023年度の直方駅周辺イルミネーションは、2023年11月4日〜2024年2月14日の期間で開催されています。
須崎町商店街に初めて気付く
直方駅を出発し、遠賀川のある東側に進んですぐの場所に「須崎町公園」があり、その奥に商店街の入口があった。
須崎町公園は知っていたのだが、その奥に商店街があることを今まで知らなかった。
いつもウォーキング大会の際は商店街の方角に目もくれず、遠賀川へと向かって急ピッチで歩いているせいだ。
慌てて歩くと見落としている風景がなんと多いか、というのを今回も思い知らされる。
今までずっと「須崎」は「すざき」と濁点が付くのかと思っていたが、商店街入口の看板によれば「すさき」と濁らないようだ。
せっかくなので須崎町商店街を歩いてみたのだが、かなり長い商店街だったので驚いた。アーケードもずっと続いている。
筑豊電鉄の直方駅はJR直方駅から遠く離れている
須崎町商店街を途中で抜け、県道27号線に出る。
筑豊電鉄の終点、筑豊直方駅。
筑豊電鉄は、直方市と北九州市八幡西区・黒崎駅を結ぶローカル路線。
JR直方駅から八幡西区へと向かうJR福北ゆたか線(筑豊本線)は黒崎駅ではなく折尾駅へと向かう。
そのため、直方市と黒崎エリアを最短距離で往来したいなら筑豊電鉄が最適ではある。
ただし、筑豊直方駅とJR直方駅は連結しておらず、距離にして約500メートルほど離れている。乗り換えたいなら歩いて移動するしかない。とても不便。
駅舎の形状を眺めていると、道路に面する側がぶった切られている感じ。
勢いに任せて道路上に高架を作り、JR福北ゆたか線の線路まで延伸させ、そのままJR直方駅まで乗り入れできないこともないな、と素人考えで思う。
もしかして建築当初は乗り入れが念頭にあったのだろうか。「(念頭には)まったくなかった」わけはない気もする。だって不便なんだもん。
実際、JR直方駅まで延伸する計画は過去にあったらしく、2014年には直方市が検討中であると報道もされていた。
それから9年。動きがないところを見ると、延伸は無理なのか、何かの障害が大きいのか。
筑豊直方駅は、駅舎の2階部分がホームになっていて、屋根はない。
筑豊直方駅から遠賀川に向けて、高架の線路が伸びている。
駅から東へ進み、遠賀川の堤防に出ると鉄橋が見える。
筑豊直方駅を出発した電車は、まっすぐ遠賀川へと向かい、鉄橋を渡った後に北九州市八幡西区や中間市を巡り、終点である北九州市の黒崎エリアへと進む。
堤防を歩いていたら、ナイスタイミングで筑豊電鉄の下り電車がやって来た。
鉄橋を渡り終え、ガタンゴトンと軽快な音を立てながら終点の筑豊直方駅へと向かっている。
快活CLUB直方店の閉店は実に残念
遠賀川堤防は歩道がなくて危なかったため、再び県道27号線に戻る。
北九州市に本社がある地場スーパー大手「サンリブ」の直方店。
以前はJR直方駅前、須崎町商店街入口のすぐ近くに「サンリブ直方店」があった。(商店街は気付かなかったけどサンリブは知っていた)
サンリブ直方店は2016年8月末で閉店し、同年11月には新築の店舗に移転オープン。移転を機に店名が漢字からひらがなの「サンリブのおがた」となった。
直方市下新入に建ち並ぶ商業施設エリア。その南端にはかつてインターネットカフェ「快活CLUB直方店」があった。
直方市の取引先に行った帰り道には、よく快活CLUBに立ち寄り、仕事の残作業をしたりブログ記事を書いたりして時間を潰し、大いに活用させてもらった。
快活CLUB直方店は2022年12月に閉店した。快適だっただけに、実に残念。
新入駅で折り返し、線路の南側をひたすら歩く
JR新入駅。「しんにゅう」と読む。
JR福北ゆたか線(筑豊本線)では、直方駅の次にあたる駅。
線路の高架下をくぐり、上り線側ホームの裏手に出る。ここから折り返し、南東に向かって進む。
県道472号線の高架下をくぐる。
線路の反対側(北側)は大きな交差点があり信号も長いのだが、こちら南側は交差点や信号を経由しなくて済む。
交差点と信号がない反面、メイン道路ではないため道幅は狭く歩道もない箇所がしばらく続く。「明神通り」の踏切を過ぎると、ようやく広い歩道が始まる。
直方市のコミュニティセンター「ユメニティのおがた」の横を進む。
ユメニティのおがたに隣接する「直方市立図書館」。
まだ開館前の時刻だったが、受験生らしき女の子が数名、入口前で参考書を読みながら待っていた。
1年前の今頃、うちの娘も大学受験の大詰めだったことを思い出した。受験生がんばれ。
今年から武蔵川部屋は直方市を拠点としている
多賀神社・北側の鳥居。
多賀神社には複数の入口と鳥居があるけれど、こちら北側の鳥居は分かりづらい場所にあるため、地元の人でもない限り誰も通らないと思う。
多賀神社の駐車場、参道に近い場所にプレハブ小屋が建っており、大相撲・武蔵川部屋の九州場所における拠点となっている。
武蔵川部屋を率いるのは、元横綱・武蔵丸だった武蔵川親方。現役時代は同世代だった魁皇と幾多の名勝負を繰り広げていた。
その魁皇の地元に武蔵丸が拠点を構えるとは、なかなか面白い構図である。
複数のプレハブ小屋があり、左端は土俵のある稽古場、その横に仮設トイレや料理を作る厨房の棟があり、宿泊する棟と続いている。
武蔵川部屋は、昨年(2022年)まで中間市を拠点としていたはずなのだが、今年から直方市に変更された。なぜ変更されたのかは知らない。
プレハブ小屋の中では朝稽古が始まっており、窓の外から見学していたら、部屋の関係者らしき人に
「どうぞ中に入って見学してください、外から覗く格好だと力士たちが集中できないのです」
と言われたので、小屋の中に入ってしばらく相撲稽古を見学させてもらった。
稽古の様子や、指導する武蔵川親方の姿は写真に撮ったのですが、ブログ掲載の許可を得ていないので今回は載せません。
朝稽古を見学後、多賀神社の本殿でお参り。
10数年前、ウォーキング大会で初めて訪れて以降、多賀神社には毎年お世話になっている。初詣はいつも来るし、娘の七五三もここでお願いした。
直方駅の山部口(西口)に到着。ここでウォーキングは終了。
歩行時間は1時間32分、歩行距離は6.98km。