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折尾駅・旧東口は車両進入禁止となり工事が加速(2023年10月)

北九州市八幡西区、JR折尾駅の再開発工事は北口が完了し、南口の工事が開始されています。

今回は2023年10月現在の折尾駅・再開発工事の様子を写真付きで紹介します。前回訪問時(2023年8月)から2ヶ月、いろいろと進展がありました。

2023年9月29日にグランドオープンした「えきマチ1丁目折尾」にも同じ日に行ってきました。別記事にまとめています。

遂にグランドオープンしました!
えきマチ1丁目折尾
えきマチ1丁目折尾、少し分かりづらい専用駐車場の場所と行き方

2023年9月29日にオープンした、折尾駅高架下の新商業施設「えきマチ1丁目折尾」。オープンの数日後に初訪問し、写真を撮ってきました。専用駐車場の場所や行き方が分かりづらいので、そちらも写真付きで解説しています。

折尾駅・旧東口の再開発工事進捗

新駅舎が開業するまで「東口」「西口」「鷹見口」と呼ばれていた折尾駅の各出入口は、将来的に統合されて「南口」と呼ばれるようになります。

現状はそれぞれの出入口が「かろうじて昔の面影を残している状態」なのですが、南口の再開発工事がいよいよ開始され、その面影も少しずつ失われていっています。

旧東口の市民トイレが解体された

折尾駅、旧東口
折尾駅・旧東口

折尾駅の旧東口。かつて旧駅舎時代は、こちら旧東口が正面入口となっていました。旧駅舎の廃止後は東口改札が暫定的に置かれていた場所です。

東口の改札があった場所には大きな重機が入り、いよいよ再開発工事が本格的に始まったようです。

市民トイレの跡地
市民トイレの跡地

2023年9月に解体されると予告されていた「市民トイレ」。前回訪問時(2023年8月)にはまだ残っていた市民トイレですが、その後に解体されたようです。

折尾隧道の石碑

前回訪問時の記事で「どうなってしまうのだろう」と書いた、市民トイレ裏に設置されていた「折尾隧道(おりおずいどう)」の石碑ですが、残っていました。この場所にこのまま留まるのかな?

折尾ロイヤルビルの跡地
折尾ロイヤルビルの跡地

市民トイレがあった場所のすぐ隣りには、かつて「折尾ロイヤルビル(高松産業ビル)」が建っていました。

2022年8月にビルが解体され、更地となって以降はしばらく放置されていたのですが、何やら工事が始まったようです。更地と歩道の間に深い溝が掘られていました。

旧東口の駐車場は完全に姿を消した

旧東口駐車場の跡地
旧東口・駐車場の跡地

2021年1月2日をもって閉鎖された旧東口の改札口。改札が解体された後、ここには5〜6台ほどが駐車できる小さな駐車場が設置されていました。

旧東口は2023年10月から車両が進入禁止となったことで、駐車場そのものの存在意義もなくなり、完全に姿を消したようです。精算機は撤去され、駐車スペースを示す白線がうっすら見えるだけになっていました。

これで旧東口を想起させるものは大半が消えてしまったことになります。いよいよ「南口」としての再生が本格的に始まったんだな、と感じる光景でした。

折尾駅・旧西口の再開発工事進捗

旧西口ホーム跡の整備が始まる

旧東口と旧西口を繋ぐ通路
旧東口と旧西口を繋ぐ通路

旧東口と旧西口とを繋ぐ通路は、以前からあった歩行者通路の横に「飲食店専用通路」と名付けられた広めの通路が新たに設置されていました。

飲食店専用、って何だろう?

旧西口ホーム跡地
旧西口ホーム跡地

旧西口の改札とホームがあった場所。

前回訪問時、「雑草が生い茂っている」と書いたJR福北ゆたか線の旧線路跡も、ようやく整備が始まったようで雑草がキレイに刈り取られていました。まだホーム跡は残ったままです。

車両は旧東口に進入できなくなった

旧東口への道路、車は進入できなくなった
旧東口への道路、車は進入できなくなった

東筑軒本店の前から旧東口にかけて暫定的に設置されていた自動車用の道路ですが、2023年10月2日から車両通行止めとなり、車は旧東口に進入できなくなりました。

車両通路はフェンスで封鎖されている
車両通路はフェンスで封鎖されている

旧東口の手前にはフェンスが設置され、車は通れなくなっています。

この進入口の他にもうひとつ、「ねじりまんぽ」から旧東口の踏切(現在は撤去済み)を通って東口に行く方法もあったのですが、踏切跡には同じくフェンスが設置されて立入禁止となっています。

