2年半ぶりの遠賀町散策
今回やって来たのは、JR遠賀川駅。福岡県の遠賀町にあります。
福岡県の町は基本的に「水巻町(みずまきまち)」「苅田町(かんだまち)」という風に「まち」と読ませるのですが、ただひとつ例外として遠賀町だけは「ちょう」と読ませます。
なぜ遠賀町だけが「ちょう」なのかの理由は知りません。何度か調べたのですが「理由は不明」という情報しか見つけられません。
JR遠賀川駅を起点とする散策は、前回が2021年12月でした。今回は2年半ぶりの散策です。
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火災事故から復活した遠賀川駅を初訪問、恐竜公園から恐竜が消えた
2021年12月、福岡県遠賀町を歩いてきました。(JR遠賀川駅→恐竜公園→ふれあいの里センター→遠賀屋 糀→遠賀町役場→ゆめタウン遠賀店→JR遠賀川駅)
遠賀川駅の再開発はどうなったか
今回、遠賀町を歩こうと思った最大の理由は、
「JR遠賀川駅・南口の再開発がどのくらい進展したのか」
を確認したかったからです。
JR遠賀川駅の北口は、火災で焼失した旧駅舎跡地に建設され、2023年4月にオープンした「おんがみらいテラス」という建物がドーンと建っています。前回、2021年12月の遠賀町散策で遠賀川駅に来たときはまだ工事中でした。
おんがみらいテラスのオープン後、いろんなニュースで取り上げられているのを見ましたが、とーっても評判が良いみたいです。地域の交流拠点として愛されているようです。
北口側の窓には競泳・鈴木聡美選手の横断幕が2つも飾られていました。
2024年3月に開催されたパリ五輪の代表選考会にて、鈴木選手は2種目で五輪代表を勝ち取りました。日本の競泳種目では歴代最年長での五輪代表選手となるそうです。
鈴木聡美選手は遠賀町の出身。2012年のロンドン五輪で合計3個のメダルを獲得し、遠賀町の町民栄誉賞を授与されました。
駅北口の再開発が順調に進んでいるのとは一転して、南口は上の写真のとおり大平原のままでした。
強いて言うなら、各区画が平たく整地されており、外周に柵が設置されていたのが進展といえば進展。
2年半が経過して、何軒くらいビルが建ったのだろうと期待していたのですが、風景がまったく変わっていないことは意外で、けっこう驚きました。
調べたところ、駅南側の再開発は2031年3月に完了予定なのだそうです。まだしばらくは進展なさそうですね。
西川に沿って延々と歩くコース
JR遠賀川駅をスタートし、まずは県道299号線を西へ。
遠賀町の中心を流れる「西川」に架かる西川橋を渡ります。
橋の上から南側を眺めると、ちょうどJR鹿児島本線の特急列車が鉄橋を渡っているところでした。
西川橋を渡って左折し、進路を南へ。さっき見えていたJR鹿児島本線の踏切を渡ります。
踏切からJR遠賀川駅の方向を眺めます。先ほど特急電車が通っていた鉄橋がすぐ横にあります。
ふれあいの里センターと恐竜公園へ
途中で橋を渡り、西川の東側に移動して県道55号線を南へ進みます。
2021年12月の遠賀町散策では、この道路よりも1本東側、住宅街の狭い道路を歩きました。上の写真にある道路は今回初めて歩いています。
確か2年半前の散策では、健愛記念病院の駐車場から県道55号線に合流し、病院の向かい側にあるセブンイレブンで飲み物を買った記憶があります。
浅木小学校を通過してすぐ右折。
「ふれあいの里センター」に到着。ここが今回のコースでの最南端です。
前回は施設内をゆっくり散策したのですが、今回は中に入っていません。天気予報が雨で、なんだか空の色が暗くなってきていたので先を急ぐことにしました。
ふれあいの里センターのすぐ近くに「ふれあい広場」という公園があります。「恐竜公園」という愛称のほうが有名かもしれません。
以前は恐竜のリアルな遊具が設置されていたのですが、現在は撤去されてしまい、代わって「恐竜みたいな遊具」が設置されています。
せっかくなので昔の遊具も載せておきます。お腹の部分にある階段を上り、尻尾の部分がすべり台になっている遊具でした。
うちの長男はこの恐竜遊具が大好きでした。長女は恐竜にビビってしまい、近寄ることすらできなかったんですけどね。
町の南北をつなぐ遠賀跨線橋
ふれあいの里センターで折り返し。西川に架かる花園橋を渡り、進路を北に変えます。
今ではすっかり少なくなってしまいましたが、昔はこういうタバコ屋さんが町のあちこちにありましたよね。
「城ノ越」交差点で右折。
JR鹿児島本線の上に架けられた橋を渡ります。
この橋が完成したおかげで、車はJR鹿児島本線の南北をスムーズに往来できるようになりました。
橋を渡っている最中、JR鹿児島本線・下りの特急列車が博多駅方面に向かって走り去っていきました。
遠賀町は今年で町制施行60周年
遠賀町役場を通過。
遠賀町は今年で町制施行60周年なのだそうです。役場やJR遠賀川駅に横断幕がありました。
遠賀町役場の近くにあったJA北九の農産物直売所「旬彩の市やさい畑」。散策コースはここで折り返し。
到着した時はまだ店舗の開店前。入口前には数名が並んでいました。
「やさい畑」で折り返し、再び西川橋を渡って進路を東へ。
川の左側には遠賀町役場、その向こうには「ゆめタウン遠賀」のピンク色の看板が見えています。
遠賀町くるま祭り会場に立ち寄る
JR遠賀川駅の前をいったん通過。しばらく東へ進みます。
線路の向こうにある遠賀総合運動公園では「遠賀町くるま祭り」というイベントが開催されていました。
車高の低い車が並び、あちらこちらでブォンブォンとアクセルを吹かす音が響いていました。
そういうのには全く興味がないのでウォーキング続行。
遠賀総合運動公園の西端には、JR遠賀川駅との連絡路ができるような話を聞いていたので、西端まで寄り道してきました。
上の写真にあるとおり、柵が設置されており通行はできません。
柵の上から向こうを覗いてみると、小川に隔てられ遮断されている状態。まだ接続すらされていません。
再開発の着手から2年半が経過してもこの状態なのであれば、総合運動公園と駅を接続する計画はしばらく進まないような気がします。小川をどうするかだけでも時間かかりそう。
遠賀総合運動公園から駅に直接行くことはできないので、JR線の高架下をくぐり、「旧停1丁目」という住宅街をしばらく歩きました。
「旧停」という地名、何と読むのだろうと調べてみたら「きゅうてい」でした。そのまんまだった。
住宅街を抜け、JR遠賀川駅に戻ってきました。これで今回の散策は終了。
歩行時間は1時間48分、歩行距離は約7.1kmでした。