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「春のおえべっさん」若松恵比須神社の春季大祭は桜も満開

2022年4月5日

太平洋戦争の時代に設置された手押しポンプ

JR若松駅
JR若松駅(北九州市若松区白山1丁目)

今回のスタート&ゴール地点、JR若松駅。道路の向こう側から撮っている。

駅舎の写真を至近距離で撮るつもりが、駅前の信号が青になってしまい、次の青まで待つ忍耐力が無かったため急いで横断歩道を渡った結果である。

ウエル本町商店街
ウエル本町商店街

若松駅前から東に伸びる「ウエル本町商店街」を進む。

手押しポンプ
太平洋戦争期に設置された手押しポンプ

商店街には水の出る手押しポンプが幾つかあった。太平洋戦争があった頃に設置されたというから、相当年季が入っている。

サンリブ若松店
サンリブ若松店(北九州市若松区本町3丁目)

サンリブ若松店の横を通過して洞海湾へと向かう。

若松南海岸通りの風景は「北九州市の宝物」

洞海湾と皿倉山
洞海湾と皿倉山

若松区と戸畑区の間に広がる北九州市の内海、洞海湾。この一帯は港になっており、多くの船が停泊している。

向こう岸が戸畑区。正面に見える山は、夜景が有名な皿倉山(八幡東区)。

洞海湾と若戸大橋
若戸大橋に向かって若松南海岸通りを進む

洞海湾を眺めながら「若松南海岸通り」を東に進む。

正面には戸畑区と若松区を繋ぐ赤い架け橋「若戸大橋」。2022年2月、若戸大橋は国の重要文化財に指定された

旧ごんぞう小屋
旧ごんぞう小屋(北九州市若松区本町1丁目)

かつて石炭で大いに栄えた筑豊地方から運ばれてきた石炭を若松で大型船舶に積み替え、洞海湾、日本海、そして国内や海外へと輸送した時代の遺産として、石炭荷役の仲士の詰め所だった建物を模して作られた「旧ごんぞう小屋」。

石炭荷役の仲士を北九州地方では「ごんぞう」と呼んでいたらしい。方言なのかな。

若松南海岸通りのボードデッキ

若松南海岸通りには、複数箇所に広いボードデッキが設置されている。クリスマスシーズンにはイルミネーションが飾られ、一帯は観光客で賑わう。

ベンチに座ってゆっくり洞海湾を眺めるもヨシ。船舶が行き交う光景も風情があって良いし、夜には対岸の戸畑区の夜景もキレイ。海風のおかげで夏にはちょっとした避暑にもなる。

北九州のレトロは門司港だけではない

石炭会館
石炭会館(北九州市若松区本町1丁目)

北九州市でレトロな街並みといえば、北九州市門司区の「門司港レトロ」が観光名所として有名。しかし若松区の洞海湾に面したエリアも石炭で栄えた時代の面影を残すレトロな建物が幾つか建っている。

上の建物は「石炭会館」。クロワッサンが超有名な名店「三日月屋」の本店はここ石炭会館の1階にある。三日月屋は博多駅や福岡空港、昨年に全面改装したJR折尾駅にも出店している。

旧古河鉱業若松ビル
旧古河鉱業若松ビル

石炭会館のすぐ近くにある「旧古河鉱業若松ビル」。当初は老朽化により解体されるはずだったが、建物の保存を願う署名や寄付が多数寄せられたことにより、北九州市が保存活用を決定。

現在は多目的ホールや会議室として利用できる。実は私も家族全員でここを利用したことがある。

若戸渡船乗り場
若戸渡船乗り場(若松側)

北九州市営・若戸渡船の若松側乗り場。かつて若戸大橋がまだ存在しなかった頃、この渡船が戸畑と若松を繋ぐ唯一の交通手段だった。

現在も運行されており、歩道のない若戸大橋を通れない通勤通学客が利用している。自転車を載せることもできる。

過去に1度、若戸渡船に乗って戸畑区から若松区に移動するコース設定のウォーキング大会に参加した際、船に乗ったことがある。若戸大橋をいつもとは違う角度から眺めることが出来て、めちゃくちゃ楽しかった。

初めて若戸渡船に乗った時の様子
2013年無法松40kmウォーク・昨年の悔しさを糧に達成感を獲る

昨年に続き今年も「無法松ツーデーマーチ」40kmウォーキングに挑戦。昨年の失敗と屈辱を教訓として活かし、今年は自分でも驚くほどの好記録となりました。

若戸大橋
若戸大橋

遊歩道を歩き、若戸大橋の真下を通過。

以前は有料道路だった若戸大橋、そして同じく有料道路だった新若戸道路(若戸トンネル)は、2018年12月から通行が無料となっている。

若戸トンネルの開通記念ウォーキング
若戸トンネル開通記念ウォーキングに参加、洞海湾の海底を初めて歩く

2012年9月9日(日)。北九州市戸畑区と若松区を歩いてきました。夏季の中断期間が終わり、いよいよ秋シーズンが開幕。今回は開通を一週間後に控えた海底トンネル「若戸トンネル」を歩けるということで参加してきました。