ということで、旧東口に車で進入できる通路はすべて閉ざされ、封鎖された状態です。歩行者は進入できるんですけどね。

折尾駅・旧鷹見口の再開発工事進捗

2022年3月12日で閉鎖され、その後に解体された折尾駅の鷹見口駅舎。解体後、旧鷹見口の一帯はすぐに再開発工事が開始され、工事関係者以外は一切の立入が禁止されていました。

しかし今回、車両が立入禁止となり封鎖された旧東口とは逆に、今まで立入禁止だった旧鷹見口の一部エリアに入れるようになっていました

人も車も一部エリアに進入できるようになった

折尾駅旧鷹見口
折尾駅・旧鷹見口

「えきマチ1丁目折尾」とマックスバリュの間に設置された通路を南へ抜けると、かつて鷹見口駅舎があったエリアに出ます。

鷹見口駅舎の解体以降、高架から南側(上の写真だと右半分)は工事のため立入禁止となっていましたが、今回訪れると入れるようになっていました

ちなみに、高架に沿ってしばらく東へ進むと「えきマチ1丁目折尾」の専用駐車場に着きます。(上の写真、まん中あたり)

旧鷹見口の跡地
鷹見口駅舎があった辺りにも進入できる

鷹見口駅舎があった場所の近くにはプレハブの小さい建物が建てられています。

その左側には通路が設置されて、中に進入できるようになっていました。

車両用のロータリーが設置された

ロータリーが設置された
車両用のロータリーが設置された

ちょうどこのあたりに鷹見口駅舎があり、線路やホームがありました。

線路跡やホーム跡は撤去されてキレイに整備され、今回訪問時は車両用のロータリーが設置されていました。

かなり小さいロータリーで、端をガードレールで囲んでいる形なので、おそらく暫定的なものだと思います。

ロータリーの出入口
踏切跡近くにできたロータリーの出入口

旧東口の踏切があった辺り、焼き鳥屋さんのすぐ横には、ロータリーの出入口が設置されていました。

2023年10月現在、旧東口は工事のため車両が立入禁止となっているのは前述したとおり。

特に「ねじりまんぽ」方面から来る人々は、以前であれば旧東口に車を寄せ、折尾駅でJRに乗る同乗者を降ろしていたはずです。

しかし現在は旧東口が車両進入禁止となったため、駅の近くで同乗者を降ろすことができません。これは大変不便ですよね。

車は旧東口には入れないけれど、なるべく駅の近くで同乗者を降ろせるように、ということで暫定的にロータリーを設置したのかなと想像します。

ロータリー横には長方形の区画
ロータリー横には長方形の区画

ロータリーの横には、コンクリートで舗装されていない、土の見えている長方形の区画がありました。

旧鷹見口、長方形の区画
何か施設が建つのかもしれない

キレイに長方形で区切っているということは、ここに何かの施設が建つんでしょうかね。あるいはただの駐車スペースなのか。

それほど広くはない区画ですが、ここがどう変貌するのか気になります。

地下工事の正体は「堀川移設」

オリオンプラザの跡地周辺
オリオンプラザの跡地周辺

旧東口、オリオンプラザが建っていたあたりは現在も工事中のため立入禁止のままです。

鷹見口駅舎の閉鎖と前後して、高架近くの一帯が地下深くまで掘られ、むき出しになっている時期がありました。

当ブログでも「まさか地下街?」と鷹見口最終日の記事にて冗談半分ながら書きました。結局、何の工事なのかは当時分からないまま。

今回、旧東口を訪れて工事現場を眺めていると、前述した「地下街疑惑」のあった場所が再び露出していました。上の写真だと左端に写っている部分です。

露出した地下部分
露出した地下部分を正面から撮影

露出した地下部分を正面から撮影していて、あることに気付きました。

地下街? 地下駐車場? といろんな想像をしたのですが、よく考えてみると答えは簡単でした

それを確認するため、えきマチ1丁目折尾の側から地下部分に最接近してみました。

正体は「堀川(新々堀川)」

地下を掘っていた正体はコレ。堀川(正式名称は『新々堀川』)の移設工事でした。

旧東口を彩っていた飲食店街。その前を流れる堀川は改札口の近くで突然、視界から消えます。

地下に潜った堀川はこの辺りを流れており、東の洞海湾に向かって流れ続けていたということなんですね。

それとも、今回の再開発工事のひとつに「堀川の移設」とあるので、もしかすると以前は違う場所を川が流れていて、今回の再開発工事で上の写真の場所に川の流れが移動したということなのかもしれません。

