黒崎再生は成るか
↑今回のスタート地点、JR黒崎駅。
前日から日本を襲った「爆弾低気圧」の影響で、北九州市は朝から雨。
2日前、JR香椎線に沿って歩いた自主トレの際は気温22度という暑さだったのに、この日スタート時の気温は7度だった。寒暖差があり過ぎるので体調を崩さないよう注意しなければならない。
↑日曜の早朝、悪天候と寒さ、そして「寂れてしまった黒崎」という条件が重なると、駅前広場はこうなる。ウォーキング参加者以外に人がほとんどいない。
↑寂れた黒崎の象徴とも言うべき商業施設・コムシティ。約10年ほどビル内の大半が機能してなかったのだけど、つい先週(4月2日)に再オープン。黒崎は再生に向けて動き出している。
5月には八幡西区役所もコムシティ内に移転するらしく、駅構内でビラが配られてた。昔の活気が戻ればいいのだけど。
↑井筒屋クエスト黒崎店。最近は福岡市に行くことが多く、博多駅内の丸善(JR博多シティ8階)や天神のジュンク堂で本を買うことが多いのだけど、以前は「本を買う」と言えば必ずココに来てた。八幡エリアでは最も豊富な在庫を誇る書店。
↑朝の8時半で開店時刻前なので、まだ開いてない。
本当にウォーキングが好きな人たち
↑昨年7月にオープンした、まだ出来立てホヤホヤの「黒崎ひびしんホール」。昔々、ここには厚生年金病院が建っていて、病院の移転後はしばらく公園になってた気がする。
↑曲里の松並木。先月の長崎街道歴史発見ウォークでも歩いたばかり。
↑悪天候で寒かったから、さすがに今回は参加者が少なかった。でもこういう日に参加する人たちって本当にウォーキングが好きなんだろう。自分も含めて。
↑前日から降り続いてた雨のせいもあり、路面がドロドロのヌルヌルになってて歩きづらかった。
↑2004年に移転した、新しい九州厚生年金病院。
春の雹
↑黒崎駅をスタートしてから厚生年金病院の前を通過するあたりまでは、まだ小雨がパラパラという程度の雨量だった。しかし小学校横の交差点に来たあたりから雨足が強くなってきた。その強くなった雨が、やがて歩道の上でポンポンと跳ね始める。
ん? 雨が雹(ひょう)に変わってきてる。
その雹もドンドン強くなってきた。体育館の屋根が雨の「ザザザザー」ではなく、固体が衝突する「カチカチカチ」という音を立てている。
↑数分経たず、雹が道路に積もり始めた。これは「積雪」ならぬ「積雹」。そんな言葉があるのかは知らないが。
傘を差さずレインコートの類いで歩いていたウォーキング参加者が「痛い痛い痛い!」と悲鳴を上げながら屋根のある場所に避難していく。
既に2km以上を歩いていてカラダがポカポカしてたし、元々から寒さを気にしない体質なのもあり、「今そんなに寒いの?」と実感がなかった。iPhoneで気温を見たら、5度しかない。スタート時より更に下がってる。
↑約1kmほど天から地へと叩きつけられる雹の中を歩き、「清納二丁目」交差点のあたりで雹も止んだ。歩き進むうちに歩道の積雪も見られなくなり、ホッと一安心。
まさかこの後に地獄のような積雪を再び見ることになるとは、この時点で全く想定していなかった。
今年は開花運も天候運もなかった前田さくら祭り
↑桃園公園の入口。
↑通称「さくら通り」の1本隣りが商店街になっている。
人がたくさんいる理由は分かる。「前田さくら祭り」の会場がココに移動したから。
↑天候が良ければ屋外の「さくら通り」で開催されるはずだった「前田さくら祭り」。今年は雨天のため会場が商店街に変更となり、祭りの間は歩行者天国になるはずの道路も封鎖されず車両通行可能になっていた。
↑今年は開花が早すぎて、先週末くらいにはもう桜が散り始めていた。さくら祭りの頃に桜がないのは予測できてたろうとは思うけど、そんな簡単に開催日を変更なんて出来るはずもない。ずいぶん前から告知済みだし、交通規制の申請とかいろいろ大変だろうし。
しかも雨で会場変更になったり、今年のさくら祭りはいろいろと運がなかった。
↑歩道には露店が並んでいるが、お祭り会場が商店街に移動したのもあり閑散としていた。
昨年の前田さくら祭りは、天候こそ良かったのだが、桜は今年と逆でまだ開花していなかった。花のイベントは難しい。
生まれ変わったJR八幡駅
↑昔々、まだ私が大学生だった頃、この道路に路面電車が走ってた。廃線となり道路上から線路が撤去された後、「旧電車通り」と呼ばれていたのだが、今もそう呼んでいるのだろうか。
↑ゴールのJR八幡駅が見えてきた…のだが、あれ?
↑しばらく見ないうちに駅舎の雰囲気が変わった。前の駅舎をそれほど詳しくは記憶していないのだが、こんなに黒くはなかった。背も伸びている。
↑ネットで調べたら、2008年に新駅舎がオープンしたんだとか。駅前にはしばらく来てなかったから、全く知らなかった。
↑新駅舎の2階から上は立体駐車場になっていた。60分100円。今回停めた駐車場より安いじゃないか。なんてことだ…。次回からここを利用するようにしよう。
↑というわけで、ゴールのJR八幡駅に到着。
ウォーキング終了後に待ってた「地獄の峠道」
ウォーキングを終え、次の所用のため車で移動。北九州市で一番高い山、皿倉山の峠道がを車で走っていたら、標高が高くなるにつれて視界が白くなってきた。
ま、まさか、さっき降った雹が溶けてないのか!
↑桜が散った4月に北九州が銀世界!
驚き過ぎて写真を撮りながら絶句。ただでさえ雪が滅多に降らない北九州。しかも今は4月だ。天気予報でも晴れると言ってたから車で来たのに。
写真を撮った地点は、まだ積雪が少ない方だった。ここから更に峠道を上っていくと、雪の量がドンドン増えていく。運転していて怖かったので、スピードを落としてゆっくり上る。
前方を走っていた車は慣れない雪にビビってるのが一目瞭然。時速10キロほどの超低速でノロノロ進み、数秒ごとにブレーキを踏んでるから後続の車は余計に危ない。最後には下り坂の緩いカーブで強くブレーキを踏んだせいか、スリップして対向車線に滑っていく。
幸い対向車が来ず、大きな事故にはならなかったものの、すぐ後ろを走ってたので「事故に巻き込まれるなんて勘弁してくれ」と考え、しばらくバス停に停車させて待機した。
上の写真を撮った地点のすぐ横は北九州都市高速が通ってるのだけど、この時間帯「大谷~金剛」の区間が積雪のため通行止めになってた。まさに春の椿事。
まとめ
歩行時間は58分。歩行距離は5.44km。
コースマップには「約7km」と書いてたのに実際は6kmもなかったらしい。ウォーキング大会での過去最短距離。さすがにこれは短すぎる。物足りない。
雹と積雪は想定外だった(天気予報は晴れと言ってたのだから想定できるわけがない)。春先は天気も変わりやすいので、急な天候悪化などに備えてウォーキング大会に参加するのが吉だなと再認識させられた。