開始早々いきなり大きなナニ
今回のスタート地点、JR水巻駅。
スタートしてすぐの所にある伊豆神社(遠賀郡水巻町頃末北2丁目)。
境内には「逆立ち狛犬」の像。
「大変珍しい」と立て札に書かれてるが、同じ水巻町の河守神社にも逆立ちの狛犬像がある。直線距離で1kmちょっとくらい離れた場所だから、この辺りは逆さ狛犬が集中してるのかな。
ただ河守神社のとは違って、こちら伊豆神社の逆立ち狛犬は「子宝に恵まれる」と書かれてる。夏以降、3名の方から狛犬の恩恵をいただいたと連絡あった、と像に貼り紙がしてある。それは素晴らしい。
立て札の解説には「立派な男○」。触ると子宝に恵まれるらしい。
確かに立派だけど、見ていて恥ずかしくなった。
犬って安産の象徴でもあるし、戌(いぬ)の日に安産祈願のお詣り、我が家も行った。だから犬に安産の祈願をするのは全然不思議じゃない。
これを女性が触ってる姿、想像しようと思ったけど止めた。ウォーキングしよう。
ひたすらに遠賀川河川敷を芦屋町に向かって北上
伊豆神社から住宅街を抜け、遠賀川の堤防に沿って歩く。遠賀川の本流は堤防の向こう。写真に写ってるのは支流。
堤防を横断し、遠賀川河川敷に下りる。ここから先は延々と遠賀川を見ながら河川敷をひたすら歩く。
コスモスの最盛期は終わったが、まだチラホラと咲き残ってる。
航空ショーが早くも始まったらしく、上空を航空機が3つ、ものすごい爆音を轟かせながら飛び去っていく。
ときどき航空機が飛んでくる以外は延々と同じ川の景色。遠賀川河川敷は遊歩道も整備されていて歩くのに最適なのだけど、景色が変わり映えしないので飽きるのが難点。
今度は4機飛んできた。
今度は7機がフォーメーションを組んでの編隊飛行。かっこいい。
歩いても歩いても景色が変わらないので、実は前進してないんじゃないか、と錯覚を起こしそうになる。緑色の橋が少しずつ近付いてくるので錯覚ではないと悟る。
ようやく「遠賀川河口堰」がすぐ近くに見える位置まで来た。スタート地点のJR水巻駅からちょうど5kmの地点。
遠賀川河口堰を通過し、河川敷から堤防の上に進む。
堤防の上にある「遠賀川河口館」。直方にも似たような建物があったような。
今回初めて知ったこと。遠賀川河口堰って上が道になってて歩行者は歩けるのだ。ダムみたいな感じ。てっきり立入禁止な場所なのかと思ってた。
というわけで初めて遠賀川河口堰の上を歩く。北側に2つの橋が架かっていて、そこを越えると日本海。
南側、広い遠賀川の中心部。遠くにかすんで見える山の更に向こうがスタート地点だったJR水巻駅の付近。
航空自衛隊芦屋基地に初潜入
住宅街、そして商店街に入る。この道は芦屋海浜公園に向かうのと同じルート。
航空自衛隊芦屋基地。実は今まで芦屋基地の入口がどこにあるのか知らなかった。
初めて足を踏み入れる芦屋基地。入口を抜けてすぐ、航空機が展示されている。
航空祭会場と書かれた立て札。大勢の人々についていく形で坂道を上って奥に進む。この先で手荷物検査があった。
芦屋基地航空祭会場、と書かれたアーチ。
向こうには現役の航空機が見物できるみたい。しかしそれにしても、人の数がものすごい。
航空ショーで飛んでた機体なのかな。
でっかい輸送機。中に入って見物できるらしいのだけど、ものすごい行列ができてた。並ぶのはキライなのでスルー。
ブルーインパルス。午後1時過ぎからブルーインパルスの飛行ショーがあったのだけど、ショーの時間が来るまではこちらで地上展示されてた。
そのブルーインパルス前には人がワンサカ。
少しずつ移動してブルーインパルスの写真を撮りまくる。
ブルーインパルスだけでなく他の航空機も次々と滑走路から飛び立ったり、また着陸したりしてたらしいのだけど、なんせ人が多すぎて滑走路なんか見えやしない。早々にあきらめた。
格納庫内も見物できた。こうやって見るとカッコいい。
私は背が高いので群衆の背後からでも撮影が出来たのだけど、
実際には航空機の前にこんな感じの人だかり。小さい子供は最前列にもぐりこむか、肩車でもしてもらわない限り見えたもんじゃない。
中にはコクピットの中に乗り込むことができる機体もあったのだけど、当然ながら長蛇の列だった。
航空祭、初めて来たけどここまで人が多いのか、と圧倒されまくった。
