北九州市内の他の区についてもお花見スポットを紹介しています。
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【2024年版】北九州市内にある桜の名所、お花見スポットまとめ
北九州市には桜の名所と呼ばれるお花見スポットが多数あります。市内7つの区でそれぞれおすすめの桜の名所を写真付きで紹介した記事のまとめ、見どころなどを紹介しています。すべて実際に現地を訪問し、筆者が撮影した桜の写真を掲載しています。
小倉城天守閣周辺
北九州市小倉北区にある「小倉城」。天守閣および周辺施設は季節を問わず観光客で賑わっています。
小倉城周辺は、春になると大量の桜で埋め尽くされ、市内でも有名なお花見スポットとして多数の訪問者がやってきます。
小倉北区というよりは、北九州市で最大の集客力を誇るお花見スポットが小倉城です。
桜の数もすごいし、レジャーシートを敷いてお花見をしている人も、エリア内を散策している人の数も大変多いです。
訪問した日は平日だったのに大混雑。土日の週末はもっと大量の人で賑わったのでしょう。
小倉城周辺では、桜の季節になると「小倉城桜まつり」というフラワーイベントが開催されます。
2024年度の「小倉城桜まつり」は、3月23日(土)から4月7日(日)の期間で開催されました。
小倉城の地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市小倉北区城内2−1
電車 | ◯ | 西小倉駅から近い |
バス | ◯ | バス停からも近い |
車 | △ | 有料駐車場はあるが大混雑 |
JR西小倉駅から徒歩10分
鉄道を利用して小倉城に行く場合、最寄りの駅は「JR西小倉駅」です。
駅から小倉城までは徒歩5〜10分ほど。信号運が良ければすぐ着きます。
JR西小倉駅を出て直進し、大型商業施設「リバーウォーク北九州」を超えると八坂神社、そして小倉城があります。
JR西小倉駅ではなく「JR小倉駅」から小倉城までもそれほど遠くはありません。徒歩15分くらいで着きます。
小倉城の周りはバス停がたくさんある
バスに乗って小倉城に行く場合、最短距離で運賃が最も安いバス停は「室町・リバーウォーク(むろまち・りばーうぉーく)」です。
- 「小倉駅入口」バス停から「室町・リバーウォーク」バス停まで、所要時間は4分、運賃は150円
- 行先番号は「1番」「45番」「77番」「83番」「93番」など
また、小倉城天守閣そのものに一番近いバス停は「小倉城松本清張記念館(こくらじょう・まつもとせいちょう・きねんかん」です。
- 「魚町」バス停から「小倉城松本清張記念館」バス停まで、所要時間は4分、運賃は150円
- 行先番号は「45番」「110番」「138番」など
車で行くならリバーウォーク駐車場に停めるのが良い
車で小倉城に行く場合、駐車場に停められるかが最大の問題となってきます。
高速道路で小倉城周辺に行く場合、もっとも近いインターチェンジは「北九州都市高速・大手町IC」です。大手町ICを下りてから小倉城前までは車で約3分。とても近いです。
距離的には「北九州都市高速・勝山IC」のほうが近いのですが、少し回り道をしなければなりません。ルート的にも大手町ICから行くほうが簡単だと思います。
北九州市役所のすぐ前を通る道路に「勝山公園地下駐車場」という有料駐車場への入口があります。料金は30分150円、最大1,000円と少々高いですが、このエリアではもっとも広く、収容台数は約500台。
しかし、市役所前の大通りが入口となっていることもあり、駐車場が混雑を始めて満車近くなると(渋滞対策のためか)入口は封鎖されてしまいます。
勝山公園地下駐車場が満車で封鎖されている時は、小倉城の隣りにあるリバーウォーク北九州の立体駐車場を利用するのがおすすめです。
収容台数は800台なので、どれほど混雑していたとしても、さすがにこちらは駐車できるはずです。
リバーウォーク北九州の駐車場も料金は30分150円。リバーウォーク内で買い物をすると、金額に応じて無料券がもらえます。
