3年連続でお盆の時期に
記録的猛暑だった今年の夏もどうやら終わったらしく、涼やかで心地良い秋の到来です。
元から夏が大嫌いなので、今年の夏には心底ウンザリしておりました。早く消えてくれと願っていた夏は去り、そして庭にはジャングルのように生い茂った雑草群が残っています。こいつらも消えてくれねえかな。
さて、夏と言えば、ここ最近ずっと憂慮していたことがありました。
尿管結石です。尿路結石とも言うらしいですが、どちらが正式名称なのかは知りません。
要は腎臓に結石ができて、腎臓から尿管(オシッコを流す体内の管)に石が移動していく過程で、石のほうが尿管よりも巨大化してしまった場合、石が詰まってしまってオシッコの流れをせき止め、逆流したオシッコが腎臓に戻り、腎臓が腫れてしまう、などという一連の症状のことです。
腰周辺が痛くなり、やがて激痛に変わっていきます。最初は「腰痛」と区別がつかないため(=腎臓も腰の辺りにあります)、尿管結石の経験がない人は誤った判断をして整形外科や整骨院に行ってしまいがちなのですが(私がそうでした)、腰の片方だけ痛いなあって時は尿管結石も想定したほうがいいです。
私は20代の頃に初めて尿管結石の症状が出た時、激痛のあまり失神したことがあります。意識が戻った時には病室のベッドに寝ていて、すごく驚いたのを覚えています。
このブログを開設して以降、2015年と2016年、それぞれ夏に尿管結石が発症しまして、いずれもエントリーを書いています。
突然腹部に違和感が発生し、やがて猛烈な痛みに襲われ悶絶する事態となりました。何が原因かを頭の中で探っていくうち、20年前に経験した尿管結石の症状と酷似していることに気付き、泌尿器科に行ってきました。 今年8月に軽い腰痛を発症。軽かったので様子をみていたのですが、数日後に痛みが激しくなり、お盆休みに開いている病院を必死で探して受診してきました。ギックリ腰と尿管結石の両方を経験してる私、今回はどっちだったのか…。尿管結石の激痛でのたうち回る(20年ぶり2回目)
ギックリ腰か尿管結石か、今夏に再び襲来した腰痛の結末
2017年の症状が過去最もヒドかった
で、ブログには書いてないんですけど、2017年にも尿管結石が発症したのです。2015年は7月頃の発症でしたが、2016年と2017年はいずれも8月中旬、お盆直前でした。
お盆直前の何が困るかって、お盆期間は病院がお休みなんです。2016年の発症時は前年に行った泌尿器科が休診だったため、激痛に苦しみながらネットで開いてる病院を探すという地獄の体験もしました。
それにしても、3年連続ですからね。しかも夏。大したことのない症状なら別にいいんです。でも尿管結石って痛いしツラいんです。
特に昨年、2017年は最悪でした。結石の痛みもヒドかったけど、泌尿器科で処方してもらった鎮痛剤が胃にものすごく負担をかけたらしく、2日目で完全に胃がやられてしまい、強烈な胃痛に苦しめられました。
食べ物を少しでも摂取すると胃が激痛で、次第にお茶などの飲み物でも胃が痛み始めたため、数日間は何も食べることが出来ませんでした。下手すると結石の痛みよりも苦痛で、結局1週間マトモに食事ができず、10kg近く痩せました。
(胃痛が治って通常の食欲が戻ったらすぐ10kg取り戻しました)
そして今年、2018年ですよ。もう「4年連続で尿管結石」なんて自慢にも笑い話にもなりません。ましてや昨年の胃痛もある。本当にコリゴリ。もうイヤ。
そこで今回、少しでも尿管結石発症の可能性を減らすため徹底したことがあります。
大好物のコーヒーです。
尿管結石とブラックコーヒーの関連性
全ての人に当てはまると断言できるものでもありません。今回書くのはあくまで「一例」であり「個人的体験」としてのものです。そこはご了承ください。
2017年に(3年連続で)尿管結石が発症し、病院で「なんで毎年8月に尿管結石になっちゃうんですかね」という話をしていた際、
「コーヒーは好きですか?」
という質問が医師から出ました。
コーヒーは大好きです。お酒を飲めない代わりにコーヒーは大量に飲みます。砂糖は一切入れず、ブラックでしか飲みません。
「最大の原因とまでは言いませんが、コーヒーをたくさん飲んでいると結石が出来やすいとは言われてるんですよ」
と医師は説明。特にブラックコーヒーは結石を作る一因になりがちなんだそうです。
この件は、その後に受診した胃痛内科の医師にも、毎月定期的に受診している内科の主治医にも確認したところ、どちらも「確かに一因ではあるかもね」とのことでした。(どちらも「それだけが原因じゃないだろうけどね」というニュアンスで)
じゃあ今後コーヒー飲んじゃダメなの? 大好きなコーヒーを断たねばならないの? って話ですが、
「ブラックじゃなくて、牛乳を混ぜてカフェオレにしたらいいんじゃない?」
だそうです。
カフェオレ生活1年
医者に言われて、ブラックコーヒーを飲む代わりにカフェオレを飲む毎日が始まりました。2017年の8月から始めて、カフェオレ生活が1年になりました。
以前はカフェオレが嫌いだったんですよ。ブラックコーヒーが大好きなのに、ミルクを入れてコーヒーの味そのものをぶっ潰してしまう飲み方がどうにも許せなかった(砂糖を入れないのも同じ理由)。
しかし尿管結石もイヤだし胃痛もイヤだし、でもコーヒーは飲みたい。ならカフェオレで我慢するしかない。
この1年間でブラックコーヒーを飲んだ回数は、おそらく2回ほど。完全にコーヒー断ちしたわけではないので、たまには飲んでもいいんでしょうけど、なんとなく控えるようになりました。今ではカフェオレの味にもすっかり慣れてます。
今年2018年、お盆期間は故郷の鳥取県米子市に帰省しました。帰省中に尿管結石が発症するのがとても怖かったんです。実家ならまだしも、たとえば移動中の新幹線の中で発症したらどうにもならない。
ですが幸いなことに、2018年の夏は尿管結石が発症しませんでした。もうすぐ9月も終わりますが、今年はまだ1度も結石の予兆のようなものさえありません。
上でも書きましたが、これはあくまで「一例」であり「個人の話」です。ブラックコーヒーをカフェオレにすればウンヌンと断言するものでもありませんし、予防を保証するものでもありません。
今年の夏をクリアしたからと言って、もう大丈夫ってわけでもないですからね。結局は食生活と運動習慣に気を付けないといけないってことです。
以上、今週の戯言でした。