北九州市内の他の区についてもお花見スポットを紹介しています。
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【2024年版】北九州市内にある桜の名所、お花見スポットまとめ
北九州市には桜の名所と呼ばれるお花見スポットが多数あります。市内7つの区でそれぞれおすすめの桜の名所を写真付きで紹介した記事のまとめ、見どころなどを紹介しています。すべて実際に現地を訪問し、筆者が撮影した桜の写真を掲載しています。
響灘緑地 グリーンパーク
北九州市若松区の北にある都市公園施設「響灘緑地 グリーンパーク」。
ここは1991年に地方博覧会「全国都市緑化フェア・グリーンルネッサンス北九州」の会場としてオープン。翌年の1992年にグリーンパークとして再構築され開園しました。
グリーンパークとなってからも、ここにはよく来ています。子供たちを何度も連れてきました。子供が遊ぶには十分すぎる広さと設備を誇る公園です。
入園料は、一般150円、小中学生は70円。上の写真にある「南ゲート」の他に、「北ゲート」という入口もあります。今回は南ゲートから中に入ってみました。
南ゲートから入場した場合、入ってすぐのところにトンネルがあります。トンネルを抜けることで大芝生広場に行けます。
大芝生広場の外周に通路があり、沿うように桜が咲いています。本数はそれほど多くありません。
大芝生広場の東端にあるポニー広場は桜が密集していてキレイでした。
屋外ステージ東側。桜の周囲ではお花見をしている人がたくさんいました。
屋外ステージ西側の桜もキレイでした。
とにかく広い大芝生広場は、多くの子供たちが球技に興じたり走り回ったり、悠々と遊べるスペースです。走って転んでも芝生が柔らかいので痛くない。
さらには近年、「世界最長のブランコ」「空中冒険遊具あみ~ご!」など、魅力的な大型遊具が次々と追加されています。子供たちにはますます楽しい公園となりそうです。
なお、園内にはローズガーデンというバラ園があり、グリーンパークはバラの名所としても有名です。
春(5月初旬〜6月初旬)と秋(10月中旬〜11月中旬)の年2回、ローズガーデンでは「バラフェア」というフラワーイベントが開催されます。
2024年度の「グリーンパーク・春のバラフェア」は、5月11日(土)から6月9日(日)までの期間で開催されました。
2024年度の「グリーンパーク・秋のバラフェア」は、10月15日から11月15日までの期間で開催されました。
グリーンパークは大人も子供も楽しめる都市公園施設ですが、桜の名所という意味では正直、物足りなさが否めません。
桜の名所は、グリーンパークの園内というよりは、むしろ園の外側にあります。
上の写真はグリーンパーク南ゲートのすぐ近くにある遊具広場なのですが、大量の桜が咲き乱れていました。ここは園の外、つまり入園料を払わなくてもお花見ができます。
もちろん園内にも桜は咲いていますが、桜を見たいだけであれば園の外のほうが豪華かもしれません。
グリーンパーク周辺は歩道が整備されており、貯水池の周囲に散策路があります。南ゲート駐車場近くにはサイクリングターミナルがあり、自転車をレンタルして周囲の散策路を周遊することもできます。
私もウォーキング大会で何度かグリーンパーク周囲の散策路を歩いたことがあります。自然がたくさんあり景色も素晴らしいのですが、けっこう距離があるので、自転車で周遊するのが良いかもしれません。
サイクリングコースの地図など詳細はグリーンパーク公式サイトにてご確認ください。
サイクリングコースは、園内とは比較にならない大量の桜が咲いています。豪華絢爛という言葉がピッタリ当てはまるほど。
桜の季節にグリーンパーク周辺を散策やサイクリングするのはオススメです。お花見と運動でとても満足できると思います。
響灘緑地 グリーンパークの地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市若松区竹並1006
電車 | △ | 駅から徒歩1時間少々 |
バス | △ | バス停から遠く本数も少ない |
車 | ◎ | 駐車場はとても広い |
北ゲート、南ゲートの双方に広い駐車場あり
グリーンパークへのアクセスで、もっともオススメなのは車です。車以外の選択肢はないと言ったほうがいいかもしれません。
高速道路を利用してグリーンパークに車で行く場合、最寄りのインターチェンジは「北九州都市高速・戸畑IC」です。
戸畑ICから「若戸トンネル」に進み、トンネル出口からグリーンパーク南ゲートまでは車で16分。
若戸トンネルではなく、若戸大橋を渡るコースでもOKです。トンネルを経由するほうが少しだけ近いです。
若戸大橋と若戸トンネルはどちらも以前まで有料道路でしたが、2018年12月から無料化されています。
グリーンパークには南ゲートと北ゲートがあり、どちらにも広い駐車場があります。繁忙期には臨時駐車場も開放されるため、かなりの台数が駐車できます。
駐車料金は南ゲート・北ゲートともに、普通車300円、中・大型車は1,000円です。
若戸トンネル・若戸大橋側から西へ進み、「若松発電所前」交差点から分岐します。直進すれば北ゲート、左折すれば南ゲートに行けます。
今回は直進方面が大渋滞していたので北ゲートには行かず、南ゲートに向かいました。結果的に大量の桜を眺めながらのドライブができたので正解でした。
JR二島駅から徒歩で1時間以上かかる
鉄道で行く場合、グリーンパークの最寄り駅は「JR二島(ふたじま)駅」です。
二島駅からグリーンパークまで徒歩で移動するとなると、1時間以上は軽くかかります。私もウォーキング大会で実際にこのコースを歩いたことがあります。
