果物の生産収穫量、都道府県別ランキングまとめ・最新版

2021年版の都道府県ランキングです
当ブログでは2013年に、いろいろな果物の生産量・収穫量の都道府県ランキングを記事にしました。
あれから8年が経ち、現在のランキングがどう変動したのか、あるいは変動していないのか、最新版をまとめてみました。前回の2013年版では掲載しなかった果物も紹介しています。
ミカン(蜜柑)の収穫量ランキング
みかん収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 静岡県 119,800トン
第3位 … 愛媛県 112,500トン
第4位 … 熊本県 82,500トン
第5位 … 長崎県 47,600トン
一時期は静岡県や愛媛県に収穫量で抜かれていたこともあるらしい和歌山県ですが、近年は国内最大シェアの座を守り続けています。
2013年のトップ5は「和歌山、愛媛、静岡、静岡、佐賀」でした。2位・愛媛県と3位・静岡県の順位が逆転し、5位だった佐賀県に代わって今回は長崎県がシェアを増やしています。
リンゴ(林檎)の収穫量ランキング
りんご収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 長野県 135,400トン
第3位 … 岩手県 47,200トン
さすが「りんご王国」の青森県。国内シェアは6割を超えています。
2013年の順位は今回と変わっていませんが、青森県の国内シェアは2013年度が56パーセントで、今回(2020年)は61パーセントですから、青森県はシェアを伸ばしていることになります。
ナシ(梨)の収穫量ランキング
なし収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 長野県 13,700トン
第3位 … 茨城県 13,500トン
第4位 … 福島県 12,900トン
第5位 … 栃木県 11,300トン
2013年のトップ5は「千葉、茨城、福島、栃木、鳥取」だったので、長野県が8年間でドーンと収穫量を増やし、ゴボウ抜きで2位にジャンプアップしたのだと分かります。
「二十世紀」という銘柄を有する我が故郷・鳥取県は、2013年の5位から今回は6位(10,500トン)へと下がってしまいました。
ブドウ(葡萄)の収穫量ランキング
ぶどう収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 長野県 32,300トン
第3位 … 山形県 15,500トン
第4位 … 岡山県 13,900トン
第5位 … 北海道 6,940トン
2013年のトップ5は「山梨、長野、山形、岡山、福岡」でした。5位だった福岡は今回、北海道に抜かれて6位以下に下がっています。
カキ(柿)の収穫量ランキング
かき収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 奈良県 27,700トン
第3位 … 福岡県 14,700トン
第4位 … 岐阜県 11,700トン
第5位 … 愛知県 11,000トン
2013年のトップ5は「和歌山、奈良、福岡、岐阜、福島」。上位4つは変動なしですが、5位だった福島県を抜いて愛知県がシェアを増やしています。
モモ(桃)の収穫量ランキング
もも収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 福島県 22,800トン
第3位 … 長野県 10,300トン
第4位 … 山形県 8,510トン
第5位 … 和歌山県 6,620トン
第1位の山梨県だけで国内シェアの3割、上位5県で国内シェアの8割を占めています。
2013年のトップ5は「山梨、福島、長野、和歌山、山形」でした。4位と5位が入れ替わり、山形県がシェアを増やしています。
イチゴ(苺)の収穫量ランキング
いちご収穫量(2019年度)は以下のとおり。
第2位 … 福岡県 16,700トン
第3位 … 熊本県 12,500トン
第4位 … 長崎県 11,100トン
第5位 … 静岡県 10,600トン
上位5県で国内シェアの半分以上を占めています。ブランド品「あまおう」を有する我が街・福岡県は国内シェア2位を堅持。
2013年のトップ5も今回と同じ「栃木、福岡、熊本、長崎、静岡」でした。しかし今回5位の静岡県は、前年の2018年度に長崎県を抜いて第4位となっていました。長崎県の収穫量が翌年になって再び増え、シェアを伸ばしています。
メロン(舐瓜)の収穫量ランキング
メロン収穫量(2019年度)は以下のとおり。
第2位 … 熊本県 23,000トン
第3位 … 北海道 21,600トン
第4位 … 山形県 9,780トン
第5位 … 青森県 9,260トン
