大相撲九州場所が開催される福岡国際センター
毎年11月に大相撲九州場所が開催される「福岡国際センター」。近くには「福岡サンパレス」「福岡国際会議場」「マリンメッセ福岡」など、コンサート・スポーツ・各種イベントの会場となる大型施設も複数あります。
大相撲九州場所は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により2020年は福岡ではなく東京・両国国技館で「11月場所」として開催されました。
したがって2021年の九州場所は2年ぶりとなる福岡開催となったわけです。
福岡国際センター前には多数の「相撲のぼり」が連なっています。九州の相撲ファンが待ち望んだ光景。
この福岡国際センターから天神エリアや中洲川端エリアなどの交通拠点まで、徒歩で移動したらどのくらいかかるのか。実際に歩いて調べてきました。
ひとくちメモ
今回は歩いていませんが、「福岡国際センターからJR博多駅まで」も過去に歩いたことがあるので、記事文末に参考値として掲載しています。
福岡国際センターから中洲川端駅まで徒歩移動
まずは、福岡国際センターの前にある広い道路を反対側に渡ります。どの横断歩道でもOK。
天神エリアは南の方角で、中洲川端は南東の方角になります。
横断歩道を渡って右にしばらく進むと「対馬小路」交差点に着きます。
写真に写っている標識にもあるとおり、「天神」と書かれている斜め左前の方向に進むと、天神エリアに最短距離で着きます。
今回は寄り道するので、「博多中学校」のあたりで左に進みました。左ではなく、そのまま直進すれば天神への最短ルートです。
南東方向にしばらく進み、「昭和通り」を渡ります。
直進して「明治通り」まで進みます。
九州最大級の演劇専用劇場である「博多座」。明治通り沿いにあります。
地下鉄・空港線の「中洲川端駅」は博多座の地下にあります。
JR博多駅から新幹線やJR在来線に乗りたい人、あるいは福岡空港から飛行機に乗りたい人は、中洲川端駅から地下鉄に乗るのが最速です。
ひとくちメモ
中洲川端駅からは「空港線」と「箱崎線」、2つの路線が走っています。
JR博多駅や福岡空港に行きたい場合は「空港線」に乗りましょう。箱崎、県庁、貝塚に行く「箱崎線」に乗ると全然違う場所に着いてしまいますので、注意が必要です。
福岡国際センターから中洲川端駅までは約1.3km。徒歩での所要時間は15分〜20分くらいです。
中洲川端から天神まで徒歩移動
中洲川端駅から進路を南に変え、天神方面に徒歩移動します。写真右手の黄色い建物は「福岡アジア美術館」。
博多大橋を渡ります。流れる川は「博多川」。
博多大橋を渡ってすぐの一帯は、九州最大の歓楽街「中洲」。文字通り、博多川と那珂川に挟まれた中州にあたるエリアです。
相撲観戦やコンサートを終えてから中洲に移動し、ご飯を食べたりお酒を飲んだりするのも楽しい。早く新型コロナウィルスが終息して以前のような活気が戻って欲しいですね。
中洲エリアを過ぎると、今度は「西大橋」を渡ります。
西大橋の下を流れるのは「那珂川」。向こうには博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」が見えます。
さらに続く天神橋を渡り、このまま南西に向かって直進すれば、天神はもうすぐそこです。
しかし、左に見えた天神中央公園の紅葉がとてもキレイだったので、寄り道をしました。
福岡は紅葉シーズン真っ只中。
雨が降っていて濡れたくない時や、急いでいるので信号に引っ掛かりたくない時などは、「天神地下街」を移動すると早いです。
しかし今回は風景を眺めながら歩きたいので、地下街には行かず地上を歩きます。「福岡市役所前」交差点を渡って直進。
1989年4月にオープンし、今年(2021年)8月末で閉店した「イムズ」。
天神エリアは現在「天神ビッグバン」と称される都市開発計画により、古いビルが次々と壊され、新しく生まれ変わろうとしています。
イムズの閉店もその一環。もうすぐイムズの建物は解体される予定で、2022年から再開発が開始されると発表されています。
福岡市に来た時は必ず立ち寄っていた「ジュンク堂書店福岡店」の入居ビルも天神ビッグバンにより解体されました。
西日本最大の店舗面積と言われ、ジュンク堂の後に毎度立ち寄っていた「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」が入居していた福岡ビルも同じく解体されました。立ち寄る店が次々となくなり困っています。
ひとくちメモ
「ジュンク堂書店福岡店」は現在、天神西通りに移転し(仮店舗)、営業を続けています。
「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」はビル解体後、ショッパーズ福岡内に移転して営業していましたが、2021年7月末に閉店しました。
2020年3月末で閉店した「天神コア」のビルも既に解体されています。
ちょうど福岡ビルがあった辺りに、天神ビッグバンによる再開発ビルの第1号として、2021年9月に「天神ビジネスセンタービル」が完成しました。テレビで特集されていたのを観ましたが、最先端のテクノロジーをたくさん使った設備で、新型コロナウィルス対策も考えられていてスゴいですよ。
「ジャパネットたかた」「NEC」「ペンシル」そして「Google」などの入居が決定しています。
天神コア跡地の横を抜けると、正面に「西鉄福岡(天神)駅」があります。西鉄天神大牟田線の始発駅で、太宰府・久留米・大牟田方面に行くことが出来ます。
地下鉄の天神駅も近くにあり、大濠公園や福岡ドーム方面に行ける他、JR筑肥線に乗り継ぐことが出来ます。
西鉄福岡(天神)駅ビルの隣りには「福岡三越ビル」があり、その3階に「西鉄天神高速バスターミナル」の乗り場があります。以前は「西鉄天神バスセンター」と呼んでた気がするのですが、名称が変わったようです。
各方面への高速バス乗り場が集約されており、高速バスの年間利用人数が日本一なのです。
福岡三越ビル3階が高速バスの乗り場となります(降り場は別の場所にあります)。ビルの真ん中あたりにエレベーターもあるのですが、ビルの北端(「天神バスセンター前」交差点のところ)には、地上と高速バスターミナルとを結ぶ直通エスカレーターがあるので便利です。
福岡国際センターから西鉄福岡(天神)駅までは、最短距離だと約1.8km。徒歩での所要時間は25分〜30分くらいです。
中洲川端駅から西鉄福岡(天神)駅まで、今回紹介したルートであれば約1km。徒歩での所要時間は15分ほどです。
今回は福岡国際センターから天神までの最短ルートではなく、中洲川端駅や天神中央公園に寄り道をしました。
また、信号待ちもかなりあったし、写真撮影のために何度も立ち止まったりと「ゆっくり」歩いているので、実際の徒歩移動時間は45分でした。ぶらぶら観光しながら散策したいという方は参考にされてください。
まとめ
最後に、福岡国際センターから各交通拠点へ、徒歩で移動した場合の所要時間をまとめます。歩くスピードの個人差や信号のタイミングなどによっても時間は前後しますので、参考値としています。
- 福岡国際センターから「西鉄福岡(天神)駅」まで … 約25分〜30分
- 福岡国際センターから「地下鉄・中洲川端駅」まで … 約15分〜20分
- 福岡国際センターから「JR博多駅」まで … 約30分〜35分