詳しくはリバーウォーク北九州の公式サイトにてご確認ください。
勝山公園(北九州市立中央図書館周辺)
小倉城のすぐ近く、道路を挟んで南にある広大な市民の公園、「勝山公園(かつやま・こうえん)」。
小倉城周辺ほど多くはないですが、勝山公園にも桜の咲くエリアがあります。
勝山公園の中央にある「北九州市立中央図書館」。
この図書館の中で、岡田准一さんや榮倉奈々さんが出演した映画『図書館戦争』『図書館戦争THE LAST MISSION』のロケがおこなわれました。
「長崎の鐘(原爆犠牲者慰霊平和祈念碑)」がある周辺の芝生広場に、密集した桜がキレイに咲いていました。
小倉城周辺はお花見の場所取り競争が熾烈を極めるため、こちら勝山公園で広々と場所を取ってお花見をするのも良いかもしれません。
「長崎の鐘」補足
太平洋戦争末期の1945年8月9日、長崎市に原子爆弾が投下されました。しかし当初は長崎市ではなく、広島市に次ぐ2番目の標的は小倉市(現在の北九州市)でした。
8月9日当日、小倉市上空の天候が悪かったため、代案として決まっていた長崎市に計画が変更された、という経緯があります。
毎年8月9日には、ここ勝山公園でも原爆犠牲者の慰霊式典がおこなわれています。
勝山公園(南側)の地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市小倉北区城内4
電車 | ◯ | 西小倉駅から徒歩15分 |
バス | ◯ | すぐ前にバス停 |
車 | △ | 混雑の可能性大 |
西小倉駅から徒歩15分
鉄道で勝山公園に行く場合の最寄り駅は、小倉城と同じく「JR西小倉駅」です。
小倉城前の大通りを渡ればすぐ勝山公園ですので、小倉城とセットで散策を楽しまれる方も多いです。
すぐ近くに勝山公園入口バス停がある
勝山公園(南側)にバスで行く場合、最寄りのバス停は「勝山公園入口(かつやまこうえん・いりぐち)」です。
- 「小倉駅バスセンター」バス停から「勝山公園入口」バス停まで、所要時間は9分、運賃は150円
- 行先番号は「45番」「110番」「138番」など
南西の端に有料駐車場、ただし混雑の可能性大
高速道路を利用して車で勝山公園に行く場合、最寄りのインターチェンジは「北九州都市高速・大手町IC」です。大手町ICを下りて勝山公園(南側)までは車で約2分。
「北九州都市高速・勝山IC」で下りてしまうと、勝山公園を通り過ぎてしまい、Uターンしなければならなくなります。大手町ICで下りたほうが簡単です。
お花見シーズンの小倉城周辺は大混雑するため、勝山公園周辺の有料駐車場もことごとく満車となり、車で行く場合は駐車場探しが大変になります。
勝山公園から最も近い場所となると、公園の南西部にある「子供の遊び場エリア」というところに有料駐車場があります。
お花見スポットから少し離れているので、他の駐車場よりは空いているかもしれませんが、期待薄です。
手向山公園
小倉北区と門司区を結ぶ国道3号線の途中に「手向山(たむけやま)」という山があり、山頂に作られた公園が「手向山公園」です。
公園内には宮本武蔵や佐々木小次郎の史跡や、武蔵の養子・宮本伊織の墓があります。公園の近くには決闘の地である巌流島もあるなど、このエリアは歴史好きにもオススメの場所です。
手向山公園の多目的広場では、春になると多くの桜が咲きます。公園の端には立体展望台も設置されています。
花見広場の一角に「宮本武蔵の碑」が建っています。高さ4.5メートルの石碑で、宮本武蔵が亡くなった9年後の1654年(承応3年)、養子の宮本伊織により建立されました。
伊織は、主君だった小笠原忠真の命令により小倉藩(現在の北九州市)に入り、所領として手向山を授けられています。
石碑は「武蔵顕彰碑」とも呼ばれ、二刀流を編み出した過程や巌流島での決闘の様子などがビッシリ書かれています。後に武蔵の自伝や評伝を書くにあたり、大いに参考にされたのだそうです。
宮本武蔵の碑から少し離れた場所には「佐々木小次郎の碑」もあります。