ウォーキングを兼ねてのグリーンパーク訪問であったり、健脚自慢の方であれば徒歩移動でも問題はありません。そうでないなら徒歩移動は辞めておきましょう。
西鉄バスではなく北九州市営バスが運行している
バスで行く場合、西鉄バスではなく北九州市営バスの路線を利用することになります。運行本数はそれほど多くありません。
JR二島駅の前、道路の反対側に市営バスの「二島駅」バス停があります。ここから乗車し「響灘緑地入口」バス停で下車。ここまでバスで12分です。
さらに「響灘緑地入口」バス停からグリーンパーク入口までは歩いて移動しなければなりません。徒歩で15分ほどかかります。つまり、バス停から公園入口までも大変遠いのです。
桜の季節はバス停から南ゲート入口までの道路脇にも延々と桜並木が続いているので、景色はとても良いんですけどね。でも遠いです。
高塔山公園
「⽇本新三大夜景都市」において、北九州市は2018年に3位、2022年には1位に選ばれました。
北九州市には多くの夜景スポットがあります。その中でも「山頂から眺める夜景」では八幡東区・皿倉山と匹敵するほど人気のあるスポットが、若松区の高塔山公園です。
高塔山公園は公園内の広場や周辺の散策路に多くの桜が咲き、お花見スポットとしても有名です。
夜景を眺められる展望台のすぐ隣りにある芝生広場には、桜が広場を囲むように咲いています。
芝生広場にはレジャーシートを広げてお花見をしているグループがいくつも見られました。
展望台へと向かう通路や階段の脇にも多数の桜が咲いています。
せっかく高塔山に来たのだから、桜を愛でるだけではなく、高塔山展望台の眼下に広がる絶景も見ておかなければなりません。
展望台から見える眺めの中央に鎮座するのは、2022年2月に国の重要文化財に指定された若戸大橋。
その手前に若松区、そして向こう側には戸畑区。2つの区を分けているのが内海の洞海湾(どうかいわん)。夜には夜景も楽しめます。
さらにこのシーズンは風景の中に桜も混じるのですから、お腹いっぱいになれます。
展望台の東側には若戸大橋などの風景が広がっているのですが、視線を北側に転じると、若松区の響灘にある工業地帯、そして遠くには若松北緑地の風力発電装置である風車が見えます。
若松北緑地の風車は2003年3月から運転を開始し、いろんなCMや映画にも登場するなど、若松区の新たな観光名所となりました。
ただ残念なことに、響灘北緑地の風車は2024年3月までに全て撤去されることが正式に発表されました。
新たに大規模な風力発電装置が海の上に建設され、2025年度に運転開始となるそうです。
桜の季節は展望台から後ろを振り返り、芝生広場を見下ろしてみるのもいいですよ。上の写真のような、春限定の特典風景が見られます。
高塔山公園の地図・アクセス・おすすめの行き方
【住所】北九州市若松区修多羅804
電車 | △ | 登山する必要あり |
バス | △ | 本数が少ない |
車 | ◎ | 芝生広場の近くに駐車場 |
芝生広場のすぐ近くに駐車場
高塔山公園のアクセスで、もっともオススメなのは車です。「車の1択」と言ってもいいです。
高塔山公園の頂上に車で到着し、芝生広場の周囲をグルリと回って西側に進むと、すぐ近くに第1駐車場があります。60台から70台ほど駐車できます。
第1駐車場からさらに奥へと進むと、第2駐車場、第3駐車場もあります。
JR若松駅から40分前後、ただし登山あり
鉄道で高塔山に行く場合、最寄り駅は「JR若松駅」です。
JR若松駅から高塔山公園までは徒歩で40分ほど。高塔「山」というくらいですから、後半は登山になります。
昔は高塔山に上る道路がとても狭く、車両と歩行者の両方にとって危険な道でした。
しかし最近は拡張工事が進み、かなり広い道路となりました。車両も歩行者も以前よりは安心安全に上ることができます。
2023年4月現在、山頂に近い一部区間は工事が完了していません。道幅の狭い区間がまだ残っているため、車で行く場合・登山する場合、どちらもご注意ください。
JR若松駅から高塔山公園まで徒歩で移動するのは、よほど健脚の方でなければオススメしません。かなりハードです。
私自身、初めて高塔山を登った時は過呼吸となってしまい、冗談ではなく本当に死ぬかと思いました。初めて歩く方は慌てることなく自分のペースでゆっくり登りましょう。
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初めての高塔山登山で無茶をした結果、過呼吸で死の恐怖を味わう
2012年6月17日(日)。北九州市若松区を歩いてきました。春~初夏シーズン最後の開催となった今大会。過去2回の高速ペースを維持しようと無理した結果、過呼吸による呼吸困難で死の恐怖を味わうハメになりました。
北九州市営バスがあるけれど、おすすめはしない
バスで高塔山公園に行く場合、JR若松駅の道路を挟んで反対側に若松市民会館という建物があり、「若松市民会館前」バス停があります。西鉄バスではなく北九州市営バスが運行しています。
高塔山の近くには「畑谷町1号公園」というバス停があります。若松市民会館前バス停から畑谷町1号公園バス停までは所要15分ほど。
この路線は10人ほどが乗れるワゴン車で運行しているらしく、運行本数もそれほど多くありません。観光用というよりは近隣住民の方々の「生活の足」として運行されているのだと思います。
加えて、畑谷町1号公園バス停から高塔山芝生広場までは遠く、坂道を歩いて上る必要があります。時間にして徒歩10分ほど。
帰りもバスでとなった場合、運行本数が少ないのでバスがあるかどうかは分かりません。
バスで高塔山まで行く方法はあまりおすすめしません。
バス情報に関する補足
注意
バス情報は2023年4月時点のものです。西鉄バスのダイヤ改正などにより、所要時間・運賃・行先番号・バス停などの情報は変更される場合があります。