雑草抜きは我が家の大仕事
子供たちがまだ小さかった頃には娯楽的に有効活用できていた我が家の庭も、年月と共に利用頻度が減っていきます。それと反比例してどんどん増えていくのが「雑草」と「虫」。
毎年のことですが、抜いても抜いても雨が降る度に成長して元通りの背丈になっている雑草。定期的に手入れする家庭ならまだしも、私も嫁もその辺がズボラなので放置の日々。気付けば収拾が付かない有り様。
▲ 雨が降った翌日は地盤が緩くなるので雑草も抜きやすい。しかし夏が終わって秋になったら今度は雨が全く降らなくなっちゃった。地盤がガチガチに固まってしまい、雑草を根元から抜くには相当な腕力が必要になります。まさに悪循環。
▲ いつまでも雨が降るのを待ってるわけにもいかないし、除草剤では対処できない背丈になってしまったので、「草刈機を買おう」ということに決まりました。
小型で電動式、安価だったリョービ製
市内のホームセンターを幾つか巡って各メーカーの様々な草刈機をチェックし、リョービの刈払機「AK-3000」を買うことに決定。Amazonで価格をチェックしてみたら定価より安くなってるので即購入しました。
このリョービ製刈払機「AK-3000」に決めたポイントは幾つかあります。
1. ガソリンや灯油を使わない「電動式」
我が家は自家用車を除き、ガソリンや灯油を使用する製品がありません。暖房器具も全て電化製。
ホームセンターで売られてた刈払機(草刈機)はガソリンで動かすタイプのものが大変多いです。普段からガソリンや灯油を使用しているご家庭であれば問題ないでしょうけど、普段全く扱わない我が家はガソリンタイプを買いたくない。草刈りのためだけにガソリン買うのがイヤ。
「電気で動くタイプは無いの?」と探して見つけたのがAK-3000でした。
充電式ではなく、家庭のコンセントにプラグを差すことで使用できます。広い庭で使用する時など、AK-3000の付属コードだけでは距離が足りなくなる場合は市販の電源延長コードを使えば解決します。
2. 他社製品と比べて小型
前述したガソリン駆動タイプのものはどれもサイズが大きく、試しに持ってみたところ男の私でもズッシリとした重みを感じます。
私だけでなく嫁、そして長男にも刈払機を使ってもらう可能性があるため、なるべく軽いほうがいい。ガソリン駆動タイプの各製品と比較してもAK-3000は小型で軽量です。
ホームセンターでガソリン駆動タイプを嫁に持たせたところ「重っ! 無理!」とヨロけながら叫びましたが、AK-3000は「あ、これなら持てる」と大丈夫でした。
誤解を生じさせるといけないので補足すると、AK-3000は軽量とはいえ、それなりに重いです。長時間使用を続けるとさすがに疲れる重さだとお考えください。それでもガソリン駆動タイプの重さと比較すれば明らかに軽いです。
3. 他社製品より安い
全ての他社製品と比較したわけではないですが、ホームセンターで販売されていた刈払機は前述した通りガソリン駆動タイプがメインで、どれも2万円を軽く超える価格のものばかりでした。
AK-3000はホームセンターでは15,000円台で、Amazonだと更に値下げされてるのも購入の決め手でした。
小型と言いつつ、それなりにデカイ
▲ Amazonで注文してから数日後、AK-3000が到着。帰宅したら玄関に幅のデカいダンボールがドンと置かれてたのでビビった。
▲ 大きさの比較をするため、私の靴(27センチ)と並べてみました。全く意味がありませんでした。他に比較対象となる物体が近くになかったんです。
AK-3000は私の2.5足分くらいですかね。何の役にも立たないですね。
▲ 上の黄色いのが電源ケーブル。中央が刈払機の本体。
下側に3つ並んでるのは、左が「金属8枚刃」。中央が「石よけのフード」。右のナイロン袋には「ナイロンコード」や「ゴーグル」などが入ってました。
「ナイロンコード」って何に使うのかサッパリ分からなかったのですが、「芝の刈り込み」や「石の多い場所」で使うらしいです。
▲ 本体の先に金属の刃やナイロンコードを装着させて草刈りや芝刈りをします。我が家は今回「雑草を刈る」用途だったので金属刃を装着しました。
金属刃とナイロンコードの取り替え部品もAmazonや楽天で安く売ってます。ホームセンターで販売されてる価格よりも安いので、私は付け替えの金属刃もAmazonで買いました。
組み立て完了、いざ実戦!
