2022年4月10日で閉店すると発表された
北九州市の有名なうどんチェーン店「資さんうどん」。読みは「すけさん」。現在は北九州市内に24店舗あり(注:2022年3月時点)、福岡市や筑豊地方、山口県にも店舗網を拡大しています。
第1号店(北九州市戸畑区の「資さん一枝店」)の開業が1976年という老舗店。今回紹介する「資さんうどん到津店」(すけさんうどん・いとうづてん)の歴史も古く、1983年に開店したのだそうです。
開店から38周年となった到津店ですが、2022年4月10日(日)をもって閉店することが発表されました。
閉店するまでにどうしても訪れておきたかったので、到津店に行ってきました。前回来たのは十数年ほど前なので、ずいぶん久しぶりの訪問となりました。
九州で初めて入ったうどん店が到津店だった
店内は、十数年前と変わっているのか、それとも変わっていないのか。さすがにもう忘れてしまいました。
前述したとおり、到津店がオープンしたのは1983年。そして私が初めて到津店を訪れたのは1988年でした。
なぜ覚えているのかというと、大学進学のため故郷の鳥取県から北九州市にやって来た年が1988年なのです。
大学で仲良くなった友人に「北九州は豚骨ラーメンだけじゃなくて、うどんもウマイんだよ」と教わり、34年前に初めて連れてきてもらったお店が到津店でした。
その2年後、妻と交際を開始して、初めて2人で外食したのも到津店でした。妻が外食でうどんを食べたのもその時が初めてで、目を丸くして驚きながら「おいしい!」と喜んだのは今でもハッキリ覚えています。
結婚前、小倉北区に住んでいた頃は何度か来ていた到津店ですが、結婚を機に八幡西区へと居を移してからは遠くなったこともあり、来る機会が激減。
うちの子供たちがまだ小さかった頃、近くにある動物園「到津の森公園」に家族で遊びに行き、帰りに資さんうどん到津店で食事をしたのが直近では最後の訪問でした。それが十数年ほど前だったのです。
とろろ昆布、つぼ漬けなどの提供が再開された
資さんうどんと言えば個人的に大好きなのが、取り放題の「とろろ昆布、つぼ漬け、天かす」。各テーブルに置かれており、うどんやおにぎりと一緒にこれらを食べられるのが「資さん」での悦び。
新型コロナウィルスの感染拡大により、一時期は提供が中止されていました。しかし2021年11月17日から提供が再開されています。
資さんうどんに来ると、昔は「肉うどん」を注文することが多かったのですが、最近は「ごぼ天うどん」ばかり食べています。
北九州のうどんと言えば、巨大なゴボウを揚げた「ごぼ天」が名物。元からゴボウが大好きだったこともあり、食べ応えのあるごぼ天が何本も入っているのは幸せとしか言いようがありません。
天かす、七味に加え、大好物のとろろ昆布も入れました。とろろ昆布を入れ過ぎてしまうと、美味しいうどんつゆを全部吸ってしまうので、ほどほどが吉です。
資さんうどんに来ると必ず注文してしまうサイドメニューは「しそおにぎり」。おにぎり類では「かしわおにぎり」が人気なのですが、私はいつも「しそおにぎり」です。「2個は多い、食べられない」という人のために1個での販売もされています。
おにぎりのお供に欠かせないのが「つぼ漬け」。おにぎりを食べ終え、うどんを食べ終えた後も、つぼ漬けをポリポリ食べ続けてしまうほど好きです。
資さんうどんに限らず、福岡のうどんは「柔らかくモチモチの麺」が特徴。福岡に来た頃はこの柔らかさが少々苦手だったのですが、今ではむしろ、この柔らかさが大好きになってしまいました。
人は「慣れる」生き物なのです。そして味覚の好みは変わっていくのです。
福岡うどんの魅力の1つは、甘く味わい深い「うどんつゆ」。資さんうどんのつゆは毎回必ず最後まで飲み干します。飲んでる最中の幸福感、たまりません。
いろいろ大絶賛している福岡うどん、そして資さんうどんですが、福岡にやって来てから資さんうどんを大好きになるまで、実は様々な紆余曲折がありました。最初から「大好き」だったわけではないのです。
その紆余曲折は、ここで書いてしまうと長くなるため、また別の機会に。
会計を済ませて店を出る際、店員の女性と少しお喋りをしました。昔々、この店に連れてきた恋人と結婚して、昨年に銀婚式を迎えましたと告げるとビックリされてました。
最近はご無沙汰していたものの、福岡で初めて食べたうどん店であり、結婚前の妻と何度も来たお店であり、30年以上にわたり、いろんな思い出の詰まったお店でした。
38年間お疲れさまでした。おいしいうどんをありがとうございました。これからも資さんうどんの別のお店で食べ続けます。