こちらは村上元三の小説「佐々木小次郎」の完成を記念して、1951年(昭和26年)に建立されました。
多目的広場の立体展望台に上ってみました。途中の階段からは、広場に咲く多くの桜を一望できます。
展望台の西側はJR小倉駅がある方面。小倉北区の工業地帯が見えます。
展望台の東側は門司港方面。手前の茂みが少々邪魔ではあるものの、関門海峡が一望できます。
写真の右側、遠くに関門橋が見えています。また写真中央、下関市の彦島エリア(横長に白くなっているあたり)の右側に、巌流島(舟島)もほんの少しだけ見えています。
武蔵と小次郎が巌流島で決闘したのは4月13日頃だったらしく、その日付に近い日曜日には手向山公園で「武蔵小次郎まつり」というイベントが開催されています。
ちなみに、ウォーキング大会の流れで巌流島に初上陸した時の様子を別記事にまとめています。
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宮本武蔵も佐々木小次郎もアントニオ猪木も闘った巌流島に初上陸
2013年10月19日、ウォーキング大会の流れで巌流島に初上陸してきました。(JR門司港駅→関門人道トンネル→唐戸市場→巌流島→九州鉄道記念館→JR門司港駅)
手向山公園の地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市小倉北区赤坂4丁目8
電車 | △ | 小倉駅と門司駅の間 |
バス | ◯ | バス停から徒歩10分ほど |
車 | △ | 駐車場への道がとても狭い |
手向山バス停から徒歩で行くのがオススメ
手向山公園へのアクセスで、もっともオススメなのはバスです。
バスで行く場合、最寄りのバス停は「手向山(たむけやま)」です。
- 「小倉駅入口」バス停から「手向山」バス停まで、所要時間は12分、運賃は230円
- 行先番号は「6番」「49番」「75番」「77番」など
- 「門司駅前」バス停から「手向山」バス停まで、所要時間は11分〜23分、運賃は230円〜260円
- 行先番号は「49番」「70番」「72番」「74番」など
手向山バス停を下りると、近くに「手向山公園入口」という交差点があります。宮本武蔵の絵が描かれた案内板があるので分かりやすいと思います。
案内板の指示のとおり交差点から南へ進むと、400メートルほどで山側に階段があります。その階段を上っていくと登山道になり、進んでいくと多目的広場(桜がたくさん咲いているところ)に着きます。
少し山を登らなくてはならないので大変ではありますが、後述するとおり車で行くのは危険だし、鉄道駅から徒歩で向かうには少し遠いので、バスを利用して公園まで歩くのがもっとも良いです。
JR小倉駅とJR門司駅のちょうど中間あたり
鉄道で行く場合、最寄り駅は「JR小倉駅」ですが「JR門司駅」からもそれほど距離は変わりません。2つの駅のちょうど中間あたりにあります。
駅から徒歩で移動する場合、JR小倉駅からは徒歩40分、JR門司駅からは徒歩35分かかります。少し遠いですね。
道が大変狭く、事故に繋がるので車はオススメしない
高速道路を利用して車で手向山公園に行く場合、最寄りのインターチェンジは「北九州都市高速・足立IC」です。足立ICを下りてから手向山公園までは車で約10分。
距離的には「北九州都市高速・富野IC」が近いです。しかし富野ICは山口方面から福岡方面へと向かう「下り車線」しか出口がありません。
福岡方面から行くなら足立ICで下りましょう。
今回私は車で手向山公園に行ったのですが、オススメはしません。というのも、駐車場に行くまでが危険なのです。
「多目的広場」の一段低い位置に「花見広場」という広いスペースがあり、ここに車を停めている人が多数いました。
ここがひとまず駐車スペースだということでしょう。私も今回はここに駐車しました。
ここに辿り着くためには、手向山の東側にある道路から山に進入する必要があります。
しかし、その道路は小倉北区から門司区へと向かう有名な抜け道となっており、狭い道路にもかかわらず交通量がものすごいです。