説明書を読みながら悪戦苦闘し、10〜15分で刈払機の組み立て完了。
▲ 組み立て完了直後の図。嫁が持ってます。
▲ 私も持ってみました。初めて持った感想は「意外に重いぞ」。他社製品より小型とはいえ、それなりにデカいし重いです。
そんなこんなで機械による草刈りを初体験。30分ほど使ってみた結果が下の写真。
▲ 花壇の右側が綺麗な芝生のようになってるのがお分かりいただけるでしょうか。手で引き抜いていくより遙かに短時間で背伸びした雑草を根絶させることができます。
しかし初使用でまだ使い慣れてないのもあり、根元近くまで刈ることが出来ず、ほとんどの雑草は根本部分が残ってる状態です。
あまり根本部分にこだわり過ぎて地面近くを刈ろうとすると、地面にある石や花壇のブロックなどに刃が当たってしまい火花が散ります。刃が欠けて切れ味が悪くなっていきますので、硬いものの近くで草刈りをする時は注意しましょう。
AK-3000の感想や注意点など
使ってみて初めて分かること、というのがいろいろあります。刈払機初心者の私が、AK-3000の使用初日に感じたことをまとめてみます。
★結構うるさい
Amazonの製品紹介で「音の静かな」と書かれてたのですが、正直うるさいです。ガソリン駆動のもっと大型タイプだと更にうるさいのかもしれないけど、AK-3000も決して「静音タイプ」とは言えません。
※私は金属刃のみ使ったので、ナイロンコードを使えばもう少し静かなのかもしれません。
早朝や夜遅い時間帯に庭で草刈りをしたら、間違いなく近所迷惑で嫌われるくらいの音量だと思って下さい。
★使用時間が長くなると結構ツラい
これも「ガソリン駆動タイプに比べれば軽い」というのはホームセンターで認識済みだったんですけど、実際に使ってみると案外重いです。
付属品の肩ベルトを装着すると少し重さが軽減されてラクなのですが、この肩ベルト、調節がどうもややこしい。
ベルトが短いと、金属刃が地面に届かないので上半身を曲げて作業することになり、腰が痛くなります。
逆にベルトが長いと、肩ではなく両手で重量を支えることになるので、それなりの重さである刈払機本体をずっと両手だけで持ち続けて、さらに振動に耐え続けることで両腕が疲れてプルプルしてきます。これ結構キツいですよ。
なのでベルトの長さ調節も結構重要です。これはもう使っていきながら調節する以外に解決策はないです。それぞれの身長に合ったベルトの長さがあるはずですので、使いながら調節していきましょう。
★小石が顔面に飛んでくる
使い慣れてないうちは、本体をどこまで地面近くに下げればいいのか、その距離感がつかめません。
草刈機を地面に向かって下げ過ぎると地面の土を掘ってしまったり、小石や砂利を敷き詰めた庭の場合は(我が家がコレです)金属刃に弾かれた小石が顔面めがけて飛んできます。
それを防ぐために刃の部分を覆うようフードを装着する仕様なのですが、完全には石の飛来を防ぐことはできません。私はメガネを普段から掛けてるのですが、メガネなしの人は同梱されているゴーグルを着けたほうがいいです。
飛んできた石で流血するなどの怪我を負うほどではないのですが、多少は痛いです。石に刃を当てたくないと考えてビビってしまい、本体がどんどん地面から遠ざかり、雑草が根元から刈れなくなります。
★30分に1回は休憩を
マニュアルに書かれてますが、刈払機本体の連続使用は30分程度にして、30分使ったら10分休憩するようにしたほうがいいそうです。
実際に30分連続で草を刈り続けていると、手も疲れるし腰も痛くなります。機械のことも、そして自分のカラダのことも考えると休憩を入れながら作業したほうがいいです。
金属刃に足や手を触れないよう注意!!
リョービのAK-3000に限った話ではありませんが、金属刃の使用中は当然ながら刃に手や足を近付けると大変危険です。
草を刈ることに夢中になるあまり本体や刃を自分の足元に持っていったり、雑草の塊がまとわりついたからと言って回転中の刃を触ると大怪我の原因になります。細心の注意が必要です。
AK-3000本体の始動スイッチはロック用ボタンが付いており、ボタンを押してロックを解除してからスタートレバーを握ることで初めて刃が回転する安全設計となっています。
それでも金属刃を手で触ってる最中に回転を始めたら危険なので、刃を触る際には必ず電源コードを抜きましょう。
自分以外にも庭で作業している人がいる場合、その人に向けて本体を向けるのも危険です。刈払機の使用中はなるべく他の人を自分に近付けないように、自分も気を付けると共に他者にも注意を促しましょう。
▲ 2日目になると少し使い方に慣れたので、雑草の根元のほうまで刃を届かせることができるようになり、1日目よりは土(砂利)の部分が見えてます。このエントリー先頭に載せた1枚目&2枚目の写真と同じ場所ですので、写真を見比べてみてください。見違えるようにスッキリしてます。
ただし雑草の根本部分を攻めたので初日よりもさらに小石を飛ばしまくり、顔面に当たりまくって「痛っ! 痛いっ!!」と連発してました。Mに目覚めそうになりました。
りくま ( @Rikuma_ )的まとめ
以前はジャングル状態だった庭も、トータル約1時間くらいの作業で雑草の大半は刈り取ることができました。まだ根元部分は残っているものの、見た目にはジャングル状態を卒業できて随分とスッキリしました。
もう少し丈が伸びた際にあと1〜2回刈り取って、冬場に除草剤をまいておけば来年の春に雑草の出現を遅らせることが出来てラクになるんじゃないかな、という計画です。
庭の広さを問わず、毎年雑草抜きや手入れでお悩みのかたは、草刈機を購入してしまうとラクです。リョービのAK-3000は芝刈りにも対応しているので、お庭を綺麗に保ちたい方々の強い味方になりますよ。
ただし重量が重いので女性は持ち続けるのが少しツライかも。男性諸氏、活躍してあげてくださいね。