ペトリオットミサイルの発射装置。昔は「パトリオット」と呼んでたはずだけど、今はペトリオットになってるみたい。どっちでもスペル同じだから気にしない。
芦屋基地の敷地、かなり広かった。「またお越し下さい」の文字。楽しかったんだけど、人が多すぎてツラかった。
筑豊ならでは、運転マナーの極悪さ
芦屋基地の入口へと向かう「正門町」交差点。
基地内の駐車場は関係車両だけしか入れなくなっていて、ここの交差点で警備員数名が「一般車両は入れません!!」と絶叫しつつ誘導してるのだけど、お構いなしに突進してくる一般車両が何台もいる。
中には誘導員の制止を完全無視して横をすり抜けようとし(どうせ正門で停められるってのに)、危うく誘導員をひきそうになるという場面を目撃した。悪質にも程がある。あれは警察に通報してもいいレベルだった。
ウォーキングコースは「正門町」交差点を直進して遠賀川河川敷に戻り、再び河川敷を延々とゴール近くまで直進するコース設定になっていたが、さすがに景色の変わらない河川敷を折り返すだけの単調なコースは飽きたので、違う道を行くことにした。
芦屋ボート。この日はボートレースが開催されない日だったらしいのだけど、駐車場はどこも満車状態。たぶん芦屋基地の航空祭のため臨時駐車場にしてたんだと思う。
その芦屋ボート駐車場入口、ここもまあ〜ヒドかった。「正門町」交差点よりもさらにヒドい。
満車だから1台も入れることができず、警備員が「満車です、入れません!」と叫んでるのだけど、ここでも無視する車が左折しようとする。警備員が制止してる隙を突いて今度は反対車線から右折で割り込もうとする。(注:上の写真の車ではない)
当然入れるわけがないので道をふさいでしまう。左折したかった車が割り込まれたので怒ってクラクション鳴らす。直進して芦屋基地方面に向かいたい車が邪魔されて進むことができず、窓を開けて怒鳴る。右折したい車も窓を開けて警備員に「どけやー!」と怒鳴る。
このガラの悪さ。芦屋基地といい、こちら芦屋ボートといい、警備員さんは命がけである。いつ車にひかれてもおかしくないような局面だらけ。無謀運転の車ばっかり。
芦屋基地の入口地点で既に渋滞が始まってたのに、芦屋ボート入口で大混乱してるものだから、ズラーっと大渋滞。
河川敷の変わり映えしない景色がイヤでこっちの道に来たのに、今度は進んでも進んでも大渋滞の車を見ながら歩くことになった。
ここの交差点もヒドかった。右折と左折と直進、それぞれの車が信号の色なんて関係なしに割り込んでいくものだから、1車線しかない道に3台が横並びとか。もうメチャクチャ。
芦屋基地の入口である「正門町」交差点から4km離れた「ゆめタウン遠賀店」の前。まだ渋滞は続いてる。
遂に国道3号線と合流する地点まで来たが、ここも国道から下りてくる車と直進しようとする車でクラクションの鳴らし合い。「入れろよ!」「割り込むんじゃねえよ!」と互いに譲らない。
5km近く渋滞しているのだけど、車に乗ってる人たちは5km先がどうなってるかなんて当然知るわけないから(私はずっと歩いてきたから知ってるんだけど)、忍耐力のある人はずーっと待ってたんだろうな。でも当分進まない。
普段なら15分くらいで行ける距離なのに、おそらく2時間か3時間くらいかかったかもしれない。
国道3号線の下を通過し、遠賀町役場の辺りまで渋滞は続いてた。ここまでヒドい渋滞だとは思わなかった。航空祭に車で行こうなんて考えたらダメだ。どこかから歩いて行くのが良い。
遠賀町役場。
景色を楽しむどころか、後半は大渋滞を延々と眺め続けることになり、ようやく車が少ない地点に来たと思ったら急に疲れがドッと出た。前方にJRの鉄橋。ゴールが近付いてきたと分かりホッとする。
JR遠賀川駅。ここでゴール。
遠賀川駅からJRに乗って帰った。列車が駅に到着すると、中から人がドドドッと大量に降りてきた。誰もが航空祭に行くと思われ、改札口を出て有料シャトルバスを待つ行列の最後尾に向かって行った。
遠賀川沿いの道路をシャトルバスが走るのであれば、おそらくそれほど渋滞もなく現地に到着できただろう。しかし、もしも大渋滞のことを知らずに芦屋ボート方面の道路にシャトルバスが入ってしまったら大変なことになってたと思う。簡単には脱出できないレベルの渋滞だったから。
今回の歩行総距離は15.71km。久々の長距離ウォーキングで、前日に約13km歩いたのもあって足がとても痛かった。