黒崎エリア、2014年秋の風景
今回のスタート地点、JR黒崎駅。
少し前まで廃墟同然だった黒崎駅横の元商業施設、コムシティ。
現在は八幡西区役所をはじめとする公共施設が移転してきたため、活気が戻ってきている。
黒崎駅を出発。黒崎井筒屋の方向へ進む。
線路を挟んだ反対側に黒崎バイパスが開通したため、以前に比べれば渋滞が緩和されたと言われている黒崎駅前の国道3号線。かつては八幡西区でもっとも渋滞のひどいポイントだった。
街並みの向こうには八幡のシンボル、皿倉山が見えている。皿倉山は八幡西区ではなく、お隣りの八幡東区にある。
春日神社の本殿に初めて行く
春日神社に到着。
「長崎街道歴史発見ウォーク」など、黒崎エリアを歩く他のウォーキング大会でも訪れたことのある春日神社。しかし、いつも鳥居の前までしか来たことがなかった。
今回初めて鳥居の奥へと進む。階段がけっこう長い。
春日神社の境内で初めて参拝した。
春日神社は「黒田神社」とも呼ばれ、黒田長政・黒田官兵衛親子や、その家臣団である黒田二十四騎の面々が祀られている。
長崎街道の宿場町「黒崎宿」を記念したお祭り
「くまで通り商店街」の入口。商店街そのものが江戸時代に長崎街道だった。
長崎街道関連のウォーキング大会ではいつも商店街の中を歩くのだが、今回はコースに含まれていなかった。
黒崎ひびしんホール(北九州市八幡西区岸の浦2丁目)。
祭りの特設ステージではキッズダンスのリハーサル中。観覧用の椅子も、露店もたくさん出ている。
「黒崎宿 秋のにぎわい祭り」という祭りが開催されるらしい。
ちなみに黒崎宿というのは、江戸時代に長崎街道があった頃、黒崎が宿場町だったから。
まだ祭りが始まる前なので、関係者が忙しそうにしてる以外に人はいない。
黒崎ひびしんホールのすぐ近くにある「曲里の松並木」。
ここもかつての長崎街道だったところで、歩行者専用道路として整備されている。
道路の両脇にある松並木は整備された際に植えられたもの。江戸時代の頃からあった松の木も現存はするのだが、大半が枯れてしまったらしく、現在は2本しか残っていない。
国道200号線に架かる歩道橋を渡って西方向へ。
穴生ドームには運動会の思い出が詰まっている
穴生ドームが見えてきた。
うちの長男が幼稚園に通っていた頃、ここ穴生ドームを貸し切っての運動会が開催された。
私と妻、私の両親、妻の両親、6人で観客席から子供の晴れ舞台を眺め、徒競走で1位を取った長男を見て6人で大号泣した思い出がある。
穴生ドームは多目的用途で利用できるドーム式グラウンドで、屋内テニスコートとしても有名。
軟式テニスの全国大会が開催された際、見物に来たこともある。前の会社でテニス部に所属してた頃、ここで何回か練習したこともあった。
大池公園(北九州市八幡西区鷹の巣2丁目)。子供たちが幼かった頃、この公園でよく遊ばせていた。
公園中央に赤いタコの遊具があって、「タコ公園」とも呼ばれてる。
黒田二十四騎の一人が再興した弘善寺
筑豊電鉄・穴生駅の横を通過。
弘善寺(北九州市八幡西区穴生2丁目)。
黒田長政の精鋭・黒田二十四騎の一人、井上九郎右衛門(井上之房)が再興したお寺で、お墓も境内にある。
「萩原一丁目」交差点。ここから徒歩数分の距離に筑豊電鉄・萩原駅がある。
萩原駅の周辺は映画『おっぱいバレー』のロケ地になった。映画撮影の当日、街全体の協力によりスムーズに撮影できたことを映画監督の羽住英一郎氏が絶賛している。
八幡西区役所の旧庁舎。区役所は2013年5月、黒崎駅横のコムシティに移転している。
その旧区役所跡地のすぐ前に建設され、今年9月13日にグランドオープンしたばかりのイオンタウン黒崎。
イオンモールではなくイオンタウンという名称からも分かる通り、店舗規模はそれほど大きくない。
井筒屋が経営するブックセンター・クエスト黒崎店。八幡西区で最も書籍在庫が多い書店。
長崎屋の黒崎店があったところ。長崎屋は2002年に閉店し、現在は立体駐車場が建っている。
かつて北九州ラーメンの名店と称された「唐そば」の店舗跡。
1999年に閉店し、現在は東京・渋谷で息子さんが同じ「唐そば」という店名で営業しているらしい。
黒田二十四騎の扮装集団に遭遇
黒崎駅に戻ってきた。駅デッキに上がるエスカレーター付近がまた工事中になってる。ここは来る度に工事している。
黒崎駅前の再開発やコムシティの復活により、黒崎も数年前に比べれば賑わってきた印象ではあるものの、ちょっと工事にお金をかけすぎな気もする。
珍しく黒崎駅前に大量の人混みが!と思ったら、甲冑を着た人たちの行列だった。祭りの企画か何かだろう。
どこかのテレビ局が行軍の様子を撮影していた。
黒崎駅でゴール受付を済ませ、ウォーキング終了。
黒崎井筒屋の入口前では、さきほど行進していた甲冑の集団がズラリと並んで椅子に座ってた。黒田二十四騎に扮しているのだろう。
一人ずつ二十四騎の武士名を叫んでいた。大河ドラマ『軍師官兵衛』を見ている人なら親近感を覚えたのかもしれない。私は見ていない。
今回のウォーキング、歩行時間は1時間28分。歩行距離は8.37km。