トップ5だけで国内シェアの8割近くを占めています。
2013年のトップ5も今回と同じ「茨城、熊本、北海道、山形、青森」でした。
スイカ(西瓜)の収穫量ランキング
すいか収穫量(2019年度)は以下のとおり。
第2位 … 千葉県 38,800トン
第3位 … 山形県 31,100トン
第4位 … 鳥取県 17,900トン
第5位 … 新潟県 17,300トン
第5位 … 長野県 17,300トン
新潟県と長野県は収穫量で並んでいるため、同点5位となっています。
我が故郷・鳥取県は収穫量で国内第4位。県外の人にはあまり知られない気もしますが、国道沿いにすいか販売所が並ぶなど、鳥取県に足を運んだことのある人ならご存知かもしれません。
2013年のトップ5も今回と同じ「熊本、千葉、山形、鳥取、新潟」でした。
レモン(檸檬)の収穫量ランキング
レモン収穫量(2017年度)は以下のとおり。
第2位 … 愛媛県 1,897トン
第3位 … 和歌山県 580トン
第4位 … 熊本県 247トン
第5位 … 宮崎県 133トン
1位の広島県だけで国内シェアの6割を占めています。瀬戸内地方や九州地方など、温暖なエリアでの生産が多くなっているのも特徴。
2013年のトップ5は「広島、愛媛、和歌山、熊本、佐賀」でした。前回5位だった佐賀県は今回6位に落ち、宮崎県がシェアを増やしています。
びわ(枇杷)の収穫量ランキング
びわ収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 千葉県 494トン
第3位 … 鹿児島県 240トン
第4位 … 香川県 216トン
第5位 … 兵庫県 165トン
2013年のトップ5は「長崎、千葉、香川、鹿児島、和歌山」でした。3位・鹿児島県と4位・香川県が逆転し、5位だった和歌山県が落ちて兵庫県がシェアを増やしています。
うめ(梅)の収穫量ランキング
うめ収穫量(2020年度)は以下のとおり。
第2位 … 群馬県 4,760トン
第3位 … 福井県 1,380トン
第4位 … 青森県 1,250トン
第5位 … 神奈川県 1,140トン
人気ブランド「南高梅」を有する和歌山県が貫禄の第1位。国内シェアの6割以上を占め、2位・群馬県とは7倍以上もの差を付けています。
2013年のトップ5は「和歌山、群馬、山梨、青森、奈良」でした。前回3位の山梨県は今回6位に(1,080トン)、前回5位の奈良県は今回9位に(863トン)それぞれ順位を落とし、福井県と神奈川県がシェアを増やしています。
くり(栗)の収穫量ランキング
くり収穫量(2019年度)は以下のとおり。
第2位 … 熊本県 2,810トン
第3位 … 愛媛県 1,350トン
第4位 … 岐阜県 762トン
第5位 … 宮崎県 596トン
全国各地で生産されていますが、その中でも茨城県・熊本県・愛媛県の収穫量が多く、この3県で国内シェアの半分以上を占めています。
キウイフルーツ(彌猴桃)の収穫量ランキング
キウイフルーツ収穫量(2019年度)は以下のとおり。
第2位 … 福岡県 5,230トン
第3位 … 和歌山県 3,040トン
第4位 … 神奈川県 1,480トン
第5位 … 静岡県 949トン
1位・愛媛県と2位・福岡県で国内シェアの半分を占めています。
2013年のトップ5は今回と変わりなし。2位の福岡県は前回の国内シェアが19パーセントでしたが、今回は23パーセントですので、シェアを増やしていることが分かります。
サクランボ(桜桃)の収穫量ランキング
さくらんぼ収穫量(2018年度)は以下のとおり。
第2位 … 山梨県 1,080トン
第3位 … 北海道 923トン
第4位 … 秋田県 413トン
さくらんぼと言えば山形県。国内シェアの約8割を占めており、2位・山梨県の14倍もの収穫量を誇ります。
2013年のトップ3は「山形、山梨、青森」でした。前回3位の青森県は今回データがないため、何位なのかは不明。
マンゴー(芒果)の収穫量ランキング
マンゴー収穫量(2017年度)は以下のとおり。
第2位 … 宮崎県 1,203トン
第3位 … 鹿児島県 488トン
九州の南国3県で国内シェアの9割以上を占めていることになります。
第1位は沖縄県。今回載せていませんが、パイナップルの国内収穫量も沖縄県が第1位で、国内シェアは100パーセントです。
まとめ
最新版の果物収穫ランキングをまとめてみました。
8年間ずっと順位の変わらない作物もあれば、ナシ(梨)における長野県のように8年間でドーンと収穫量を増やして国内トップシェアに入り込む地域もあったり、果物の種類によって地域性があったり、いろいろ勉強になりました。
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