8年ぶりの千早駅、周囲は相変わらず大都会
今回のスタート地点、JR千早駅。同じ構内に西鉄の千早駅もある。
千早駅に前回来たのは2015年9月。今回は約8年ぶりの訪問となる。
前日に歩いた新宮町も8年ぶりの散策だった。ここ数年、遠方のウォーキング大会は敬遠する傾向にあったが、2023年は歩く気力が満ちており、いろんなところに遠征して散策しようと思っている。
千早駅の西口には高層ビルがいくつも建っており、大都会の威厳を漂わせている。
鳥取出身の田舎者にしてみれば、こんなにも背の高いビル群を見せつけられると圧倒されるばかりである。
千早駅を出発し、高層ビル群の間を抜ける。
駅から200メートルほど離れると、高層ビル群は影も形もなくなり、大都会から普通の街並みへと変わっていく。落差に笑う。
ガーデンズ千早からイオンモール香椎浜へ
千早駅から西へ500メートルほど進んだところにある商業施設「ガーデンズ千早」。
早朝なので開店しておらず、入口ゲートは閉じられていた。
千早西小学校の前を通過。日曜なので校舎は静寂に包まれていた。
「香椎浜入口」交差点で右折。福岡都市高速の下をしばらく歩く。
イオンモール香椎浜が見えてきた。
福岡都市高速はイオンモール香椎浜の前で分岐する。
一方は東側に曲がり、都市高速1号線の終点・香椎東出口へと向かう。
もう一方は上の写真にある都市高速6号線。西側に弧を描きながらアイランドシティ出口へと向かう。
香椎浜の雄大な景色、何度見ても飽きない
香椎浜北公園にやって来た。ここは常にウォーキングやジョギングをしている人が複数いる。
健康意識の高い人々が暮らしていると分かる。自分もウォーキングをする身として、良い刺激をたくさんもらえる場所である。
これほどの雄大な景色を見ながら、毎日ウォーキングやジョギングをできる地元の人々が心底羨ましい。毎回ここに来るたびそう思う。
香椎浜の中央に架かる「あいたか橋」。ウォーキング大会のコースから外れていたので、当初は行く予定がなかった。
しかし後で気が変わり、行くことになる。
「御島(みしま)かたらい橋」を渡り、アイランドシティ(香椎照葉)へと入っていく。
初めて歩く香椎照葉・アイランドシティの北西部
日曜の早朝にもかかわらず、車の往来が多い。
アイランドシティが大いに発展したのはもちろんだが、海ノ中道エリアや志賀島へ行くための抜け道でもあるため、車が多いのだと想像する。
照葉小中学校。名前のとおり小学校と中学校が一緒になっており、グラウンドも体育館もかなり広かった。
アイランドシティ上空は、福岡空港へと向かう飛行機の通り道になっているらしい。今回ウォーキングをしている間もひっきりなしに飛行機が上空を飛んでいた。
なお、アイランドシティ中央公園から北側のエリアは今までほとんど来たことがなく、今回は知らない景色だらけで楽しかった。
「照葉小中学校前」交差点を左折して西側にしばらく進むと、巨大な施設が見えてきた。
正体は「福岡市総合体育館」。2018年12月に開館したという。
またしてもアイランドシティの発展を垣間見た。まだまだ今後も大きな施設が次々と出来ていくのかもしれない。
条例上の正式名称は「福岡市総合体育館」だが、ネーミングライツにより現在は「照葉積水ハウスアリーナ」という名称になっている。
アイランドシティの新しい商業施設「アイランドアイ」
照葉積水ハウスアリーナの横に、これまた大きな建物。
2020年3月27日にオープンした「アイランドアイ(island eye)」という複合商業施設。
売り場面積の広いスーパー「フードウェイ」をはじめ、飲食店、病院施設、免税店、歌劇場などが連なっている。
2階部分に上がってエリア内を見渡してみると、店員さんが開店準備をしている姿や、隣りのホテルでチェックアウトを済ませたらしき人が大きなスーツケースを持って歩く姿が見えた。
アイランドアイの隣りには「THE 358 SORA」というホテルがあった。
アイランドアイの開業から少し遅れ、ホテルは2020年11月25日に開業している。
この日は照葉積水ハウスアリーナで催されていたイベントの出演者が多数宿泊していたらしく、チェックアウトを終えた人々が徒歩で体育館まで移動していた。
香椎に来たからには「あいたか橋」を渡りたい