そのあたりは申し訳ないです、詳しくないので分かりません。

折尾駅・南側エリアの再開発工事進捗

直近の再開発工事では、駅から少し離れた場所にも変化が生じていたので、散策しつつ写真を撮ってきました。

堀川橋の撤去工事が開始された

白土医院の跡地
白土医院の跡地

旧東口にある「ねじりまんぽ」のトンネルをくぐり、道路を南側にまっすぐ進むと「白土医院」という病院の跡地があります。

白土医院がある辺りも再開発の対象となっており、敷地内は解体工事の真っ最中でした。病院の建物自体は既に解体されたようです。

全面通行止めの案内板
全面通行止めの案内板

白土医院前の交差点を西側に曲がり、少し歩くと堀川に着きます。

進行方向には「堀川橋」という橋が架かっているのですが、柵が設置されて通行止めにされています。

堀川橋・東側の岸は工事中

柵の隙間から覗いてみると、堀川橋の手前にある岸には重機が入り、工事が始まっていました。

堀川橋は今回の再開発工事により撤去されるそうです

南側に移転した白土医院の仮診療所

堀川橋の更に南から堀川を眺める
堀川橋の更に南から堀川を眺める

工事中の堀川橋からさらに2つ南にある橋まで移動しました。

上の写真、中央に写っている橋は堀川橋ではなく、かつてJR福北ゆたか線の線路があった橋です。

南側に伸びるJR福北ゆたか線の旧線路跡
南側に伸びるJR福北ゆたか線の旧線路跡

南側(国道3号線の方面)を眺めると、こちらもJR福北ゆたか線(筑豊本線)の線路跡に生い茂っていた雑草群がキレイに整備されています。

「折尾愛真学園下」交差点の角、上の写真だと右上に青い建物が写っています。あの建物が白土医院の仮診療所

白土医院は解体に伴い、2023年8月から仮診療所に移転して診療をおこなっているそうです。

福北ゆたか線の旧線路跡を歩く

福北ゆたか線・旧線路の分岐点跡地
福北ゆたか線・旧線路の分岐点跡地

このあたりは、ちょうど福北ゆたか線の線路が2つの方向に分岐していたところです。

直進方向は折尾駅・旧駅舎の西口に繋がっていました。右斜めの方向は鷹見口へと繋がっていました。

旧駅舎時代、小倉行きの電車に乗りたい場合は、

  • 折尾駅の中にあるホームから乗るパターン
  • 折尾駅とは別の場所にある鷹見口から乗るパターン

この2パターンがあったのです。

旧駅舎時代の折尾駅に慣れていない人は大混乱でした。私も何度か折尾駅で乗り換えに失敗しました。

現在の新駅舎ではそういう乗り換えトラブルはありません。すべて折尾駅の中で乗り換えは完結します。

JR福北ゆたか線の踏切跡地
JR福北ゆたか線の踏切跡地

JR福北ゆたか線の踏切跡。

遮断機は撤去されてもう存在しません。右側には柵が設置されて立入禁止となっています。

線路は鷹見口へと繋がっていた
線路は鷹見口へと繋がっていた

旧線路は踏切を超えてから東に進み、旧東口のオリオンプラザ前にあった次の踏切も通過した後、鷹見口駅舎へと繋がっていました。

折尾駅の駅舎を経由することなく、直方・中間方面から鷹見口に停まった後、黒崎・小倉方面へ直行する路線がこの線路を走っていました。

堀川橋の西側にも柵が設置されている

踏切跡地を通過し、折尾駅のほうに進みます。

前方に柵が設置されているところは、解体工事が始まった堀川橋の西側。

堀川橋はまだ残っている

こちらも柵の隙間から覗いてみました。東側から撮影した際には見えなかった堀川橋が見えます。

橋梁はまだ解体されず残っているものの、解体は時間の問題でしょうね。

まとめ

堀川沿いの飲食店街
堀川沿いの飲食店街

いよいよ折尾駅南口の再開発工事が本格的に始まったようです。まずは旧東口が車両禁止となり、堀川の移設、堀川橋の撤去工事着手と、この1ヶ月だけで様々な動きがありました。

堀川沿いの飲食店街も大変が営業を終了しているようです。もしかすると全ての店舗が営業を終了しているのかもしれません。

少しずつ変わり始めている折尾駅南口。これからも訪問して風景の移り変わりを記事として残していくつもりです。

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