古賀市に来るのは初めてか
今回のスタート地点はJRししぶ駅。地名も駅名も知らなかった。2009年の3月から開業しているらしい。
古賀市を訪れたのは、もしかしたら今回が初めてかもしれない。車で古賀市を「通過」したことは何度もあるが、もちろん歩いたことなど過去にない。
駅前ロータリーに立つ謎の黒い物体。
鹿児島本線の線路に沿う道を歩く。
駅から東へしばらく進むと、ご覧のような多くの杭。何の工事現場?と最初思った。
みあけ史跡公園、と書いている。史跡だったのか。
古賀市は海に面した街だと気付く
鹿部山公園の入口。ここから階段と坂道をしばらく上るコースらしい。「普通の人で往復20分くらいかかります」と係員が参加者たちに伝えている。
まず階段。
階段が終わるとグネグネと上り坂。アスファルト舗装されてるので歩きにくくはない。
坂道を上り終えるとご覧のような素晴らしい景色が広がっている。海からの風がとても心地よい。雨だとこんな爽快な気分は味わえない。晴れて良かった。
高速道路や国道で古賀市を通過する時って、いつも「山の中」だったり「市街地」だったりするので、古賀市が「海に面している街」という認識がまったくなかった。今回この景色を見て「そっか、古賀市って海に面してるのか」と初めて気付いた。
しばらく景色を堪能してから歩行再開。さっき上った坂を今度は下る。
何かの工場、それから風力発電の装置らしきものも見える。
車と徒歩では風景が少し違う
市街地に復帰。往復で都合15分くらいだったかな。
古賀橋を渡る。
左には商業施設「グルメシティ」の駐車場、右は川。太陽の光が川の水面に反射して、目を細めないと前が見えないほどまぶしかった。
古賀市役所を通過。
国道3号線の「庄」という交差点。この写真は北の方角、北九州方面。
こっちは反対側の福岡市方面。車では何度も通っている道のはずなのだが、看板などに全然見覚えがない。車だと意識せずに通過してしまうからだろう。
空海さんが意外に大人げない
県道35号線の「古賀浄水場入口」交差点。
「快生館」が「性生活」に見えてしまったのは疲れていたからなのか。
閉店したラーメン屋。なんか見覚えある店舗の気もするが、気のせいか。古賀市のラーメン屋に来た記憶がない。
県道から右折すると一変して田園風景になった。この景色がしばらく続く。
須賀神社に到着。とても立派な楠の木が鳥居の横にドーンと立っていた。
弘法大師像。おもいっきり逆光になった。撮り直そう。
素朴な疑問が生じる。なぜこんなとこに弘法大師像? 弘法大師と福岡(古賀)って何か縁があるの?
現地では分からなかったのだけど、帰宅してからネットで調べたら面白い逸話があった。
平安時代にこの地を訪れた空海さん(弘法大師)。お腹が減ってしまい、川に架かる橋の上でどうしたものかと思案してたところに、目の前の川で一人の婆さんが大根を洗ってた。
「大根を分けてもらえませんか」と空海さんは頼むが、婆さんは拒否。それどころか空海さんに水をぶっかけたんだとか。ひどい。
それでもメゲず、どうか大根をくださいと懇願する空海さん。しかし婆さん聞く耳を持たない。それどころか空海さん目がけて石を投げた。狂ってる。
その石が空海さんの額に命中。そして空海さん流血。空海さん、さすがにキレた。
空海さんが何かを念じ、氣を発したその瞬間、川の水がすべて干し上がってしまったんだとか。
それ以降、その川は「大根川」と名付けられ、大根を洗う季節になると毎年、その川は水が干上がるようになったんだって。
婆さんも大概だけど、空海さんも意外に大人げない。
目立たないところにある石碑
薬師如来像板碑ってのが路地の奥にあった。たまたま右側を覗いて発見したけど、他の大多数のウォーキング参加者は立ち寄ることなく通過していった。誘導員も案内板もないから気付いてないのか。
これが板碑。すぐ前にガイドさんが立っていて、歴史的な価値とか、顔や腕が描かれてる位置とか、いろいろ詳細に解説してくださったのだけど、あまり時間の余裕がないので途中で退散。
太郎丸交差点。ローソンの駐車場で、左右確認をまったくしていない若い女性の運転する軽自動車に、参加者数名が危うく轢かれそうになった。
道路の幅が少しずつ広くなってきた。都心部に戻ってきてる感じ。
再び国道3号線を横断。この写真は久保石原交差点。
お祭り会場で迷子になる参加者が続出
この日は古賀市民のお祭り「まつり古賀」の日。メイン会場に到着。
メインステージ。すぐ横では、出番を終えたばかりと思われる子供たちが太鼓のバチを手にしながら笑顔で語り合っていた。
大群衆。例によって人混み大キライな私はサッサと退散しようと思ったが、どこ行けばいいか分からん。どこが出口で、どこがウォーキングコースの進路なのか、どこにも書いてない。
テキトーに歩いてたら道路に出た。明らかにウォーキング参加者と思われる格好をした人が数人いて、左右をキョロキョロ見ながら何かを話してた。私と同じく、どこに向かえばいいのか分からなかったのだろう。
コースマップをしばらく眺めて、なんとなく進んでたら正解だったみたい。地元の人ならともかく、省略したコースマップだけで誘導員もいない状態ではどこ行けばいいか分からないよ。
郵便局の交差点を左折。この一帯はお祭りの臨時駐車場になってたみたい。
ニビシ醤油の本社と工場。本社が古賀市にあるというのは知らなかった。
この建物は何だろう。
ゴールのJR古賀駅だった。初めて来たから駅だと分からなかった。緩いカーブを曲がり終えたらいきなり見えたので、えらく唐突にゴールしちゃった。
今回のコース全長は、10.4km。所要時間は1時間40分。