知らぬ間に新しくなっていたJR東郷駅
JR東郷駅。ここは自分が初めて長距離ウォーキングに挑戦した時にもスタート&ゴール地点だった、思い出深い駅。
以前は開催されると必ず参加していた東郷ウォークも、ずいぶん長い間サボってしまった。気が付くと前回から8年経っていた。そんなにもサボっていたことにビックリした。
久しぶりに訪れた東郷駅。来てみて更にビックリ。東郷駅の北口が以前と全然違う。
調べてみると、2017年に東郷駅の駅舎が改装され、以前は「北口」という呼称がリニューアルを機に「宗像大社口」へと変わったらしい。
2017年といえば、宗像大社が世界遺産に登録された年。あの時は宗像大社などを取材で巡ったが、東郷駅には足を運ばなかったので、駅のリニューアルに気付かなかった。
一方、北側の「宗像大社口」とは逆の南側「日の里口」も久々に来たが、こちらは以前とほとんど変わっていないような気がする。
リニューアルしたのは北側がメインだったということかな。
日の里団地を抜けて国道3号線へ
東郷駅・日の里口を出発。駅前ロータリーを抜けると、すぐ目の前から背の高い団地棟が次々と視界に入ってくる。
日の里エリアは団地がとても多い。道に沿って延々と団地が続いている。
ようやく団地群を抜け、道路の両脇が森林のような風景に変わっていく。
人通りの少ない森を抜け、車の多い国道3号線に出る。ここから「光岡」交差点まで国道をひたすら東に歩く。
今回も光岡八幡宮の大楠にパワーをいただく
「浄徳寺」を通過。このあたりで「この一帯、前にも歩いたことあるな」と記憶が蘇り始める。
「光岡八幡宮」に到着。前からこのあたりの「光岡」という地名は「ひかりおか」なのかと思っていたが、実は「みつおか」だと今回知った。
ここには9年前(2013年9月)にもウォーキング大会の途中で訪れていたのだが、本殿で参拝した時点では忘れていた。
本殿の横にそびえ立つ「光岡八幡宮の大楠」を眺めて、以前に来たことをようやく思い出す。
巨大な根。現在は大楠を保護するため、周囲にロープが張られ、接近することができないようになっている。
大楠の横には、解説が書かれた案内板もある。
宗像ユリックスはプリンセス駅伝のスタート・ゴール地点
光岡八幡宮をあとにして、県道92号線(宗像篠栗線」に出る。歩道の正面に宗像ユリックスが見えてきた。
道路の両脇には田園風景が広がる。向こうに見える山は何だろう。
紅葉の始まりが遅かった福岡地方も、秋が終わりを告げようとしているのか、道路は落ち葉で埋まっていた。1〜2週間前ならここもキレイだったのだろう。
宗像ユリックスの前を通過。正面の建物内にはイベントホールやプラネタリウムがある。
宗像ユリックス前の道路は、毎年10月に福岡県の宗像市と福津市で開催される「全日本実業団女子駅伝予選会」、通称「プリンセス駅伝」のスタート・ゴール地点となっている。2022年は10月23日に開催された。
プリンセス駅伝の上位16チームは、毎年11月に宮城県で開催される「全日本実業団対抗女子駅伝」、通称「クイーンズ駅伝」への出場権が与えられる。
再び「日の里団地」へ
宗像ユリックスの広い敷地に挟まれた道路を歩く。このまま直進すると「日の里」そしてゴールの東郷駅に繋がっていることが道路標識から分かる。
ようやく宗像ユリックスのエリアから抜ける。
下り坂を進む。進行方向には日の里団地の棟が横一杯に広がっている。
日の里団地のエリアに再び入った。「長浦池東」という交差点名だが、この交差点は実際の長浦池から見て南側に位置している。
「長浦池東」交差点を通過すると、道路の北側には公園、そして「日の里東小学校」がある。
その正面、道路を挟んで反対側に1棟だけ、他の団地棟とは何かが違う建物がある。
団地棟の道路に面する側。幾つかの窓や階段の踊り場はカラフルな色で染まっており、普通の団地ではない雰囲気が漂っている。
団地棟の裏側、ベランダはもっとカラフル。これ、布団を干しているわけではなく、プロのデザイナーさんが考案した色の配列でベランダの柵にボードが取り付けられ、それぞれの色は宗像市の子供たちが塗ったのだという。
こちらの建物、元々は団地だったものを買い取ってリノベーションされ、「日の里団地再生プロジェクト」という地域活動のシンボル的存在として生まれ変わった「ひのさと48」という生活利便施設。
日の里団地を抜け、JR東郷駅に戻ってきた。やっぱりこちらの風景は以前とあんまり変わってない気がする。