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ギラヴァンツはJ3降格したけど北九州スタジアムは9割方完成(2016年12月)

4回目の訪問

サッカーJリーグ、ギラヴァンツ北九州の新しい本拠地として2015年4月に着工した「北九州スタジアム」。

※福岡ドームがネーミングライツにより2016年現在「福岡ヤフオクドーム」となっているように、北九州スタジアムも来年にはネーミングライツにより企業名などが入った新名称に変わると思われます。

当ブログでは過去3回、新スタジアムの建設状況を撮影してきました。4回目の訪問となった今回、スタジアムはどのくらい完成に近付いているのかを再び撮影してきましたので紹介します。

ちなみに撮影したのは2016年11月末です。

半年で外見がずいぶん変わった!

北九州スタジアム北側

▲ スタジアム北側(フェリー乗り場側)、一番端の部分。前回来たのは半年前(2016年5月)でしたが、その時には存在しなかった北側スタンド席の屋根が完成しているのが分かります。

北九州スタジアム北側

▲ スタジアムの外壁は、もう完成してるのかもしれませんね。

北九州スタジアム北側

▲ スタジアム北側に最接近してみます。と言っても工事中なので歩道までしか入っていません。

北九州スタジアム北側

▲ 逆光なのでうっすらですが、スタジアム内のスクリーンが見えました。隙間がわずかだったので他の様子を伺うことはできません。

北九州スタジアム前の歩道橋

▲ 以前には存在しなかった歩道橋が設置されてました。JR小倉駅から徒歩で移動してきた観客は、この歩道橋を渡ってスタジアムに入ることになるんでしょうね。

ちなみに2016年11月時点で、この歩道橋はまだ通行禁止となってました。

北九州スタジアム南側

▲ スタジアム南側(JR小倉駅側)。道路に面した西側スタンド席の屋根も半年前は設置されていなかったのですが、現在は完成しています。スタンド席へと向かうための階段も完成してますね。

北九州スタジアムのスクリーン

▲ 西側と南側を繋ぐ通路なのか、円形の建造物の下からスタジアム内のスクリーンがハッキリ見えました。

北九州スタジアム南側

▲ 南側スタンド席の屋根も完成。スタジアム東側は海が見える構造で屋根はなかったはず(たぶん)。スタンド席のうち北・西・南の三方向は屋根があり、いずれも完成したようです。

北九州スタジアム南側

▲ JR小倉駅から歩いてくると、最初にこの光景を見ることになるはずです。完成が待ち遠しい。

スタジアム全景の推移

最後にスタジアム全景の写真をば。せっかくなので当ブログに過去3回掲載した写真も併せて紹介しますよ。

北九州スタジアム・2015年4月

2015年4月時点。まだ着工されたばかりで、スタジアム部分は何もないただの空き地。右側は小さな港で船舶も見えます。スタジアム建設予定地の左側、現在の西側スタンド席にあたる部分で整地か何かの工事が始まったばかりという状況。

道路は以前まで直線だった記憶があるのですが、スタジアム建設着工後はスタンド席部分の左側にカーブさせて敷設されていました。

北九州スタジアム・2015年9月

2015年9月時点。着工から5ヶ月が経過し、スタンド席の基礎工事が進んでいました。フィールド部分はまだ盛り土しかなく、重機が忙しそうに動き回っていました。

北九州スタジアム・2016年5月

2016年5月時点。着工から1年が経過し、完成予定日まであと1年という状況。

スタンド席の外観がハッキリ分かりますが、まだ座席部分は着手したばかりという印象。南側スタンド席のみ屋根の設置工事が開始されており、だいぶスタジアムらしい見た目になってきていました。

北九州スタジアム・2016年11月

▲ そしてこれが今回、2016年11月時点。パッと見たらもう完成してるような雰囲気ですよね。北側・西側・南側ともスタンド席の屋根は完成しており、客席の区分けも完了しています。座席はまだ搬入されてないのかな。

北九州市からの発表によれば、2016年11月の時点で工事は9割程度完了しており、あとは外構工事と、フィールド内の芝張りなど一部箇所の工事を残すのみとなっているそうです。

北九州スタジアム・2016年11月

▲ ズームしてみると確かに芝はまだ張られてません。芝張りが完了したら更に美しい外観となるでしょうね。早く見てみたいものです。

肝心のチームは…

この北九州スタジアムを新本拠地とするギラヴァンツ北九州ですが、2010年にJリーグへと加盟し、当初から今年2016年シーズンに至るまで北九州市八幡西区にある本城陸上競技場をホームスタジアムとしていました。

本来は名前の通り陸上競技場でありサッカースタジアムとしての用途メインで建設されたわけではなく、Jリーグ加盟後に座席増設の工事をしたものの、それでも収容人数が約10,000人。J1昇格基準の1つである「収容人数15,000人のスタジアム」という条件を満たしていませんでした。

2011年に三浦泰年監督が就任して以降、ギラヴァンツはJ2でも堅調な成績を残せるようになってきており、2011年の最終順位は8位、2012年は最終順位9位。

2011年シーズンの途中にJ2で最高5位まで浮上したことがあり、J1昇格基準の「収容人数15,000人」を満たしていないのはマズいだろという意見が飛び交い始め、新スタジアム建築の議論が活発化したという経緯がありました。

柱谷幸一監督が就任した2013年、J2での最終順位は16位と前年からガックリ落ちてしまうのですが、翌2014年は最終順位5位と大躍進。

本来ならチーム創設史上初となる「J1昇格プレーオフ」に進出できる順位だったのですが、前述の通りスタジアムの収容人数がJ1昇格基準を満たしていなかったため、ギラヴァンツはプレーオフに参加できなかったのです。心配されてた「昇格チャンスを逃す」事態が現実になってしまいました。

その後、市議会で新スタジアム建設が了承され、2015年に着工。あとはチームの躍進、そしてJ1昇格を決めるのみだったんですけどね。

肝心のチーム成績は2015年が最終順位7位、そして今年2016年は全22チーム中22位の最下位。最終節まで21位だったのに、最後の最後に0−3で敗れ、それまで最下位だった金沢に抜かれてしまい、J3への降格が決定してしまいました。

ファンが哀しかったのは当然ですが、北九州市長を始め自治体関係者の方々、支援してきたスポンサー企業の皆さんは頭を抱えて落胆したでしょうね。J1昇格どころかJ3降格ですから。

そういうわけで2017年、ギラヴァンツ北九州は新スタジアムでJ3を闘うことになりました。

巨大で立派なホームスタジアムを持つ大分トリニータは今年J3で優勝を果たし、ギラヴァンツと入れ替わりでJ2昇格することになったので、たぶんギラヴァンツがJ3で最も立派なスタジアムを持つチーム(しかも完成したばっかりだぞ)と称されることでしょう。

りくま ( @Rikuma_ )的まとめ

新スタジアムは2017年1月に完成予定で、2017年3月12日グランドオープン予定だと発表されています。スタジアムには駐車場がありません。JR小倉駅から徒歩5分と近いので、JRや西鉄バスなどの公共交通機関で行きましょう。近隣に駐車場はありますが全て有料だし、かなり渋滞しますよ。

こけら落としはスーパーラグビー「サンウルブズ」のプレシーズンマッチが開催される予定だそうです。チケット取れるなら見に行こうと思っています。

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