今回のウォーキング大会は、千早駅からガーデンズ千早を経由し、アイランドアイまで来て折り返し、復路も往路とまったく同じ道を歩いて千早駅まで帰るという、何の変化も面白味もないコース設定だった。
そんなコース設定のとおりに歩いても面白くないので、アイランドアイからの復路はテキトーに好きな道を歩き、ゴールは千早駅ではなく香椎駅にしよう、と前日に決めていた。
さて、香椎駅まで好き勝手に歩くのはいいが、どの道を歩こうか。少し考え、突然ひらめいた。
「そういえば、かしいかえん(香椎花園)は今どうなっているんだろう」
香椎駅方面に向かって南下を開始。アイランドシティは何度か歩いているので、ある程度の土地勘はついている。
途中にあったアイランドシティ中央公園は、広いし、キレイに整備されているし、ウォーキングするのにも最適な、とてもステキな公園。
ただ、公園内は前回訪問時(2021年11月)にたくさん歩いたので、今回はスルー。
一戸建て区画の中にある「照葉の森公園」を通る。
照葉の森公園を抜け、香椎浜が一望できる展望デッキに来た。ここの景色も毎回来るたびに感動する。
住宅街と香椎浜の間にある遊歩道を北へ。
この遊歩道もたくさんの人々がジョギングやウォーキングをしていた。
香椎浜の東西をつなぐ歩行者・自転車専用の橋「あいたか橋」。全長は430メートル。
当初はここに来るつもりがなかった。しかし香椎浜を見たからには、あいたか橋を歩かないわけにはいかない。
あいたか橋の上から北を眺める。遠くに和白エリアや雁ノ巣エリアが見えている。
閉園した香椎花園(かしいかえん)、2023年10月時点の様子
あいたか橋を渡り終え、上り坂を5分ほど歩くと、かつて「香椎花園(かしいかえん)」のあった場所に着く。
香椎花園は2021年12月30日をもって閉園した。前回アイランドシティを歩いた2021年11月末は香椎花園が閉園する直前の時期で、園内には多くの人々が集い、賑わっていたのを思い出す。
その際にきらびやかだった園内入口ゲート、閉園した現在は上の写真のとおり。
ゲートは閉じられ、「かしいかえん」の6文字が刻まれた丸いパネルは撤去されていた。
入口ゲート前の雑草もかなり背丈が高くなっている。
駐車場の入口は封鎖されておらず、中に入ることができた。
観覧車をはじめ、遊園施設は解体されて荒野と化している。ただし、荒野と化しているエリアはここだけだったようだ。
香椎花園の跡地を再利用する形で、2022年4月15日にアウトドア施設「かしいのはまビレッジ」がオープンしたらしい。
上の写真を撮ったエリアからもっと南へ進んだところは、キャンプ施設やドッグランなどが整備され、期間限定で活用されているとのこと。
今回、ウォーキングをしている途中で「そういえば、かしいかえん跡地はどうなった?」と思い付き、下調べなど何もせずに訪問したため、「かしいのはまビレッジ」がどこにあるのか知らず、そもそも存在すら知らなかった。
次に行った時は写真を撮るつもり。しかし期間限定営業らしいので、次に行った時はもう存在していないかもしれない。
西鉄貝塚線の電車に初めて乗ってみた
西鉄貝塚線・香椎花園前駅。
前日に新宮町をウォーキングした際、西鉄貝塚線の電車が目の前を通り過ぎていくのを眺めながら、ふと「西鉄の電車に乗ってみたいな」と思ったのをここで思い出した。
ということで、西鉄の電車に乗った。貝塚線に乗ったのは、もしかすると初めてかもしれない。
乗車したのは、西鉄香椎花園前駅からおとなりの西鉄香椎駅まで、たったの1駅だけ。所要3分、料金は170円。
前回2021年のウォーキングでは香椎花園前駅からJR香椎駅まで徒歩で移動したのだが、その時に歩いた道を電車の中からずっと眺め、懐かしんでいた。
確かあの時は、徒歩で20分と少々かかったはず。電車に乗ると3分。なんてラクなんだろう。
でも、このラクさに毎回すがるようではウォーキングなどできない。次は再び歩く。
西鉄香椎駅の東口からJR香椎駅までは徒歩移動。
スマホアプリによれば「徒歩5分」と書かれていたJR香椎駅。しかし2分で着いた。
電車の3分と合わせ、たったの5分でゴールに着いてしまった。歩けば20分かかるというのに。
最後でラクをしたのもあり、少し背徳感はあったものの、まあたまには電車もいいだろう。
歩行時間は2時間10分。歩行距離はジャスト9km。(いずれも電車乗車時を除く)