北九州市八幡東区にあったホテル「アクティブリゾーツ(Active Resorts )福岡八幡」。旧名称は「北九州八幡ロイヤルホテル」でした。
旧スペースワールド(現在はジ・アウトレット北九州)を見下ろせる高台に建っていたホテルですが、2022年9月末で閉館。その後に解体作業がおこなわれていました。
2023年12月現在、ホテル跡地がどうなったのか、現地に行ってきました。
ホテルがまだ建っていた頃の写真や解説などは別記事にまとめています。
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アクティブリゾーツ福岡八幡の跡地には何ができるのか
北九州市八幡東区、旧スペースワールドを見下ろせる高台に建っていたホテル「アクティブリゾーツ福岡八幡」。2022年9月末で閉館し、その後解体されたホテル跡地が現在どうなっているのか、現地に行って写真を撮ってきました。
解体工事が終わり、跡地はキレイな更地となった
ホテル跡地の道路を挟んで反対側、ジ・アウトレット北九州の前にある歩道から撮影した写真です。
前回訪問時(2023年8月)、ホテルの建物はすでに解体されていたものの工事はまだ継続中で、跡地の周囲には白い柵が設置されていました。
今回、柵がすべて撤去されているのが高台の下から見ても分かります。
前回訪問時、上の写真の場所には工事関係者のみが進入できるよう、ゲートが設置されていました。
今回、ゲートは撤去されていたもののロープが張られており、ホテル跡地が立入禁止であることは前回と変わりありません。
前回訪問時は白い柵で覆われており、跡地の中をうかがうことはできませんでした。
今回は白い柵がすべて撤去されていたので、跡地の様子が一望できます。
かなり生い茂っていた雑草もキレイに刈り取られ、土だけの更地へと変貌していました。
駐車場出入口の跡地。ここはロープではなく鎖で封鎖されており、やはり中に入ることはできません。
入口の脇にあった植栽も完全に撤去されていました。前回訪問時には残っていたホテルの看板も今はありません。
官営八幡製鐵所・本事務所(二代目)のレンガ塀が残されている
ホテル駐車場があった場所の南東に、古い塀が少しだけ残されているのが見えます。上の写真だと中央あたり。
ここは「八幡製鐵所二代目本事務所レンガ塀」という史跡だそうです。
ホテルが建設される前、この場所は八幡製鐵所の所有地であり、二代目の本事務所が建っていました。
二代目の本事務所は1991年(平成3年)に解体されたのですが、周囲を囲っていたレンガ塀の一部だけが現在も史跡として残っているようです。
二代目本事務所の写真は前回訪問時の記事に掲載しています。
「初代の本事務所」は別の場所に現在も残っており、2015年(平成27年)にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。
まだホテルが建っていた頃、このレンガ塀のあたりは周囲が植栽されており、すぐ近くには木も植えられていたので、パッと見た目には史跡だと分かりませんでした。
現在は植物も撤去され、レンガ塀だけがポツンと残された状態になっています。
ホテルの名残は完全に消えたのですが、その前に建っていた本事務所の名残が一部だけでも残っているというのは、なかなか不思議な感じがします。
ホテル跡地の東側(枝光公園下)からの眺め
今回は枝光エリアをウォーキングしていた流れで、枝光公園という公園のすぐ西側がホテル跡地だと知ったため、ウォーキングの途中でホテル跡地に寄り道した形となりました。
なので今までブログに登場したこともない、ホテル跡地の東側からの風景を写真に撮ることができました。
枝光公園はかなり標高の高い場所にあったため、ホテル跡地まで下りてくるのがメチャクチャ大変だったんですけどね。
ホテル跡地が今後どうなるのか、何が新たに建つのかなど、情報は現時点で入手できていません。
また何か分かれば現地の写真と共に紹介したいと思います。