筥崎宮の近く
今回行ってきたのは、福岡市東区にある「博龍軒」というお店。JR箱崎駅周辺を巡るウォーキング大会に参加した帰りに立ち寄ってきました。
▲ 場所は九大病院の近く。北九州方面からだと「馬出2丁目」交差点を通過して最初の細い道を右折。10メートルほど進むと右側に月極駐車場があり、店舗はその敷地内にあります。
▲ 月極駐車場の奥には「馬出中央商店街」の入口。これも目印になります。
▲ 月極駐車場スペースのうち15番と16番が店舗専用の駐車スペースになっているようです(2012年10月現在)。2台しか駐車できませんが、もし満車の時もすぐ近くに60分100円のパーキングがあります。
開店は11時からなのですが、私が到着した時(10:45頃)には既に店の入口が開いた状態になってました。
店内に入ると女性が一人厨房におられました。「北九州から来られたの?」と言われてビックリ。超能力者なのか! と慌てふためきましたが、私が店の外で写真撮ってるのをジーっと眺めてて、車が北九州ナンバーだったからね、と説明されて納得。
▲ 「うちは替え玉がないので」との事だったので、大盛りを注文しました。700円。
▲ 女性が手際よくラーメンを作りながらも、フレンドリーに私と話して下さいました。店内は女性店員さんと私だけ。
ラーメンのいろんな話を教えてもらいました。「こちらのラーメン、スープは濃いんですか?」と訊くと、「ん~、濃いようでいて、でもアッサリしてますよ」とのこと。
▲ スープは確かに「濃い」というよりも、油が多めといった感じなのかな。でもギトギトってほどでもなく、確かに飲んで「しつこさ」みたいなものはない。アッサリと言われれば確かにアッサリ。
最初にスープを二口ほどすすって「おお~、なるほど~」とニヤつく私を見て、女性店員さんもニヤリ。「大丈夫ですか? 飲めますか?」と訊かれ、「いや~、美味しいです、私好きです」と答えるとまたニヤリ。私もニヤリ。
麺は自家製で、「平打ち麺」というらしく、福岡の豚骨ラーメンで一般的な細麺ではありません。「麺の硬さはどうしますか?」と言われ、「硬め」をお願いしたのですが、それでも通常のラーメンよりは「かなり柔らかめ」。
「平打ち麺はどうしても柔らかくなってしまうので、硬くと言われてもそれが限界なんですよ~」とのこと。
おそらくこの麺が好みを大きく分けるでしょうね。福岡って「硬い麺」が大好きな人、スゴク多いじゃないですか。「バリかた」とか「はりがね」とか頼む人もいるでしょ。
硬くないとラーメンじゃない! って人は、おそらく「博龍軒」の麺はダメかもしれません。私は麺の硬さにこだわらないので気にはならなかったのですが、それでも「柔らかいな」とは感じましたので。
スープも、よく北九州で食べるラーメンにはない、というか今まで食べたことがない珍しい味でした。それがとても新鮮で、美味しくいただきました。ほぼ全部飲んじゃったもんな。
私が食べてる間に、一人また一人とお客さんが来店されました。お客さんが入ってくる度に「あら久しぶり」「今日は二人揃ってるのね」などと笑顔で声をかけていく女性店員さん。常連さんがとても多いみたいです。
いつ頃から営業されてるんですか? と訊くと、「昭和23年から」ですって!
今年で創業64年ってことよね? うっひゃ~!
「昔、学生だった常連さんが結婚して、お子さん出来て、そのお子さんと食べに来てくれるんですよ」と女性店員さん、嬉しそうに話してました。
また食べてみたいと思わせてくれる味でしたよ。ごちそうさまでした。