2014年に9年ぶりの復活を果たした芦屋町の砂像展
福岡県遠賀郡芦屋町にて1994年から始まった砂の芸術展覧会「あしや砂像展」。
芦屋町の海水浴場に制作された数々の砂像を見せてあげようと、まだ小さかった子供たちを連れて行ったことが何度かありました。
この「あしや砂像展」、財政難などの事情により2006年を最後に中止されていたのですが、昨年2014年、9年ぶりに復活しました。
復活2回目の開催となった今年、久しぶりに砂像を見に行ってきました。
特設会場はレジャープール「アクアシアン」の中
会場となる芦屋海浜公園。
かなり広い無料駐車場があります。私が行ったのは平日で、開場時間の午前10時ピッタリに到着したのですが、既に20〜30台ほど車が停まってました。
私が帰る頃には上の写真で空いてるスペースもほぼ車で埋まる盛況っぷりでした。
「あしや砂像展」の会場は、芦屋海浜公園内にあるレジャープール「アクアシアン」の中にあります。以前は隣接する海水浴場の砂浜が砂像展会場でした。
こちらが以前の砂像展会場だった「芦屋海水浴場」。
アクアシアンのすぐ隣りが海水浴場で、アクアシアンの利用客は海水浴場で遊ぶこともできるし、再びプールに戻ることもOKです。
季節外れなので、芦屋の海には誰もいません。
アクアシアンの券売機で入場券を購入し、プール内に入場。
入場券を係員に渡すとパンフレットをもらえます。パンフレットには会場地図や砂像の名称、制作者の情報などが掲載されていますので、読みながら会場を散策すると楽しめます。
アクアシアンはウォータースライダーも設置されていて、子供たちに人気のプール施設。うちの長男がここのウォータースライダーをすごく気に入って、小学生の頃に何度か連れてきたことがあります。
夏場は多くの海水浴客で賑わう芦屋海水浴場。私が子供を海水浴に連れて行く時は必ずココでした。
アクアシアンの敷地内を進むと、プールの端に特設会場の入口があります。
今年の砂像テーマは「産業革命」
特設会場に入ると、「ようこそ あしや」と掘られた砂像が来場を歓迎してくれます。中央で茶を飲んでるのは芦屋町のイメージキャラクター「アッシー」だそうです。頭に名産のイカが乗ってる。
いろんな砂像が展示されています。
砂像といえば、我が生まれ故郷・鳥取県の鳥取砂丘にある「砂の美術館」というのが大規模で素晴らしいそうです。私はまだ行ったことがありません。
こちら「あしや砂像展」は展示が約20点。像の規模も小さいもの中心ですが、作品の質は素晴らしいものが揃ってました。
こちらは地元中学の美術部員が制作した作品。制作風景の写真が展示されてました。部活動でこんな素敵な作品を作る機会があるのは羨ましい。いい思い出になるでしょうね。
プロの作品になるとクオリティーがすごい。「炭鉱労働者」という砂像(制作者:茶圓勝彦氏)。
今年の7月、北九州市や中間市の施設が世界文化遺産に登録されたのを記念して、「産業革命」という砂像テーマで様々な作品が制作されています。
こちらは中間市の世界文化遺産「遠賀川水源地ポンプ室」の砂像(制作者:池田佳氏)。
こちらは北九州市八幡東区の世界文化遺産「官営八幡製鉄所旧本事務所」の砂像(制作者:大工園望氏)。後方には東田第一高炉も再現されています。
進撃の巨人、ピクサー作品の砂像もある
こちらは「進撃の巨人」の砂像。
「あしや砂像展」は夜の時間帯になると各砂像を照明でライトアップし、昼とは全く違う空間を演出しているのだそうです。私の知人が昼と夜に1回ずつ見物に行って「夜のほうが良かった!」と言ってました。
私も当初は夜に行くつもりだったのですが、夜の暗いところで上手に写真を撮る技術も自信もなかったし、それに、
進撃の巨人像。夜の闇に浮かび上がるこれ見たら泣いてしまうわ。
進撃の巨人像の横には可愛らしい「きかんしゃトーマス」の砂像。
トーマスって、どことなく裏表のありそうな顔してますよね。何かを企んでるような顔。
特設会場入口近くには「コンテスト会場」という一角があって、幾つか作品が展示されてました。これは一般の方々が作った砂像ということなのかな。
上の砂像は「INGRESS」と書かれてるので、スマートフォンで陣地を取り合うゲームのことですかね。私はやってないので分かりません。
コンテストの優勝作品、と書かれていた砂像。マイク・ワゾウスキーさんがいます(映画『モンスターズ・インク』の登場キャラ)。
世界の産業革命をテーマにした砂像が圧巻
特設会場の中央に、他の砂像群よりもサイズの大きな3つの砂像が展示されてます。この3つの砂像、近付いて眺めてみるとスゴイです。
「紡績工場」(制作者:ブルース・レスリー・フィリップス氏)。
「ロンドンの風景」(制作者:レオナルド・ウゴリニ氏)。
ロンドンの工場群と、テムズ川を進む蒸気船。立体感がハンパないです。これ、砂だけで作ってるんですよ。
「社交界の様子」(制作者:ミケーラ・チャピーニ氏)。
「るねっさーんす」
近くのテント内には砂像彫刻家たちが今回の作品を制作してる様子が写真で紹介されてます。
過去の「あしや砂像展」の歴史もまとめられてました。私が子供たちと見にきたのはどの年の砂像だったかなあ。
まとめ
平日の休みに少し時間が取れたことと、週末が雨になるという天気予報を見たのもあり、行ける時に行っておこうと思い立って芦屋町まで足を伸ばしてみました。
私が行ったのは平日の午前中だったので来場者は全員大人でしたが、週末になると子供たちもやって来て砂像を楽しむのでしょうね。夜に行ってライトアップされた砂像を眺めるのも楽しそう。
グルメイベントや音楽イベントも日替わりで開催されてるようです。11月上旬までの期間限定開催ですので、興味のある方々は期間中に足を運んでみてはいかがでしょうか。
-
3年ぶり開催「あしや砂像展2022」、今年のテーマは「乗りもの」
福岡県芦屋町で3年ぶりに開催された「あしや砂像展2022」を見物に行ってきました。今年は「乗りもの」をテーマにして制作された25の砂像が芦屋海浜公園特設会場に展示されています。