子供が3人いると、すぐケンカになるんです
これでも昔は子供が苦手だった。りく(@Rikuma_)です。
我が家は子供が3人います。上から中2の男、小6の女、そして小2の女。
家族5人、車で外出する時、2列目のシートに子供が3人並んで座る形になるんですけどね。しょっちゅうケンカになるんですよ。
最初は「しりとり」とか「古今東西」とかのゲームで仲良く遊べてるんですけど、たとえば「しりとり」だと、最後の文字をいつも同じにするイジワルがあるじゃないですか。特に最後を「ル」で固めてきたら、もう続かない。
で、イジワルされた側が怒ってケンカ。
古今東西にしても、上の2人に比べて次女は知識がどうしても劣りますので、勝負にならないんですよ。で、次女が怒るか、上2人が退屈してイタズラし合いになって、結局最後はケンカ。で私に怒鳴られてシーン。
なので、特に会話すべきテーマがない時、家族みんなで遊べる「ドライブ中の余興」ってのをいろいろ考えてます。今回はその中からメジャーなもの2つを紹介します。
その1:車のナンバー数字を10にする
これ、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
私は小学生の時に6年間、算盤(そろばん)を習ってたのですが、1年生の時に先生から教えてもらったのが、この遊びでした。以来ずーっと30年以上も続けてます。この遊びのおかげで、超文系人間の私でもある程度数字の計算が今も出来てます。
車のナンバー、4ケタの数字をそれぞれ1回ずつ使用し、足し算、引き算、掛け算、割り算、何を使ってもいいので、合計を10にするというもの。
じゃあ例題。
2. 「68-52」
3. 「93-72」
10にできましたか?
じゃあ回答いきますよ。
ちなみに回答は1つじゃない時もありますからね。算数ですから、答えが複数パターンある時もあります。
まず、「13-24」。
これは最も簡単なパターンですね。全部プラスするだけ。
こんな感じです。4つの数字を1回ずつ使うだけ。
次、「68-52」。
これは、ただ足したり引くだけでは厳しいですね。
車の中で正解を発表させるときは、上のような数式では言えませんので、
「6わる2は、3」→「5ひく3は、2」→「8たす2は、10!」
という風に発表させると、自分も他人も分かりやすい。
まだあります。
計算する数字の順番は自由。とにかく1回使えばいいだけです。
じゃあ最後。「93-72」。
(9 - 3) ÷ 2 + 7 = 10
計算のコツとしては、最初に「ターゲットにする数字1つ」を決めて、他の3つを計算した結果とターゲットの数字とのペアで10にするにはどうすればいいか、を考えるとラクチンです。
「93-72」だと、たとえばターゲット数字を「7」にする。7とペアで10になる数字は「3」しか存在しませんので、他の3つの数字をどう計算すれば「3」になるかを考えればいいですよね。
この考え方でいくと、計算しやすい数字は「5」と「2」の2つ。
他の数字はペアで10になるパターンが1つしかないのですが、5と2はペアが2つできます。たとえば「2」だと、5でも8でも10になるでしょ。
これ、慣れてくると「きゅう、さん、なな、に~」と数字を読み上げてる途中で10が完成するようになります。1秒もかからない。
うちの長男は掛け算の九九を覚えた2年生の頃からこの遊びをやってますが、5年生の頃には「読み上げてる間に計算完了」の域に達しました。なかなか覚えがいい。もちろん、全てが全てってわけじゃないですけどね。
楽しく遊ぶコツとしては、
◆2ケタ、3ケタのナンバーは無視する
◆0が入ってるナンバーは無視する
→「0」をそのまま使用しても、「10」に変換して使用しても遊べますが、たぶん無視した方がスムーズに遊べます。我が家はゼロの入ったナンバーは対象外にしてます。
◆回答が判ったからと言ってすぐに答えさせない
→我が家で言うと、私や長男が速いのは当たり前。小6の長女にも頭をひねってもらいたいので、10に出来た人は「できた!」とだけ発言させて待たせる。
ある程度の制限時間を設けて、時間がきても分からない時だけは「ギブアップ扱い」で長男や嫁などに正解例を発表させるようにしてます。
◆小さい子供は足し算をさせるだけでも勉強になる
→小2の次女は、一応掛け算を習いましたが、まだスムーズには計算できない。割り算もまだ分かりません。
そこをスパルタで教える作戦もアリですが、あくまで車の中での余興なので、4つの数字を足し算すると合計いくつになるか計算させるだけでも次女が疎外感を感じなくて済まなくなります。
「0」の扱いをどうするかなど、各家庭でローカルルールを作って遊べばいいと思います。
お子さんのいる家族だけでなく、たとえば若い男女が初めてのデートでドライブしてる時なども、この遊びは使えますよ。
特に会話が弾まないときや、照れて会話が出来ない時などに「そうだ、車のナンバーを計算する遊び、やってみない?」と。