手向山に進入するのは、慣れている人や地元の人でもない限りかなり大変だと思います。
手向山の西側から車で進んでいくと、「花見広場」よりもさらに一段低いところに広いスペースがあります。
火力発電所跡という史跡のような建物があるところで、最寄りバス停のある「手向山公園入口」交差点を南に進むと、ここに到着します。
一部サイトの記事では「ここに駐車するのがオススメ」と書かれていますが、ここは駐車禁止となっています。
駐車禁止なのにもかかわらず、訪問時は上の写真に写っているように複数の車が駐車していました。
火力発電所跡の近くから、一段上の「花見広場」へと繋がる道があります。しかし道幅はものすごく狭いです。
しかも一方通行ではなく、前後から車が来ます。無謀な運転をしている車に運悪く遭遇すると重大事故に繋がります。
今回の訪問時、車で山頂から地上へと下りる際に何台かの車と遭遇しました。
ある車は「前方から車は来ないだろう」という思い込みなのでしょう、ものすごいスピードでカーブを突っ込んできました。危うく正面衝突するところでした。
別の車は道幅の狭い箇所で私の車と遭遇し、親切にも道を譲ってくれるため道幅の広い場所までバックして戻ってくれたのですが、途中で運転を誤ったのか、危うく崖から落ちかけました。
あまりの恐怖に車内で悲鳴をあげました。幸い事故には至らず、なんとかお互いにすれ違うことができました。
火力発電所跡から花見公園へ、さらには山頂の多目的広場へと続く階段もあります。
少しでもラクをしたいので車で行くことを考える人は多いと思いますが、車で手向山公園の山頂に向かうのはオススメしません。慣れていないと大変危険です。
JR駅やバス停から徒歩で頂上の公園まで向かうことを強くオススメします。
福岡県営中央公園(金比羅池周辺)
北九州市八幡東区八王子町に「北九州市立総合体育館」という大きな体育施設があります。
いろんなスポーツイベントが開催される大きな体育館で、2022年12月には元体操選手の内村航平さん(北九州市出身)、村上茉愛さん、白井健三さん、田中理恵さんなどが総合体育館で体操イベントを開催し、大いに盛り上がりました。
中学や高校のインドア競技大会でも頻繁に利用され、うちの子供たちも部活動の市内大会や県大会で総合体育館に来たことがあります。私も親として何度か応援しに来ました。
そんな総合体育館の周囲を囲むように整備された「福岡県営中央公園」がとにかく広いです。
ちょうど区の境に位置することもあり、小倉北区・戸畑区・八幡東区と3つの区にまたがり、体育館周辺の公園エリアを形成しています。
総合体育館の北側には「金比羅池(こんぴらいけ)」という池があり、池の周囲をグルリと囲むように遊歩道が整備されています。ウォーキングやジョギングをしている人が大勢いました。
その遊歩道の脇にたくさんの桜が並んでいます。桜のシーズンになると遊歩道周辺はとても美しく、遊歩道を利用している人々の目を楽しませてくれます。
金比羅池を取り囲む遊歩道、その遊歩道をさらに取り囲むように桜の木々が並んでいるのが分かります。
池の向こう側には総合体育館が見えています。
金比羅池の中央には噴水が設置されており、今回の訪問時は延々と水を噴き上げていました。
今から数十年前に所用で総合体育館に来た際、金比羅池を見たことがありました。
周辺はまだ整備されておらず遊歩道もなく、金比羅池はただの地味な池で森のような木々があるだけ。とても暗くてジメッとした印象でした。
それが年月を経て、今では市民に愛される憩いの場として再生しています。
金比羅池の地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市小倉北区井堀5丁目1
電車 | × | 近くに駅はない |
バス | ◯ | 北九州パレス前が近い |
車 | ◯ | 西に広い駐車場 |
鞘ヶ谷小学校の東側に広い駐車場がある
北九州市立総合体育館へのアクセスは、車で行くのがオススメです。