桜もキレイな「若松えびす祭」春季大祭

わかちく史料館
わかちく史料館(北九州市若松区浜町1丁目)

若築建設の本社ビル内にある「わかちく史料館」。若松や洞海湾の歴史に関する写真や資料が展示されている。

若松港築港関連施設群の土木学会選奨土木遺産認定
土木学会選奨土木遺産に認定

若築建設ビルの入口横に、「若松港築港関連施設群」が土木学会選奨土木遺産に認定された(令和元年度)という紹介パネルがあった。よく分かってないのだが、めでたい。

若松恵比須神社の桜

若松恵比須神社の境内に咲く桜が顔を見せている。

若松恵比須神社
若松恵比須神社(北九州市若松区浜町1丁目)

若松恵比須神社の境内には露店が並んでいる。この日は「若松えびす祭」春期大祭の開催期間中。

地元の人から「おえべっさん」と呼ばれ親しまれている若松恵比須神社のお祭りは、春季大祭(4月初旬の3日間)、秋期大祭(12月初旬の3日間)、十日えびす祭(1月9日〜11日の3日間)と3回の期間で開催される。

若松恵比須神社本殿

全国どこでも「えびすさん」は商売繁盛の神様。今年の仕事運と金運を祈願してきた。

若松恵比須神社の参道
参道に並ぶ露店と桜並木

露店、桜、そして若戸大橋。良い風景。

若戸大橋下の遊歩道

若戸大橋の真下にある遊歩道を若松区役所方面へ。

大正町商店街北側
大正町商店街・北側入口

大正町商店街の北側入口。この商店街に来るのは初めてなのだが、中がものすごく暗くてビックリした。

大正町商店街

iPhoneの自動露出機能が効いているおかげで中は少し明るく撮影できたが、実際は暗かった。

大正町商店街南側

こちらが南側の入口。

今回は高塔山には登らない

セブンイレブン若松白山店付近
セブンイレブン若松白山店付近

高塔山(たかとうやま)が見えてきた。頂上にある展望台からの景色は実に素晴らしく、夜には若戸大橋を中心とした夜景がとにかく美しくて感動する。

頂上までは車でも行けるのだが、ウォーキング大会では当然ながら徒歩で山を登る。これまで何度も高塔山登山は体験したが、初めて登った時(=2012年6月)に過呼吸で失神しそうになった苦い思い出があるので、高塔山を見るといまだに緊張する。

今も忘れられない戦慄の出来事
初めての高塔山登山で無茶をした結果、過呼吸で死の恐怖を味わう

2012年6月17日(日)。北九州市若松区を歩いてきました。春~初夏シーズン最後の開催となった今大会。過去2回の高速ペースを維持しようと無理した結果、過呼吸による呼吸困難で死の恐怖を味わうハメになりました。

しかし幸いなことに、今回のウォーキングコース設定に高塔山登山は含まれていない

白山通り
登山しないはずなのに、白山通りを西へ

高塔山を登らなくてもいいはずなのに、いつもの登山ルートと同じく白山通りを進むよう誘導される。ダマされているのか。

白山神社
「地獄の上り坂」の開始地点

白山神社まで来てしまったじゃないか。

神社の鳥居の左に見える急勾配の坂が、高塔山登山の開始を告げる「地獄の上り坂」。坂を上った先には長い階段が続いている。

結局上るの? と狼狽したが、コース設定はここから左折になっていた。焦らすんじゃねえよ〜。

佐藤公園
佐藤公園(北九州市若松区山手町)

「地獄の上り坂」の手前にある佐藤公園の桜。

正保寺公園
正保寺公園(北九州市若松区白山1丁目)

高塔山を右手に見ながら平坦な道路をルンルン気分で歩いていると、左側にキレイな桜並木を発見。

正保寺公園という小さな公園だが、ここの桜はとても素晴らしかった。今回のコース設定を考えた関係者に心からの拍手を贈りたい。他のウォーキング参加者も皆が感嘆の声を上げていた。

火野葦平旧居 河伯洞
火野葦平旧居 河伯洞(北九州市若松区白山1丁目)

北九州市出身の芥川賞作家、火野葦平(ひのあしへい)が住んでいた旧居、河伯洞。

河伯洞という名前は、火野葦平が河童(かっぱ)を好きだったことから「河童の住む家」という意味で命名されたという。

ハローデイ若松店付近
ハローデイ若松店付近

それにしても、高塔山を登らないだけでこんなにもラクチンなのだなあ、とシミジミ歩く。

JR若松駅
JR若松駅に戻ってきた

シミジミ歩いていたら、いつの間にか若松駅に着いていたのでビックリした。まだ1時間しか歩いてないのにもう終わりなのか。

歩き足りないのでいっそのこと高塔山を登っちゃう? と一瞬思ったが、調子に乗った自分を戒めながら帰宅した。

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