助手席のパートナーに答えを発表させて「すごーい、●●ちゃんって頭の回転速いね~」と誉め殺すのもヨシ、自分が速攻で答えを連発して「○○くんってスゴーイ!」とリスペクトしてもらうもヨシ。
くれぐれも「どうだ~スゲーだろ~」とドヤ顔した後で、助手席の相手に
「あの…、それ11だよ…」
とツッコミ入れられないように。恥ずかしいよ。
その2:反対車線の車のカラー予想ゲーム
これは頭脳も全く必要ないので、小2の子供でも問題なく遊べます。完全に運だけのゲーム。
我が家のケース(子供が3人)で説明しますね。
まずジャンケンで順番を決めます。勝った順番に、自分のカラーを選ばせます。選ぶカラーは3つ。
2. 青い車(ブルー)
3. 黄色い車+緑の車(イエロー&グリーン)
で、どこかの信号を通過した後からスタートして、目的地に到着するか、ある一定の数に誰かが到達するまで、自分が選んだ色の車が反対車線を走ってるかを探すゲーム。
自分の色の車を見つけたら1点。それを加算していき、一番多い人が勝者、という遊びです。
地域によって差があるのかもしれないですが、私の住んでる地域は「黒の車」と「白やグレーの車」が圧倒的に多いので、これを選択肢に入れると圧勝になって勝負になりません。というか、数が多過ぎて計算がパニックになります。ゲームにならない。
なので、次に多い「赤」「青」の2択。我が家はもう一人子供がいるので、「黄色」や「緑」を3つめの選択肢に入れたのですが、やっぱり赤や青に比べると台数が少ないので、それならってことで黄色と緑は合算することにしました。
こうすると、なかなかイイ勝負になるんですよ。日によって結果が違ったりもするし。
この遊びも、事前にローカルルールをしっかり決めておくことが重要。あやふやにすると逆にケンカの原因になります。難しく考えなくてもいいですが、最低限の決め事は必要。
我が家のローカルルールを書いてみますね。
◆反対車線からこちらに走ってくる車だけを対象にする
→停まってる(駐車してる)車も対象に入れるとキリがないです。信号停止中に横から走ってくる車も同様で、対象にすると計算が大変だしケンカのもとになります。自分の車が停止中は計算も中断するのがスムーズ。
また、自分たちと同じ進行方向の車を対象にしてしまうと、途中から割り込んできた車や、後方を走ってる車も対象にしなければならず、計算するのがシンドイし、モメる原因にもなります。我が家は対象外にしてます。
◆ジャッジ(審判)を決める。ジャッジが認めないと得点にならない
→我が家は助手席の嫁がジャッジ。運転中の私がすることもありますが、運転中に色を識別したり計算したりすると運転に集中できなくて危険。
子供たちが勝手気ままに「赤あった!」「青2台!」と自分たちで計算する方法だと「いまの違う!」「ウソつくな!」とケンカになります。ジャッジが「赤1点!」「今のは青!」と言わない限りは得点に入れない。
あとは、ジャッジが見逃した場合は「悪いけど見てないので無効」にしてます。一時的にブーイングは飛びますが、ジャッジが見てないものまで得点に入れるとウソ申告が増えてケンカになります。
各自の得点計算は子供たちに任せていいと思います。そこまでジャッジが一人でしてたら疲れます。途中途中で「いま得点はどうなってる~?」と子供たちに聞いて発表させると、競争心をあおることが出来て盛り上がります。
◆紛らわしい色はジャッジが無効にするのが無難
→たとえばピンクを赤に含めるかとか、赤と黄色の2色ある車(トラックやバスなど)をどうするかザックリと決めておかないとモメます。事前に決めておいて、あとはジャッジの判断。公平に「どちらも1点ずつ!」でもいいですが、我が家は「紛らわしい色は無効」にしてます。その方がケンカにならないし、ジャッジも計算がラクチン。
◆片道1車線がとてもラクチン
→高速道路や片道3車線もある都会の道路、交通量の多い道はジャッジが発狂しますw 逆にぜんっぜん車が通らない田舎道でもゲームにならない。
片道1車線の、そこそこ交通量のある道路が計算もしやすいし、盛り上がります。
◆目的地や目標数値は少な目に
→たとえば目的地まで1時間かかる道のりでこのゲームをやると、おそらく途中で飽きます。また「先に30点取ったら勝ち」など、目標数値を大きくし過ぎても飽きます。交通量が膨大で、しかもジャッジの計算がパーフェクトならイイんですけどね。
だから、15分後くらいに到着する予定のポイントまで、とか、「15点取ったら次のゲームね」と事前に決めておくなどすれば、飽きもこないし、次のゲームは負けた人から好きな色を選べるなどのルールにすればメリハリがついて飽きにくくなります。
繰り返しますが、あくまで車で遊ぶ余興ですので、あんまりルールをカチンコチンに固めなくてもいいです。柔軟に。ただフリーダムすぎても逆にケンカのもとになりますので、ある程度決めておくのも必要。
何回か遊んでいくうちに各家庭で楽しめるコツがつかめると思いますよ。いろいろ試してみてくださいね。
以上で我が家の遊びについての説明は終わり。他に皆さんの家庭で何かオリジナルの楽しい遊びがあれば、ぜひ教えてくださいね。