高速道路を利用して車で行く場合、もっとも近いインターチェンジは「北九州都市高速・下到津(しもいとうづ)IC」です。下到津IC出口から総合体育館までは車で約4分。
総合体育館は、体育館のすぐ西側にある駐車場がとても広いです。ただし、スポーツイベントが開催されている時は駐車場の空きが少ないかもしれません。
金比羅池の北西方向にも大きな駐車場があります。こちらのほうが総合体育館のスポーツイベントなどに影響されず、常に駐車できると思います。
北西の駐車場は、金比羅キャンプ場の南側、市立鞘ヶ谷小学校の東側にあります。駐車場の周囲にもたくさんの桜が咲いていて、大変美しかったです。
広さも十分で、100台近く駐車できそうな印象でした。
駐車場を出て右側に進み、金比羅神社の鳥居前を通過すると下り坂になります。
そのまま下り坂を直進すると金比羅池が見えてきます。
下り坂の歩道にも桜並木が続いていて、この周辺は散策しながら延々と桜を楽しむことができます。
北九州パレス前バス停がもっとも近い
バスで行く場合、最寄りのバス停は「北九州パレス前」です。
- 「小倉駅バスセンター(4のりば)」バス停から「北九州パレス前」バス停まで、所要時間は32分、運賃は300円
- 行先番号は「26番」
バス停から南へ数分ほど歩けば金比羅池に着きます。
駅から徒歩移動は考えないほうがいい
金比羅池の近くにJRや鉄道の駅はありません。強いて挙げるなら、JR戸畑駅、JR九州工大前駅、JR枝光駅あたりでしょうか。
いずれにしても金比羅池からはかなり遠いです。駅から歩いての訪問はおすすめしません。バスか車で行きましょう。
紫川さくら通り・TOTO本社横
北九州市で最大の河川である「紫川(むらさきがわ)」。
小倉北区の紫川沿いは整備事業によりキレイになり、観光名所として多くの人が訪れるようになりました。
紫川沿いには「紫川さくら通り」と名付けられた、南北に伸びる長い道路があります。その名のとおり、道沿いの各地に桜並木があり、お花見をしながら散策ができるオススメのスポットです。
紫川さくら通りの最南端にあたるエリア、TOTOの本社横周辺は桜の密集度がとても高く、キレイな桜並木が続いています。
TOTO本社エリアの南端にある「TOTOミュージアム」。2015年8月にオープンしました。
TOTOミュージアムの近く、「貴船橋東」交差点のあたりから桜並木が始まります。
スタート地点である貴船橋から、次の豊後橋(音の橋)まで、桜並木は途切れることなく続きます。
川の向こう岸、北九州都市高速の下にも桜並木が延々と続いています。
歩道だけでなく、TOTO本社の敷地内にも桜並木が延々と続いています。当然ながら関係者以外は敷地内に入れませんが、桜並木が二重に並んでいるので、桜の密集度がすごい。
ひたすら美しい桜並木なのですが、最大の難点は、とにかく歩道の幅が狭い。
前方から人が来たら互いに端へと避けないと通れないほどの狭さです。自転車は走行しながらだと危険なのですれ違うこともできません。
それでも無理して走ってくる自転車がたまにいるので、歩道で桜を見上げながらボーッとしてると冗談抜きで事故になります。
桜は本当にキレイなのですが、花見をするには不向きなのが残念なところ。しかし、おすすめの回避策があります。
こちらは北九州都市高速の下。豊後橋(音の橋)のすぐ横です。TOTO本社とは川を挟んで反対側の河川敷になります。
一般道や歩道、そして桜並木が地上にあり、紫川は一段低いところを流れています。その紫川とほぼ同じ段、つまり車道や歩道よりも一段低い河川敷に遊歩道が整備されています。
豊後橋のすぐ横に、遊歩道へと下りる入口の坂道があるので下りてみましょう。
河川敷の遊歩道は一段上にある歩道よりも2倍くらい広いです。歩行者がギリギリですれ違ったり、走行する自転車の接近に恐怖を感じることはありません。
何よりも桜の季節は、遊歩道から見上げるように桜並木を眺めることができます。
立ち止まり、事故の心配もなく心穏やかに、ゆっくり桜を愛でることができるのは素晴らしい。河川敷の遊歩道から桜を見るのがおすすめです。
ただし、すぐ背後は川です。写真撮影などに夢中になり過ぎて紫川に落ちないようにしましょう。柵も何もありません。春ですから泳ぐにはちょっと早いです。
TOTO本社側の河川敷にも遊歩道が整備されています。しかし、遊歩道へと下りることの出来る階段の入口はなぜか封鎖されていました。
いちばん桜が密集しているエリアですから、ここの階段が使えるのであれば河川敷遊歩道から最高に美しい桜並木を鑑賞できるはずなんですけどね。実にもったいない。
川の東側(TOTO本社側)の河川敷に下りるには、豊後橋からもう1つ北にある「中島橋(風の橋)」の近くまで行く必要があります。
ここからTOTO本社側の河川敷遊歩道に下りることができます。
TOTO本社横のもっとも桜が密集したエリアまで行くには、豊後橋を超え、さらに貴船橋近くまで行かないといけません。
帰りは再びここ中島橋近くまで来ないと地上の歩道には戻れませんので少々面倒ではありますが、狭い歩道で自転車の接近に怯えながら桜を見るよりは良いです。
中島橋の展望スペースから紫川橋(鉄の橋)方面を眺めてみました。川沿いの歩道には、TOTO本社横ほどの密集度ではないものの桜並木がキレイに続いています。
紫川には「紫川十橋」と呼ばれる合計10個の橋が架かっています。桜のシーズンは、紫川十橋を散策しながら歩道の桜を愛でるのもオススメです。
紫川十橋の詳しい解説を別記事にまとめています。
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紫川十橋:北九州市小倉北区、紫川に架かる10個の個性的な橋
北九州市小倉北区の中央を流れる紫川には10個の個性的な橋が架けられており「紫川十橋」と呼ばれています。10個すべての橋を徒歩で巡り撮影してきた写真と共に、各橋の周辺にある観光スポット情報も交えて紹介します。
紫川さくら通り(TOTO本社横)の地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市小倉北区木町1丁目10
電車 | ◯ | モノレール駅が近い |
バス | ◯ | TOTO本社前にバス停あり |
車 | △ | 近隣に駐車場が少ない |
貴船町バス停がすぐ目の前にある
TOTOミュージアムへのアクセスで、もっともオススメなのはバスです。
バスで行く場合、最寄りのバス停は「貴船町(きふねまち)」です。
- 「小倉駅バスセンター(4のりば)」バス停から「貴船町」バス停まで、所要時間は13分、運賃は200円
- 行先番号は「21番」「22番」「23番」「25番」など
バス停のすぐ前がTOTO本社正門で、TOTOミュージアムも目の前にあります。
香春口三萩野駅から徒歩15分
鉄道で行く場合、TOTOミュージアムの最寄り駅は「北九州モノレール・香春口三萩野駅」です。
モノレールはJR小倉駅で接続しています。モノレール小倉駅から香春口三萩野駅までは所要3駅。5分ほどで着きます。
香春口三萩野駅からTOTOミュージアムまでは国道3号線を徒歩で15分ほど。
有料駐車場が少ししかない
高速道路を利用して車でTOTO本社周辺に行く場合、最寄りのインターチェンジは「北九州都市高速・紫川IC」です。紫川IC出口からTOTOミュージアムまでは車で約4分。
TOTO本社周辺には車の駐車スペースがそれほどありません。TOTOミュージアムの駐車場はありますが、ミュージアムに寄らず花見をしていたら当然ですが怒られます。
商業施設もありますが、無断駐車になるのでおすすめしません。駐車する場合は自己責任でお願いします。
他に収容台数の少ない有料駐車場もいくつか点在していますが、特に昼間は満車になっているところが多いかもしれません。
車で行くよりもバスで行くほうが良いと思います。駐車場を探して放浪することもないし、無断駐車で怒られることもない。なによりラクチンです。
バス情報に関する補足
注意
バス情報は2023年4月時点のものです。西鉄バスのダイヤ改正などにより、所要時間・運賃・行先番号・バス停などの情報は変更される場合があります。